744 :New ◆QTlJyklQpI:2012/01/20(金) 23:42:54
支援SS  ~欧州小火器 北米事情~

1943年から北米大陸に上陸した遣欧派遣軍は最初から戦闘被害の大きさに悩まされていた。
始めは都市などの制圧やコスト・量産性から独英などはMP40やステンなどのサブマシンガンを主に使っていたが平坦な地形では射程が届かず
M1903小銃や猟銃などでアウトレンジされる形になった例が多く出た。

ドイツは独ソ戦でのロシア平原などを経験してたため即座にライフル銃を使えたが小銃の配備自体が行きとどいてなかった
英国はその後も損害を増やし、ドイツが鹵獲した小銃などの兵器群を高値で買い戻す事態になった。

また、北米では今まで厄介払いされていた対戦車ライフルも意外な活躍を見せている。
旧合衆国将兵等を中心に盗賊化し、テロ行為が多発し、中にはトラックに鉄板を張り装甲車として使用する例も多々見受けられ
遠距離から撃破出来るとして独ソ戦では威力不足から用済み扱いとなったパンツァービュクセなどが優先的に北米に
送られた。英国もボーイズ対戦車ライフルを使用するなどしたが独ソ戦で鹵獲したシモノフやデグチャレフなども送られ
積極的に使用されることになる。

そして派遣軍でもっとも使用されたのは鹵獲された工廠で製造されたアメリカ製兵器であった。これは補給や本国からの武器供給の
不安定さなどを考慮してのことだがトンプソンマシンガンのストッピングパワーやブローニングBARの頑丈さ、ガーランドの速射性など前線の将兵
から好評でロンメル将軍もトンプソンを携行し始めたことで更に強まった。
結局武装SSを除き現地調達であるはずのアメリカ製兵器が派遣軍でかなりの割合を占め、英独などの本国に持ち帰られ
一部はコピー生産され配備されたことで旧アメリカ人からは「欧州はアメリカ製兵器に占領された」と揶揄されることになる。

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最終更新:2012年01月30日 21:49