176. ham ◆sneo5SWWRw 2009/05/30(土) 20:52:10
轟く砲音(つつおと)  飛び来る弾丸

荒波洗う  デッキの上に

闇を貫く  中佐の叫び

「杉野は何処  杉野は居ずや」


これは日露戦争中、第二次旅順閉塞作戦で戦死したある海軍少佐(死後中佐)の活躍を歌った歌である。
しかし、この世界では松島型の砲撃により、旅順港内にいたロシア艦隊は大打撃を受け、あわてて逃げ出すも今度は連合艦隊によって袋叩きにされ、旅順艦隊は全滅してしまった。
そのため、旅順閉塞作戦は歴史から消えた。
当然、彼の戦死も・・・。



    提督たちの憂鬱  支援SS  「ユトランド沖海戦」〜  勇将  広瀬武夫の奮闘  〜


大正3年(1914年)6月28日
オーストリア=ハンガリー帝国のフランツ・フェルディナント大公が、ボスニアの首都サラエヴォでセルビア人民族主義者によって暗殺された。

「サラエヴォ事件」である。

このことに怒ったオーストリアは7月23日、セルビアに対し最後通牒を突きつけた。
その内容は、セルビアにとって到底受け入れられない内容であった。
セルビア政府は、内容のほとんどを受け入れたが、一部分を留保した。
この保留に不満を抱いたオーストリアは7月28日、ボスニアに対して戦線を布告。

「第一次世界大戦」の始まりである。

8月に入ると、ドイツがロシアとフランスに、イギリスがドイツに対して宣戦を布告した。
そして、イギリスからの派兵要請を受けた日本も、日英同盟の信義に基づき、8月23日ドイツに対し宣戦を布告した。
巡洋戦艦金剛、比叡を中心とする欧州派遣艦隊が編成され、欧州派遣艦隊は陸軍の2個師団と共に欧州へ向け日本を出発した。
177. ham ◆sneo5SWWRw 2009/05/30(土) 20:52:43
1916年5月31日

「出向よーい」
戦艦比叡の艦橋で艦長の号令と共に出港準備が行われる。
「いよいよですね、広瀬司令官」
「ああ、ドッガー・バンク海戦以来ドイツ艦隊は国内に引きこもってなかなか出てこないんで暇だったが、ようやく出番がまわってきた。」

彼の名前は広瀬武夫、海軍少将である。
軍神広瀬中佐で有名な彼は、旅順閉塞作戦が行われなかったことで戦死せず、終戦まで生き延びた。
その後彼は、同期の岡田啓介らの手引きによって夢幻会に加わり、巡洋戦艦「比叡」「金剛」で編成される第11戦隊司令官に至るのである。

「イギリスの連中も、かなりのやる気だな。」
「それはそうですよ、明日は『栄光の6月1日』なんですから。」
「そうだったな。」

「栄光の6月1日」は1794年6月1日、フランス革命戦争時に仏穀物輸送船団と英海軍が大西洋上で激突した「第3次ウェサン島の海戦」のことである。
この戦闘でイギリスは1隻の沈没も無く、フランス海軍の戦列艦7隻を撃沈し、戦術的勝利を収めた。(仏船団は本国にたどり着いたので、戦略的にはフランスの勝利である。)

「ところで、大角主席参謀。」
「はい。」
「独艦隊との戦闘はあると思うか?」
「あるでしょう。時期的にユトランド沖海戦に符合します。」
「ふむ。」

出港後、第11戦隊はイギリス海軍のデイビッド・ビーティー中将指揮する第1、2巡洋戦艦戦隊指揮下に入った。
178. ham ◆sneo5SWWRw 2009/05/30(土) 20:53:16
  15時30分  

「提督、敵艦隊です!」
「数は?」
「巡洋戦艦5」
「トマスの艦隊に追撃するように伝えろ!。全艦戦闘準備!」

「艦橋に報告!。前方に敵艦隊!」
「総員、配置につけ!!」
戦闘ラッパが鳴り響き、全員がそれぞれの持ち場へと走る。
「総員、持ち場を離れるな!」
「ライオンから信号!、『単縦陣を取れ!』です!」
「よし、英艦隊のあとに続け!!」
「ハッ、おーもかーじ!」

