Rocksmith 2014 Edition とは



 本物のギター、またはベースをコントローラーとして使用し、ガチで原曲通りに弾かせようとするとんでもない音ゲー、「ロックスミス」の改訂版です。専用ケーブルを用いることで、フォンジャックがあれば基本的にどんなギター(エレアコも可)やベースでもプレイが可能です。またギターだけあればベース・エミュレーションによってベースとしてプレイする事もできます。またゲーム内のアンプシミュレータは使えないものの、USBマイクを使ってアコースティックギターやベースでもプレイが可能です。
 このゲームのメインターゲットはこれからギターを始める人や初心者です。勿論熟練のギタリストでも楽しめる要素や、更に腕を磨く仕組みも多くあります。
 ロックスミスはゲームというよりも、複数のツールの集合体として見るべきだとも言えます。ロックスミス2014に存在する「ツール」は以下の通りです。

50曲以上の楽譜とその原曲の音声

 ロックスミスは原曲に合わせて楽譜が流れてくるのがメインのゲームです。また譜面はプレイヤーの技量に合わせてシームレスに難易度が上下します。常に完璧に演奏出来るより少しだけ難しい譜面が流れてくるので、これが上達への近道と言われる所以です。
 加えて任意の箇所を繰り返し好きな難易度や速度で練習できるモードもあります。

アンプとエフェクター

 このゲームにはアンプシミュレーターが内蔵されています。原曲のギターの音に近づくよう、ゲーム側が自動でセッティングをしてくれます。曲の途中でギターの音が変わるような場合も、自動で切り替えてくれます。勿論アンプやエフェクターの設定や繋ぎ順を自分で弄る事もできます。音質も他のアンプシミュレーターと遜色ないと言えるでしょう。また今作から著名なアンプメーカーであるオレンジ、マーシャル、エデンと提携しています。

DVD付き教則本

 85以上のレッスンが、複数アングルの動画付きで収録されています。またレッスンは一方的なものではなく、プレイヤーのミスを判断して細かな助言がなされます。ギターやピックの持ち方から教えてくれるので、初心者でも安心してギターを初められるでしょう。

ミニゲーム

 ギター演奏の上で基礎となるスキルを伸ばすためのミニゲームが11個収録されています。このミニゲームを遊ぶことでコードを素早く押さえたり、スケールを習得したりすることが出来ます。

4人のバンド仲間

 セッションモードではプレイヤーの演奏に合わせて4人のAIがセッションをしてくれます。プレイヤーが激しく演奏すればAIの演奏も激しくなり、テンポも自動で合わせてくれるような設定が可能です。またAIの使用楽器は75種類から選ぶことが出来ます。

その他色々

 全ての要素で当然ベース、またレフティに対応。二人までのオフラインマルチはギターとベース、リードギターとリズムギター等任意の組み合わせでセッションが可能。ゲーム内にチューナーがあり、様々な変則チューニングや、特殊な基準ピッチに対応。24フレットギター、カポタストに対応。アルペジオやビブラート、ピッキングハーモニクス、タッピング等、基本的なものから上級テクニックまで存在。色覚異常者向けのオプション有り。リーダーボード有り。有料DLCで毎週楽曲が配信。


ロックスミスでギター習得は可能か?

 一般的なギター用の楽譜であるTAB譜を読む、という能力は身につきませんが、それ以外は普通に独習するのと変わりは無いでしょう。前述の通り、ロックスミスは基本的に楽譜とアンプのセットの様なモノですから、それによる練習が他と比べて大きく劣るという事は無いハズです。つまるところロックスミスが他と異なるのは、ゲームという体によるモチベーション維持の容易さかと思います。
 どんな練習法を取るにせよ一番大事なのは、一見上達していないように感じても毎日(例え10分でも)続けられるかどうか、です。


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最終更新:2013年09月24日 13:02