概要


内燃機関車においてマフラー交換が今も昔も魅力的なカスタムであることに異論をはさむ人は少ないだろう。
SRXは製造期間が1985年~1997年であるため、マフラーリプレースが及ぼす車検におけるハードルはやや低い。(とはいえ年式が年式なので新品でマフラーが手に入る状況にはないが)

近接騒音はマフラー出口から50cm離れた場所で最高出力発生回転数の50%運転時に99ホン以下である。
加速騒音、ガス検査はない。
ブローバイガスを回収するPCV機構、排ガスをクリーンに保つ触媒も必要ない。実にプリミティブな車両であり、環境規制でがんじがらめにされた今のモデルにはない魅力を放つ一助となっている。

現行車に比べて余裕のある音量ではあるがショートメガホンマフラーの車両にとってやや不利で、エンジンにマイクが近いためメカノイズなどを拾いやすい。ヨシムラサンパーなどJMCA対応時にマフラーエンドが後方に延ばされる(エンジンから距離を置いた)などの対応を取られたリプレースマフラーも存在する。
SRXのようなソフィスティケートされたモダンシングルは古のカミナリ族のような爆音はあまり似つかわしくないだろう。
大人のライダーとして良識の範囲でスマートに乗りこなしたい。

またマフラー以外で注意したい車検のポイントとしては車体サイズがある。
ハンドル交換などで全幅・全高が変わった状態で車検を合格したい場合は構造変更申請をお忘れなく。
なおバーエンドを取り外すなど幅で±2cm、高さ±4cm以内の変更は許容範囲とみなされるので構造変更申請は不要。

今となっては面白い点だがバックミラーは2006年以前のモデルは右片方だけで車検には通る。またミラー面積も規定がなかった。小さなミラーを右片方だけでも車検には通るが、危険なうえなにより不便なのであくまで自己責任で。

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最終更新:2022年09月07日 02:10