  15時45分

「敵の距離は?」
「14000です。ヒッパー中将。」
「よし、攻撃開始だ!!」
「砲撃開始!!」

「独艦隊発砲!」
「英艦隊も発砲しました!」
「目標敵5番艦、『フォン・デア・タン』。撃ち方始め!」
「撃ち方始め!」
「テー!!」
比叡と金剛の主砲が唸る。
各砲塔、1門ずつの斉射である。
「敵艦隊の初弾。弾着・・・今!!」
「敵弾、全弾遠弾!!」
「我が方第1射、弾着・・・今!!」
「遠、遠、遠・・・全弾遠弾!!」
「まだ、初弾だ。よく狙え!!」
「仰角、下げ110。右15。」
射撃指揮所からの指示で、砲塔が旋廻し照準が修正される。
「第2射、テー!!」
轟音と共に第2斉射が放たれる。
ほぼ時を同じくして、英独両艦隊も第二斉射をした。
敵味方の砲弾が空中で交差し、お互いに降り注ぐ。

双方が攻撃を開始して10分も立たずに、ドイツ艦隊は命中弾を得た。
「敵巡洋戦艦3隻に命中弾!」
「よし、そのまま一気にケリをつけろ!!」

「英艦隊に命中弾!!」
報告を聞いた広瀬は、艦内電話に怒声を入れた。
「砲術長、まだ夾叉は得られんか?」
「申し訳ありません!。次は当てます!」
そのとき、比叡に衝撃が走った。
「被害報告!」
「艦尾に命中1。左舷至近弾2。被害軽微!」
「砲術長、頼むぞ!」
「ハッ!。下げ50、右10。テー!!」
日独両艦は同時に斉射する。
そして、比叡の周囲に水柱が突き立つのと同時に大きな衝撃が起きる。
それは先ほどより大きなものだった。
「左舷中甲板に命中2!。搭載艇1、全壊!。装甲貫通は皆無!」
「左舷に至近弾1!」
「我が方主砲弾、弾着・・・今!」
破片が飛んでくるが、それでも広瀬と大角は敵5番艦を見つめている。
「よしっ!」
「敵5番艦艦首・右舷に命中弾各1!。至近弾3!」
「砲術長、ただいまの砲撃、みごとなり!」
「ありがとうございます!」
「次は全門斉射だ!。全弾当ててみせろ!」
「ハッ!」
「敵艦発砲!」
直撃を受けた敵艦が、怯まずに撃ち返してきた。
砲弾が比叡に降り注ぎ、衝撃が再び走る。
「一番主砲塔付近に直撃、されど損害は軽微!」
「中甲板三番主砲塔付近に命中弾1、損害軽微!」
「敵艦もやる。だが・・・。」
広瀬がそう言ったとき、主砲発射の警報電鈴が鳴り響いた。
それが鳴り止んだ瞬間、比叡と金剛のあわせて16門の主砲が火を噴いた。
敵弾直撃とは比べ物にならない衝撃と轟音が響き渡る。
主砲の真下の海面が大きく窪み、波立ち始める。
高速で放たれた砲弾が敵艦に一直線に向かう。
