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737. earth 2011/10/29(土) 22:16:13
  思いついたネタSSです。軽く流してください。

  『夢幻会の秘宝を追え!』

「おい、ルパン、本当にあるのか?  そんなもの」
「間違いないって。それに、不二子ちゃんの頼みとなったら、断れないでしょ」
「……甘いな」

  拳銃の名手・次元大介、世紀の大泥棒・ルパン三世、そして剣豪・石川五ェ門。
  この三人が今回、狙うのはこれまで盗んだものとは一線を画す大物だった。

「『夢幻会』。世界を影で操っていたとさえ言われる秘密結社。
  その組織が秘匿している秘宝。それを手にしたものは世界を支配することさえ出来ると噂される。興味がわくだろ?」

  目が眩むほどの財宝か、それとも想像を絶する超兵器か、あるいは人智を超える何か、か。
  裏社会では様々な噂が流れているが、それがどんなものかは全く知られていなかった。
  だが一ついえることは、その秘宝は日本列島の某基地に厳重に秘匿されていること、そしてそれが明らかになったときには
世界がひっくり返るといわれていることだけだった。  

「まぁ、日本政府があれだけ存在を否定して、存在を隠匿する品物だ。興味はわくな」
「否定はしない」

  ルパンの言葉に2人は否とは言えなかった。
  かくしてこの怪盗一味は、日本政府が、いや『夢幻会』が秘匿すると言われている秘宝を狙って動き出す。
  勿論、この動きを察した日本政府は厳戒態勢を敷くと同時に、ルパン3世の専門家を派遣する。
  
「何としてもルパンを逮捕するのだ!  吉報を期待しているぞ、銭形君」
「ですが相手はルパンです。しかも気合を入れてくるでしょう。現場の指揮系統が混在したままでは」
「判っている。内々にだが、君には現場に展開する全部隊の指揮権が与えられる。勿論、軍に対しても、だ」

  首相官邸で日本帝国首相直々に激励を受けた銭形幸一は信じがたい程の強権を与えられ、ルパンを迎え討つ。
  だがそんな動きを冷静な目で見守る人間達が居た。
  上海。東洋有数の巨大都市であり、20世紀の末になっても列強の租界が乱立する都市の一角にある高層ビルの一室。
  その部屋の主である一人の男は受話器を机に置くと、応接用のソファーに座る美女に話しかける。

「彼らが動き出したようだ。期待しているよ、ミス」
「任せてください。でも、儲けは」
「それは保証する。それに私だって君を敵に回したくは無いさ。
  まぁ過去の馬鹿共や満州人のような蛮族なら平然と裏切っただろうがね」
  
  男は苦い顔でそう言った後、逆に美女に尋ねる。

「だが良いのかね、仮にも日本は君の母国だろうに」
「関係ありませんわ。商売ですもの」
「ふっ」
「それでは失礼」

  そう言うと、峰不二子は悠然と部屋から出て行った。
  かくして夢幻会が隠したと言われる秘宝。それを巡る争いの幕が上がる。
738. earth 2011/10/29(土) 22:17:18
あとがき
一発ネタです。続きません(爆)。
いえ、ルパン三世の動画を見ていたらふと思いつきまして。
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最終更新:2012年02月13日 21:00