480: 635 :2019/03/07(木) 17:40:11 HOST:p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp
間違えた。
神の先の島じゃなくて神の前(さき)の島でした(汗)
以下訂正

銀河連合日本×神崎島 ネタ 神の気紛れ


「サア、ドンドンイクワヨ!」

潜水棲姫率いる深海棲艦潜水艦隊は人民解放軍海軍所属の原子力潜水艦を恐怖に陥れていた。
何処からともなく聞こえるうめき声や見られているような感覚、
ティ連のゼル技術を用いた幽霊を艦内に出現させるなど乗員のSAN値を確実に削っていた。

「フフ、何処マデ持ツカシラネ。」

最近では和製ホラーに飽き足らずデッドスペースなんかにも手を出し始め、
今回の作戦では艦内の壁から音を出したり、ネクロモーフをチラッと見せたりしている。

「!?」

作戦を行っていた深海棲艦達の動きが突如として止まる。

「原潜ハ何処ヘ行ッタ!?」

原潜が突如として姿を消したのだ。
部下のソ級やヨ級も周辺を捜索するが姿は見当たらない。
聴音機には圧壊音もしないので轟沈したわけでもない。
実際攻撃してないし。


「神隠シカ…。」

「ソノ可能性ガ高イカト。」

潜水棲姫と部下が会話を行う。
原潜が消えたのは神隠しだと。

神崎島がかつて存在した常世ではよくあることであった。

ルートから逸れて母港へ強制的に帰還、
艦これのハズレマス通称お仕置き部屋へと行くと勝利しても強制的に帰還、
旗艦が大破したら強制的に帰還などなど、それらは通称神隠しと呼ばれた。

神崎島周辺のうずしお同様に艦娘や深海棲艦でも回避出来ない代物である。
おそらく原潜も母港へと強制的に帰還していることだろう。
潜水棲姫達に遭遇したのがお仕置き部屋扱いだったようだ。

時空が歪むという神崎島、これもそんな現象の一つであった。

「全クヒルコ神ノ気紛レニモ困ッタモノデスナ。」

「ソウ言ワナイノ、ソノオ陰デ神崎島ガ守ラレテイルノモ事実ナノダカラ。」

潜水棲姫は部下を嗜める。
艦娘や深海棲艦の間ではうずしおや神隠しの事を神の気紛れと呼ぶ。
実際になんで帰還したり、電探で被害が抑えられるのか分からないからだ。

だがそんなものとも上手く付き合っていけるのが神崎島なのである。
神の前(さき)の島、その名は伊達ではないのである。

481: 635 :2019/03/07(木) 17:41:05 HOST:p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp
某国潜水艦

「声が止んだ?」

「GPSが復旧したぞ!」

「レーダーも正常に可動!」

「助かったのか…?」

乗員全員が呆然としている。

「はっ!?総員!現状を確認しろ!」

いち早く正常になった艦長が命令を下す。

「本艦の現在位置は…。本国の沿岸!?しかも基地の目の前だと!?」

「バカな!?どういうことだ!?1000km以上を一瞬で移動したというのか!?」

艦長がオペレーターへと詰め寄る。

「は、はい。GPSが正確ならそうなります。」

「まさか外星人の技術?いやしかし水中の物体を強制的に移動出来るものなのか?」

艦長はブツブツと呟く。
そこに機関部から連絡が入る。

『艦長…、こちら機関部。』

「どうした?」

艦長に嫌な予感が過ぎる。

『本艦の原子炉は核燃料の大半を喪失、航行可能ですが原潜としての機能は喪失したも同然です…。』

「なっ!?」

『こちら弾薬庫。』

「こ、今度はなんだ!?」

『本艦に搭載していた核魚雷が全てありません。ちくしょうどうなってやがるんだ!?』

「ま、まさか他の奴らが言ってたあの与太話は本当だったのか…?」

艦長は背筋が凍る様な感覚に襲われる。

「(なあ、この艦も呪われたんじゃ?)」

「(あの話と一緒だ。早く降りたい。)」

艦橋の乗員たちがボソボソと話し始めた。
艦長は紛らわせるように怒声を発する。

「貴様ら静かにしろ!粛清されたいのか!?」

その艦長を乗員は冷たい目で見る。

「(あいつの責任だ。)」

「(あいつが強制的に出撃するから呪われたんだ。)」

「(呪うなら艦長だけにしてくれよ。)」

「くぁwせdrftgyふじこlp!!」

声にならない声を上げ艦長は倒れた。
その後、艦長が艦に戻ることはなかった。



中国某所精神病院666号室

あの原子力潜水艦の艦長はそこにいた。

「溶けて……堕ち……寄せて……欠け…。」



神崎島鎮守府近海、対潜哨戒遠征中の第六駆逐隊

「あ!資源が浮かんでるわよ!」

「もう!雷少しは落ち着きなさいよ。」

「そういう暁もたまに似た状況だよ?」

「でもなんで資源は回収しやすい状態で海面浮かぶのですか?」

「電、司令曰く『神の気紛れ』な贈り物だそうだよ。」

「響ちゃん、じゃあしょうがないなのです。」


以上小ネタ6のネタへと続く

482: 635 :2019/03/07(木) 17:48:17 HOST:p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp
以上訂正です。

478: 635 :2019/03/07(木) 16:41:20 HOST:p1898232-ipbf412souka.saitama.ocn.ne.jp
以上になります。
転載はご自由にどうぞ!

資源が回収可能な状態で浮かんでるんだから、核弾頭や核燃料も同じ状況でしょう。
それ以前にその季節になると菱餅やら正月飾りの材料やら浮かんでる時点でもう凄い世界(小並感)

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最終更新:2019年03月07日 18:19