穢き世の美しき檻/Pure Cage of the Filthy World

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穢き世の美しき檻/Pure Cage of the Filthy World

穢き世の美しき檻/Pure Cage of the Filthy World(2)(U)(U)
エンチャント
穢き世の美しき檻が戦場に出たとき、あなたがそれを手札から唱えた場合、各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札が6枚以下である場合、カードをX枚引く。Xは7からそのプレイヤーの手札のカードの枚数を引いた値に等しい。
あなたのアップキープの開始時に、あなたは土地を1つ生け贄に捧げてもよい。そうしなかった場合、各対戦相手はカードを2枚引いてもよい。
各プレイヤーのドロー・ステップを飛ばす。
ちょっと何言ってるのか分からない変態エンチャント。

真正面から読めば、全員の手札を7枚まで補充した上で、全員にドローロックをかけるカード。
ただし維持コストとして穢き地(土地)を生け贄に捧げなければならず、そうしなければロックがほどけてゆく。
そもそも7枚になるまで引かせた時点でドローロックとは目的が矛盾している訳で、何がしたいのか分からない節がある。

4マナで最大7枚カードを引ける爆弾ドロースペルの役割も持つが、相手にも大量の手札を献上する上、以降自分のドローが止まってしまうため、長期的アドバンテージは期待できない。《先細りの収益》と異なり、新鮮な7枚を得られる訳ではないのも困る。
そのターン中にチェインコンボを決めて仕留めるタイプのデッキに向く効果だが、今の環境からはそんなコンボは見出されていない。
また、踏み倒して戦場に出してもカードを引かせてくれないため、《境界の妖》やこのカード自身をちらつかせる等の抜け道も許されない。

逆に、相手が手札を使い切った辺りで踏み倒して配置する事で、相手の動きを止める事ができるかもしれない。土地が5~6枚残っていれば、ゲームが終わるまで封殺できる可能性も高い。
が、それはそれで安易に狙える戦術ではない。ハンデスを組み込んだ《境界の妖》デッキのびっくり地雷ギミック程度か。
そもそも《境界の妖》なら《知能と脚の境界》で安心の半ロックをかけられるのだが。

フィッシュ系軽量ビートデッキの手札補充に使う選択肢もあるが、これまた相手に7枚までドローさせる事が罠になる。
その手のデッキでソーサリータイミングで4マナを支払いつつ、相手に全体除去を献上するリスクを負うのはあまりに危険。

およそ凶悪な事ばかりが書いてあるのだが、それゆえに何もさせてもらえない、狂気の1枚。

  • 土地を生け贄に捧げなかった場合、相手はドローしない事を選べるため、ライブラリーアウトにも向かない。尚、「1枚だけドロー」は不可能。
  • MWSでは関係ない事だが、土地を生け贄に捧げない場合、多人数戦で「カードを引くか否か」を誰が決めるのか書いてない。同時に対戦相手全員に引かせるよう書いてあるが、「引きたい対戦相手」と「ライブラリーアウトが見えるなどの理由で引きたくない対戦相手」が存在する場合はどうするのだろう?
  • 充分遅い展開が許されるデッキでドローを目的に使うなら、素直に師匠を使おう。


参考


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