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月夜に照らされ輝く女が1人立っていた。
ただ怖がるわけでも、笑うわけでも、怒るわけでもなかった。
ただ無表情にただその場に居るだけの様に。
C.C.は立っていた。

「ゲームか。あいつもまたよくわからん事を始める」

月の光で首輪を照らす。
C.C.にはどの様になっているかはわからない。
上から見るそれは不釣り合いにキラキラと銀色の首輪がキレイに輝いていた。
人の血を求める様にわざとキレイにしていると感じさせる。

「久し振りな面子を見た。相変わらず変わらない2人だなぁ」

常に上から見下ろすシャルル。
常に父親や権力を嫌悪するルルーシュ。

どちらも良く知る人間で、死んだ人間。

「しかし私はまだ呪いに縛られているはずだ。そんな私でも死ねるのかシャルル?」

元々生や死にはもうこだわらない。
既に死に、生きたから。

C.C.には不死の呪いに縛られ、それをギアスの暴走した者に不死の能力を渡さなければ自分はまた何回でも蘇ってしまう。
そんな体質の魔女は何年、何十年、何百年と生きた。
その過程で何人にも不死を渡そうとしたが全て失敗をしてきて今に至っている。

「問いは返らぬかシャルル」

昔の協力者への問いは闇に消えていった。
誰にも聞こえる事もないまま言葉は消滅する。

「首が爆発する首輪、意味なく参加者を殺して脅した見せしめ、ランダムに渡される武器、24時間以上人が死ななければ終わる制限時間、金や願いを叶える報酬、海に囲まれ出れない島(フィールド)、時間が経つにつれ狭くなる島、6時間ごとに発表される死亡者、1日ぶんしかない食料、摩訶不思議な未知なる力……本当に極限にまで人を殺す為だけに縛ったルールだな」

1本1本と指を折っていく。
そしてちょうど指が10本折り終えた。

「自由度が高そうでかなり低いゲームなのではないかこれは?」

地図を見る。
まるでルルーシュへの当てつけの様にチェス盤を傍観させるなと、彼女は思った。

「名簿の知り合いのメンバーには笑わざるをえないな」

声を高くするだけ。
顔は笑ってはいなく、また無表情であった。

「ルルーシュ、スザク、ユフィ、ロロ。参加者を見ると嫌らしいチョイスだな」




ルルーシュはもちろんナナリーの騎士であるスザクを護ろうとするだろう。
ユフィとロロなんかは邪魔でしかない。

だがスザクはどうだ?
親友のルルーシュを護ろうとするだろう。
これだけなら面白くもなんともない。
だがスザクが忠誠を誓い、初恋の相手であったユフィを混ぜる。
これだけでスザクはどちらを護るか苦悩する事になる。

ロロとルルーシュなんか真逆だな。
ルルーシュはロロの事が嫌いで邪魔な弟役の存在。
ロロはルルーシュに懐き過ぎている。

知り合いの人間関係を見ると複雑過ぎるな。
本当にこの人選はシャルルが面白がって入れたのだろうな。

死んだルルーシュとシャルルの姿を見たんだ。
きっとユフィとロロだってどうせ本人だろうしな。




「おそらく他の参加者にも5人ぐらいずつ知り合いを入れているのではないのか?そういう葛藤をシャルル達は嘲笑っているのだろうな」

C.C.は他の参加者達とは違い、動くつもりがない。

それは方針というわけでもなく、本能に近い感情であった。

「まぁ良い。このゲームどの様になるのか私が見届けよう」

これから起こるであろう惨劇。
それはわからないし自分に降りかかるかもしれない事。
だがこのC.C.は他人事の様に言った。

それなのにC.C.はこの島に連れられ、始めて妖艶に楽しそうに笑うのであった。



【E-3 川周辺(北側)/未明】

【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ】
【装備:なし】
【所持品:支給品一式 ランダム支給品×3】
【状態:健康】
【思考・行動】
1:ゲームを傍観する。
2:まだ行動を起こすつもりはない。
【備考】
※本編最終話後からの参戦。



031:歪曲スル正義 時系列 019:俺の救世主さま
046:三千院ナギの驚愕 投下順 048:にげないで 過ちも 真実も 嘘も 全て赦す魔法へと変えよう
START C.C. 055:堕ちないネイロ
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