二期三話Q&Aと小ネタ

第三話Q&A

これは二期のQ&Aです。一期の物は左メニューから。


Q:点蔵と傷有りがいた無限の剣製チックな場所って何処?

A:お墓です。墓石の代わりに剣を刺してるのです。その数なんと300本。
 輸送艦が落っこちて来た時に土地がダメージ受けたので、移設作業を行ってるんですな。

Q:「エクスカリバー・カリバーンを抜けるかもな」って、二話で使われてなかったっけ?

A:実は剣そのものは刺さったまま誰も引き抜けてないのです。
 あのレーザーサーベルは神格武装としての効果で、刺さったままでもぶっ放せるのだ。

Q:商談の流れが良く分からない。何がどうなってんの?

A:通商会議の流れは以下の通り。長くてややこしいので数パターン用意しておきます。
+ 詳しく
【前提条件】
  • 英国はアルマダ海戦のための物資確保の一環として、肉を武蔵から買おうとしている
  • 武蔵は英国と肉の販売についての一括販売契約を結んでいるが、価格や受け渡し方法等の詳細条件についてはまだ未定。
  • 肉の量は英国国民が消費する約一ヶ月分、消費期限は残り2週間。そのまま流通させると半値まで買い叩かれる。
  • ただし、英国はアルマダ海戦に備えて買った肉を加工する手はずを整えている。一ヶ月分の肉を加工するのに、一般市民まで総動員で約一週間かかる。

【それぞれの狙い】
武蔵(シロ):できるだけ定価(通常の卸値)に近い価格で売りたい。(売買利益が2割程度なので、2割の値引きで収めたい)
英国(ハワード):できる限り安く買い叩きたい。

【交渉第一ステージ:貿易の是非と全体の枠組みについて】
シロ「この貿易、無しにしよう。聖連に睨まれている武蔵と交易をしては英国もまずかろう?
   (本音:半値なら英国に肉は売らん。武蔵内で消費する)」
 ↓
ハワード「利益を出すことには同意しましょう。ただ、アルマダまでに肉を消費・加工できるかどうかが問題です。
     (本音:2週間後にアルマダ海戦を始めるので肉は欲しい。1週間あれば買った肉を消費・加工できるが、
         それは表に出さずあくまでも一般流通の肉として扱えば半値ベースで買える。
         さらに貿易の開始日はこちらが設定できるので、遅くすればするほど安く買い叩ける)
 ↓
シロ「聖連に文句を言われないように、武蔵と英国で合同学園祭を開催し、そこで肉を売買しよう。
   (本音:そっちが一般流通という建前で半値ベースを押して来るなら、
       こっちは「お祭りで肉の消費二倍」という建前で定価ベースを維持する。
       どれだけ値引きするかについては「祭りの開始日をいつにするか」という形で決めよう)
 ↓
ハワードがこれを了承し、
「祭りと準備に必要な日数」=「肉の卸値」(最大で「二週間」=「定価」。1日短縮する毎に1/14≒約7%の値引き)
という枠組みで値引き交渉開始
武蔵にとってのベストは「二週間(定価)」、損益分岐点は「11日(約2割引)」
英国にとってのベストは「8日(約4.3割引)」、その範囲内で短ければ短いほど良い。

【交渉第二ステージ:祭りと準備に必要な日数(=値引き率)の決定】
シロ「2週間(定価)」
 ↓
ハワード「3日(約8割引)」※これは譲歩することを前提としたブラフ
 ↓
お互いに付帯条件をつけつつ譲歩しあい、
ハワードが「8日(約4.3割引)」を提示したところで交渉を打ち切ろうとする。
 ↓
シロがトリプルアクセルDOGEZAで譲歩を乞う。
 ↓
先にハワード自身がDOGEZAによって交渉の開始という譲歩を武蔵にさせていたため、
商人の必殺技であるDOGEZAを身に着けた英国商人としてのプライドにかけて、
シロのDOGEZAに対しても譲歩をしなければならない。
 ↓
ハワード「9日(約3.5割引)」
 ↓
シロ「最初にそちらが3日と言ったので3日にしましょう。いえ遠慮はご無用、サービスですサービス」
 ↓
本当に祭りの期間を3日にしてしまい、アルマダ海戦開始3日前に肉の売買を開始すると
開戦までに加工処理が追いつかず、膨大な生ごみの山が発生する。
このブラフ返しによってハワードはさらなる譲歩を強いられ、最終的に「11日(約2割引)」を提示。
 ↓
シロ「もう一声」(ここで正純に話を振る)
 ↓
副会長権限によって、
「武蔵から英国へ、大使向井・鈴およびその護衛として二代とアデーレを派遣する」
という政治的譲歩を行う。
 ↓
英国としては武蔵との国交の証を得、また人質として大使および最高の攻撃力と防御力を預かったことになるため、
その政治的成果への返礼としてさらに2日を譲歩。「13日(約7%引)」を提示。
 ↓
契約成立!

