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死は誰にでも訪れる。
気付けば自分は生きていた/死んでいた。

どれだけの英雄にも王にも偉人にも戦士にも正義の味方にも悪の魔王にも主人公でもヒロインにもサブヒロインにもモブキャラにも奴隷にも。

何より平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で平等で……、
――なのに。
何より不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等で不平等な話だが……、
紛れもない真実であり、全ての者の旅の終着点だ。

例外はない。

『例外の方が多い法則』。
これには必ず該当しない特殊な話。

生み出された命と引き換えに、死する命。


こうして世界はバランスを保つ。





――――――――――――――――――――
なんだよ、ワタシの学校から逃げておいて、
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もう2人くたばっているのかよ。
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◇◇◇◆◆◆





自分の死に納得のいかない正義の味方が居た。
正義の味方と言っていいのかわからないくらいの最弱な少年。

「俺はまだこんなところでは死ねないんだよ……、でも……」

死んだ。
仲間になったばかりの涼宮ハルヒの逃亡と引き換えに上条当麻の死を招いた。
自分はあの時どうすれば死の回避が出来た?

一方通行みたいな反射の能力が必要だったのか?

「違う、それは俺じゃない。俺には幻想殺し(イマジンブレイカー)がある」

だからと言って別に何もあるわけじゃないが……。

「まさか幻想を殺す俺が幽霊だと?ふざけた話だ」

しかしこうして自分の死体を前にして彼は口から何百回、何千回と口にした言葉がふと呟かれる。

「不幸だ……」

何故か毎度死にかけておいていざ死ぬと脱力感が湧く。

「まだお前にはやり残した事があるんじゃないの?」

ふと女の子の声が頭に届いた。
あまりに突然でシュール過ぎてその言葉を疑わずにやり残した事を思い浮かべる。

――やり残し。
なんかあったか……?
インデックスやビリビリや両親に別れの挨拶1つ言えないままくたばっちまった事か?
…………いや、それはそうだ。
しかしもっと大きな、大きなやり残しがあったはずだ。




そうだった。
あれの事じゃないか!

「バトルロワイアルだと……?最後の1人になるまで生き残れだと……?
従うかよそんな話!俺は死んじまったが言ってやる!
誰がこんな殺し合いをするかよ!
そのふざけた幻想をぶち殺す!」

彼女には目もくれずに霊体の姿で、少年上条当麻はバトルロワイアルの地を駆け出した。

「無駄な事をいくらでも突っ走っタら目的を遂げられるかもネ」

囁いておいて彼をバカ者とでも言う様な声。



『死ンでからも抗ったって何になるんだろうネ?』






◇◇◇◆◆◆





「鈴、恭介、真人、謙吾、来ヶ谷さん……、僕は弱いままだったよ……」

自分の決断力の無さ。
それが彼の死に繋がった。
優柔不断な性格が災いしたといってもあながち間違いではないだろう。

恭介達が体を張ってバスの事故から救ってくれた命をバトルロワイアル開始30分以内に失った。
せっかく貰った物をいつの間にか落として無くなってしまったみたいな体験に近いがそれを命で例えるなら価値が違う。

(本当に価値が違うのか?ワタシには全て同じにしか見えないんだけどな)

女の子は理樹の背中をまるでテレビでも見ているかの如く他人事の様に静かに傍観していた。

「放送を聞いた限りならバスターズ内で死んだのは僕だけみたいだ……」

それに。
理樹の脳内に映るのは普段は強気なクセにいざとなると情けなく人見知りする幼なじみの少女で、向こうの世界でもずっと支えてくれていた茶髪で猫好きな少女が浮かんでいた。
恭介の妹――棗鈴。

「泣かせてしまったな……」

でもあのアウレオルスさんと打ち解ける鈴は強く、頼もしかった。
鈴は彼の死を乗り越え、成長を続けていくだろう。
それがあと短い時間だったとしても。

「僕も恭介達みたいにリトルバスターズを守り抜けたら……」

仲間達なら必ずそんな行動を取るだろう。
いくら間違った道へ向かおうと、リトルバスターズという目的は変わらないだろう。

仲間達みたいにそれさえ出来れば少年は後悔なく成仏出来るだろう。
出来ないからこうして幽霊になってここをさまよっているのだろう。
決断する間もなく、彼の視界は風景から朱、そして黒く染め上げ闇に落ちた。
冷めていく体温、まるで魂でも吸い取られたみたいに気付けば泣いた鈴の目の前に居ても気付かれない体になっていた。

