ストーリー

このページでは、通称「ストーリー」と呼ばれている一連の文章をまとめています。

そもそもストーリーって何なの?

「ストーリー」は、パズドラのゲーム内そのものには存在していません。
それは公式サイトの各所に存在しています。

2015年2月のパズドラ3周年記念公式ニコ生にて、「パズドラオリジナルのストーリーが今後展開される」ことが発表。
同時に、「憤激の黒幻魔・ズオー」「創書の白幻魔・イルム」「滅雷の黒龍契士・ティフォン」のイラストが公開されました。
それまで何かしらの出典を持ったモンスターがほとんどであったパズドラにおいて、明確なオリジナルのバックストーリーに沿ってモンスターを生み出すというのは初の試みでした。

これらのモンスターがゲーム中に実装される際、公式ホームページのモンスター紹介ページに、ストーリーの一片が綴られました。
それ以降、新たに実装されるモンスターの中に、紹介ページでストーリーを書かれるものがポツポツと出始めています。
ストーリーは繋げると一つの物語となるようです。

ストーリーに関わるモンスターは、ほぼ全てがゴッドフェス限定モンスターと降臨ダンジョンで手に入るモンスターで占められています。

2016年7月に、公式サイトに 「龍と魔の物語」 として今までのストーリーをまとめた特設ページが公開されました。
ティフォンとズオーの決戦までが記された「黒の章」と、おそらくイルムが中心となるであろう「白の章」、そしてサイドストーリー的な「閑話」に分けられています。
2018年3月現在、ストーリーの更新は全てこのページで行われています。
更新は月3回程度行われていますが、ムラコアカウントなどでの更新告知はありません。
2018.02.28更新の龍の章【襲来Ⅱ】にはイラストレーターの池屋さん描き下ろし挿絵が掲載されていましたが現在は掲載されていません。

これまでに書かれたストーリーの一覧

黒の章

  • 2015.02.20
    • パズドラ3周年 公式ニコ生にてストーリーの第一報が発表 ( 4Gamer.net )
    • 龍王の進化前イラストも発表されたが、当時はまだストーリーに関わるとされていなかった
世界の中心に突如権限した、
白と黒の悪魔
その絶望的な力に故郷を奪われ、
滅びの雷龍と手を結びし
闇の龍契士、ティフォンが
今、立ち向かう!
※「権限」は誤字である。正しくは「顕現」。
世界の中心に突如顕現した白と黒の「悪魔」…
その圧倒的な力に、
雷龍と手を結びし赤と黒の「龍契士」が
今、立ち向かう!
黒獣魔によって生み出されし遊楽魔が
龍の契約者を妖しき幻惑の中へと誘わん…
遊楽魔の幻館が消え、
封じられていた大倭世の龍喚士が、
黒き龍契士の前へとその姿を現した。

龍と契りし者の求めに応じ、龍と巡り逢いし者達は
聖護の符印を結びて転界の力を解放する…
[ 黒き龍契士が三色の龍喚士と出逢う頃、赤き龍契士は、白獣魔に操られし早天と禍時の龍喚士と対峙した。
白獣魔から解放された二対の龍喚士は、聖護符を用いて龍契士と契約龍の繋がりを強め、彼等に更なる力を与える… ]
転界の加護を受けた龍の契約者へ、
黒き獣を魅了せし、紅艶なる魔の手が忍び寄る…
凍冥の魔女は、敬愛する白獣魔が創りし書を手に
赤き龍契士の行く手へ
溶けぬ氷の錠前をかける…
光を宿す契約者の手によって
目覚めた機械仕掛けの神は、
己を機導させた者の望みを叶える為、
白と黒の獣魔達へ殲滅行動を開始する…
麗しき機操士の姉妹達は、
機械仕掛けの神の命に従い、惨烈なる戦闘人形と共に
龍契士を追い詰めた冥魔姉妹の元へ襲来せん。
光龍の契約者は、自身の望みのせいで壊されかけた神を救うため。
水龍の契約者は、自身を育てた海龍王を獣魔の手から守るため。
その手に龍の爪を宿す生まれながらの龍契士は、
己の目的を果たすべく、戦いの渦中へとその身を投じた。
大弯を統べる海龍王は、奈落を渇望し、
世界の崩壊を目論む黒獣魔から
世界を救済するに相応しい存在かを見極めるため、
己の元を訪れし黒き龍契者へ大いなる試練を与える…
白き魔の元に堕ちた王を連れ戻せ。
四体の龍王から受けた重大にして億劫な使命の為、
緑の契約者は憂鬱な面持ちで
己を置いて消えた龍王の行方を追う…
退屈を嫌う麗しき風龍王は、
味気ない世界に変化をもたらした白獣魔の誘いを受け、
世界を守護する龍王の使命を放棄して
『完全なる魔導書』の創書に加担する…
雷天を統べる頑龍王は、
壊れかけた神を救うべく白の悪魔と手を組んだ
橙の契約者を止めるため、己の元を訪れた赤の契約者に
試練を通して新たな力を授ける…
龍王の試練を超え、その身に龍を受け入れることで
更なる融合を遂げた黒き契約者は、
ついに本来の姿を見せた獄幻魔との決戦に挑んだ。
龍と魔、強大な闇の力が衝突し、戦いに決着をつけようとした瞬間。

火雷の轟きと共に現れ、黒き龍と魔へとその剣先を向けたのは、
片眼を龍と同じ色に染め、愉しげに嗤う赤き契約者だった。

白の章

赤と黒の龍と魔、3つの強大な力の衝突が次元を切裂き、獄幻魔は龍契士達と共に次元の狭間へ飲み込まれ、消息を絶った。

しかし、自身を縛る主の呪が消失していない事を感じた子分は、愛しき子等と共に、幻獣魔となって主の捜索を開始する。
その道中で偶然遭遇した緑の契約者。
「君も僕のところにおいでよ」
恍惚とした表情で紡ぐ甘い誘惑。
契約者は憂鬱な面持ちのまま眉間に深い皺を刻んだ。
界と界を繋ぐ聖域に、久方ぶりの来訪者が訪れた。
恩人を救う為に力を貸して欲しいと願う彼女達へ、
時空の龍と契約を交わした聖域の守護者は一つの条件を提示する。
時の流れを操る私の「本当の姿」を見つけられたなら、貴方達の力になりましょう。
黒き契約者を救う為、大倭世の龍喚士達は転界の龍神を喚び醒まし、次元に穴を空けた。
それは時の契約者が力を貸した事で成し得た奥義であり、一歩間違えれば自身も次元の穴に呑み込まれてしまう危険な術。
それでも彼女達は、深い絆を結びし己の龍神と共に、次元の狭間へ手を伸ばす。
あの時救ってくれた優しい青年を、今度は自分達が助ける番だから。
操られる前の本来の力を取り戻した日龍喚士は、白き魔の動向を探るべく羽衣と護符でその身を隠し天城へと潜入した。
そこで彼女が見たのは、魔導書を創造する白き魔の姿。

妖精達が集めた記録や橙龍契士の記憶を元に創造された「人の書」
魔導姫達の実験で得た魔力を元に創造された「魔の書」
異なる二冊の書を手に、白き魔は次の段階へと行動を移す。
「完全なる魔導書の創造に必要な鍵は、残り一冊」

天城を後にした日龍喚士は、冥路への扉を開き影龍達を放つ。
知り得た白き魔の情報を、同胞達へと伝えるために。
白き魔は「完全なる魔導書」創造に必要な最後の一冊の為に動き出した。
「完全なる魔導書」とは何なのか、何の為に創造するのか。
天城の片隅で壊れかけの神を抱き締める契約者からの問い掛けに、幾億もの魔導書の山に埋もれていた少女は一つの真実を告げる。

「創造者は望まれるままに創るだけ」
次元の狭間から救出した黒龍契士が、再び継界へと帰還した頃。
すれ違うようにして魔龍の軍勢が聖域へと襲撃を仕掛けた。
白き魔の命を受け『龍応を果たした契約者』の魂を狙う魔龍達を前に、聖域に残っていた大倭世の龍喚士達は、龍神より託された力を手にする。
「何者ニモ、ソナタヲ傷付ケサセハシナイ」
「貴方様の刃をお借り致します」
懐かしき緋剣を携え、焔龍喚士は龍神と共に魔龍を一掃していく。
聖域の守護者を、白き魔に渡しはしない。
次元の狭間を彷徨っていた青年は、父の遣いで界を渡る途中の死神に出会う。
全ての次元を行交うことができる彼女へ自身が元いた場所までの案内を頼んだ青年に、死神は愉しげに笑みを浮かべて父から譲り受けた大鎌を振上げた。
果たして彼女は、青年にとって死ではなく元いた世界への案内人と成り得るのだろうか。
「迷子のお父様を助けにいかなくちゃ」
かつて黒き魔に拾われ生かされた少女は、愛する養父を捜すべく灼冥魔の制止を振り切って、胸に抱きしめた友と共に次元の狭間へと飛び込んだ。

一方、天城の奥深くに存在する書庫で幾億もの魔導書を管理していた『白き魔の成り損ない』は、居場所なく蹲っていた橙龍契士へと数冊の魔導書を差し出す。
「創造者はこの子達を失敗作と打ち棄てた。それをどう使うかは貴方が決めればいい」

黒と白。二人の少女が動き出す様を、仮面の影人形が静かに眺めていた。
死神姫の案内によって継界へと帰還したガディウスは、頑龍王との約束と己の願いの為に天城を目指し、妖精郷へと足を踏み入れる。
そこで彼を迎えたのは、愛する妖幻魔の為に「龍の力」を集めていた麗しき女王。
「人の貴方はいりません。早く龍に喰われなさい」
蟲も殺さぬような微笑みを浮かべたまま残酷な言葉を告げる女王を前に、ガディウスは意識を蝕もうとする龍を抑え込みながら刃を構えた。
己の意志で願いを叶えるまで、まだ喰われるわけにはいかない。 
※この回から、登場人物たちが「赤き契約者」のようなぼかした表現ではなく、「ガディウス」などと名指しで呼ばれるようになっている。
海龍王のため己が育った海域から旅立ったリューネは、契約龍であるトアの導きによって紅葉色に燃上る山の奥深くへと足を運ぶ。
そこで彼女が出会ったのは、1体の龍と隠れるように暮らす青年だった。
青年は彼女の姿を見つめ、懐かしそうに呟く。
「貴女は母上によく似ていらっしゃる」
己の母を知るという青年から、リューネは一つの昔話を語られる。
それは自身が母から受け継いだ龍の力、還爪の使い方を示すものだった。
妖精郷に注ぐ日差しが消え新月の夜が訪れる頃、ティターニアとの長い戦いに疲弊していたガディウスの元へ、本来の力を取り戻したサツキが姿を現した。
サツキは龍の侵蝕により思うように戦えないガディウスを先に進ませ、追いかけようとしたティターニアの前に立ち塞がる。
「理性的じゃなくなるから、この姿はあんまり見せたくないんだけどね」
召喚龍の力を纏い天魔の姿となったサツキは、悲鳴を上げるティターニアへと笑みを浮かべながら無数の闇龍を解放った。
客人のいなくなった薄暗い書庫。
魔導書を読み耽るイルミナの前に姿を現したメルは、彼女に数冊の魔導書を手渡した。
それは「魔の書」の完成後、用済みとなり幻魔に棄てられた魔導姫の本。
イルミナはそんな本達を受け取ると、開いた頁に筆を走らせ、歪な文字を改編していく。
「生まれ変わろう、貴方達が正しく力をふるえるように」

