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*SRXの型式と発売年、その違いについて SRXの型式…というと一般的にはキックスタートかセルスタートかの違いくらいしか認識のない人が多いだろう。 しかし意外なことにSRXは輸出仕様をはじめYSP仕様など多数のモデルが存在する。それらを列挙しよう。 なお、輸出仕様は600ccのみで400㏄モデルは日本国内のみの販売である。輸出仕様はそれぞれの仕向け地の法規に合せてエンジン出力やマフラー仕様、ピリオンステップの取り付け方法(フレームにステーが直に溶接されている)、グラブバーの有無やリフレクター、マッドガードのサイズなどに相違がある。 ***日本仕様 初期型(1型) 1JK...SRX-6(1985) 1JL...SRX-4(1985) 1JV...SRX-4 YSP仕様(1985) 2型 2NX...SRX-6(1987) 2NY...SRX-4(1987) 3型(キックスタートはここまで) 3GV1...SRX-6(1988) 3HU1...SRX-4(1988) 4型(セルモデル。以降営業呼称が変更になっているので注意) 3SX1...SRX600(1990) 3VN1...SRX400(1990) 5型(便宜上こう呼ばれるがカラー変更のみで実質4型と同じ) 3SX2...SRX600(1991) 3VN2...SRX400(1991) 最終型(基本4型に同じ、フレームとホイール色の変更と電装系の変更) 3VN5...SRX400(1996) ***輸出仕様(すべて600のみ) 1XL...ヨーロッパ向け(1986) 1XM...西ドイツ(当時)向け(1986)免許制度故か27psにディチューンされていた 1XN...スイス向け(1986)騒音規制で専用のロングマフラー装備。パワーも制限されていたようだ 1XR...オセアニア向け(1986) 2EF...北米向け(1986)営業呼称がSRX600Sであった 2EG...カリフォルニア向け(1986)環境対策モデル。営業呼称SRX600SC 2EH...カナダ向け(1986)営業呼称SRX600S 2TM...スイス向け(1987)カラーバリエーション ***各モデルの違い 1型...前後18インチの6本スポークキャストホイール    600およびYSP仕様はフロントに267mmφのソリッドダブルディスクに対向2ポットブレーキキャリパー。    400はシングルディスクとなる。    600にオイルクーラーを装備。ただしあくまで保険的な扱いなのか、シリンダーヘッドに圧送されるオイル通路の途中にバイパスされる形で挟み込まれる特殊な配置になっている。    ピリオンステップがリアサスと共締め(デザイナー一條氏によると「外して乗って下さい」というメッセージなのだそう)    600のリアサスペンションユニットはXJ750用リザーブタンク付きショックユニット、    400のリアサスペンションユニットはリザーブタンクなし。    600と400ではリアブレーキのトルクロッドが異なる。600は角型のアルミ、400は筒形の鉄である。    チェーンは520サイズ。 2型...フロント17インチ、リア18インチの中空3本スポークキャストホイール    フロントブレーキは600,400ともに320mmφセミフローティングシングルディスクに同径対向4ポットキャリパーとなる。    ピリオンステップがフレームから伸びる形に変更。    リアサスペンションユニットを専用品に変更。    2型後期よりシリンダーヘッド取付ピッチが変更    ドライブシャフトがインボリュートスプラインに変更。(1型と互換性なし)    キャブレターサイズ、吸気バルブサイズ拡大変更 3型...ウインカーがプラからアルミ製小型のものに変更    チェーンサイズが428に変更(騒音対策)    タイヤがラジアルタイヤに変更されるが、2019年現在このサイズのラジアルタイヤは消滅しているため実質的に変更はない。 4型...前後17インチのラジアルタイヤに変更。選択肢は少ないが現行サイズで現代的な足回りに。    上記ラジアル化に対応するためフレーム変更。    フレーム変更に伴いデザインを一新。    リアサスペンションにリンクレスのモノクロス採用。    スイングアームがアルミに。    セルモーター装備。    セルモーターが付くことで行き場を失ったオイルタンクはフレームのアンダーループ部に移設。    移設されたオイルタンクによりエキゾーストパイプのレイアウトが変更。    オイルクーラーが600,400ともに標準装備に。すべてのオイルが冷却されるように配管を変更。    ドライブスプロケットカバーがプラからアルミに変更。    点火系変更。CDIマグネトーからフルトランジスタに。    バッテリーが液式からMFに変更。    ノンヒューズブレーカからガラス管のヒューズに変更。 最終型(3VN5)...基本4型に電装系の変更。規制に合わせライトが 常時点灯になり、     ポジションランプが廃止に、ランプハウジングが変更。     フロントウインカーがシングル球に変更。     レギュレターが強化されフィン付きの大型な物に変更されている。 出展---- [[http://ybr.jp/yml/]] ヤマハ発動機モデル研究所 [[https://bike-lineage.org/unpopular/srx.html]] 系譜の外側 [[https://ex-n.sakura.ne.jp/special/dvd.html]] 2003年SRX全国オフラインミーティング
