497: ひゅうが :2019/02/13(水) 21:22:42 HOST:i114-190-112-36.s41.a038.ap.plala.or.jp
ヤル研/神廠砲熕部(逸糸工作部) 試製S砲

砲口径:660ミリ
砲全長:34321ミリ(34.32メートル)52口径砲(45口径+7口径)
砲身重量:522トン
線条:26口径/1回転
徹甲弾:4320キログラム(一式徹甲弾=米国SSHS仕様)初速:毎秒1530メートル(通常弾仕様)
スクラムジェット弾:5229キログラム(弾頭部スペシウム電子励起実体弾2.5トン) 砲弾最高速度:毎秒3980メートル(終末速度)
AGS弾:4580キログラム(弾頭部スペシウム電子励起実体弾2.5トン) 砲弾最高速度:毎秒2200メートル(加速時最大)
装薬:ドデカニトロヘキサプリズマン系+電子励起爆薬 最大952キログラム(対宙砲撃用強装薬時)

砲口加速器:常温超伝導体+斥力場コンデンサ式加速器(全長450ミリ+空間ジャイロ式砲口安定器12ミリ)



【解説】――神崎島海軍工廠の中でもとりわけマッドといわれる砲熕部とヤル研が共同開発した「次世代戦艦用新型主砲」
従来型の船としての運用限界を考慮し基準排水量35万トン級(姫級拡大型や金剛型改二型の理論上の運用困難域といわれた。当面は陸上運用を予定)に搭載可能な主砲としての最大値を目指して開発中の艦載砲に、ヤルバーン由来技術を付与することによって砲としての運用性を大幅に向上させた「次世代型の艦砲」である

主砲砲身については無重力環境下での多元素結晶化を前提としたいわゆる「シドニウム」をカーボンナノチューブで緊縛したもの
これに、砲口を三次元時空間の一点に固定しつつ艦本体の有り余る電力で安定化・追加加速する加速器を追加することで、発射時のみそすり運動を最低限にまですることを可能とした
いわば、複合火薬電磁加速式砲ともいえる
反動を空間ジャイロをもって受け流しつつ回生ブレーキのようにエネルギー転換することが可能となったことに加え、装薬にヤルバーン提供の化学反応式における最強炸薬と縮退物質であるスペシウム同位体に外部からエネルギーを投入することで理論上はいくらでも砲弾の加速が可能となっている
ただし砲弾の構造限界から当面はマッハ10前後を運用限界としており、砲弾そのものを超ウラン安定元素スペシウムの準安定状態化済み核異性体とすることにより威力の可変化を可能とした
そのためエネルギー供給元となる核融合炉ないしは縮退炉の出力次第で、通常の砲弾からキロトン級以上の戦術弾頭までのエネルギー投与が可能である

なおこの威力可変化は機密とされ、表向きは「タングステン・レニウム弾芯超高速徹甲弾」として公表された
これだけでも地球上に存在するあらゆる火砲よりも強力であり、対抗可能なのはエイブラハム・リンカーン級やロイヤル・サブリン級に搭載されているメガワット級レーザーか、カグヤ型護衛艦などの光学・粒子兵器のみである


…というのは建前である
実際は、不明なメロンと不明なピンク髪工作艦が「対敵対勢力用の抑止兵器」として陸上砲台での運用を前提として開発した対艦・対空両用の、いわば「見かけ倒し用」の巨砲となる
本砲に加えて製造された3連装砲塔と、口径72センチ連装砲「試製T砲」の存在によって、反神崎島勢力の建造する戦艦や戦略兵器に対する抑止力たることを期待され、実際その役割を果たすことができた
「いざとなれば50万トンどころか100万トン級戦艦の建造も可能」という盛大なブラフは、海軍力の整備を本格化させたばかりの一部国家を震え上がらせることになった――のだが、実のところ万々歳とはならなかった
砲兵器の製造技術の極北と現代技術の融合という悪ノリをした技術的成果が注目されたうえ、「複合装甲で身を鎧った戦艦を安価に提供されその戦術的な存在感による戦略的効果に舞い上がっていたDARPAをはじめとする諸国が間違った解釈をしてしまった」のである

すなわち

「いいなこの砲積んだ艦」と

これには、さすがの神崎島統合幕僚監部を統べる女傑こと大淀も頭を抱え、公式非公式、政府非政府を問わない各所から寄せられる要望をしばらくさばききるのに全力を尽くさざるを得なかったという
なお、建造費用激低どころかほとんどタダであることからヤル研や発達過程文明の技術成果に興味津々のヤルバーンおよび、砲を製作した某頭の中までピンクに染まった戦艦キチ○イ工作艦と神崎島北部のキチ○イの巣窟であるところの神廠砲熕部(逸糸工作部)は「先っちょ!先っちょだけ!」といいつつ試験艦の建造を画策しているという…

この件について、統合幕僚監部参謀をつとめるロバート・マクナマラ妖精さんと技術部のフィッシャー妖精さん、金田秀太郎妖精さんや平賀譲妖精さんらは

「「「みんな巨大で強い戦艦が大好きだからね。しかたがないね」」」

との満面の笑みの中でのコメントを残している

498: ひゅうが :2019/02/13(水) 21:23:12 HOST:i114-190-112-36.s41.a038.ap.plala.or.jp
以上。むしゃくしゃしてやった。反省はしている。だが後悔はしていない

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最終更新:2019年02月16日 00:26