同じ頃、メルは次元の狭間にも現れた。
彼女の冷えた瞳に映るのは、愛する養父との再会を果たしたロミアの笑顔。
「お父様のところへ案内してくれて、ありがとう」

何故イルミナに魔導書を渡したのか。何故ロミアを獄幻魔の元へ案内したのか。
“イレギュラーがなくてはつまらないでしょう”
メルの口から吐き出された言葉は、彼女を創った主人のものだった。
魔導書の改編により生まれ変わり、継承者の魔力を吸い取る事無く力を放出できるようになった2体の魔導姫は、それぞれ異なる「鍵」を現出させた。

「世界の在り様を変える魔導書など存在してはならないのだ」
完全なる魔導書の創造を止めるために神との邂逅を望んだ時空の魔術師の力となるべく、
アルス=ノウァは無数の鍵を使い、神界へと繋がる扉を開錠する。

対してゴエティアは、自身を永らく歪な文字の鎖で縛り付けていた狂幻魔への意趣返しとして、天城の内部に繋がる扉の鍵を生み出し継承者へと預ける。
「この僕に配達をさせるなんて、人使いが荒い姫君ですね」
次元の魔術師の呆れ顔を前に、ゴエティアは高貴な笑みを浮かべて鍵の届け先を指定した。

閑話

  • 2016.04.11
    • スペシャルダンジョン「契約龍」シリーズが登場( 公式ページ
願いの強さが認められた時、人は己の魂と引き換えに龍と契約を交わし、龍契士となる。
これは束の間の蜃気楼が見せる、龍達の記憶の一欠片。
契約は、彼女の母と龍が交わしたものだった。
己の意志に関わらず、生まれながらに引継がれた還爪の力。
彼女はどんな願いでその力を使うのか。龍はそれのみに関心を示した。
兄に憧れ、兄を超える為の力を願った青年は龍の力を奪おうとした。
そして龍もまた、青年の燃えるような魂を喰らおうとした。
互いが欲しいものを奪い取る為に交わした契約。それは徐々に、魂の形を歪ませていく。
かつて、大切な友を護るために龍と契約を交わした少女がいた。
それは龍だけが覚えている、己の契約者との前世の想い出。
彼女の願いは今度こそ果たされるだろうか。龍は未来を予想する。
生まれる前の今にも消えそうな魂の前に現れた嵐鷹の龍は、"生きたい″という本能に近い願いを利用し、契約を交わした。
何故、龍は彼女を選んだのか。その裏には、退屈凌ぎの玩具を求める風龍王の影があった。
故郷を滅ぼした魔を討ち、たった1人の家族を護りたいと願った青年により、龍は封印の鎖から解き放たれた。
契約を交わし互いの魂に触れた瞬間、龍が僅かに懐かしんだ理由を、青年はまだ知らない。

  • 2016.06.20
    • スペシャルダンジョン「転界龍シリーズ」登場( 公式ページ
龍神は待っていた。絆を結びし龍喚士が、己の名を喚ぶその瞬間を。
これは異なる時空、「転界」と呼ばれる鏡合わせの世界に刻まれた、龍神の記憶。
護ろうとした全てを失い、苦しみ荒ぶる龍神となりし魂を救ったのは、かつて失った筈の大切な存在だった。
龍神は彼女の側に寄り添い、共に転界の緋空を守護する。
己の名を喚ぶ存在を、もう二度と失いはしない。
藍海を支配する龍神は、かつて嵐を鎮める為に海底へ下りた少女を、再び緋色の空へ解き放った。
それは、我が子の様に育んだ龍喚士が初めて己の名を喚び望んだ、再会への手助け。
龍神は、定められた運命すら覆す天真爛漫な彼女を呆れながらも誇りに思っている。
寄り添いし緋空のように、運命を覆した藍海のように。
いつか自分も師の名を喚びたいと力を磨く少女を、龍神は大切に慈しみ見守っていた。
けれど、龍神を喚ばなくてはいけないような事態など、起こらなければいいとも思っている。
碧地を守護する龍神が真に望むのは、己を護る龍喚士の力ではなく、弟子と過ごす平穏な時間だった。

友を救う為、白き魔に唆された愚か者を止めて欲しい。
少女の育ての親と交わした約束を果たす為、赤き青年は協力を買って出た悪友と共に純白の衣装を纏いて、神聖なる誓いの場へと乗り込んだ。
髪をおろし、美しく着飾った悪友が周囲を引き付ける中、青年は標的を担いで豪快な逃亡劇を繰り広げる。

礼を言う。が、もっと丁寧に扱え!
育ての親は自身の叫び声で夢から覚めた。
久方ぶりに聖域の守護から解放された時の契約者は、とある誘いを受け砂浜へと足を運んだ。
そこで待っていたのは、浮き輪を抱えた龍騎神の秘蔵っ子。
聖域や龍神の守護も今日はお休み。たまには羽目を外して遊ぼうよ!
渡された水鉄砲を構え、時の契約者は夏空の海辺で狙撃手となる。
今日くらいは、使命を忘れて夏を満喫するのも悪くない。

ストーリーの登場人物たち

ストーリーに出てくるモンスターたちの、ストーリー上での扱いとゲーム内での扱いを紹介する。
  • 便宜上、モンスター名は一番下の名前のみを用いて表記している。

龍契士

体の一部分がドラゴンと融合している人々(モンスター)。ストーリー上では主人公サイド。ミル以外はいずれもゴッドフェス限定モンスターである。
出自が「元人間」と公式に設定されたモンスターは彼らが初めてである。

このストーリーにおける主人公の位置についている。ストーリー中では「黒き龍契士」と呼ばれている。
突如現れた二体の獣魔に故郷を滅ぼされ、瀕死の弟ガディウスを護り獣魔を滅ぼすための力を望んだ。
その願いは長らく封印されていた滅雷龍を目覚めさせ、ティフォンはドルヴァと契約をして旅へと出た。
旅の途中、ズオーの子分アーミルと遭遇しこれを撃退。アーミルに封じられていた和龍喚士のツバキ・スミレ・カエデから転界の加護を受ける。
その後、ズオーの部下であるスカーレットと交戦。苦戦するも、増援としてやって来た3人の機操士の助力もあり、退けることに成功。
機操士シャリテの助言を受け、龍王の一体であるヴォルスーンのもとを訪れ、海龍王の試練を受ける。自らが黒獣魔を打ち破るに相応しい存在であることを示す。この試練により契約龍を我が身に受け入れ、さらなる融合により力を得ることができた。
そしてついに故郷を滅ぼした元凶である獄幻魔・ズオーと相見え、龍と魔、闇と闇のぶつかり合いで決着をつけようとする。
しかし、暴走状態のガディウスに割り込まれ、さらに三者の力により次元が切り裂かれ、彼らは次元の狭間へと姿を消した。

弟の身を案じながら次元の狭間を彷徨い続けるティフォン。
しかし、ミルの助けにより次元に穴を開ける力を手に入れたツバキら和龍喚士に救助され、何とか次元の狭間から脱出する。
さらに、ミルの導きによって継界に帰還するとともに、ガディウスを救うことができる力の存在を知る。
山奥にて「溟鮫竜の契約者」ことリューネを見つけ、助力を頼んだことがきっかけで図らずも彼女の真の力を目覚めさせる。
そこに突然現れた、魔術師チェスターと裏で糸を引く魔導姫ゴエティアの助けを借りつつ、弟を救うべくリューネと共に狂幻魔イルムの天城に乗り込む。
そこで目にしたのは、イルムの魔術によって龍との融合が進み、自我を失って暴れまわるガディウスの姿であった。
己が傷つくのも厭わず、ドルヴァの龍力を集約させた魔滅の力でガディウスの魂をつかみ取り、イルムの魔力からガディウスを解放する。
新たに契約を結びなおした弟とともにイルムと決着をつけようと刃を構えるも、魔法陣の力で天城から遠く離れた場所に飛ばされた。

契約龍の名は「ドルヴァ」。
ティフォンの故郷がズオーら獣魔に滅ぼされてしまった際に、獣魔を討ち唯一の肉親であった弟を守るためにドルヴァを封印より解き放ち、契約を行ったという。

実際のゲームにおいては、フェス限定モンスター★6ということで入手はかなり難しい。
このストーリーが始まったころ、パズドラのゲーム内の環境は2015年2月に「クリスタル・ディフェンダーズコラボ」にて追加された曲芸士のリーダースキル(回復2コンボで攻撃力7倍)のバランスブレイカーぶりを受けて大きく荒れていた。
そんななか登場したティフォンのリーダースキルは、なんと「回復ドロップを複数個繋げると攻撃力が上昇」という、当の曲芸士の後追いとなるものであり、しかも最大倍率は曲芸士以下であった。そのせいでユーザーの顰蹙を買う羽目に。
「劣化曲芸士」とレッテルを貼られたせいで長らく日の目を浴びていないものの、リーダースキル・アクティブスキルともに上方修正を受け、明智光秀などの相性のいいサブが増えたことにより、現在は十分実用に耐える性能になっている。癖の強いモンスターだが、入手できた方は是非とも活躍させてあげて欲しい。
2016年2月、ストーリー1周年を記念して(?)究極進化が実装され、新たにバインド完全耐性と悪魔キラーを得た。ついでに足が生えた。
前者はもともと持っていたバインド回復覚醒と好相性で、自身のスキルでも回復ドロップが作れるので回復が狙いやすい。
後者は獣魔を討つストーリーにピッタリの追加。悪魔タイプの強敵が現れるダンジョンでは火力に大きく貢献できるはずだ。
2016年5月末にはLSにドラゴンタイプのHPを上昇させる追加効果を得た。回復を多量に消すLSにHP倍率は高相性だが、ティフォンサブに適性の高いドラゴンタイプはあまり多くないのが残念。