+ 長すぎるからもっと簡単に!
武蔵が英国に売る、一ヶ月分の肉(消費期限二週間、加工処理に要一週間)の値段を決めましょう
   ↓
  二週間後にアルマダ海戦始めるから、その間に合同学園祭を開くことにして、
 「開催期間の短縮日数」=「値引き率」という態で値引き交渉しましょう
   ↓
  シロ「二週間(定価)」ハワード「3日(8割引)」から交渉開始
   ↓
  互いに譲歩しあって、ハワードが「8日(4.5割引)」で交渉を打ち切ろうとする
  シロ君ピンピンチ!
   ↓
  シロ「その日数では無理ゆえ、御譲歩を――!」(トリプルアクセルDOGEZA)
  ハワード「(ぐぬぬ・・・先に自分のDOGEZAで交渉を開始させた以上、
        商人としてこのDOGEZAに応えないわけにはいかない・・・)
       わかりました。9日(約3.5割引)で」
   ↓
  シロ「最初にそちらが3日と言ったので3日にしましょう。いえ遠慮はご無用、サービスですサービス」
  ハワード「(ぐぬぬ・・・本当に祭りの期間を3日にしてアルマダ海戦開始3日前に肉を渡されると
        開戦までに加工処理が追いつかないで生ごみの山が・・・)
       わかりました。11日(約2割引)で」
   ↓
  シロ「もう一声」(チラッチラッ→正純)
  正純「英国に大使として向井・鈴を派遣する。護衛として二代とアデーレをつける」
  ハワード「(ふむ・・・正式な大使と武蔵最大の攻撃力・防御力を人質として預かれるという
       政治的な成果を挙げられるのなら・・・)
       わかりました。13日(約7%引)」
   ↓
  契約成立!

+ まだ長い!
ハワード「1か月分の生肉を買うけど、消費期限二週間だから価値半減で半額ね
      (本音:ホントは一週間で加工保存できるけどそれを言うと安く買い叩けないからだまっとく)」
シロ「祭りを開催すれば普段の倍消費できるから定価で買ってくださいよ
    (本音:加工できるのは知ってるだからその手には乗らないよ。
       けどまあ、“祭と準備の日数を短縮する”という形で値引きには応じようじゃないか)」

というわけで、
「祭と準備期間の合計日数14日なら定価で肉を買い取るものとして、
 そこから1日短くなる毎に1/14≒約7%の値引きをする」
という条件での値引き交渉が始まったのです。
+ 一行で
肉の売値を決める交渉で、危うく半値で買い叩かれるところを、シロ君のトリプルアクセルDOGEZAとブラフ返しと政治的譲歩の合わせ技で7%引きで済ませることができました。

Q: 肉の値段の話がなんで祭りの日数の話になってるの?

A:1か月分の肉の消費期限が2週間。そのまま売れば半値で買い叩かれます。
 英国は実は肉の加工処理の手筈を整えていて、一週間あれば加工できるのですが、安く買うために「一般流通用」という建前を押してきます。
 それに対してシロは「合同学園祭によって二倍消費するよね」という建前で対抗し、
 合同学園祭の開催日数を決める(最大二週間、1日短縮毎に約7%値引き)という形で値引き交渉を行おうと提案。
 ハワードがそれを了承し、具体的な値引き交渉が始まりました。
+ まとめ
○の中の数字はその時の肉の値段、縦線が肉の仕入れ時期、●が祭の期間だとします。
条件①:肉の加工に1週間かかる。
条件②:肉の量は英国消費量の1月分。祭の肉の消費量は通常の2倍。よって祭の期間分は高い値段がつく。

  • 武蔵の採算ライン
⑭ ⑬ ⑫ |● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 開戦
⇒これが赤字ギリギリライン

