10 :ooi:2016/04/11(月) 21:48:43
豪州+新西蘭転移ネタ4
ロシア帝国について
ニコライ2世は1868年に赤ん坊として憂鬱本編から転生した。
生まれて自分自身の意思で体を動かせる様になってから国際状況を精力的に調査している時、日本が太平洋に転移した豪州等を領有し大陸国家になっている事を知った。
加えて、オスマン帝国も英国と同盟を結んでいる事にも驚いた。
また、前世より早く出会った王妃や誕生した子供達にも本編の記憶が有る事を知って驚愕する事になる。
そして、近い未来にロシア革命が起きて銃殺される事を知っていたニコライ2世は皇太子時代から皇族の権限を総動員して死亡フラグをへし折る為に動き出した。
まず、可能な限りで国民の税負担を軽くする事から始めた。
足りなくなった予算は増税ではなく皇室財産を切り崩す等して国民生活の助けになる様にした。
この努力は僅かながら国内の安定化に繋がるのである。

ニコライ2世「このまま前世の様に日本と戦争をしたら確実に甚大な被害を被る。現在の国内状況で戦争をするのは自殺行為だ。」
この様に考えたニコライ2世は一世一代の大勝負に出た。
1897年、ニコライ2世は満州、朝鮮地域における日本との領土の住み分けを長期間にわたって議論する為に訪日した。
そして、精力的に日本との妥協点を探していたが会議は難航していた。
だが、この活動は報われる事になる。
ニコライ2世の行動に疑問を感じた夢幻会がもしやと思い接触を図ったのである。

ニコライ2世「まさか日本に未来から来た人々が居たとわな…。そりゃぁ勝てない訳だ。だが、これで日露戦争を避けられる算段が付いた。」
夢幻会との接触した翌日から会議は一気に進行し、1900年に満州をロシア帝国勢力圏にする事と、日露共同で同地域の経済、技術開発を行い発展させる事が決定した。
この決定によって日露戦争は回避出来たのである。
加えて、日露による経済協力はロシア帝国の景気を好転させる事に繋がり、徐々に国民生活も安定した状態で向上するのである。
また、明治天皇とニコライ2世が握手する写真が新聞の一面を飾り、陛下の発言とニコライ2世の努力は結果的に日本の対露感情を好転させる事に繋がった。
なお、この決定に反発した清国が同年に日露両国へ宣戦布告したが速攻で降伏に追い込まれた。
清国がロシア帝国に支払った賠償金3億両はロシア帝国にとって貴重な臨時収入となり、ニコライ2世も少し笑顔になった。
3億両は史実日露戦争直前のロシア帝国歳入の約19.8~21.8%に相当すると考えられる。

ネットで見付けたサイトの為替相場を参考にすると史実1897年の1ルーブルが1.032円。
史実日清戦争の下関条約にあった賠償金を参照すると、1両が約1.565円となる。
これによって、1両が1.51ルーブル位になるが時期が違うので1両1.5ルーブルと仮定する。
史実日露戦争前のロシア帝国歳入が20~22億円らしいので、1897年の為替相場で換算すると20億6400万~22億7040万ルーブルになる。

一世一代の大勝負に勝ったニコライ2世は帝国の赤化を防ぐべく改めて気を引きしめた。
その後、円卓との交流が始まってからは日英露による赤化阻止が話し合われ、日露戦争が行われなかった事と経済発展によって国民生活が向上した事で革命騒ぎは小規模に終わり、赤化は防がれたのである。

ロシア帝国は財政が好転した事で、第一次世界大戦前にロシア帝国初となる超弩級戦艦であるペレスヴェート級戦艦を3隻保有する事が可能となった。
ペレスヴェート級戦艦の各艦名はペレスヴェート、オスリャービャ、ポベーダとする。

ペレスヴェート級戦艦
全長:220m
基準排水量:35000t
ボイラー:重油専焼缶12基
主機:ギヤードタービン8基、4軸推進
最大出力:96000馬力/108000馬力(過負荷時)
最高速力:26.5knot/27.5knot(過負荷時)
主兵装:45口径14inch連装砲 4基8門
舷側装甲:最大305mm
甲板装甲:100~130mm

第一次世界大戦で北方艦隊に所属したペレスヴェート級戦艦はユトランド沖海戦に参戦した。
そして、日英海軍と協力してドイツ海軍の戦艦を沈める戦果を挙げた事でペレスヴェート級戦艦は一躍国民の注目を浴びる事になった。
また、この活躍はロシア帝国陸軍の士気を挙げる相乗効果が付随しニコライ2世から称賛される事になる。
第一次世界大戦後、日英から様々な技術協力が行われたロシア帝国は更なる超弩級戦艦の建造を行う事を決定するが、ロシア帝国海軍の戦力増強はワシントン海軍軍縮会議に招待される要因となった。

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最終更新:2016年04月17日 18:17