3DS版「パズドラクロス」にも出張。名前が「暴我の黒龍契士〜」(本家は「滅法の黒龍契士〜」)と改められており、モデルもガディウスの色違いと簡素なものにされている。龍の章でないと出てこない。
これを受け、本家でもパズドラクロス発売日である2016年7月28日に「黒龍契士のアーマー・アナ」というコラボ究極が実装された。これによりティフォンは フェス限で初めて超究極進化を得た モンスターとなった。
あくまでコラボ究極なので、超究極でありながらスキルが変更される。重さがさらに増した代わりにヘイストが2ターンに増えた。LSは流行りの回復十字でダメージ軽減と攻撃倍率を得るもので、この手のLSでは珍しく素の状態でもHP倍率を持っている。
近い時期に同じくフェス限★6でデビューした闇の回復十字リーダー・グレモリーと、闇属性PTのトップの座を争っている状態だ。
欠点は上記のようにスキルが重くなったことと、回復十字消しなのでバインド回復覚醒が役に立たないこと、そして何より 本人がアイコンから消えてしまったこと である。


ティフォンの双子の弟という設定。
故郷を滅ぼされて瀕死の重傷を負った彼は、先に旅立った兄より強くなりたいと願い、浄雷龍と契約を結ぶ。
イルムによって操られたカンナ・サツキを発見し、支配から解放。聖護符の力により契約龍との結びつきを強化してもらう。
続いてイルムの部下であるインディゴと交戦。一度は氷の牢に囚われてあわや敗北と思われたが、ピュール=マキナら機操士の助けを借りてこれを退ける。
さらにイルム陣営についたサリアを止めるため、頑龍王・ガイノウトの元を訪れ、試練を通して新しい力を授けられる。
しかしこれが原因となったのか契約龍に自我を半ば乗っ取られてしまい、暴走。そのまま兄ティフォンと黒い獣魔ズオーとの決戦場に乱入し、両者とともに次元の狭間へと消えた。

次元の狭間を彷徨っていたガディウスは、界と界を自由に行き来できる存在である死神の娘・グリーダと出会う。
彼女に元の世界への案内を頼んだところ、グリーダと交戦になったものの無事これを下すことに成功し、彼女の案内で継界へと帰ることができた。
彼は続いてイルムの天城を目指し、道中で妖精郷に立ち寄る。そこではイルムのために龍の力を集める妖精女王・ティターニアが現れ、龍に蝕まれているガディウスの持つ龍の力を狙って襲ってきた。
ガディウスは内外からの侵攻に苦しみつつも、戦い続けていく。
天城に辿り着き、イルムを見つけて攻撃を仕掛けるガディウスであったが、イルムの魔術によって急激にセディンとの融合が進み、力のままに暴れるだけの存在となってしまう。
天城に到着したティフォンとリューネにも襲い掛かるが、ティフォンがイルムの魔力を振り払い、リューネが還爪の力を振るったことで、ガディウスの契約は解除されてその場に倒れこむ。
ずっと自分を支えてくれた兄を自分が支えたい。その為に兄を超えたい。
自分の願いを思い出したガディウスは、セディンともう一度契約を交わし、魔浄の雷龍契士として目覚める。
イルムと決着をつけるべく拳を構えるが、魔法陣の力で遠く離れた場所へ飛ばされてしまったと、思うだろう?

人間だった頃の彼は、兄(ティフォン)に憧れ、兄を超える力を手に入れることを願っていた。
その力を手に入れるべく契約龍「セディン」の力を奪おうとして契約を行った。
一方でセディン側はガディウスの熱い魂を喰らうことが目当てであり、この両者の思惑が後々の冒険に影響していくようである。

ゲーム内ではフェス限定モンスター★5であり、兄よりは手に入りやすい。
こちらもリーダースキルは兄と同様、回復ドロップを使うもの。「回復1コンボで攻撃力が上昇、2コンボで最大6倍」であり、こちらも曲芸士の劣化扱いされる憂き目に。
兄と同様の修正を受けているが、ガディウスをリーダーとするPTはHPが低くなりやすくスキルブーストも少ないという難点があり、兄ほど実用的でない。
フェス限定なだけありステータスはそこそこ高く、特に回復力は実質的に火属性モンスターの中ではトップである。
2016年2月、兄と同様に究極進化を貰った。兄と比べると契約龍の姿が色濃く現れており、龍の力が自我を蝕んでいる様が見て取れる。
追加覚醒は兄と全く同じで、バインド完全耐性と悪魔キラー。相変わらずスキルブーストや封印耐性がないままなのが辛い。

火属性では比較的珍しい回復タイプであり、また火・闇・回復を同時に生成する希少な陣持ちであることが評価され、
2016年4月以降、新しく登場した強力な火属性リーダーであるシャンメイやバルディンのサブとしての需要が生まれつつあるようだ。
また2016年5月末にはLSにドラゴンタイプのHP倍率が追加。兄と違い、ガディウスサブはウリエルやヤマタケなど大半がドラゴンタイプなので存分に活かすことができるだろう。
そのかいがあってか、2017年の1~3月ではリーダー・サブどちらも使用率ベスト15に名を連ねるほどになった。その事実を受け入れられないパズドラーも多い

2016年5月末開始のジューンブライドガチャに新郎姿のガディウスが登場。
これに関しては「その他」の欄を参照。

外伝作品である3DS版「パズドラクロス」にも出演。なんと 本家にいない色違いが2種もいる
水・火属性で火水光回復陣を持つ「忘想の青龍契士・ガディウス=アイ」、木・闇属性で木光闇回復陣を持つ「忘夢の緑龍契士・ガディウス=レヴ」が存在するのだ。

ティフォンやガディウスとは異なり、生まれつきの龍契士であるらしい。
世界に侵攻してきた獣魔を倒すためにデウス=エクス=マキナを機導(起動)、殲滅に向かわせる。しかしこれが壊されかけたことを知り、救出のために自らが戦線へと身を投じた。
マキナを救うために仕方なくイルムと手を組み、ガディウス達龍契士陣営と一時敵対関係になる。

龍王の一人、頑龍王・ガイノウトの下で、「龍契士は世界のバランスを守るためにその力を使うべき」と教えられて育った。
サリアにとって友達と呼べる存在は、生まれた時からずっと一緒にいた、絡繰り人形「デウス=エクス=マキナ」だけだった。
やがて成長し、世界のバランスを乱す二体の獣魔を滅ぼすべく、デウス=エクス=マキナとともに出撃。
しかし、あろうことかデウス=エクス=マキナが黒獣魔・ズオーに倒されてしまう。
さらに、デウス=エクス=マキナの核を白獣魔・イルムに奪われる。
「完全なる魔導書」の力でデウス=エクス=マキナを修復するため、イルムに下り、その作成に協力することになった。
イルムの天空城の片隅にある部屋で、魔導書の山に埋もれていた「白き魔のなりそこない」ことイルミナと接触し、その部屋に腰を落ち着ける。

サリアとその契約龍・フラグレムの記憶をもとに、イルムは「人の書」を完成させる。
育ての親や自分の使命を裏切った後ろめたさに涙し、未だ動かない友を抱きかかえながら、イルムが魔導書を作る目的をイルミナに尋ねる。
イルミナはサリアに、イルムが失敗作として棄てた数冊の魔導書を授けた。
そのうちの一冊に導かれ、騎龍王ことノルディスによる龍王の試練を受ける。
大切な友達を助けたい。だから絶対に諦めない。
サリアの思いに呼応したデウス=エクス=マキナの外装は、契約龍フラグレムを介して、防戦一方のサリアに翼と盾を与える。
龍王の試練を乗り越え、新たな力を得たサリアは、デウス=エクス=マキナの核を取り戻すため、再び天城に向かうのだった。

契約龍「フラグレム」とは、「前世」から契約を結んでいる。
もともとサリアの前世の少女には大切な友であったデウス=エクス=マキナ(当時からいた)を守りたいという願いがあり、それを叶えるべく龍契士になったのだが、残念ながら願いは「前世」では叶えられず、少女は命を落としてしまった。
サリア自身は前世のことを覚えていないが、契約龍の記憶には残っているらしい。

ジューンブライドの一部始終にて、育て親が火の龍王ことガイノウトであることが発覚した。

ゲーム内ではフェス限定モンスター★5である。
光属性のHPを2倍、攻撃力を2.5倍にし、さらにスキル使用時に攻撃力がさらに上昇するLSを持つ。サリア実装の少し前に覚醒究極進化したものの相方に恵まれていなかった覚醒トールと相性がよく、この二者をリーダーとフレンドに据えたPTが現在流行中である。光属性のリーダーはそれまでは多色型LSばかりであったが、ここを転換点としてオーソドックスな光単色PTが見直され始めた。
ちなみにストーリー上で敵対関係にあるイルムとはどういうわけかゲーム内では非常に相性が良く、お互いがお互いのサブに入れるほどである。そのせいでストーリーでも味方になったのだろうか…?

ティフォンやガディウスとは異なる、生まれながらの龍契士。
自分の意思に関係なく受け継いでしまった強大な力の使い道がわからず、ただ戸惑っていた。

生まれながらの龍契士として、龍王の一体・ヴォルスーンに育てられた。
ヴォルスーンや契約龍・トアはリューネに力の使い道を委ねるが、その時点のリューネに答えが出せるはずもなかった。
その後、養父を獣魔ズオーの魔の手から守るために、戦線に身を投じた。

生まれ育った海域を飛び出したリューネは、トアに導かれ、とある山の山奥で一人の青年と出会う。
その青年は、トアと契約した母のことも、リューネが受け継いだ力のことも知っていた。
還爪の力は、全ての魂をあるべき姿に還すことができる、唯一無二の力。
自分の力を正しく理解したリューネは、龍の浸食によって苦しむガディウスのため、自分の力で救われる誰かのためにその力を使いたいと望んだ。
トアの導きによって幻龍王・ゼローグ∞の試練を受け、還爪の力を完全なものにした。
そこに突然現れた、魔術師チェスターと裏で糸を引く魔導姫ゴエティアの助けを借りつつ、ガディウスを救うべくティフォンとともにイルムのいる天城に乗り込んだ。
自我を失ったガディウスの襲撃を受けるも、ティフォンのサポートもあって、ガディウスの歪な契約を解除することに成功する。
ティフォンとガディウスとともに、イルムと決着をつけるべく槍を構えるも、魔法陣の力で遠く離れた場所に飛ばされてしまった。

