197 :ヒナヒナ:2012/10/30(火) 19:07:26
「はぁ? 新たな国旗に日の丸を?」

発言は疑問系だったが、不快感がそこかしこににじみ出ていて、この苦労性の宰相が歓迎していないのは一目瞭然であった。


○国旗狂想曲 ~こりない人々~


国旗とは国家の顔となるものである。その国の理念や性状を抽象的・シンボルで表しており、国は知らないけど国旗では知っているという位のものであった。

国家権威の象徴として自国民だけでなく、(普通は)他国民も一定の敬意を払う。国旗掲揚に際しては脱帽するし、どこの軍も自国国旗は命がけで守るほどだ。


さて、冒頭の会話は某国宰相が外務省次官からとある報告を受けた際に発したものであった。

半島国家が反日活動のゴタゴタを起こした後のこと。主導していた人物はこの世を永遠に退場させられ、ごく簡単な政治的な梃入れをされたあと、半島は封印された。というか話題に触れたくないため意図的に無視されていた。

しかし、残った日和見な人々は政体の変更に伴い、今までの半島のイメージを払拭しようと、新たな国旗案などを発案した。それは「反日派のあいつ等とは手を切ったから仲良くしてネ」というかなり虫のよいメッセージであった。ぶっちゃけ無視するだけなので特に気にしていなかった日本だが、その改変国旗案を見た外務省役人は目をむいた。いくつかの案はあったが、どれも日の丸の意匠の入っていたのだ。

198 :ヒナヒナ:2012/10/30(火) 19:08:00

他国の意匠が入るというのはそこまで珍しいことではない。イギリスの国旗であるユニオンジャックが、イギリス連邦を形成しており、イギリス国王・女王を国家元首にしているオーストラリア、ニュージーランドなど複数国で取り入れられている。共産主義を意味する赤旗なども有名だ。また、史実でも親日国家であるパラオの国旗が日の丸をリスペクトした構図になっている。まあ、基本的に歴史上何かしらの共通事項を持っている国が意匠を取り入れるという具合だった。

さて、日本国民はバングラディッシュという国の位置も知らないのに、日の丸に構図の似た国旗(たまたま)であるというだけで妙にシンパシーを感じてしまう国民性なのだ。国旗というのはそれだけイメージに強く作用する。

韓国には触るべからずと厳重封印したばかりなのに、ほとぼりが冷めてうっかり触ってしまう輩が出ないとも限らない。というか、どう考えても半島勢の、日本その他の国に対する親日アピールである。半島民や諸外国が、日本と半島が友好関係にあると勘違いするといけない。

この事件を聞いた逆行者達は
「汚された気がする」
「自国の象徴くらいまじめに考えろよ」
「連中に誇りは無いのか?」
「もうハングルで朝鮮って書いて国旗にしろよw」
「自国の国旗ですら他からパクるってどういう神経をしているのだ?」

こんな民族に日の丸を使われてたまるかとばかりに、即効で外交筋を通して潰された。そして、この事件は国外発表前に内々に処理されたため、幻の朝鮮国旗となったのだった。




○あとがき
調べていたら国旗って結構コロコロかわるのですね。国号が変わっても日の丸のままだった日本はある意味異端なのかもしれないです。憂鬱世界だと日の丸をリスペクトした国旗とかは出てきたりするのでしょうか?

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最終更新:2012年11月09日 20:43