943 : いやあ名無しってほんとにいいもんですね : 2011/01/17(月) 15:11:46 発信元:202.229.177.18

くっそ早漏だけど、音楽祭の序奏みたいなのが投下すんよー

コンセプトは疾走感
短いけど勘弁


944 : いやあ名無しってほんとにいいもんですね : 2011/01/17(月) 15:13:33 発信元:202.229.177.19






魂を、掻き鳴らせ






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945 : いやあ名無しってほんとにいいもんですね : 2011/01/17(月) 15:15:00 発信元:202.229.177.19






('A`)はギターを手に取るようです






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946 : いやあ名無しってほんとにいいもんですね : 2011/01/17(月) 15:16:32 発信元:202.229.177.18

汗が飛び散る
汚らしいだみ声が
場を支配する
喧騒がうねる

ここには、ロックが降りていた

('A`)「いやはや、参ったね」

レベル、いや格が違う
こんな奴らが、なんで俺達の前座なんだ
湧き出る疑問は際限なく
けれど、焦燥に駆られた俺達は
考える事を放棄した

自分達の音楽をやろう

全員一致の見解だ
下手くそは下手くそなりに足掻く
失敗を恐れない
恐れるのは、逃走だ


947 : いやあ名無しってほんとにいいもんですね : 2011/01/17(月) 15:17:34 発信元:202.229.177.18

長い、長い時間が経った
それは実際、僅かな時間だったかもしれない
俺達への死刑宣告

今、雄叫びを挙げた

崩れたギター
重厚さのないベース
全力疾走のドラム
音っ外れなボーカル

俺達は無敵だった

観客の野次なんか、気にしない
、聞こえない
ただ、駆け抜けるだけ
一分、一秒を考えない
自分に酔いしれろ
主役は俺達だ


948 : いやあ名無しってほんとにいいもんですね : 2011/01/17(月) 15:18:22 発信元:202.229.177.18

走りきった
転んではいない
がむしゃらに足掻いた
もう、主役は俺達じゃない

舞台袖に足を向けた

(#'A`)「今日はありがとうっ!!」

怒鳴りつけた
静寂の中、背を向けた
皆、笑っていた
上出来だ、怖いくらいに


949 : いやあ名無しってほんとにいいもんですね : 2011/01/17(月) 15:20:25 発信元:202.229.177.19

('A`)「ん?」

『――――ル!――コール!―ンコール!』

空耳、幻聴だと思った
けど、違った

('A`)「ははっ……」

人知れず笑った
声が高まる
無視しちゃ、悪いだろ?



951 : いやあ名無しってほんとにいいもんですね : 2011/01/17(月) 15:21:38 発信元:202.229.177.18

準備は出来た
頷くベース
ドラムが拳を掲げた

(#'A`)「これで本当のラストだっ! 聞いてくれ、―――――っ!!」



終わり

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最終更新:2011年10月21日 13:09