契約龍「トア」は元は彼女の母の契約龍であり、生まれながらに契約が引き継がれたものである。


フェス限定モンスター★6であり入手困難。
ステータスはサリアの水属性版といったところで、★5と★6の差別化として2体攻撃覚醒が2個になっている。
こちらも覚醒北欧神である覚醒イズン&イズーナと組んで高難易度ダンジョンで活躍している。
なおヴォルスーンとはゲーム内では残念ながら特にシナジーがない。

サリアやリューネに近い、生まれながらの龍契士。
龍王たちの命を受け、離反した風龍王・リンシアを追いかける。

生まれた時から風龍王リンシアに縛られ、その奔放さに振り回されながら育った。
獣魔による侵攻の際、そのリンシアがイルムの元へ靡いてしまったため、ようやく自由を得られるかと思われた。
しかし、他の四体の龍王にリンシアを連れ戻してくるよう命じられ、面倒に思いながらも渋々リンシアを探しに行く。

しばらくしたのち、幻獣魔と化してズオーを捜索中のアーミルとばったり出くわす。
アーミルに味方にならないかと誘惑を受けるが、シルヴィは嫌がるのみであった。
そんなこんなでリンシアと再会したシルヴィは、互いの力をぶつけ合う中でリンシアの記憶に触れる。
これ以上ない「退屈しのぎ」であるシルヴィの魂の輝きを引き出そうとしたリンシア。何があってもリンシアの側にいたいだけだったシルヴィ。
シルヴィはリンシアによる「龍王の試練」を乗り越えるとともに、涙ながらに和解し、後を託される。
リンシアが調べたイルムの背後にいる存在についての情報、リンシアから受け継いだ自由の翼、そしてリンシアとの確かな絆とともに、シルヴィは天城に急ぐのだった。

契約龍は「クァージェ」。
生まれる前のシルヴィの魂はか弱く、消えかけていた。「生きたい」という本能的な強い願いを持っており、その願いの強さによって生前に契約が交わされていた。
そしてこのクァージェをシルヴィの魂の元へ派遣してきたのは、他でもないリンシアである。
リンシアの持っていた「退屈なので遊び相手を増やしたい」という程度の動機により、シルヴィはこの世に生まれることができたが、同時に生まれつきの龍契士になってしまったのである。
上記のエピソードから、シルヴィにとってリンシアはある意味で命の恩人(いや恩龍か)であるにもかかわらず、当の本人からは「退屈を紛らわす玩具」としてしか扱われていなかったことがうかがえる。

一番最後に実装された龍契士で、ステータスはほぼリューネの属性を変更したのみ。
最近の高難易度ダンジョンは火属性の強敵が多かったり、先制木属性バインドを行う敵がいたりする影響で、サリア・リューネに比べると見かける割合はやや低め。

界と界を繋ぐ聖域を守護する存在であり、時の流れを操る力を有している。
ティフォンとガディウスが異次元へと消えたことを受け、恩人を救い出したいとの願いから聖域を訪ねてきた和龍喚士たちに、自らの「本当の姿」を見つけることができたら力を貸す、と提案を持ちかけた。
そして和龍喚士たちは見事ミルの助けを引き出すことに成功し、転界から聖域へと各々の龍神を召喚し、その力で次元に穴を開け、ティフォンを救い出すことに成功した。

ミルは「龍応を果たした契約者」であることからイルムに目をつけられており、魂を狙われている。
ティフォン救出後にイルム配下の魔龍の軍隊がミルを狙って聖域を襲撃してきたが、聖域に残っていた和龍喚士と龍神の活躍により無事だった。
リーダースキル見た限り龍応って普通の龍契士の行う龍合より格下な気がするのだが。ひょっとして龍統の間違いでは

龍契士の中では彼女のみフェス限ではなく、特殊降臨ダンジョンで入手可能なモンスターとなっている。
全ステータスがかなり高めに設定されているが、代償として副属性を失っている。
リーダースキルは「回復の5個十字消しで受けるダメージを半減し、さらに攻撃力7倍。またドロップ操作時間を2秒延長」というもの。
実質的にHP回復4倍かつ攻撃力49倍という極めて高い補正を得ることができるが、必要なパズル条件のクセが強い。

究極前は妙齢の美女といった外見だが究極すると一気に若返る。
なお究極素材は下で紹介されているデウスエクスマキナとノルディスを用いる。

ダンジョン敵として出現する時は、「時」を自在に操って行動する。
ドロップ操作時間短縮や、ドロップを風化させる(=お邪魔ドロップにする)、時を止めて長時間のバインドをかける、タイムリープでHP回復と、様々な行動パターンを持つ。
さらに新たなギミックとして、「次のターンのパズル操作開始地点を固定する」という技を披露する。
効果の高いパズルをきちんと行うには少し頭をひねるかもしれない。

本人も言っている通り、ダンジョンでボスとして現れる「究極後の姿」はまだ真の姿ではない。
なんと、ここからさらに超究極できるのである。
ドロップモンスター最高峰のスペックを持つ光属性モンスターの強豪たちを5体も平らげて得るものは、リーダースキルの倍率強化(7→7.7)と体力+200である。
超究極しなくても+換算で1000の超高ステータスとLFで49倍ダメージ激減操作時間+4秒の強力なリーダースキルを持つ。
究極素材を集めるのが極めて面倒くさい難しいもののその性能の安定性は折り紙つきで、実装から半年ほど経過した現在でも環境のトップクラスの位置に君臨するリーダーとして広く用いられているという。

山本Pのツイートによると、ミルの名前の由来は腕時計のブランドらしい。
契約龍「トルヴィオ」は時計の機構であるトゥールビヨンが由来で、スキル名「ムーンフェイズ」もまた月齢を知るための時計の機構である。

のちの2016年8月、ー夏休みガチャにて色違いである水着ミルが実装された。これについては後述する。

「パズドラクロス」にもVer2.0アップデートにより参戦が決定。2016年10月に龍の章限定で降臨した。
こちらでも回復十字消しによるダメージ激減性能が群を抜いて強力であるが、アーマーからバインド耐性がオミットされていたり、軽減を敵の防御減少スキルで破られたり、本家ほどサブの幅が広くないなどの理由から、そこまでバランスブレイカーとはなっていないようだ。

契約龍

龍契士と契約し、自らの身体の一部を貸し与えている存在。
ティフォンらのリーダースキル名が「継界龍合・○○」という表記になっており、これが契約龍の名前である。

人が何らかの強い願いを持つと、龍にその強さを認められ、契約を交わすことで龍契士となることができる。
この際に人は龍に自らの魂を捧げ、逆に龍は人に己の肉体と力を分け与えるのである。

2016年4月よりスペシャルダンジョンに「契約龍シリーズ」が登場し、5種の契約龍は個別にスペダン龍として順次実装されることが決まった。
それぞれの契約龍は対応する龍契士と同じスキルを持っている。
また全体的にステータスが低めなので、一般的には単なるスキル上げ素材として扱われることが多いだろう。

リューネの契約龍。還爪の力を宿す。
姿はほぼサメのそれである。
本来はリューネの母と契約を行った龍であり、その関係が自動的に娘に引き継がれた。
リューネが還爪の力をどのような思いで使うのか、それだけを関心事とする。

敵での出現時は根性と状態異常無効を同時に使う厄介な相手。最初の根性発動時はHP回復と攻撃力上昇を使い、複数回根性が発動した場合は上昇した威力で連続攻撃を放ち、こちらを仕留める。
得意技のアビスダークリングをはじめとした、水と闇、または毒ドロップなどを作るスキルを用いてくる。

ガディウスの契約龍。双頭の赤き大蛇。
ガディウスが兄を超える力を手に入れるために契約を申し出た際、その魂の燃えるような熱さを見込み、それを喰らうべく契約を受け入れた。
実際にガディウスは冒険の中でセディンに自我を飲み込まれつつあり、魂を喰らうという目的は半ば達成されたかのようにも見えるが…?

敵での出現時はトアと違い根性は持っておらず、代わりに先制でダメージ半減を張る。
お得意のサンライズゾーンの他にも、2つの頭で1ターンに2回連続攻撃を繰り出す多彩な行動パターンを持つ。
半端に削り残してしまうと少しHPを回復したのち攻撃力が2倍になる。
先制半減があるとはいえどそれなりの高火力PTなら問題なくワンパンできるレベルなので、御するのは難しくない。

サリアの契約龍。ウサギにウロコとツノが生えたような姿である。
サリアの「前世」から契約を結んでいたらしく、今世でも契約主が持つ願いを叶えるべく力を貸している。
未来を見通すことができる力を持っているらしい。

敵での出現時はトアと同じく、根性と状態異常無効持ち。
トアと違うのは、根性を発動させた時に回復するが、回復量は20%程度で、再び根性ラインに届かないこと。引き換えに、同時にダメージ75%減少を使ってくる。
この次のターンに改めて大ダメージを与えてくるので、75%減少を突き破れる火力(つまり、敵最大HPの80%程度)でトドメを刺すべし。

シルヴィの契約龍。見てくれはでかいグリフォン。
風龍王リンシアの部下であったらしく、彼女の「退屈を紛らわすための玩具を作りたい」という命を受けて、手頃な「龍契士の卵」を探していた。
その結果、生まれる前に消えそうであったシルヴィの魂と邂逅。魂が持っていた「生きたい」という願望を元として契約を交わし、シルヴィを龍契士として誕生させた。
リンシアやらアーミルやらの面倒な連中に絡まれまくっている契約主のことを内心憐れんでおり、彼女を守るべく今も活動を続けている。
また、クァージェは龍王たちのことはあまり気に入っていないらしい。

ダンジョン出現時はまたまた根性と状態異常無効化持ち。
基本的に、「1ターン攻撃上昇」と様々な攻撃とを交互に使ってくる習性がある。
HPを調整せず楽に倒したいなら、攻撃上昇していない時に根性を発動させて回復後に軽いブレスで根性を剥がす方法と、攻撃上昇している時に反撃スキルを使ってから根性を発動させ、発狂の一発目を反撃して倒す方法の2パターンがある。

ティフォンの契約龍。
セディンの色違いといった感じの外見だが、「滅びの雷龍」という二つ名の通り、顔のパーツはより禍々しさを強調したデザインになっている。だが性格は見た目に反してセディンよりも落ち着いている。
ティフォンの故郷が獣魔により滅ぼされたことにより、獣魔を倒し弟ガディウスを守り抜きたいというティフォンの願いを受けて、封印の鎖より解放され、契約を交わした。
契約を行う瞬間、ドルヴァは僅かに懐かしむ素振りを見せている。もしかしたら、ティフォンよりも前に、ドルヴァと契約をした別の人間が存在していたのかもしれない。
のちにティフォンが海龍王の試練を乗り越えて契約龍と結びつきを強めた際、ドルヴァは外殻を脱ぎ捨てて霊魂に近い状態となった。

