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参加者の中でも主催者であるシャルル・ジ・ブリタニアの知り合いはそう多くない。

日本人でありながら名誉ブリタニア人になり、ブリタニア軍の兵士になった。
そして、『行政特区日本』設立を目指したユーフェミア・リ・ブリタニアの騎士になった。
だが、ユーフェミアはゼロのギアスの呪いにかかり日本人の虐殺を命じられ、『行政特区日本』の設立に失敗しゼロに射殺された。
ゼロに復讐を誓った彼はブラックリベリオンにてゼロを捕獲。
そしてこのゲームの主催者シャルル・ジ・ブリタニアから『ナイトオブセブン』の称号を手にした。

「まさか僕がこんなバトルロワイアルなんてのに巻き込まれるなんて」

枢木スザク。
彼は先程シャルル・ジ・ブリタニアに反抗して見せたルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの親友であり、仲間であり、敵であった。

そしてルルーシュが言っていた通りに彼もまたシャルル・ジ・ブリタニアの最後を知っている。

「まさかルルーシュまでが生きているなんて……」

      ルルーシュ
自分で殺した親友の最後もまた知る者である。
自分が右腕となり『ナイトオブゼロ』の称号を渡した男。
そして、日本人とブリタニア人なら彼が死んだ事はほぼ全員知っているだろう。

だがあの場に居た者はみんなルルーシュの事を知っている様には見えなかった。

「本当なら今すぐに体力のないルルーシュに着いてゲーム打倒をしたい……。でもこれはなんだっ!?」

名簿のとある名前に目が行く。
『ユーフェミア・リ・ブリタニア』。
自分が騎士であり、そして――。

「僕の初恋だった人……」

そもそもルルーシュと戦う事を決意した僕はルルーシュに着くべきだ。
いや、ユフィの剣になると誓ったんだ。その為にルルーシュとも敵対をした。ならユフィに着くべきだ。

「僕はどうすれば良いんだ……」

どちらも死んでしまった僕の大事な人。

スザクの中ではどちらを優先に護るべきか、拮抗していた。
既に悩んだ時間は4時間を越そうとしていた。

「僕はっ――」
「人を見つけた、だから殺す」
「――なっ!?」

悩み、苦しんだスザクは簡単に敵からの攻撃を察知出来なかった為避けるのが遅くなってしまう。
そして、振られていたハルバードが肩にかする。

「ぐぅ……」
「君は相当鍛えられているね。普通なら殺されていてもおかしくないんだけど」

相手。
スザクの目に映るのは、エサの命を取ろうとしている鷹の目をした剥き出しの敵意を醸し出す男だった。

「君は名乗らずに闇討ちをするのかい?騎士として反する行いだ」
「そうか――





僕は騎士ではない、異常(アブノーマル)な狂人だ!」

間合いを一気に踏み込んだ相手の斬撃。
スザクはあえて前へ出て行きそのハルバードを手で止めた。

「確かに君は狂人だね」
「こんな攻撃を受け止める君の方が狂人だよ」

お互いが後ろに飛び退き、長い間合いが出来る。

武器を持った相手に、未だスザクは丸腰であった。

「君は狂人と言ったが僕は騎士だから名乗らせてもらう
ナイトオブゼロの枢木スザクだ」
「じゃあ僕も騎士に習おう。僕の名前は宗像形。――だから殺す!」

ハルバードはスザクの目の前に落ちた。
宗像の威嚇行動であった。

一般人が武器を持ってこんな速さなのかっ!?

