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銀河連合日本×神崎島 小ネタ 神崎島諸都市の光景その1


「ダーリン、今スレ違ッタパゴット大尉達ガ乗ッテタゴンドラデ歌ッテタノナンダ?」

「確か舟歌、カンツォーネだったか?昔習ったサンタ・ルチアだと思うが…。」

「ふふ、正解です、宜しければ一曲如何ですか?」

「お!ぜひお願いします。」

「シカシコノデカイ猫、イツマデゴンドラニ乗ッテルンダ?」

降井市観光中の多川夫妻



「清掃の行き届いてる街だな。」

「あの日系の女性一人で路地裏から出てきたぞ。」

「それだけこの街が安全ということだろう。」

「カモッラはいないらしいな。」

「…故郷と似てる分切ない。」

観光で降井市を訪れた戦艦視察の為に来島していたイタリア海軍、政府関係者



「いやあ旦那が自衛隊員で良かったわあ!」

「海外旅行とかは無理だからなあ。ここなら国内扱いで旅行出来るからな。」

「しかしどう見てもパリなんだけど(汗)。」

「美加、ここは一応日本国内扱いだぞ。日本語通じるし、円も使えるからな。」

「じゃあまずはノートルダム大聖堂見たい!」

「ノートルダムじゃなくて聖母マリア大聖堂だぞ(汗)。」

「意味合い的にはそんなに違わない筈だけど?」

岩麗市にてせめて海外旅行の気分をと家族サービスで神崎島旅行中の大見一家



「パリだな。」

「パリだね。」

「キモノ着たフランス人やなんか違う日本人像のフランス人いるけどそれを含め自由だな。」

「なんだろう、こう歴史で習った両方の大戦前の華やかな文化のパリを混ぜた的な?」

「実際のパリだと文化盗用とか騒がれそうだな。」

「自由・平等・博愛の国とは一体?」

交流のために岩麗市を訪れた神崎島に寄港中のフランス海軍艦艇の乗組員



「くぅーこんだけ色んなビール飲めるなんて!!お姉ちゃんありがとー!」

「よく聞くが何故皆私をお姉ちゃんと呼ぶのか?しかしリビリィ、随分と飲んでいるが大丈夫なのか?」

「あたしらは体内のナノマシンがアルコール即分解しちまうから酔ってきたらナノマシン働かせりゃイチコロさ。」

『ちょび髭!また新見市改造計画出しやがったな!?』

『何故ゲルマニア改造計画の邪魔をする!この素晴らしさが分からんのか!?筆髭!!』

「またやってる…。」

「ハハハ。」

新見市のオクトーバーフェストに参加しているリビリィと空軍大尉妖精

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「魚を使ったレバークネーデル・ズッペ(レバーを含んだ肉団子のスープ)か…。」

「こっちのスープに入ったマウルタッシェ(ひき肉と野菜をパスタ生地で包んだ物)はイワシを使っているそうだ。」

「「……。」」

「そういや住んでる所はどうだ?」

「通りの名前がゾフィーン通りなんだが、同じなんだよ。」

「何がだ。」

「前に写真で見た戦火で灰になる前の故郷のドレスデンのゾフィーン通りと一緒なんだよ…。聖母教会も継ぎ接ぎじゃないし街の尖塔も残ってるんだ…。」

「全てが消える前のドイツ…か…。」

新見市在住のドイツ出身の君島重工戦車技術者達の町中の食堂での会話



「この大木なら寺社仏閣用に行けるな…。」

「ここら辺の木は全て日本への輸出に回しても良いそうです。」

「おい…、ここらへんのって全部樹齢二、三百年超えそうなのばっかりだぞ!?」

「多分一年もあればまた生えてくるとか、ここいら人がいないから年輪ならぬ日輪が365日分が出来るそうです(汗)。」

「( ゚д゚)」

堤森市に取引に来た本土の木材業者の上司と部下



「基地の周囲、デモ隊も市民団体もいないから静かだな。」

「基地に隣接した住宅地はないし、ある家もまばらだからな。まあ、あるのは沖縄の昔ながらの家屋だが。」

「沖縄も本来こんな感じになっていた筈なのかもな。」

「やるせねえ…。」

訓練のため堤森航空基地に来た空自自衛官と米空軍士官



『さあ皆様まもなくここ茂那須ドームで神崎島オールスターとニューヨークヤンキースの交流試合が開始されようとしています。』

「売り子さんビール二つ!」

「ありがとうございます!」

「ほれホットドッグ買って来たぞ。」

「Thankyou!お前の何だそれ?コーンドッグか?」

「いやアメリカンドッグとかいうものらしい。コーンミールじゃなく小麦粉使ってるんだとよ。」

『神崎島オールスター先発、逸糸レッドベアーズのヴィクトル・スタルヒンがマウンドに上がります。』

『昨年の全米覇者のヤンキース打線にどの様に挑むのかが楽しみですね。』

「お!ヤンキース頑張れー!」

茂那須市のドーム球場でラジオ実況を聞きながら野球観戦をする米海軍軍人



「しかしこの島はよく分かりませんね。」

「キャデラックに乗った60年代のファッションの若者の隣に20年代風のフラッパーな女性が座っているとか意味わからないだろ。常識的に考えて。」

「明らかに時代が違いすぎます。それに加えて戦前の様な街並みと現代の都市が入り混じっている。」

「でも自分はこの雰囲気は嫌いじゃありません、艦長。皆前を向いている、今の合衆国じゃ見られませんね。」

「私もですよ。しかし、どこか懐かしい感じがしますねえ。」

茂那須市に到着した米海軍艦艇の艦長と軍曹

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最終更新:2019年07月09日 10:01