敵での出現時はセディンと同様、根性ではなくダメージ半減を使ってくる。

獣魔

世界の中心に突如として現れ、ティフォンとガディウスの故郷を焼き払ったという設定が公式ニコ生にて語られている。ストーリーにおける敵陣営。
様々な世界を渡り歩ける特別な悪魔である。
両者ともゴッドフェス限定モンスター。
世界の中心に突如として権限顕現した、二体の獣魔の白い方。世界の中心の地の天空を支配し、天空城を構えている。
魔導書を作り出す力を有しているらしく、『完全なる魔導書』の製作を目論んでいる。
魔導姫が眠る魔導書を試作して世界中にばらまき、所持者の魔力で本の力を高める実験を行い、フェアリーたちとインディゴに白紙の魔導書を与えて、強い魔力を宿した伝承や人物、その力の詳細の記録を命じた。
さらにカンナとサツキを洗脳して支配下に置き、リンシアを唆して魔導書作りに加担させた。
それだけでなく、デウス=エクス=マキナを直すという条件をちらつかせる形で、龍契士の一人であるサリアを味方につけることにも成功。
敵ながら恐るべき人材掌握力を持っているようだ。

魔導姫が手に入れた魔力を集成させることにより「魔の書」を、フェアリーズの記録とサリアの記憶を用いて「人の書」を、それぞれ完成させることに成功。
「完全なる魔導書」の完成までに残る一冊を作成するため、さらなる行動の準備を始めている。
この最後の一冊はリンシアやティターニアが作成にあたっている模様で、龍王の知識と魔力が必要な書となると、「龍の書」とでも呼ぶべき代物になりそうだ。

イルムは「白き魔」であるが、その「白き魔のなりそこない」である存在ことイルミナが、同じ天城にいて魔導書の管理を行なっている。
イルムは自らの複製を作り出そうとしてイルミナを生み出したものの、イルミナは魔導書を作る力を持っていなかったため、イルムは彼女を失敗作として放置していた。
イルミナはイルムのことを「創造者」と呼び、イルムが魔導書を作る目的を「望まれるままに創るだけ」としている。

なお、イルムは一緒に世界を支配しにやって来たズオーに対しては基本的に不干渉の姿勢でいる。ただし、ズオーが破壊したマキナをちゃっかり拝借したりはしているが。

ゲーム内ではフェス限定モンスター★6。
火火光光の4コンボで攻撃力が6倍になるリーダースキルと、自身が持つ火光2色陣スキルが良く噛み合っている。イルムPTのサブにイルムを入れればLS発動が容易となり、簡単なパズルでボスクラスの敵もガンガンなぎ倒せる、高速周回向きのリーダー。
2色陣のターンが短くなったことでイルム×6のPTで開幕から陣連打できるようになったため、低階層のボスラッシュ系ダンジョンでは無類の強さを発揮。
ストーリー上で味方につけたサリアとも相性がいい。

2016年10月初頭、フェス限では初となる分岐究極が実装された。「魔の書」の力を得て強大な魔力を集めた「魔究の狂幻魔・イルム」と、「人の書」の力を得て人間の女性のような姿を手に入れた「人世の妖幻魔・イルム」の2種である。
魔イルムはリーダースキルが大幅に強化された。火火光光のうち3コンボだけで最大倍率が出るようになり、さらに何でもいいから4コンボすることで攻撃と回復に倍率がかかる。合算すればLFで驚異の攻撃100倍&回復6.25倍が簡単に出るのである。同時にドラゴンキラーも得たことで、闘技場などの高難易度のダンジョンにも一気に適性が開けた。
対する人イルムはサブ向けの究極。ステータスが非常に高くなる代償に副属性が失われるというイレギュラーな究極であり、覚醒スキルが光列3個・2体攻撃2個と極めて攻撃的なものになる。上記の魔イルムのサブとして用いられることが多いが、そのためにはまずフェス限★6であるイルムを複数手に入れないとならないので大変。

時は流れ、新たなる進化形態の極醒進化が実装される。
スキル・リーダースキルともに完全に悪魔タイプ専用となったほか、パズルに火ドロップを必要としなくなった。(ストーリーでの扱いはともかく)ここでサリアと袂を分かったか。

パズドラクロスでは2016年末のVer.3.0アップデートにて降臨。神の章限定で、姿は魔究の狂幻魔バージョン。
冒険者のチームにいる特定の属性のモンスターが多いほどダメージが増える攻撃を使ってくる。

世界の中心に顕現した二体の獣魔の黒い方。地上を支配している。
奈落を渇望しており、世界の崩壊を目論んでいる。共に世界を支配しに現れたイルムをも、破壊の対象外とはしていない。
アーミルとスカーレットを部下としており、彼らに特殊な呪縛をかけている。
直属の部下アーミルがティフォンに敗れたのを聞き、脅威を覚えた彼はスカーレットを送り込んだが、彼女も敗れてしまう。
同時期にズオー自身もデウス=エクス=マキナに襲われたが、これはあっさりと返り討ちにした。破壊されたマキナの亡骸はイルムに引き取られ、龍契士との交渉材料として利用された。
龍王の試練を乗り越えたティフォンと対峙する際に彼の力を認め、真の姿「隻眼の獄幻魔」となる。
しかし、因縁の相手との決戦は、暴走ガディウスの乱入によりエスカレートし、力により発生した次元の狭間に飲み込まれてしまう。

ゲームではフェス限定モンスター★5。
イルムの色違いである「木木闇闇の4コンボで攻撃力が6倍になる」LSを持つが、スキルは火木闇の3色陣であるため、イルムと違い単独では最大倍率が保証できない。
高速周回用リーダーとして用いる場合はサブには覚醒メイメイが詰め込まれることが多い。HPはなかなか高いが回復力が壊滅的なので扱いには注意が要る。
パンドラ・明智光秀といった闇の強豪サブと陣の変換相性がいいため、サブで起用されることもよくある。
2016年2月にガディウス・ティフォン兄弟と一緒に究極。追加覚醒は封印耐性・闇属性強化・ドラゴンキラー。
前2つは究極前で不足に悩んでいた覚醒で、ここで得られたのは大きい。ドラゴンキラーは龍契士の宿敵としてはこの上なく似合った覚醒であり、高難易度ダンジョンではドラゴンタイプの強豪がたくさん出るので役立つ機会も多い。

ちなみに、パズドラの季節イベントで登場する特別なモンスターの中には、その全身イラストにこっそりズオーをモチーフとしたヌイグルミや獅子舞が紛れ込んでいるものが結構たくさんある。
ハロウィンクリスマスお正月…と言った具合。
ズオーの見た目によらず、ヌイグルミはお祭りや行事が好きなカワイイヤツということなのかもしれない。

なんと拾い子であるロミアがいることが判明。以前にとある世界を破壊した際、生き残りの幼子に自らと似た力を感じ取ったズオーが、彼女に名前と自らの血を与えていたのである。
ロミアは自らを生かしてくれたズオーのことをいたく気に入っており、ズオーが失踪した際は自らを危険を冒して探しに出かけるほどであった。
やっぱ根はいい奴だったんじゃんズオーさん! 娘には迷子扱いされてるけど
またロミアは上述のズオーヌイグルミ(いつの間にかヌイグルミも隻眼になっていた)を友として扱っている。

外伝であるパズドラクロスにもイルムと一緒に登場。2016年末のVer3.0アップデート以降、神の章限定で現れる。
冒険者のチームにいるドラゴンタイプのモンスターが多いほどダメージが増える攻撃、その名も「ドラゴンスレイヤー」が得意技。


獣魔の親族?

ともに「魔法石10個!フェス限ヒロインガチャ」で2016年11月に実装された。
「白き魔のなりそこない」なる存在であり、イルムの天城において幾億もの魔導書の管理をしている。
囚われの身となっているサリアに、イルムが失敗作として打ち棄てたという数冊の魔導書を渡す。「この子達をどう使えばいいかは貴方が決めればいい」と、魔導書を活用できる可能性を示唆した。

イルミナ自身もイルムの力を複製しようとして産み出された「失敗作」であり、天城ではインディゴ等から邪険に扱われていたらしい。ストーリーダンジョンのフェス限ヒロイン編でもその様子が垣間見える。
しかしながら、黒き魔の娘ことロミアと出会ったことで、一つの救済を見たようだ。

フェス限ヒロインガチャにおけるトップレアである★7のモンスター。その姿は幼いイルムのように見える。
イルムと同じ火光の2色陣に加えて全体に固定ダメージを与えるスキルを持ち、スキルブースト4つとキラー3つを併せ持つ周回PTのサブにうってつけの性能。
リーダースキルはイルムと同じく火と光のコンボで倍率を出すもの。最大倍率は低いものの同時に盤面を強制的に【7×6マス】に拡張する特殊効果がある。

かつてズオーに拾われて育てられていた少女。拾い子なのでズオーと直接の血縁関係は無さそう。
元々はズオーが滅ぼしたある世界の生き残りであり、ズオーとよく似た力を持っていたことを見抜かれたために生かされていた。
ズオーが次元の狭間へと消えたため、愛する養父を見つけるためにスカーレットの制止も聞かず、大好きな友(=ズオーぬいぐるみ)を胸に抱えて自らも次元の狭間へと飛び込んだ。
次元の狭間ってそんな簡単に飛び込めるほどあちこちにあるのか?という話でもあるが、どうやらロミアには次元の穴を開ける力があるらしいということが、後のストーリーで語られている。

レア度はイルミナより一段落ちるが、それでも全体では高い方の★6。
スキルは養父と同じで、LSもズオーと同じ色を指定色とし、同時に盤面を拡大するもの。
それに加え、彼女には全モンスターで見ても史上初となる操作時間延長覚醒4個がついている。これを使って、7×6マスでも完璧なパズルを決めてやりたいものだ。

獣魔の部下

3体とも降臨ダンジョン出身。言わずもがな、全て悪魔タイプ持ち。
黒獣魔ズオーの直属の子分にして、カーバンクル2体とハーレム作ってる軟派な男。
幻の館を作り上げてツバキ・スミレ・カエデの3人の大倭世の龍喚士を封印し、その監視をしていたが、実際のところ僻地にある館に来る侵入者などほとんどなく、任務中は暇だったようだ。
やがて龍の気配から館に押し入って来たティフォンと対峙した最初の敵陣営となった。しかし自慢の顔を台無しにされて敗北、龍喚士と館を放棄して遁走した。
お供のカーバンクルからは「アー様」と愛称で呼ばれている。
主人であるズオーがガディウスとティフォンとの戦いの最中に次元の狭間に消えた際、アーミルは主人の呪縛の力が消えていないことを感じ、同僚のスカーレットの命を受けて幻獣魔へと姿を変え、ズオーの捜索へ出る。
その道中で偶然シルヴィと遭遇。恍惚とした表情をもって誘惑を試みるが、あっさりと玉砕した。それでもシルヴィへのつきまといは続けている。