そして敵艦が水柱で囲まれ、その中からいくつもの光が輝いて大きな爆炎が上がる。
すると、突然の大きな轟音と衝撃波が響き渡り、巨大な火柱が立ち上った。
「敵5番艦、大爆発!。弾薬庫が誘爆した模様!」
それは偶然であった。
フォン・デア・タンは舷側に主砲塔が設置されており、その付近に命中した比叡の主砲弾が50mmしかない水平甲板を貫き、弾薬庫に到達したのだ。
弾薬庫に到達した砲弾は、そこ林立していた28cm砲弾を道連れに信管を作動させたのだ。
その瞬間、フォン・デア・タンの船体が持ち上がり、途端にあの大爆発を起こしたのだ。
爆発で起きた舷側の主砲塔は宙を飛び、フォン・デア・タンは真っ二つに折れ、物凄い早さで海中に引きずり込まれた。
179. ham ◆sneo5SWWRw 2009/05/30(土) 20:53:49
「フォン・デア・タンの仇討ちだ!。あの日本艦を沈めろ!」
「ヤー!。目標、敵7番艦『コンゴウ』クラス!」
ドイツ艦隊で唯一攻撃を受けていなかった「デアフリンガー」が、比叡に向けて主砲を向け始めた。
「一番(アントン)主砲塔、よし!」
「二番(ブルーノ)主砲塔、よし!」
「四番(ドーラ)主砲塔、よし!」
「攻撃準備、よし!」
「発射(アブフェーレン)!!」
デアフリンガーの主砲弾が比叡に向けて放たれる。
「敵デアフリンガー級1隻、本艦に向けて発砲!」
「今度はあいつだ!。砲術長、頼むぞ!」
「ハッ!。目標、敵デアフリンガー級!。全門一斉射、テーー!!」
比叡と金剛も遅れて打ち返す。
双方の砲弾が空中で交差し、互いに降り注ぐ。
「左舷三番副砲に直撃!。火災発生!」
「敵デアフリンガー級の右舷に命中弾2、至近弾3!」
「攻撃してくる敵艦は『デアフリンガー』のようです。」
双眼鏡を覗いていた大角が、艦型を識別した。
そのすぐあとに双方の主砲が発射音が響き渡る。
そして再び衝撃が走る。
「艦首に直撃、左舷側錨鎖庫がやられました!」
「デアフリンガーの右舷に1、艦尾に2命中!」
「四番主砲塔にも命中弾1!」
そのとき前方のイギリス艦隊に陣形に変化が表れた。
「『インディファティガブル』が離脱します!」
艦尾に多数の命中弾を受けた「インディファティガブル」が戦線離脱を始めたのだ。
しかしそれも束の間、「ザイドリッツ」が逃がさんとばかり全門斉射をかけた。
放たれた28cm砲弾が「インディファティガブル」に突き刺さり、弾薬庫に到達した。
「インディファティガブル」は轟音と衝撃波、火柱を高々と上げ轟沈した。
後に救助された生存者はわずか1名だった。