「ヤってみろよ、それで満足ってなら。今のお前は幽霊だが実体ノある幽霊なんだゼ?」
「え……?」

そう言われ理樹は自分の遺体に触る。
氷より冷たくはないはずなのに、それは氷点下より冷たく響く。

「感覚まで?……さっきまでは触る事すら出来なかったのに……」
「でもこれでお前は親友達を助けられるはずだ、違うか?」

ニタニタと笑う女の子。
悪魔かもしれない異常な存在。
でも理樹は自然と彼女の言葉に聞き入っていた。





◇◇◇◆◆◆





「チクショー、あの白髪野郎ムカつく!死ね死ね死ね!シャルルとか言うジジイめ、ふざけんじゃねぇよ!
誰があんなのに勝てるかよっ!
こんなクソゲー認めるか!リセットボタンのないゲームなんかゲームじゃないじゃねーかよ!」

憎しみ。
憎悪。
恨み。
怨み。

負の感情を撒き散らしていたのは長沢勇治であった。
死んでからまだ間もない。
恨みの強さはそれを物語っている。

「ムカつく、ムカつく、ムカつく!ゲームの主人公の僕は負けない!こんなゲームぶっ壊れろ!このクソゲーを作った奴はぶっ殺す!」

壊したい。
殺したい。
そんな感情を満たせぬまま死んだ自分が憎かった。
まだ自分はやる事がある。
壊せる物は壊して、人を殺して、このゲームをクリアしてエンディングを見て、ネットにクソゲーだったと書き込んで、ここの経験を生かし今まで自分を馬鹿にしてきた奴に復讐して、新しいゲームをする。
ほら見ろ、まだやるべき事は僕にはあって死ねない事がわかっただろう。
だからあと1度チャンスを。
次はもっと上手く出来るから。
優勝して、このまま2回戦だって開始させても構わない。

「死ね、死ね、全滅しちゃえば良いんだ!俺の手で壊してやりたい」

はぁはぁと細く小さい体は悲鳴を上げていた。
彼は気付かない。
握った実体のある石を握って地面に大きな傷を付けている事に。
思考能力は沸騰していた。

(こんなバカガキ程扱い易イ奴なんか居ないよナァ)

冷たい目をしながら彼女は長沢の後ろから現れる。

「ナらやってみろよ。チャンスなんかまさに現在進行形で現れていルゼ」

長沢に冷たい声を浴びせ、沸騰した脳みそは一気に冷静にさせた。
現実で火に水をかける行為にとても酷似している。
伝えたい事は伝えたと言わんばかりに彼女の姿はまるでない。

「ほ、本当なのか!?なぁオイッ!消えるなチビガキ」

しかし叫んでもお願いしても、怒鳴っても長沢の前に女の子は現れなかった。
見えた女の子。
都合が良いがこれはご都合主義だ。

「ははっ、やっぱり主人公は僕――じゃない俺なんだよっ!主人公補正は俺に力をくれたんだっ!」

へへっと長沢は自分の遺体には目もくれずデイパックを強引に引っ張る。
長沢にとってくたばった物、自分の遺体すら興味が無かった。

「クロスボウに注射器1本、まずは武器探しからしないとなぁ」

ゲーム感覚で考える長沢。
死んだ人間は人間ではない。
彼によく当てはまる言葉である。





◇◇◇◆◆◆





「あはっ、あはははははは」

まるで自分が死んだ事には気付いていないツインテールな少女がふらふら歩いていた。

その姿を女の子は考え込みながら傍観していた。
上条当麻、直枝理樹、長沢勇治。
3人ははじめて見た人間であったが彼女には見覚えがあった。
篠崎あゆみ。
持田哲志やその仲間達を天神小学校へ連れて来た元凶。
冴之木七星のブログを読んだ哀れな1人であった。

「アイツは元々狂う才能があったよな、わざわざ説明しなくともアイツなら暴走してくれるはずだ」

ほとんど彼女の事は熟知している。
そんな事もあり、女の子は篠崎あゆみに姿を現す事なく消えていた。





◇◇◇◆◆◆




「ナギ、あなたは生きるのよ」

放送を聞いたマリアは安堵した。
自分は死んだがナギは生きていた。
自分が命を捨ててまで戦いに赴いた相手で、自分の妹の様な彼女の生を祈る。

「ハヤテ君、ナギをお願いいたしますわね」

必ずナギを探してくれるであろう綾崎ハヤテ。
数ヶ月前にナギを助けてくれた不幸体質な執事。
彼がナギを助けてくれる事を祈るしかない。
だが、さっき彼は私の遺体を見てしまったが為に精神が少し不安だが、私の遺体を供養した事は優しさがあり、私は感謝しなくてはならない。