降臨ダンジョンで敵として出た時は、両脇のカーバンクルも一緒になって支援を行うため、常時3回連続行動をしてくる。
明確な技名を持ったスキルは無く、行動全てがセリフつき。
味方としては、闇属性でバインド完全耐性とバインド回復スキルを持った割と稀有な存在で、悪魔タイプPTやゼローグ∞PTのバインド回復役としてしばしば声がかかる。後になって眠り姫が修正されたりハロウィンアルラウネが出たりしたことでアイデンティティは薄れつつあるが、入手しやすさでは大きく勝る。
また「チーム内に両脇のカーバンクルが入っていると攻撃力5倍」というネタLSを所持している。

2016年3月に、ドロップモンスター究極ラッシュの一環として晴れて究極進化。
貧弱だったステータスが大幅に改善され、並のガチャ神やフェス限★5にも劣らないレベルになった。
追加覚醒はズオーを意識したのか木と闇の列。これまで一切の火力覚醒がなかったため、これで多少なりともチーム火力に貢献できるようになった。
リーダースキルは究極ズオーをチーム内に入れることが必要で、HP1.5倍攻撃3倍は(ズオーを所持していればだが)なかなか有用。ただ、さすがに究極前の攻撃5倍は引き継いでくれなかった。
Lとして活用する場合はフレンドを選ばないのが長所。闇寄せでロキやダルシ・パンドラと組むのも、木寄せでフレイヤやシルヴィ(!)と組むのも思いのまま。

闇の英雄神であるパンドラに覚醒進化が実装された際、その究極素材としてアーミルが要求された。
パンドラはかつてはGF神の中でもかなり高い人気を誇っていたモンスターである。アーミル自体に興味がなくとも、パンドラのために彼を育成したという人は多いのではないだろうか?

冥魔姉妹の姉であり、ズオーの部下。
魔獣の頭がついた杖を所持しており、魔力を解放すると杖が魔獣へと変化する。

アーミルを撃破し転界の加護を受けたティフォンに戦いを挑み、あと一歩まで追い詰める。
しかし、デウスエクスマキナによって呼び出された機操士の増援によって敗れた。
その後、主人であるズオーが異世界に消えたことを呪縛から察知。同僚だったアーミルに命令して捜索に向かわせた。
この際、ズオーの拾い子ことロミアもスカーレットの元にいたのだが、スカーレットが止めるのも聞かずにロミアは養父の後を追って次元の狭間へと向かってしまった。

ちなみに姉妹仲は良好。

スカーレット降臨は特殊ルールのダンジョンで、ボスがドラゴンではない今のところ唯一の特殊降臨である。
こちらが低レベルから始まるのにもかかわらず出てくる敵が殺る気マンマンな奴だらけであり、特殊降臨の中でも最高難易度ではないかとよく言われる。
見た目によらず口調は丁寧で、その上なかなかのドジ。戦闘中に特定の条件を満たすと、呪文の詠唱を失敗するシーンを目撃することができる。進化後は魔獣と連携して毎ターン2回行動となる。
特殊降臨キャラなので究極後は覚醒スキルを8個持っており、火属性強化2個をはじめかなり攻撃的なものが揃っている。覚醒究極したガチャ限定キャラと比べても遜色ない。
スキルは火ドロップを4個生成しヘイストをかけるもので、LSは火を8〜10個まとめて連結することで攻撃力が最大5倍になる。
スキルマを5体作りPT全員をスカーレットにすることで、毎ターン3体ずつスキルが使え、常に火ドロップ12個以上で殴れるいわゆる「スカーレットシステム」が話題となった。
しかし作成難易度が高すぎる上に回復ドロップが確保できない・バインドに無策などの欠点も抱えているため、無理をして何体も作るほどではないと思われる。
サブとしては火悪魔PT(特にラオウPT)に席がある。悪魔PT以外でもタイプ指定のない火の列PTならどこにでも入れられる有能な降臨キャラである。

白の章に入った後もストーリーの本筋にはいちおう関わっているようなので、今後ゲーム内でもさらなる形態を見せることがあるのかも?

冥魔姉妹の妹であり、イルムの部下。イルムに魔導書を与えられており、インディゴはイルムのことを敬愛している。
スカーレットがティフォンと戦っている頃、イルムを目指して進撃中のガディウスの前に立ち塞がった。氷の錠前を用いた戦法で善戦したものの、スカーレットと同様に機操士の増援により敗れた。
持っている魔導書(おそらくイルムに与えられたもの)にはベリアルの紋章が刻まれ、彼の弱味が色々と書かれてしまっている。そのためか、ゲーム内ではベリアルより立場が上の者として彼を使役しているような描写が見られる(ストーリー自体にはベリアルは登場しない)。

イルムの天城で過ごしていた際、イルムの失敗作であったイルミナを邪険に扱い、城の隅の書庫へと追いやっている。

インディゴ降臨では新要素が3つも実装された。7×6マスの盤面、ドロップのロック、特定のモンスターがPTにいる時の敵の行動変化である。
7×6マスの盤面のためドロップ数が多く、コンボLSキャラなどは簡単に大火力を出せるダンジョンであったせいか、それに対応してインディゴ自身のHP量が跳ね上がっており、超地獄級降臨(当時は普通ならボスのHPは400万台程度)でありながらなんと1000万にも迫るHPを誇っている。
インディゴはドロップロックを行う初の敵モンスターであり、先制でダメージを与えつつ毒・お邪魔を含む陣を打った直後、毒・お邪魔ドロップをロックする。ロックされたドロップは変換スキルで変換できず、陣スキルを使ってもそのまま残る。また毒とお邪魔を両方とも耐性によって弾かれてしまうと、ロックするドロップがないのを理由に続けざまに無言でもう一発殴ってくるタチの悪い一面も(当時、覚醒バステトPTに火劉備を入れて初見を挑んだプレイヤーの多くがこの罠に引っかかって涙を飲んだとか)。
特定のモンスターに対する行動変化もインディゴ(と前座のベリアル)が初実装で、ベリアルとガディウスにそれぞれ反応して特別なセリフと行動を見せる。
味方でもドロップをロックするスキルが使用可能な最初のモンスター。LSは悪魔タイプの攻撃力を上げ4属性のダメージを軽減となかなか強力だが、自分で水と闇ドロップを生成+ロックしてしまうせいで水悪魔である初芽局の闇→水変換が直後に使えないのがちょっと悲しい。
通常降臨の出身であるせいか、特殊降臨産のスカーレットと比べると色々と劣る面が出てくるのは確かである。というかゲーム中だとスカーレットとインディゴは全然同格扱いではない。
なお、実装当初の覚醒トールは究極素材に進化後のインディゴを要求する。ストーリー絡みの降臨キャラを究極覚醒に用いる例も、やはりこれが最初。つくづく「初めて」に恵まれている女である。その後、覚醒アルテミスやヘルメス・ペルセポネの究極素材にもなり、もっぱら「水属性・悪魔タイプの汎用覚醒素材」となっている節がある。

余談だが、一度きりチャレンジ!2のLv8ではアーミル・スカーレット・インディゴの獣魔の部下3名とベリアルが総出で襲いかかってくる光景が見られた。

和龍喚士

ストーリー内では「大倭世(やまとよ)の龍喚士」と呼ばれている。転界を守護し、龍契士たちに救い出され、彼らに加護を与える存在。
全てゴッドフェス限定モンスター。

かつて大切な者の命を救うために入水した少女の純粋な魂を気にいった海神はその魂をツバキとして転生させたが、海から出られなくなってしまった。
そんなある日、大切な者が荒ぶる龍神と化したが、ツバキはどうすることもできなかった。
その彼女を助けたのが、スミレである。スミレは師のワダツミ=ドラゴンを説得し、ツバキを解放して大切な者の元へ送りだした。
これらの出来事によって二人は龍喚士として認められたが、カエデはまだそこまでは成長しておらず、師のヤマツミ=ドラゴンに強くなって何がしたいか聞かれても答えられなかったのである。

そんなある日、転界に突如獣魔が襲撃してきた。
3人は結界を張るが、その力を脅威に感じたズオーによって破られ、拉致られてアーミルが作り出した幻館に封印された。
なお、アーミルがティフォンに倒されたことで封印が解け、龍と巡り逢う力をもって、聖護の符印を用いてティフォンに転界の加護を与えた。

後にティフォンが異次元に吸い込まれた際、助けてくれた恩人を救いたいと界の聖域を訪れ、ミルに助力を求める。
ミルの本当の姿を見つけることに成功し、彼女の助けによって転界の龍神を喚び出すことに成功する。
また、カエデは力を得てやりたいことを見出し、龍喚士として覚醒。
龍神の力で次元に穴を開け、そこからティフォンを救い出した。

ティフォンが自らの世界である継界に帰還した時、入れ違いにイルムが差し向けた魔龍の大群が聖域に押し入ってきた。
彼らの目当てはミルの魂。
ミルを守るために和龍喚士たちは龍神と力を合わせ、魔龍の軍隊に立ち向かい、これを撃滅していった。

ツバキとスミレはフェス限定モンスター★5、カエデは★6である。
究極前に一緒にいるドラゴンは、ツバキ…紅蓮龍神・ヒノカグツチ、スミレ…八相龍神・ヤマタノオロチ、カエデ…樹天緋龍・ホウライである。
当時ちょうど実装が始まっていた特殊ルールの降臨では、コストが低いモンスターほどダンジョン内でレベルが上がりやすいという利点があった。そこで特殊降臨向けとして、フェス限定モンスターとしてはコストが低めに設定されているのが特徴。その分、最大ステータスもやや低めになっている。
スキル名はストーリー内から名前を取った「転界逢龍陣」。陣と言っても全ドロップ変化ではなく、2色のドロップを3個ずつ生成してヘイストをかけるというもの。ツバキは火光、スミレは水回復、カエデは木回復。
LSもストーリー通り「聖護符」を含んだ名前となっている。ツバキは火光の同時攻撃と強化ドロップ含み5個消しの両方で攻撃力が乗算されるもの。額面の倍率は高いが、強化5個消しは列消しやwayと併用できないので火力を上げるには工夫が必要。
スミレとカエデは両方とも初導入となる「回復ドロップ5個の十字消しで受けるダメージを軽減する」もの。のちのち軽減率が半減まで引き上げられた。攻撃力上昇の条件(スミレは強化ドロップ5個消し、カエデは木の複数コンボ)も同時に満たそうとするとパズルがかなり難しく、十字消しの軽減は敵を倒して次の相手から受ける先制ダメージには適用されないという欠点があり人気が低かった。実装からおよそ1年後の2016年5月に、ようやく十字消しの軽減が先制攻撃に対応するよう修正された。