旗艦がやられ、1隻が轟沈したイギリス艦隊だが、そこへ頼もしい援軍が訪れた。
「右舷後方に艦隊!。クイーンエリザベス級4を認む!」
「トマスの艦隊だ!。遅いぞ!」
それは、ビーティー艦隊から北に離れていたトマス中将の第5戦艦戦隊であった。
視界不良のため、信号を見落としていた彼らだったが、海戦が起きていることに気づき急行してきたのだ。
「第1、2巡洋戦艦戦隊発見!!」
「状況はどうなっている?」
「『ライオン』に火災が発生しています!。『インディファティカブル』の姿が見当たりません!!」
「くそ、ドイツめ!。攻撃開始だ!。ファイアー!!」
各艦の主砲から15インチ砲弾が放たれ、ドイツ艦隊に降り注ぐ。
「トミーめ。援軍を呼びやがったな!」
「司令官、大洋艦隊本隊が当海域に急速接近中とのことです!」
「囮作戦は成功しつつあるか・・・。だが、11対4では明らかに不利だ。本隊に一刻も早く来るように伝えろ!」
「ハッ!」

海戦はさらに激しさを増し始め、お互いの巡洋戦艦に損害が目立ち始めた。
しかし、その中で「比叡」と「金剛」はまだ攻撃力に衰えがまだ出ていなかった。
「中甲板二番主砲塔付近に直撃されど戦闘に支障無し!」
「これほど、攻撃を受けてまだ支障が無いとは・・・。やはり、水平装甲を強化しておいて良かったな。」
「はい、でなければ本艦も先ほどのように轟沈していたかもしれません。」
今までの戦艦、巡洋戦艦は近距離砲戦に備えて垂直装甲を強化し、水平装甲はあまり重視していなかった。
しかし、金剛型は夢幻会の指示により水平装甲が強化されていたため、他の戦艦よりも二まわりも厚い装甲が施されていた。
そのとき。
「『クイーンメリー』被弾!!。あっ・・・!!!」
「モルトケ」と「ザイドリッツ」の攻撃を受けていた「クイーンメリー」が大爆発を起こし沈み始めたのだ。
本日3回目の弾薬庫誘爆である。
普通ならありえない状況である。
このとき、「ライオン」の艦橋で「クイーンメリー」の爆沈を見たビーティーは「血塗れになった今日の我が艦隊は、何かがおかしいんじゃないか?」と、艦長に語ったという。
180. ham ◆sneo5SWWRw 2009/05/30(土) 20:54:25
16時30分頃、双方が殴り合っている最中にイギリス艦隊に凶報が届いた。
「第2軽巡洋艦戦隊の軽巡洋艦『サザンプトン』より入電!。我が艦隊前方にドイツ艦隊発見!!」
「なんだと!!。規模は?」
「待ってください、今続報が・・・、敵は弩級戦艦16、旧式戦艦6!!」
「戦艦22だと!!?、全艦一斉回頭、反転180度!!」
「逃げるんですか?」
「相手が違いすぎる!!。本国艦隊と合流してからだ!!」
「アイ・サー!」

「司令官、『ライオン』から信号です。『全艦一斉回頭、反転180度』」
「おそらく、大洋艦隊でしょう。」
「君達の言っていた史実通りというわけか?」
「はい。」
「22隻の戦艦を相手にするのはきついからな。艦長面舵だ。金剛にもこのことを伝えろ!!」
「ハッ、おーもかーじ。」

「提督、本隊です!!」
「よし、反転180度だ!。奴らにたっぷりとお返しをくれてやれ!!」
「ハッ!」

時系列は1時間進んで17時30分。
ジェリコーの本国艦隊がビーティーの艦隊を発見した。

18時10分。
英艦隊は艦隊陣形を単縦陣に組みなおしながら、ドイツ艦隊に対しT字戦法がとれるように東に進路を取り始めた。
一方、独艦隊はヒッパーの艦隊と合流しビーティーの艦隊を追撃し始めた。
しかし、ジェリコーの本国艦隊が接近中という報告が届いていなかった。
ビーティーの艦隊は、本国艦隊から離れていた「インヴィンシブル」を旗艦とする第3巡洋戦艦戦隊と合流した。
そして、英艦隊の反撃が始まった。

「司令官、どうやら英艦隊は丁字戦法をとるつもりのようです。」
「『インヴィンシブル』、攻撃を開始しました!!」
「こちらもだ!。砲術長、攻撃開始だ!。目標は『リュッツオウ』!」
「了解しました!。目標『リュッツオウ』!。撃ち方始め!!」
たちまち、砲戦が再開される。
「『リュッツオウ』に命中弾多数!。行き足止まります!!」
「いいぞ、その調子だ!」
そのとき。
「うわっ!!。『インヴィンシブル』、大爆発!!」
「またか、いったい何隻沈めばいいんだ!?」
そう、またもや弾薬庫誘爆である。
「『インヴィンシブル』を攻撃したのは『デアフリンガー』のようです。」
「あいつか…。砲術長さっさと『リュッツオウ』を沈めて『デアフリンガー』をやるぞ!!」
「ハッ!」
「司令官、本国艦隊が攻撃を始めました!」
「もうすぐ日が暮れる…。鍛えに鍛え抜かれた夜戦の強さを奴らに見せてやれ!!」
「「「ハッ!!」」」

19時15分
英艦隊の意図を悟った独艦隊は変針を重ねたが、再び英艦隊の側面に出てしまい西に進路を変更。
186. ham ◆sneo5SWWRw 2009/05/31(日) 08:36:24
>>181
改訂