だがまだ心残りがあるのか引っかかりがある。
表の心は理解出来ても、裏の心には気付かないという事だろうか。

「一体なんだと言うのでしょうか?」

悩む。
悩むが、引っかかりは収まらなく、正体も未だわからず。

「ソれはやはり他人任せじゃなく自分でどうにかしたいんジャないのかイ」

そして突きつけられた裏の心。
ナギの顔、確かに私は自らの目で確かめたい。

「それは実体のあるオ前にはする事が出来る」

まるで私は夢を見ている、それを第三者が見ている。
私は今、その第三者に居た様な気がするのでした。





◇◇◇◆◆◆





最初はタダ持田哲志達がいきなり天神小学校から居なくなったから見に来たに過ぎなかった。
持田哲志、持田由香、中嶋直美、岸沼良樹、篠崎あゆみ、刻命裕也の行方を見つけたらバトルロワイアル。
過程はよくわからんが奴らが苦しむのは最高だ。

この島に来るのには苦労したがワタシの力で入れないわけはなかった。

だがそれが影響したせいかこの島の死んだ人間、霊が実体化をした。
ワタシの天神小学校の様ニダ。

だからワタシはイタズラをしてやった。
その霊達が動くきっかけを教えてやった。

ある者は正義。
ある者は仲間。
ある者は狂気。
ある者は異常。
ある者は依存。

きっかけはバラバラだったが皆死しても尚抗う。
目的の為に。



…………。
………………。






「救いなんかあるわけないダロ」

ただ、バカみたいで、静かに寝ていた方が幸せだったろうに。

だが幸せなんか与えない。
だってワタシは誰より人間を憎むサチコだから。

「持田哲志の黒化など珍しい発見があって見ていたいものだがそろそろワタシはここを消えるか」

しかし考えればおかしな話だ。
黒化は絶望し心が弱ると校舎に取り込まれるものだがここに校舎はない。
天神小学校で死んだ者は閉じられた世界により永遠に味わい続けている――まさかこの島でもそれと似た事が起きている。

だが似た世界だからこそワタシはこの島にいつでも出入りが出来るのだろう。
興味深い話だがそんな事は探る気はない。

さて、最後に持田哲志らの参加者全員に聞こえているかは知らんが教えてやる。
バトルロワイアルだかの脱出方法の事ダ。














「知るわけナイだろ」



【篠崎サチコ@コープスパーティー  離脱】




【H-4 レンタルビデオ店/朝】

【上条当麻@とある魔術の禁書目録】
【装備:なし】
【所持品:なし】
【状態:悪霊】
【思考・行動】
0:バトルロワイアルを終わらせる
【備考】
※新約開始直前からの参戦。



【H-3 街/朝】

【直枝理樹@リトルバスターズ!】
【装備:なし?】
【所持品:なし?】
【状態:悪霊】
【思考・行動】
0:リトルバスターズを守る
【備考】
※Refrain終了後からの参戦。
※自分の遺体に転がったデイパックを拾ったか拾わなかったかは次以降の書き手さんに任せます。



【G-8 街/朝】

【長沢勇治@シークレットゲーム-KILLER QUEEN-】
【装備:クロスボウ1/1@シークレットゲーム-KILLER QUEEN- H173の注射器1/3@ひぐらしのなく頃に】
【所持品:支給品一式 クロスボウの矢10/10 雲のマーレリング@家庭教師ヒットマンREBORN! アリクイのぬいぐるみ@Kanon 阿良々木暦の腕時計@物語シリーズ Keyコーヒー×4@Angel Beats!】
【状態:悪霊】
【思考・行動】
0:ぶっ壊す、ぶっ殺す
【備考】
※本編開始前からの参戦



【C-2 教会/朝】

【篠崎あゆみ@コープスパーティー】
【装備:なし?】
【所持品:なし?】
【状態:悪霊】
【思考・行動】
0:アッハァ!
【備考】
※クリア後からの参戦
※自分の遺体に転がった篠崎あゆみ及びマリアのデイパックを拾ったかどうかは次以降の書き手さんに任せます。



【B-2 病院/朝】

【マリア@ハヤテのごとく!】
【装備:なし】
【所持品:なし】
【状態:悪霊】
【思考・行動】
0:ナギと再会する
【備考】
※アテネ編直前からの参戦





【幽霊について】
上条当麻、直枝理樹、長沢勇治、篠崎あゆみ、マリアは幽霊でサチコの影響になり悪霊になりました。
しかしコープスパーティー本編の様に悪霊は悪霊でも全員が悪い事をしていくわけではなく、1人1人の意志により固定されています。
しかし実体はあるので彼らは生きた者を殺害する事も可能になっています。
やり残しがなくなれば成仏、またロワ制限として生きた者でも彼らを殺害する事も可能です。
彼らのスタート地点は死んだ位置からのスタートとなります。死体はそのままのようです。



HEROES 時系列 騎神咆哮バーサーカー
語られなかった想い 投下順 That is the question
RESTART 上条当麻 [[]]
RESTART 直枝理樹 [[]]
RESTART 長沢勇治 [[]]
RESTART 篠崎あゆみ [[]]
RESTART マリア [[]]
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