*SRXの型式と発売年、その違いについて SRXの型式…というと一般的にはキックスタートかセルスタートかの違いくらいしか認識のない人が多いだろう。 しかし意外なことにSRXは輸出仕様をはじめYSP仕様など多数のモデルが存在する。それらを列挙しよう。 なお、輸出仕様は600ccのみで400㏄モデルは日本国内のみの販売である。輸出仕様はそれぞれの仕向け地の法規に合せてエンジン出力やマフラー仕様、ピリオンステップの取り付け方法(フレームにステーが直に溶接されている)、グラブバーの有無やリフレクター、マッドガードのサイズなどに相違がある。 ***日本仕様 初期型(1型) 1JK...SRX-6(1985) 1JL...SRX-4(1985) 1JV...SRX-4 YSP仕様(1985) 2型 2NX...SRX-6(1987) 2NY...SRX-4(1987) 3型(キックスタートはここまで) 3GV1...SRX-6(1988) 3HU1...SRX-4(1988) 4型(セルモデル。以降営業呼称が変更になっているので注意) 3SX1...SRX600(1990) 3VN1...SRX400(1990) 5型(便宜上こう呼ばれるがカラー変更のみで実質4型と同じ) 3SX2...SRX600(1991) 3VN2...SRX400(1991) 最終型(基本4型に同じ、フレームとホイール色の変更と電装系の変更) 3VN5...SRX400(1996) ***輸出仕様(すべて600のみでオイルクーラーを装備しない) 1XL...ヨーロッパ向け(1986)マッドガードが長くグラブバー装備。ピリオンステップがフレームに直付けされる 1XM...西ドイツ(当時)向け(1986)外見上はヨーロッパ向けに同じ。免許制度故に吸排気で27psにディチューンされていた 1XN...スイス向け(1986)外見上はヨーロッパ向けで騒音規制で専用のロングマフラー装備。パワーも制限されていたようだ 1XR...オセアニア向け(1986) 2EF...北米向け(1986)安全基準から大きなストップランプを装備。サイドリフレクタ装備。営業呼称がSRX600Sであった 2EG...カリフォルニア向け(1986)外見上は北米向けと同じで環境対策モデル。営業呼称SRX600SC 2EH...カナダ向け(1986)営業呼称SRX600S 2TM...スイス向け(1987)カラーバリエーション ***各モデルの違い 1型...前後18インチの6本スポークキャストホイール    600およびYSP仕様はフロントに267mmφのソリッドダブルディスクに対向2ポットブレーキキャリパー。    400はシングルディスクとなる。    600にオイルクーラーを装備。ただしあくまで保険的な扱いなのか、シリンダーヘッドに圧送されるオイル通路の途中にバイパスされる形で挟み込まれる特殊な配置になっている。    ピリオンステップがリアサスと共締め(デザイナー一條氏によると「外して乗って下さい」というメッセージなのだそう)    600のリアサスペンションユニットはXJ750用リザーブタンク付きショックユニット、    400のリアサスペンションユニットはリザーブタンクなし。    600と400ではリアブレーキのトルクロッドが異なる。600は角型のアルミ、400は筒形の鉄である。    チェーンは520サイズ。 2型...フロント17インチ、リア18インチの中空3本スポークキャストホイール    フロントブレーキは600,400ともに320mmφセミフローティングシングルディスクに同径対向4ポットキャリパーとなる。    ピリオンステップがフレームから伸びる形に変更。    リアサスペンションユニットを専用品に変更。    2型後期よりシリンダーヘッド取付ピッチが変更    ドライブシャフトがインボリュートスプラインに変更。(1型と互換性なし)    キャブレターサイズ、吸気バルブサイズ拡大変更 3型...ウインカーがプラからアルミ製小型のものに変更    チェーンサイズが428に変更(騒音対策)    タイヤがラジアルタイヤに変更されるが、2019年現在このサイズのラジアルタイヤは消滅しているため実質的に変更はない。 4型...前後17インチのラジアルタイヤに変更。選択肢は少ないが現行サイズで現代的な足回りに。    上記ラジアル化に対応するためフレーム変更。    フレーム変更に伴いデザインを一新。    リアサスペンションにリンクレスのモノクロス採用。    スイングアームがアルミに。    セルモーター装備。    セルモーターが付くことで行き場を失ったオイルタンクはフレームのアンダーループ部に移設。    移設されたオイルタンクによりエキゾーストパイプのレイアウトが変更。    オイルクーラーが600,400ともに標準装備に。すべてのオイルが冷却されるように配管を変更。    ドライブスプロケットカバーがプラからアルミに変更。    点火系変更。CDIマグネトーからフルトランジスタに。    バッテリーが液式からMFに変更。    ノンヒューズブレーカからガラス管のヒューズに変更。 最終型(3VN5)...基本4型に電装系の変更。規制に合わせライトが 常時点灯になり、     ポジションランプが廃止に、ランプハウジングが変更。     フロントウインカーがシングル球に変更。     レギュレターが強化されフィン付きの大型な物に変更されている。 出展---- [[http://ybr.jp/yml/]] ヤマハ発動機モデル研究所 [[https://bike-lineage.org/unpopular/srx.html]] 系譜の外側 [[https://ex-n.sakura.ne.jp/special/dvd.html]] 2003年SRX全国オフラインミーティング

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