ここでは、ハウスルールを紹介する。
本来のルールからは外れてしまうが、バランス調整に悩んでいる場合は検討してほしい。

1.[二刀流]の二刀目に[爆弾][大砲]を使用した場合、消費する

本来の【二刀流】のルールでは「使用していない武器を選択する」ため、二刀目は使用していない。
そのため[爆弾]の「使用したら消費する」に引っかからず、何度も使いまわせていた。
このルールはこれを特別に消費することとする。
[大砲]も同様に火薬を消費することとする。
理由は火力と範囲攻撃を《気力》消費1で両立するこのコンボが強すぎて
【剣劇】【範囲攻撃】の立場がなくなっているからである。
このコンボある限りモンスターの数で押す作戦は通用せず、明確にバランス崩壊させる。
また、二刀目のアイテムは「使用していない」という部分は変更しない。あくまで[爆弾][大砲]だけの特別処理とする。
これは二刀目を使用したことにすると以下の弊害が発生するためである。
・使用した武器の威力を上げるスキルが有効になり【二刀流】の火力が更に上がってしまう
・消費アイテムを間に合わせの武器として二刀目に選択した時に
  「使用したから消費するなら本来のアイテムの効果もでるよね」と言われないため
  ⇒二刀目に[科学調味料]を選択されると毎ラウンド食事不要で《HP》と《気力》を回復されてしまう

2.攻撃を失敗したら行動済みになる

新王国ブックをよくみると攻撃が命中するとダメージ発生後行動済みになるが、
攻撃に失敗すると「何も起こらない」と書いてあり、「行動済みになる」の文字がない。
このルールは、これを追加する。
理由は行動済みにならないなら命中するまで何度も攻撃しなおせるからである。

※新・王国ブックp62左上の「行動処理」の見出しの部分を参照。
ここに戦闘中に取れる行動の種類が3つでそれらを行うと行動終了になる旨記載されている。
よって命中判定の失敗は即座に行動済みとできるので問題はない。
下の枠内に書かれていないので誤解を招く表現になっているがルールブックの記述のみで対応は可能。

3.【不沈】【カミカゼ】を「自分以外のスキルや効果によって《HP》が0以下になった場合」と変更する

【不沈】【カミカゼ】は「自分以外の」という制限がないため、
【強化術式】+[露眼鏡]で《HP》の支払いを踏み倒すのに使用されていた。
このルールはこれを修正し、無限コンボを封殺する。

4.{魔法屋}で得た魔法専用の《希望》は、《器》とは別にカウントする

{魔法屋}は{温泉}より《希望》産出量が1点低く、使用に魔法専用と制限が付くのに
コストが同じという存在する意味の分からない施設である。
このルールは、{魔法屋}に存在意義を取り戻させる。
とはいえ{魔法屋}LV9で魔法専用《希望》9点持ったからと言って、どれほど役に立つかはわからない。

5.{ギルド}は使用後、セッション終了時までの全てのスキル再修得タイミングで効果がある(セッション終了後の再訓練時も含む)

{ギルド}はLVアップ時にしか効果がないが、これでは不便すぎる。
今回あたりLVアップしそうだなってタイミングで先読みして{ギルド}を使わなくてはならず、
《配下》使いすぎてLVアップしませんでした、また次回では目も当てられない。
もういいからLVアップを待つより転職⇒訓練所⇒再転職しちゃえってことになる。
このルールは{ギルド}の発動タイミングを緩和する。

6.{ギルド}を使用すると、そのセッション中現在のジョブに{ギルド}のスキルグループを追加する

このルールは、{ギルド}で「そのスキルグループのスキルを修得する権利」だけでなく、
「スキルグループ」そのものを付与する。上記の発展型。
これにより、武人に星術スキルグループを付与して[魔杖]を起動可能にしたり、
勇者に射撃スキルグループを付与して[徹甲弾]消費確率を下げたりといった地味なコンボができる。
微妙に{ギルド}が強化されるが、毎回王国フェイズの行動を使用する必要があるわけで、
バランスを壊すほど強力にはならないだろう。

7.【お引越し】で対象にした部屋タイプの施設に追加タイプの施設が併設されている場合、両方とも移動してくる

【お引越し】で追加タイプの施設が置き去りになると、{手抜き工事}を除去したり
{天守閣}を残して{王宮}を【お引越し】し、改めて{玉座}を建設したりできた。
このルールはこれを防止する。
そのかわり{給湯室}と一緒に{宝箱}を持って来たりといった運用が可能になる。