  • 武蔵の本音
|● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 開戦

  • 英国の建前
⑭ ⑬ ⑫ ⑪ ⑩ ⑨ ⑧ ⑦ ⑥ ⑤ ④|● ● ● 開戦
⇒しかしこれだと加工が間に合わない。

  • 英国の本音
⑭ ⑬ ⑫ ⑪ ⑩ ⑨ ⑧|● ● ● ● ● ● ● 開戦

本当は
⑭ ⑬ ⑫ ⑪ ⑩ ⑨ ⑧|● ● ● ④ ③ ② ① 開戦
こうできたら良いが、英国は仕入れを遅くすれば遅くするほど肉を安く買えるという建前と、祭を早く開催すると肉がおもむろに消費されるだけなので、祭の前倒しはできない。

同様の理由から
⑭ ⑬ ⑫ ⑪ ⑩ ⑨ ⑧|⑦ ⑥ ⑤ ④ ● ● ● 開戦
こういうパターンも不可。

  • 結局の落としどころ
⑭|● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 開戦


Q.:シロ君のトリプルアクセル土下座あれなんなの? なんか意味あるの?

A:この世界の商人の間では、DOGEZAは必殺技としての必須スキル、ある種の文化になっています。
 最初にハワードがDOGEZAによって交渉を開始させているので、シロのトリプルアクセルDOGEZAに応じなければ、英国を代表する商人としての沽券に関わります。

Q:「3日」といわれてハワードさんが耳血噴いてたのはなぜ? 安いほうがいいじゃん

A:肉の消費期限が二週間で、加工処理に必要な期間が一週間。
 二週間後に開始するアルマダ海戦の三日前に肉を渡されると、 加工が間に合わなくて膨大な生ごみが発生し、英国と国民に多大な迷惑をかけてしまいます。
 交渉を有利にするために最初にかけたブラフを逆手に取られた形です。

Q 祭りの期間が3日でも、開始日がアルマダ海戦の一週間以上前なら問題ないんじゃないの?

A:「祭りと準備期間の短縮日数=値引き」という枠組みは、英国側の
  「消費期限が近い肉を引き取るんだから、期限までの日数が遅くなればなるほど安くなるよね?」
  という建前を前提として成立しているので、その枠組みに則っている限り、祭りの前倒しはできません。
  したがって「日数短縮=開始日の遅延」となります。

Q:なんで大使派遣でもう二日譲歩したの? ハワードさん前髪枠好き?

A:武蔵から大使が派遣されることで、正式な国交の証を得ることができ、
 また二代とアデーレが護衛に付くことで、武蔵における最高の攻撃と防御も合わせて人質として預かることができる、という政治的な効果を考えてのことです。

Q:ハワードさん逆切れブラフ返しの予想してなかったの?もしかして無能?

A:逆切れブラフ返しのリスクよりも、交渉を有利に進めるメリットの方が大きいと判断したのだと思われます。
 実際、シロのトリプルアクセルDOGEZAが無ければ8日で交渉打ち切りだったわけで、ハイディによると「正直ギリギリのタイミングだった」そうです。

Q:DOGEZAって凄いね!

A:オリオトライ先生「素人は真似しちゃだめよ?」


以下の用語は公式サイトにも説明があります。
倫敦塔 ウエットマン 羽柴 "重双血塗れメアリ" 土下座

原作者の解説のまとめのURLです。

http://togetter.com/li/342778


小ネタ

ワカメアーマー

全裸の健気な兎のような心を知った海神ポセイドンが「汝にチンコ殴られても大丈夫な鎧を授けよう」と言って与えてくれたミネラルたっぷりの鎧だ!

取れ立て刺身のカレーがけ

生の魚がカレーと完全に分離した味わいで微妙に生温かく……つまり超マズい。
原作だとその後生魚のフォアグラカレー乗せ、生魚の煮込みコールドスープカレー味、生魚とスイカの酢の物のカレー和え、カレーシャーベットの生魚トッピングが続く。

DOGEZA

聖譜曰く。極東の商人の必殺技はDOGEZAである。
その再現を確実絶対にこなすため、極東の商人達は毎日五百本三セット以上の鍛錬を怠らないのである。
DOGEZAを成立させてしまったら、その陳情を受けねばならないことは国際的ルールとなっているのである。
むろん、英国でもDOGEZAは対極東商人の必修となっているのである。

トリプルアクセルDOGEZA

回転で地面を掘り、頭を地面より更に下に持って行くと言う高度なDOGEZAである。
ところでなんかツイッターの日本トレンドにトリプルアクセルがあがってたんですけどまさか。

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最終更新:2013年06月01日 10:42
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