2016年のガンフェス記念イベントで3体とも究極進化を得た。
連れているドラゴンは究極前から変化し、それぞれヤマトタケルワダツミヤマツミをモデルとしたオリジナルのものになった。これが彼女らの龍神なのだろう。
低かったステータスは一般のフェス限究極と同水準まで引き上げられた。
いずれもドロ強メインに覚醒が追加され(カエデはさらに3個目の2体攻撃も得た)、ツバキは火光同時攻撃時の攻撃倍率が上昇、スミレとカエデは回復十字消しの際に防御力とともに攻撃力も上がるように変更された。
相変わらずパズル難易度は高いものの、それに見合う倍率を得ることができるようになったと言えるだろう。

ツバキに関しては2016年9月末に行われた生放送で上方修正を行うことが確定し、10月半ばに修正が入った。
HPが増強され、リーダースキルに条件付きで回復倍率が追加。
さらに、覚醒スキルを変更するために分岐究極が実装されることも併せて告知され、11月頭に分岐が実装。
分岐究極はイルムと同じパターンで、副属性がなくなる代わりに大幅ステータスアップ。LSは究極前のままだが覚醒スキルに大幅な見直しが入り、史上初となる「同種キラーを2個同時に持つ」モンスターとなった。Wドラゴンキラーにより、龍王ひしめく特殊降臨ラッシュや、大ダメージに対策のあるドラゴン敵が少ない闘技場1などにおいてサブで大活躍できるように。
(龍を手懐ける仕事なのにドラゴンキラーでいいのかって?斬ってるのは敵の魔龍だし、そもそも前世の夫の剣は元はと言えばオロチを倒した時に出た剣だから問題ないんだよ。正月版の夫もドラゴンキラーだし)

カエデには妹である「モミジ」がいることがフェス限ヒロインガチャで判明。モミジにとってカエデは憧れのお姉さんだという。
モミジ自身はまだストーリーには関わってきていないが、今後出番ができる可能性は否定できない。

イラストを担当した池屋氏のツイートによると、ツバキ・スミレ・カエデは、それぞれ日本神話のオトタチバナヒメ・トヨタマヒメ・コノハナサクヤヒメをモチーフとして描いた、という。
この設定は、転界龍の設定に引き継がれている。

スミレとカエデはパズドラクロスにも2016年末に登場している。両者とも龍の章限定で、神の章限定のズオー・イルムと対になっている。
スミレはパズル中に通ったドロップが暗くなる攻撃、カエデは石ドロップを多用して擬似的に5×4盤面を作り出す攻撃を行う。

転界の攻撃の要を担っていたが、あっさりイルムに洗脳された。
イルムに洗脳され操られた状態でガディウスと対峙。洗脳から解放された後はガディウスに聖護符の力を与え、契約龍との結びつきを強めた。

その後カンナは単身でイルムの天空城に潜入。
二冊の魔導書を完成させさらなる行動に出んとするイルムを確認し、闇の龍を放って同胞たちにその情報を流した。
一方、サツキはティターニアと対峙しているガディウスを察知し、助太刀に参る。
月の満ち欠けによって性質が変わる彼女は理性的でなくなる天魔の姿となり、妖精女王におしおきするのであった。

カンナはフェス限定★6、サツキは★5。こちらは上記3人とは異なりコストはフェス限相応に高い。一緒にいるドラゴンはカンナが光天双極星・神龍、サツキが義憤の天魔龍・ノブナガ
どちらも覚醒スキルに2体攻撃を3個持っているので、4個消しで通常攻撃力の3.375倍ものダメージを与えることができる。
カンナのスキルは1ターン神とドラゴンタイプの攻撃力を2倍にし、ヘイスト。同じ光属性の神エンハ役であるイザナギのお株を奪うものとして物議を醸した。サツキは毒と水ドロップを闇に変換してヘイストで、毒を消しつつ確実に闇ドロップを増やせる極めて強力なスキル。修正でさらにお邪魔も消せるように強化された。
LSは両者とも2つのタイプに別々に補正をかけるもので、フルに活かすにはサブを該当の2タイプ両方を併せ持つモンスターで固める必要がある。カンナは「ドラゴンのHP1.5倍&神の攻撃力3.5倍」、サツキは「ドラゴンの回復力1.5倍&攻撃の攻撃力3.5倍」。どちらもリーダーとしてはあまり使われていない。
2016年5月末、リーダースキルが変更され、ドラゴンか神or攻撃タイプのどちらかであれば、攻撃力と耐久力補正を両方とも得られるようになった。パズル条件なしで出せる倍率としてはそこそこ高いものの、さらに火力を高める手段に乏しいのでもう一声欲しいものである。

2016年10月初頭、カンナが究極。イルムと同様に2種類の分岐であり、光光のままで究極した「朝陽の日龍喚士・カンナ」と、主属性が闇に変わる「夜陰の日龍喚士・カンナ」が存在する。
光光の方はサブ型究極で、バインド完全耐性に加えて4個目の2体攻撃をゲット。4個消しにより5倍を超える攻撃力ブーストを得られるようになり、元々の攻撃力も低くないので極めて高い一点突破力を持つようになった。
闇光究極はリーダー分岐で、LSに5コンボで攻撃力と回復倍率がついた。HPと回復のバランスが取れた半耐久型PTとなったが、同時期に出てきたクリシュナ等の他の半耐久リーダーと比べると火力不足感が否めない。
どちらの究極にも共通して言えることだが、エンハンススキル自体にインフレが発生している関係で、やや時代遅れな印象を受ける。

お正月ガチャでは★8の超激レア枠として正月カンナが登場、ストーリー絡みキャラでは初めて季節ガチャへ進出した。のちに修正で回復十字によるダメージ半減を追加されている(当時はまだ攻撃倍率はつかなかった)。
さらにジューンブライドガチャでは★7激レア枠で新婦サツキも登場した。

先の3龍喚士と違って師匠といえる転界龍がいまだに登場してはいないが、一応存在はしているようだ。今後の活躍に期待したい。


転界龍

ツバキ・スミレ・カエデの3人の和の龍喚士が、ミルの助力をもって鏡合わせの次元である「転界」から呼び出した龍神。
本来は転界の守護に当たっている存在。
日本神話の特定の神をそのまま龍にしたデザインになっている。
2016年6月以降、スペダン龍として実装されていった。

本人のステータスは契約龍と似たようなもので、実質的に和の龍喚士のスキラゲ素材である。

ツバキに呼び出された龍神。モチーフはヤマトタケル
守ろうとした全てを失ってしまったことにより、苦しみ荒ぶる魂となり龍神として暴れていた。
ツバキという存在はその失ったはずの存在と重なるものであり、邂逅してからはともに緋空を守護するようになった。
ツバキとヤマトタケル=ドラゴンが再開できる状況を作り出したのは、下記のワダツミ=ドラゴン、および彼が実の子のように育てていたスミレの助けによるものである。

日本神話において、ヤマトタケルは海上で大嵐に遭ったことがある。
この時、ヤマトタケルの妻であったオトタチバナヒメは、自らが海に身を投げることにより海神を鎮め、嵐を退けた。
ヤマトタケルが失った存在とはこのオトタチバナヒメのことであり、
それゆえにオトタチバナヒメをモデルとして作り出されたツバキにかつての妻の姿を見出したのであろう。

余談だが、記念すべきモンスター図鑑No.3000のキリ番を踏んだのは彼であった。

スミレに呼び出された龍神。モチーフはワダツミ
スミレの育て親であり、彼女を我が子のように慈しみ育て上げた。
天真爛漫なスミレには時に呆れることもあるが、しかし彼女の存在は常に龍の誇りとなっているのだ。
そんな娘が初めて自分の名を呼び、願ったこと。それは、かつて嵐を鎮めるために海に降りた少女を、再び緋空へと戻すことであった。
ワダツミ=ドラゴンはその願いを承諾し、少女の運命を変えた。この少女とは言わずもがなツバキのことである。

日本神話において、トヨタマヒメ(スミレのモチーフ)はワダツミの娘である。
トヨタマヒメの夫はヤマサチヒコであり、間に息子を設けたが、トヨタマヒメが出産の際に龍の姿になったのを約束を破ったヤマサチがうっかり目撃してしまい、両者は離縁してしまった。
このトヨタマヒメの息子は、のちに日本神話における初代天皇の父となったという。

カエデに呼び出された龍神。モチーフはヤマツミ
カエデとは師弟の関係であり、いずれはスミレやツバキのように自分も師の名前を呼ぶときに備えて日々鍛錬しているカエデを愛おしく思っている。
しかし、ヤマツミ=ドラゴン自身は平穏を好み争いが起こることを望まないため、自身の名が呼ばれるようなときは来て欲しくないと考えている。

日本神話において、コノハナサクヤヒメ(カエデのモチーフ)はヤマツミの娘である。
彼女はニニギという男神と結婚し、上記にもあるヤマサチヒコとウミサチヒコを産んだ。


マキナ・機操士

マシンな方々。ストーリーではサリアと関係があるようだ。
機械仕掛けの神。
光を宿す契約者ことサリアの手により目覚める。
彼女の望みを叶えるべくイルムとズオーを倒すために行動を始め、3人の機操士を呼び出して冥魔姉妹に苦戦していたガディウスとティフォンの元へ援軍として送った。
しかし、目覚めたばかりだったからなのか、ズオーに瞬殺され、半壊の身体をイルムに回収される始末。
これが原因で、サリアは本来敵であるイルムと手を組まざるを得なくなってしまった。

デウス=エクス=マキナ降臨は道中にHPの高い機械龍・神秘龍・ゴーレムといった強敵がたくさん現れるため、超地獄級以下の難易度の降臨としては指折りの難しさ。
マキナ自身もHPが高く、さらに先制でダメージ半減を使ってくる極めてタフな相手。自らの属性を自発的に変化させることができる最初の敵モンスターでもある。
ティフォンとガディウスを見ると「マスターと同種の存在」と発言。このマスターとはサリアのことだと思われる(なおデウス=エクス=マキナ実装当時はまだサリアは未実装だった)。獣魔陣営の5名を連れて行った場合はトドメの攻撃セリフが変化(効果は変わらない)。
さて味方にした時の性能はどうなのかというと、アイデンティティは複数持っているが同時に活かしきれていない印象を受ける。
覚醒スキルに操作時間延長を2個持っている(これは下記の機操士にも共通の特徴)。当初はドロップモンスターで操作時間延長を2個持つものは彼女だけだったが、2016年3月にヨルムンガンドが出て唯一の特権ではなくなった。
スキルは自身を闇属性に変化させる代わりに、マシン1.5倍エンハンスを短いターンで撃てる。LSは闇マシンに対してやや大きめの攻撃力・耐久力補正。
マシンタイプはこのころまだ実装されたばかりで深刻な人材不足であったため、エンハンス要員として声がかかることはほぼ無かった。延長2個を活かして多色PTに入れようにも、スキルで自分の光属性を消してしまうために色埋め要員としては甚だ不向き。現状、仕事ができるPTがまるで見つからないのが現実である。
これでは「壊されかけた神」扱いでも文句は言えまい。

上記のミルの究極素材として使用されることが判明した。
ミルには多くの歯車がついているが、これはデウスエクスマキナ由来のものなのだろうか?

