赤眼「望見円月」/Redeyes ''Lunatic Blast''

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赤眼「望見円月」/Redeyes ''Lunatic Blast''

赤眼「望見円月」/Redeyes ''Lunatic Blast''(3)(R)(R)
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。赤眼「望見円月」はそれに6点のダメージを与える。
(2)(U),赤眼「望見円月」を捨てる,他のカードを1枚捨てる:カードを2枚引く。
やたら取り回しの効く超オプティックブラスト。

シンプルにしてひっそり理不尽な大火力。5マナ6点、条件も対象の制限もデメリットも何もない火力は本家に類を見ない。加えてインスタントという大盤振舞い。
タフネスを耐性の根拠とするクリーチャーの大半は一撃で焼殺できる。《博麗の巫女》《紅き夜の支配者》すら射程内であり、唱えられるようになれば、融通が利いてそれなりに頼もしい呪文。
そんなこのカードの欠点は、5マナの単発単体火力である事そのもの。当然、赤が濃いデッキは5マナもの重量呪文を好まないし、使うとしても強烈な制圧力を発揮するビッグ・レッド向けパーマネントを選ぶ。他色に足すにしても、クリーチャー単体除去なら黒などに任せた方が大抵優秀だし、本体火力もクリーチャーのダメージレース性能から比べると6点あれど流石に厳しい。もちろん、頭数を並べる相手には焼け石に水だし、被覆や破壊されない等の相手には一切歯が立たない。

だが、このカードは3マナで《目録》のように使えるもう1つの側面を持っている。
こちらもインスタントタイミングで使えるために小回りが効き、手札事故に対して強く、長期戦に向けて土地を伸ばしやすい。
つまり、序盤に弱い重火力の側面と、終盤に弱い手札交換の側面を1枚に詰め込み、尚且つ互いが互いの欠点をある程度補っている。ゆえに、青赤を含むデッキでは非常に腐りにくい。
平然と4枚積まれる6点火力はかなり恐ろしく、これらだけでライフが12点以上消し飛んでもおかしくない。《日&水符「ハイドロジェナスプロミネンス」》等と合わせて、バーンだけで人が死ぬことも。
昨今は狂気のスペックを誇る同色同マナ圏の呪文《雲海からの一撃》があるため少々影が薄いが、安定感・取り回しの点では未だ優位、序~中盤の行動幅を広げるために、また、いざと言うときの除去範囲の広さを期待して、こちらを優先的に採用する事も充分考えられる。

また、「呪文としての内容は大火力である」という点も独特にして強み。《無意識「弾幕のロールシャッハ」》で無理矢理繰り出す際などに、この側面が光る。
普段はコンボを揃えるための手札調整カードとして活用しながら、この手のギミックカードで踏み倒す際には巨大な爆撃として相手を襲う訳だ。

リミテッドでも当然のように強烈。ゲームが終わるまで重くて撃てない事は滅多にないし、回避困難な6点詰めは問答無用で痛い。圧倒的アドバンテージ・制圧力は稼がないが、ゲームが終わってしまえばどうでもいい訳で。
生半可な爆弾レア生物なら捌けるのも一応有難いが、できれば相手プレイヤーに引導を渡すために使いたい。アグレッシブなデッキ構築を目指したい所。
手札交換としてはコモンの《目録》をおよそ下回る性能なので、もったいなくて(もしくは色が合わなくて)使い辛い。

  • 完全な余談。このスペルは非想天則での追加カードの1枚で、つまり緋想天から引き継げない。その中でもこれは原作中でも相当高性能で、使用者である鈴仙の最底辺からの大躍進も合わせて需要が高まったが、このカード、入手条件に色々と難があった。レアリティが高く、普通にはなかなか出ない。イリュージョナリィブラスト&アイサイトクリーニングの宣言回数を積み重ねれば高確率で出現するそうだが、明らかに関連している前者はともかく、同コマンドでまず併用されない後者まで条件に含まれる事をきっちり認識・理解した人が当初少なく、「欲しいのに出ねえ!」という悲鳴が恐らく他のあらゆるカードより多く上がり、対戦中に宣言されたカードが高確率で出現するシステムの方を頼った「ルナブラ使ってください対戦募集」まで勃発したとか……話を東方MTGに戻すと、このカード、《アイサイトクリーニング》の「青い手札交換」という性質を継承しており、関連カードである事をひっそり匂わせている。マジか。
  • まあ、他にこういう関連性を持ったカードは見当たらないので、恐らく偶然。


参考


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