875 :New ◆QTlJyklQpI:2012/03/19(月) 00:25:18
支援SS ~ドイツ海軍の変革~

1940年代、ドイツ第三帝国海軍では次世代の海軍の運用や艦艇について話し合われていた。
当初はZ計画による旧来の艦艇配備を進めるレーダーとUボートを主力に据えた新進気鋭のデーニッツの
2人の対立抗争が起こるかと予想されたが事態は全く予期しない方向へと動くことになる。

レーダーは既にZ計画が時代遅れであり、デーニッツらUボート部隊の圧倒的な戦果やこれからも
冷遇されるだろうドイツ海軍を鑑みてデーニッツらのUボート大量配備を認めようとしていた。

しかし、当のデーニッツ自身がその考えを否定してしまったのだ。
理由としては「従来のUボートでは対策をすぐに取られて費用対効果に合わないため」であった。
実際対英戦では不足するUボートの数を枢軸国家の潜水艦も回してもらったため初期こそ大戦果を齎した。
しかし、日本の護衛艦隊への攻撃は損害が大きく、英海軍もすぐに対策を考え出して戦果の割に損害が
多大となる傾向にあり、いくらコストを安く出来ても仮に大量配備した途端対策をとられたら全部鉄の棺桶になりかねない。

2人が自分の主張を取り下げたことで話し合いは暗礁に乗り上げたが北米での地歩確保や艦隊の派遣、
更に米国の遺産と言うべき技術や人員を手に入れたことで海軍は新たなる方針を打ち出した。

  • 既存艦艇は航続距離の強化と対空火器の増設などの改修を行う。
  • Uボートは量より質的向上を目指し、現在開発中の水中高速型を基本に更なる性能向上を目指す。
  • 北米航路防衛という新たな任務の為に新規建造は駆逐艦、巡洋艦、給油艦、輸送艦を中心とする。
  • 元米海軍の人員を引き抜き外洋任務などのノウハウの獲得を目指す。
  • 米艦艇や整備施設を確保し技術を獲得し独海軍の艦艇に反映する。尚、改修などにコストが掛かるなら技術の丸写しも可。
  • 空母など航空戦力の保有を目指す。

ドイツ第三帝国海軍が外洋海軍になる礎がこの時に決められた。

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最終更新:2012年03月19日 19:13