21時
慎重すぎるジェリコーは自艦隊の夜戦の弱さから攻撃を一時中止。
明朝に再開することにした。

「司令官、見当たりませんね。」
「うむ・・・。」
第11戦隊は「デアフリンガー」と交戦していたが、夜の闇と駆逐艦の煙幕により不覚にも敵艦隊を見失ってしまったのだ。
「主席参謀、敵艦隊はまだいると思うか?」
「史実では、小規模ながらいくつかの艦が戦闘を行っていますので、まだ、何隻かは残っていると思われます。」
そのとき、見張り員が大声で叫んだ。
「2時の方向に灯りが見えます。」
全員がそれを確認する。
「あれは、艦の火災のようです!」
「艦長、探照灯だ!!」
「探照灯、照射!!」
比叡から何筋もの光が伸びる。
そして、その灯りの正体を浮び上った。
「『デアフリンガー』です!!。右50度、距離13000、微速航行中!!」
「砲術長、攻撃開始だ!!」
「目標、『デアフリンガー』!。テー!!」
「比叡」と「金剛」の主砲が咆え、砲弾が「デアフリンガー」に降り注ぐ。
「『デアフリンガー』三番主砲塔、艦尾に命中弾各1!!」
「左舷、艦尾に各2が命中!!」
「『デアフリンガー』傾きます!。乗員が甲板に集合し始めています!。退艦命令が出た模様!!」
「よし、撃ち方止め!!」
「撃ち方止め!!」
「終わりましたね。」
「ああ。だが、油断してはならん。周囲を警戒せよ!」
そのとき、突然広瀬たちの後ろで爆発が起こった。
爆発で、大角は壁にぶつかり痛みをこらえながら大声で叫んだ。
「何事か!?」
「敵艦です!。左舷中央『ドイッチュラント』級戦艦1、本艦を攻撃中!!」
「反撃だ!!。撃ち方始め」
「目標、敵戦艦『ドイッチュラント』級!。テー!!」
「比叡」と「金剛」が反撃の一撃を放つ。
「敵艦に命中弾4!」
「英駆逐艦隊が敵戦艦に雷撃!!。命中!!。敵艦傾きます!!」
ほっと一安心した大角はあることに気づいた。
「司令官?」
彼は周囲を見渡した。
しかし、広瀬の姿はどこにも無かった。
「まさか…。」
大角はある不安がよぎり、瓦礫を掻き分けながら広瀬を探した。
「司令官…。」
はたして、そこに広瀬はいた。
しかし、その体は首が無かった。


広瀬武夫大将  戦死  享年48歳。
死因  戦艦「ポルメルン」の主砲弾直撃。

彼の遺体は後日、当時欧州に来ていた秋山真之と大角岑生の手によって日本に送られた。


翌朝、ドイツ艦隊は完全に戦線を離脱。
海戦はここで終わった。
<ユトランド沖海戦  損失>
イギリス
・沈没
巡洋戦艦「インディファティガブル」「クイーンメリー」「インヴィンシブル」
装甲巡洋艦「ブラックプリンス」「ディフェンス」
嚮導駆逐艦「ティペラリー」
駆逐艦「シャーク」「スパローホーク」「タービュレント」「アーデント」「フォーチューン」「ノーマッド」「ネスター」
・大破
戦艦「マレーヤ」
装甲巡洋艦「ウォーリアー」

日本
・大破
巡洋戦艦「比叡」

ドイツ
・沈没
巡洋戦艦「リュッツオウ」「フォン・デア・タン」「デアフリンガー」
前弩級戦艦「ポンメルン」
軽巡洋艦「フラウエンロブ」「エルビング」「ロストク」「ヴィースバーデン」
大型水雷艇(駆逐艦)「V48」「S35」「V27」「V4」「V29」


日本に送られた彼の遺体はその後、岡田啓介や秋山真之、杉野孫七らが中心となって国葬が執り行われた。
イギリスからは、メリット騎士団とヴィクトリア十字勲章の2つの勲章が贈られた。

また、彼の交友のあったロシア人女性アリアズナは、ロシア革命で父と共に日本に逃げた時に彼の死を知り、彼の遺族に弔問した。

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最終更新:2012年01月30日 18:44