8.{封印}の発動タイミングを「このエリアにいるキャラクターは」に変更する

本来の{封印}は「このエリアに侵入したキャラクター」であったため、初期配置からそこにいたり、
元々いるエリアに後から設置された場合は効果が発動しなかった。
また、持続時間も「侵入したサイクル終了時まで」であり、{封印}のエリアを出ても効果が続いていた。
直感的にイメージする仕様とはかなり異なっており、混乱のもとになっている。
このルールは、{封印}を{水たまり}のようにエリア上の対象に常時効果があるよう変更する。
これなら「このサイクルで{封印}の上を通ったかメモする」必要から解放され、
かつ味方本陣に【迷核変動】で{封印}設置して【祈り】を封じるなんて運用が可能となる。

9.車女に【人類の敵】を追加する

このルールは『散漫』な対象を即死させる【死の運命】をPCが使えないようにする。
他のバッドステータスな対象を即死させるスキルは全て【人類の敵】持ちなのだが、
なぜかこれだけ抜けていた。
【憑依:番台】や【魔弾】と合わせて2手(『散漫』にする⇒即死)で抵抗不可の即死はひどい。

10.{目安箱}のLVを廃止する

このルールはあまりにひどい民の声のデフレを防止する。
{目安箱}【錬成】【分解】と散策表の組合せは、1ラウンドで10点以上民の声を回復することを可能にする。
{目安箱}LV1でも十分すごい回復量だが、LVを最大まで上げると毎ラウンド民の声20点回復も難しくない。
例:生活散策表で肉不足を2回引き、{目安箱}LV3がある状態で{フルコース}を【分解】し、肉10を得たとする。
このとき、肉5ごとに散策表の民声+1が2回分起動し、そのたびに{目安箱}がLV分上乗せするため、
(1+3)×散策表2回×肉10で2回起動=16点回復する。
【錬成】で{フルコース}に戻し、{時計}から再度【分解】して肉10を得ると1ラウンドで民声が32点回復する。
ここまでくると希望システムが完全に崩壊するので制限する必要があるが、{目安箱}禁止はかわいそうなので次善策としてLVを廃止する。

11.配置制限の緩和

現在のルールから、更に配置制限を緩和する。
既存配置制限
LV合計+反応×宮廷人数
新配置制限
LV合計×反応+宮廷人数

現在の計算式だと、宮廷のLVが1のころが最も戦闘がつらく、LVが上がるにつれて楽になっていく。
LV4あたりでバランス崩壊し、LV5以上は楽勝ムードとなる。
これは部屋ごとの配置合計LV上限の上昇幅が少なく、宮廷の戦力インフレについていけないことが原因である。
※「凶悪なダンジョン」ルール使用で支配者のLV上限は増加するが、合計LVは変動しないためモンスター数が減ることになり、
難易度の上昇にはつながっていない。
現在の配置制限式:LV合計+反応×宮廷人数=(LV×宮廷人数)+反応×宮廷人数=(LV+反応)×宮廷人数
⇒LV1宮廷はLV比率で3倍の敵対モンスターと戦闘している。 
 これを『戦力比』とする。
⇒LV4宮廷では、戦力比は1.5倍に過ぎない。
 これが戦闘が簡単すぎる原因ではないか。
 ⇒戦力比が常に2以上になるよう調整する
  LV×宮廷人数×反応
  ⇒LV1時点で逆に配置制限が減少してしまうため、序盤の絶対値を増加しつつ後半の増加量据え置き
  LV×宮廷人数×反応+宮廷人数

宮廷人数4人、反応修正2(敵対)の場合の配置制限の例
宮廷LV 既存配置制限 新配置制限案
LV合計+反応×宮廷人数 LV合計×反応+宮廷人数
配置LV 戦力比 配置LV 戦力比
1 12 3.00 12 3.00
2 16 2.00 20 2.50
3 20 1.67 28 2.33
4 24 1.50 36 2.25
5 28 1.40 44 2.20
6 32 1.33 52 2.17
7 36 1.29 60 2.14
8 40 1.25 68 2.13
9 44 1.22 76 2.11
10 48 1.20 84 2.10

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最終更新:2018年09月07日 02:18