チャド・メレディス・ハーリー
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チャド・メレディス・ハーリー(Chad Meredith Hurley,1977年- )はYouTube社の創立者の一人で、元CEO。シリコングラフィックスやネットスケープコミュニケーションズの創業者であるジム・クラークは岳父。
来歴
父は財政顧問官、母は高校教師。ペンシルベニア州近郊で育つ。幼少時から芸術に対する強い関心を示し、1995年に Twin Valley High School を卒業後、ペンシルベニア州立インディアナ大学でファインアートの学士号を取得。卒業後カリフォルニアへ移住しPayPalへユーザインタフェースデザイナーとして入社。PayPal のロゴも設計した。
また、不景気の時期に、後の YouTube 共同創業者となるスティーブ・チェン、ジョード・カリムと互いによく知り合うようになり、緊密な「PayPal マフィア」の一員になった。2002年に PayPal はeBayに買収され、3人はベンチャー計画の元手となる大金を手にした。
2005年1月、友人たちとのディナーパーティーで撮った映像を共有したいと思ったことから、YouTube は生まれた。当初は電子メールでの共有を考えたが、映像のファイル容量が大きすぎるために困難だった。そこで、オンライン上に映像を投稿することを考え、そのシステムを簡略化することになった。ユーザインタフェースの専門家であるハーリーは、主にサイトのタギングとビデオ共有のインタフェースの責任者だった。YouTube のロゴも設計した。
いくつかのテクノロジー企業や『サンキュー・スモーキング』プロデューサーのコンサルタントを経て、2005年2月に YouTube を設立。2006年10月、YouTube をGoogle社に対して16億5000万ドルで売却した。
2006年6月、月刊誌「Business 2.0」での投票で、重要人物50人の28位に選ばれる。2007年5月、Webby賞Webby Person of the Year を受賞。
2009年8月、2010年よりFIAフォーミュラ1に参戦予定のチームUSGPE(US Grand Prix Enginnering)の投資家としてビジネス面で参加することを発表した。
2010年10月末、YouTubeのCEOを退任した。