413. New ◆QTlJyklQpI 2010/04/15(木) 00:43:35
提督たちの憂鬱  〜在中米軍戦車に関する考察〜

私は今、上層部の命令で鹵獲した米軍戦車に関する分析を行っている。
日本を超える自動車などの重工業を誇る大国でありWW1よりその勇猛さを称えられている米国。さぞや強力
な戦車をぶつけてきたのだろうと思い張り切って初対面を果たしたのだが・・・・・

「・・・・・・・これ、戦車だよな?」
「はい、M2中戦車だそうです」
目の前にあるのはやたら車体が大きく、箱を想像させる奇怪な戦車だった。このままにしとくわけにもいかないので
早速分析してみたが結論から言うと「対人専用戦車」と言っておこう。

どう見ても装甲が薄い上に傾斜装甲も考えられておらず側面なら旧式の対戦車狙撃銃でも貫通しそうだ。
一応砲はあるが短砲身の75mm榴弾砲であり九二式でもなければ我が国の戦車とやりあうなど自殺行為
でありしかも砲塔が小さく装填に時間がかかりそうである。まず、側面に機関銃とハッチをつけるという発想が
おかしい。M3はこれと比べたらまだましだったがそれでも戦車としての能力では弱体といわざるをえない。
試しに捕虜に話を聞いてみたところ九七式の大雑把なスペックを言うと驚愕し「情報部の無能め!」と
吐き捨てるように言っていたことから九七式のスペックをかなり低く見積もっていたようだ。
以上の事からM3の改良型とその後継が現れない限り大丈夫と報告したが上層部は「戦いは数だぜ」と
謎のメッセージを送ってきた。・・・確かに例えM3でもこちらの3倍、4倍も攻めてきたら九七式でも分が悪い
だろう事から今後対戦車兵器の更なる開発の促進が必要であると愚考する。

・・・・これ以上予算が増えたら大蔵の魔王はどうなるんだろうか?

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最終更新:2011年12月31日 19:53