374 :ひゅうが:2016/07/11(月) 09:56:45

――幕間 「逆コース(某新聞命名)」



「帝国政府は、北支問題について相互撤兵と中立化によって現下の問題を処理するに決す。」

――1937(昭和12)年1月20日 閣議決定


「帝国・満州両政府は、満蒙国境問題について、紛争処理委員の国境への相互駐留において蒙古人民共和国政府と合意に達せり。」

――1937(昭和12)年1月25日発表


「これは梅津・何応欽協定以前に立ち返るとの解釈でよいか」
「その通りである。国境より両軍ともに20キロメートル後退し、兵力についてもこれ以前へ戻ることに同意する。」

――1937(昭和12)年1月30日 南京


「これは誰の命令か!」
「参本ならびに大本営であります。武藤閣下。あなた方の召喚命令は、陛下も御承知です。」

――1937(昭和12)年2月1日 新京 関東軍総司令部


「帝国は、満州帝国の存立を前提として現下の諸問題を常設仲裁裁判所の判定に委ねる用意あり。」

――1937(昭和12)年2月5日 第一次廣田声明


「満蒙は日本の生命線、ではなかったのですかな?吉田大使。」
「生命線でも泉が枯れては意味がありませんからね。貴国でなければ米国へもっていくまででありますが。いかがなさいますか?チェンバレン次期首相閣下。」

――1937(昭和12)年2月11日 ロンドン ダウニング街11番地


「虎穴に入らずんば虎児を得ず、だね。」
「陛下。それは縁起が悪うございます。」

――1937(昭和12)年2月15日 東京 宮中


「独逸大使館内にコミンテルン一大諜報網!貴族院内にも細胞多数か?」

――1937(昭和12)年2月18日 東京日○新聞朝刊第一面


「こんなときに、何の用かな東条上等兵。」
「こんなときだからだよ。石原作戦部長殿。」

――1937(昭和12)年2月18日 三宅坂


「日本政府内部にて大規模な権力の変動が発生した模様。ここ数週間で、主戦派と目された少壮将校や将帥の大規模な逮捕拘禁が強行。
また、主要報道機関内の大規模捜索が進行中。
驚くべきことに捜索範囲はドイツ大使館関係者にも及んでいる。
日本政府は新島編入に伴い大陸政策を転換したと思われる」

――1937(昭和12)年2月19日 駐日米国大使館発電文


「東洋情勢は複雑怪奇」

――1937(昭和12)年2月20日 ベルリン 総統官邸

376 :ひゅうが:2016/07/11(月) 09:58:42
おっと。「チェンバレン次期首相閣下」に修正願います。

チェンバレン首相閣下をチェンバレン次期首相閣下に修正

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最終更新:2023年11月05日 16:46