スザクはこのゲームの主催者、シャルルがどんなに鍛えられた人物をチョイスして参加させたのかこの男を見て、恐怖すら覚える。

「圧倒的に君の不利だ」

宗像は力でスザクにハルバードを向ける。
ハルバードの刃はスザクの頭を真っ二つにしようと振り下ろされる。

「でも僕は死ねない」

スザクの目が赤く光り出す。
ルルーシュのギアス『生きろ』という呪いを受け取っていた。
つまり彼の体を保護するリミッターが剥がれた。

スザクの手には支給品の武器であるスタンガンを持っていた。

ハルバードを器用に跳びながら避けて、後ろに周り首筋にスタンガンの電撃を浴びせた。

「しばらく眠っていてくれ……」
「…………――それは叶わないよ!」
「っ!?」

スタンガンを浴びせられていてもフラフラとなっている体を立ち上がらせる宗像であった。

「だから殺す!」

弱い力ながらもハルバードが横に払われる。

「ぐっ!?」

足に肉が削られる嫌な痛みが走りだす。
どうやら少し肉を削られてしまったらしい。

「なんだこれは……!?」

スザクの「生きろ」というギアス(呪い)が逃げろと体に命令しているのだ。
それほど目の前の男、宗像形は危険で強いのである。

「どうしたの棒立ちになって、だから殺す」

宗像がスザクに向けて突進をしてくる。
無意識にギアスの影響を受けたスザクはスタンガンをしまい込み違う武器を手にしていた。

「クソッ!」

ピンを口で素早く抜き取り宗像にそれを投げつけた。

――BOM!

「げほっ、げほっ……」

咳き込みながらスザクはこの場から離れた。
もちろんこんな手榴弾の1個や2個を投げつけられただけで死ぬ相手だとも思っていない。

「煙が邪魔だ、だから殺す」

ハルバードの振る風圧で煙を晴らす。
そこには何も無かったかの様に野原しか無かった。

「逃げられた、だから殺す」

スタンガンを首筋に当てられ、手榴弾を直撃ではないにしろ当たってしまった宗像の服は若干ボロボロ、傷もいくつかある。
だが目の闘志だけは失われてはいなかった。

「このままだと僕は体力が尽きるだろう、だから殺す」

宗像はこの場に座り込んだ。

いくら自分が殺人衝動のみ残り、それによる衝動で戦闘力が上がるにしろ体が保たなくなるのは時間の問題である事はわかった。

他人が来れば殺すだけ。

宗像は1回放送を目処に休息を取る事を決めた。

夜の空はだんだんと明るくなってきていた。



【C-5 野原/早朝】

【宗像形@めだかボックス】
【装備:野田のハルバード@Angel Beats!】
【所持品:支給品一式 壊れているストーブ@Fate/stay night 防犯ブザー@現実】
【状態:服が若干ボロボロ、傷(小)】
【思考・行動】
1:休息を取る、だから殺す。
2:誰か来たら殺す。
【備考】
※戦挙編〜次世代育成プログラムの間からの参戦です。
※人間が好きな感情がなくなり、殺人衝動だけが残る人間になりました。



「たった1人だけの戦闘に怪我を負いすぎだ……」

フラフラな足を無理矢理に歩かせたスザク。
最初に戦った宗像と自分とでは相性が悪過ぎた。

野原の草に流れ出た血が零れてしまっている。

「こんな戦いをするつもりじゃなかったんだが……」

ルルーシュ、ユフィ。
どっちを護るかの方針を立てなければならない。

どっちも、なんていう都合良い答えはおそらく存在しない。
二者択一であろう。

「まずは休息を取ろう……」

騎士として心得ている止血を足にしていく。
その止血をしながらもスザクは考察していく。

「くそっ、今更こんな事決められるかよっ!?」

優柔不断な自分を切り捨てたかった。
自分で自分を殴りたかった。

「あと2時間しない内に放送が流れるはずだ……。この放送を聞いたあとに動いてみようか……」

どちらの死を願っているわけではない。
だが自分はわからなくなっているのだ。

誰の騎士で誰のスタンスでこの島に居れば良いのか……。

――結局、枢木スザクという人間は自分で動く事の出来なくて、誰かに着いていないと行動出来ない。
そんな弱い負の部分が大きくなっていた。



【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュ】
【装備:詩音のスタンガン@ひぐらしのなく頃に】
【所持品:支給品一式 手榴弾14/15@現実 ランダム支給品×1】
【状態:足に怪我(深い切り傷)】
【思考・行動】
1:1回放送を聞くまで休息を取る。
2:ルルーシュとユフィ、どちらに着くか迷っている。
【備考】
※R2最終話からの参戦。
※宗像を危険視。



【詩音のスタンガン@ひぐらしのなく頃に】
目明し編にて詩音(魅音)の持っていた普通のスタンガン。

【手榴弾@現実】
ピンを外すと爆発する小型爆弾。



053:かみのおとされもの 時系列 076:仮面は微笑む。
042:這い寄る混沌 投下順 044:傭兵とリフレイン
START 枢木スザク 050:剣ツルギ物モノ語ガタリ
006:嘘の境界 宗像形 106:かぜ~breeze~
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