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銀河連合日本×神崎島 小ネタ 神崎島諸都市の光景その2


二「たまにはこんな所もいいですね。」

ヴェ「そうですねファーダニトベ。」

神「それは良かった!ここならマスコミも来ませんからね。」

ジ「メガロポリスの足元をメックが走り立体モニターが映され、片隅の屋台ではケイジャンや中華のジャンクフードが売られる。昔見ていたサイバーパンクだな。」

ゲ「しかしここは企業の支配するデストピアではない。実際は我々がこうして場末の屋台でSakeを呷る方が余程創作みたいだがな。」

緋洲市の片隅の中華やらケイジャンやら書かれた提灯の屋台で行われる日ヤ米露首脳を招いた神崎提督主催の親睦会



「この工廠どう見てもワシントン海軍工廠…。」

「あっちの造船所はロングビーチ海軍造船所…。」

「ピカニティー造兵廠ぽいのもあったぞ…。」

「その国の特徴が出る都市があるとは聞いたが、まさかアメリカ全軍の工廠や造船所の能力あるとか言わないよな?(震え)」

「「「あー…。」」」

緋洲市の工廠施設を見学に来たアメリカ軍関係者



「おお!いっぱいなっとるな!」

「まさか何回も収穫できるとはね。」

ナレーション:黄金色の稲穂の揺れる辺勢田D○SH村は本年二回目の米の収穫時期を迎えていた。

「めえ~~(あの人達も変わらんなあ)。」

ナレーション:それを横目に近所の農家から迎えられた八木橋MarkⅡは田んぼの脇で草を食べている。

辺勢田市で行われている某番組のロケ



「鎮守の森に田んぼとはなあ。」

「教会を中心とした農村もあるぞ。」

「俺が行ったとこ昔行ったイタリアの田舎ぽかったぞ。」

「ワタシの方は本で見たフランス国南部のブドウ畑みたいデシタ。」

「俺の方、神社の周辺がヨーロッパの農村だったぞ…。」

「どういうことなの…?」

神崎島の地方自治体調査の為に辺勢田市を訪れた日本・ヤルバーン調査団

798: 635 :2019/07/09(火) 07:27:16 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp


「マサトサン、カッコイイ…。」

「良くお似合いですよ、お客様。羊の飼育から縫製、仕立てまで鐘谷市内で全て行っている自慢の品ですよ。」

「フェルー、これ高いんじゃないか?」

「マサトサンをカッコよくするためなら努力は惜しみマセン!シカシ、流石カレーとパンジャンドラムを生み出した国の人デス。」

「基準そこなの!?」

鐘谷市内の老舗の紳士服店にて旦那の仕事着を購入する柏木夫妻、なお資金源は嫁さんの軍人初任給



「おーい、そこらの屋台でフィッシュアンドチップス売ってたから何軒かの買ってきたぞ。」

「フィッシュアンドチップスの屋台、ブリテンじゃ少なくなってるんだがな。」

「「「……。」」」

「ウマイ。」

「このフィッシュアンドチップスの魚をチャイニーズ達は狙ってる訳か…。」

「……やつらタラ戦争を望むのか?」

「食事は大事だからな。日本や神崎島も引けないわな。」

「俺達にとっての紅茶が日本人の食だろうに…。」

なんか色々納得した鐘谷市を訪れた親善訪問の為に来島した英国海軍軍人達



「いやいやいやどれだけ大砲があるんだ!?」

「ロシアは砲火力の申し子ではあるが(汗)。」

「これは305mm榴弾砲!?」

「でけえなおい!」

「それがこの逸糸工作部の存在意義ですから!」(ドヤア)

「当時そのままのカチューシャを始めロケットもありますぞ!」

逸糸市に存在する逸糸工作部を見学した陸自特科士官の反応



「これがクレムリか…。」

「まんまモスクワのクレムリンぽいなあ。」

「ロシア正教の教会もあるのか。」

「他の都市じゃ英国国教会やローマカトリックの教会もあるからなあ。」

「早く渡航の自由化して欲しいものだ。ドル箱間違いなしだぞ。」

「国内のアカンのどうにかしなきゃ無理じゃね?」

「「「はあ…。」」」

日本政府主導、一般公募神崎島親善旅行の調査のため逸糸市を訪れた旅行会社の社員たち

799: 635 :2019/07/09(火) 07:28:10 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp
以上になります。
転載はご自由にどうぞ!

806: 635 :2019/07/09(火) 22:27:34 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp
スレ返しではないですが自分が持つ神崎島のイメージを

日本人にとっては「南洋幻想」、南洋冒険物語への懐古、漠然と日本人が持つ「暖かく、未知の発見と出会いのある、ロマンチックなユートピア」のイメージと共に戦前の大正ロマン、昭和モダンに加えて戦後高度経済成長期の昭和レトロが同居するノスタルジアな感じがするのでしょう。

ヨーロッパの人々にとっては自分達の祖国の古き良き時代、戦争の惨禍なしに未だ続いていたとしたら?というイメージと共にその神秘的な状態から19世紀に流行し未だその残照が欧州の人々の心に残る神秘思想の中のシャンバラやアガルタ、シャングリ・ラに重なり、自分たちの祖先の神話の理想郷、エリュシオンやティル・ナ・ノーグとも同一視して感傷を覚えるのではないでしょうか。

ティ連にとって神崎島は自分たちに繋がる想像可能な発達過程文明現代の地球ではなくそれ以前、自分たちが得るはずだった昨日であり、人より進んだ電子の頭脳は未だ遠く、原子の火が力となる前、未熟な真空管と正確でない機械の計算機を助けに油と鉄を纏い人の力が全てを決めた可能性の時代の象徴でしょう。
トーラルの助けがなければ生きられなかったティエルクマスカにとって自分の力で成すということがどれほど眩しく映ったことか。

自分達が先に進む為に捨て去ったもの、置いていかざる得なかったもの、そんなノスタルジックで夢と希望に溢れていた時代の残り香が漂い、艦娘、妖精といった自分たちが知らないものが未だ眠る南洋の宝島、島外の人々にとって神崎島はそんなイメージなのではないかなあと思います。

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最終更新:2019年07月14日 11:15