戦闘人形を操ることができる人々で、まとめて「機操士」と呼ばれる。
目覚めたデウス=エクス=マキナの命に従ってティフォンとガディウスの元へ増援として急行、スカーレット・インディゴの冥魔姉妹の撃破に一役買った。

この3人は、モンスター購入で250,000MPを払うことで購入することが可能なモンスターである。MP龍や期間限定ガチャの当たり枠とは違い、いつでも購入可能であるが、25万MPは正直安い買い物ではない。
そして通常の進化をするのに宝玉を5個も要求する贅沢な方々。
彼女らの特徴はなんといってもそのスキル。「敵の属性を永続的に変更する」という他にはないオリジナルのものなのだ。変更先は機操士自身が弱点を突ける属性。
単色PTに入れて、苦手な属性の敵が出現したときに使えば、与えられるダメージは0.5倍から2倍へと一気に上昇し、実質的に4倍エンハンスとして利用できる。また、変更先の属性ダメージを軽減する覚醒・潜在覚醒スキルを大量に持ったPTなら、敵の攻撃がどんなに強力であっても、100%軽減して無効化してしまうこともできる。様々な利用方法があるので、自分のPTに合っているのはどの色かよく考えて購入しよう。

2016年3月に開催されたチャレンジダンジョン!26では、この三色の機操士がLv10の大トリとして登場した。
敵での登場時は、自らの属性変更と多彩なドロップ変換攻撃を使いこなす。さすがにこちら側のモンスターの属性を変化させたりはできない模様。

龍王

全部で5体存在し、協力して世界を守護する任務に当たっている。龍契士たちを育成している描写も見られる。
2015年2月のニコ生でストーリー第一報と同時に5体の究極前のイラストが「レジェンドダンジョンボス」として発表され、当時予定されていた「レジェンドダンジョン」のボスとして登場することが告知された。その後レジェンドダンジョンは特殊降臨ダンジョンへと姿を変えて実装され、龍王たちも順次その姿を公のものとしていった。
またノルディスとリンシアの究極後、およびゼローグ∞の究極前のイラストは、もっと前の2014年の段階から「???」としてニコ生に出たことがある。
また、この龍王たちをまとめて「伝説の世界龍」と呼ぶ。
海龍王。リューネの育ての親。
自らの元を訪れたティフォンに海龍王の試練を科し、彼がズオーを打ち破るにふさわしい存在かを確かめる。
そして試練を乗り越えたティフォンに新たな力を授け、ティフォンはこれにより契約龍との結びつきをさらに強め、ズオーとの決戦へと臨んだ。
またシルヴィに対してリンシアを連れ戻してこいと命じた4体の龍王のうちの1体。
一人称は「我」で、漢字とカタカナで喋る。

降臨ダンジョンでの出現時は、究極後に先制で火と水のドロップを落ちやすくし、さらにそれをロックした状態で降らせてくる。また根性特性を持っており、開幕ワンパンを狙う不届きものはHP1で耐えた後に容赦なく即死させる。状態異常無効を使わないので毒や威嚇に弱い。
究極前はセリフを発しないが、究極時にはカタカナ混じりの重々しい口調で会話を始める。
ティフォンに対して「龍王ノ試練ヲ打チ破レルカ?」、リューネに対しては「汝ガ我ト戦ウ必要ハナイ」とそれぞれセリフを発する。リューネは養子相手なのになんだか素っ気ない。

味方としては、リーダースキルの優秀さが目を引く。「4属性以上同時攻撃(回復は含まない)で攻撃力4倍、7コンボ以上でさらに1.5倍」。サブは完全に自由に組める。言うなれば全盛期のホルスと似た性能で扱いやすい。ただし水属性モンスターはサブとして多色向きのモンスターが少ないので、水染め編成はちょっと難しめ。
スキルも特色があり、フェス限の光カーリーと同じ5属性の陣をそれより短いターンで撃てる代わりに、ドラゴンと攻撃タイプの攻撃力が半減してしまう(0.5倍エンハンスがかかる)。エンハンスは上書き可能なので、武器シリーズなどの軽いエンハンススキル持ちがいると使いやすい。
ちなみに回復ドロップ強化覚醒はヴォルスーンと同時に実装され、これを2個持った最初のモンスターは他でもない彼自身である。星機の神やクリスマス回復娘が増えた今ではさほど珍しくないが。
最大の問題点は、究極後のイルシックスを要求するために、究極進化させる難易度が全モンスターでもトップクラスに高いことかもしれない。

余談であるが、ヴォルスーン降臨のときに公式ニコ生の告知をしようとした公式Twitterが 誤ってその名を途中送信してしまい 、「ゔぉるす」という愛称が生まれてしまった。

風龍王。シルヴィとともに暮らしていた模様。
退屈することを嫌い、常に新しいことを求める性格。
イルムに『完全なる魔導書』の製作を持ちかけられ、龍王の使命を放棄して居場所を出て行ってしまう。
おそらくシルヴィに発見されて連れ戻されたと思われる。
一人称は「ボク」。

世界に獣魔の脅威が迫る前も退屈していたらしく、適当な「玩具」を求めて部下のクァージェを派遣。
その結果として生まれたのが元が消えかけてた魂だったシルヴィなのであった。
なので、リンシアにとってはシルヴィは単なる遊び相手くらいの存在でしかなかったと考えられる。
どうりで、「顔を見飽きたから」というくらいの軽い理由でシルヴィを置いて出奔してしまうはずである。

      • と思われていたが、実はシルヴィを想っての行動であることが判明。
リンシアに縛られていては真に輝けないと判断した上での出奔であった。また、イルムの背後に潜む者の邪悪な目的を察知するあたり、さすがは龍王というべきか。
最終的に天城付近でシルヴィにみつかってしまい、刃を交わせた挙句打ち破られてしまう。その際にシルヴィに自由に生きることを説き、残りの力をシルヴィに継承させ、戦死した。

ストーリーダンジョンでは大魔女の弟子たちへの試練に協力していたようだが、時系列は不明。黒と白の魔の因縁が同列に語られている以上、少なくとも「龍と魔の物語」に出てくる風龍王その人であるのは間違いないのだが。

協力プレイダンジョンの正式版実装に伴い、協力プレイダンジョンで遊べる常設の降臨として登場。
敵としては初となる、「覚醒スキルを無効化する攻撃」を使う。現在あるPTのほとんどはその火力ソースを覚醒スキルに頼っているため、無効化されるとまともに戦えなくなるものも多く危険である。また毒ドロップを降らせる行動も行い、コレの落下率が割と高いのでひどいときにはリンシア撃破時に毒オチコンで相打ちになるケースも。
戦うことを遊びととらえて楽しんでいるようで、性格は自由奔放。
シルヴィを連れて行くと「キミの顔は見飽きちゃったよ」と発言、イルムを見ると「世界よりキミの方が楽しそう」と発言。

味方としてはLS倍率の高さが特色で、「回復含む5色同時攻撃で攻撃4倍、毒を消すとさらに2.5倍」。毒と毒以外の5色を同時に消せれば実に10倍である。自身のスキルが5属性+回復+毒の陣なので、スキルを使うことで10倍が発動できる。
毒を作れるモンスターは他にも何種類かいるが、全部他の色を毒ドロップに変換する仕様のためリンシアとは相性が悪い。そのためリンシアPTはサブにもリンシアを1〜2体入れる編成が主流。
スキルで6色のドロップを確保できることから、闇カーリー難民が代用としてラー=ドラゴンPTに入れる例もある。
また覚醒スキル「マルチブースト」を持った最初のモンスターで、協力プレイダンジョンを2人でプレイすると所持モンスターの全パラメータが1.5倍になる。ただしソロプレイでは全く意味のない覚醒である。

頑龍王。シルヴィに対して、リンシアを連れ戻すよう命じた4体の龍王のなかの一体。
デウス=エクス=マキナの復活をめぐってイルムと手を組んだサリアを止めるために彼の元を訪れてきたガディウスに、龍王の試練を通して新たな力を授けた。ガディウスさん暴走始めてますが大丈夫ですか
この時、サリアを救い出すようガディウスと約束をしていたことが後に明らかになった。

サリアの育て親であるということがほのめかされている。
ジューンブライドのストーリー内容は、彼が見ている夢という設定のようだ。

一人称は「俺」。「〜するがいい!」といったような高圧的なセリフが多いが、究極前で一旦倒された際に「俺は…まだ輝ける ん だぁあああ!!!」と妙な気合の入れ方をするのがチャームポイント。
究極後はロックドロップをランダムで降らすようになり、メインの攻撃は縦1列のお邪魔変換。これを消し損なうと強い攻撃とともにお邪魔をロックしてくる。
龍王の中で最もHPが高く、それなりの火力PTでもエンハンスなどの補助なしではワンパンは難しい。反面元の攻撃力はさほど高くなく、猛毒降らしや水バインドは条件次第で回避可能なので、耐久型PTなら比較的戦いやすい相手。
力を授ける対象であるガディウスには「龍に身を捧げよ」というアドバイスをする(この龍はおそらく雷龍セディンのことであろう)。
一方のサリアに対しては「悪魔に唆された愚かな契約者」と一蹴。彼はサリアの育て親であり、友を救うためという彼女の願いも理解しているゆえ、そのために過激な手段を取る彼女が許せないのだろう。

味方にした時の性能はリンシアとよく似ている。スキルは5属性+回復+お邪魔の陣に加えて火ドロップ強化、LSは「5属性同時攻撃で攻撃力5倍、お邪魔を消した個数でさらに攻撃力アップ」だったものが、2016年3月に4属性からでも倍率が出るように修正を受けた。
リンシアと違いわざわざ毒を消してダメージを受ける必要がないが、お邪魔ドロップ3個だけでは最大倍率にならない点に注意。10倍の火力を出すためにはお邪魔は4個必要。
後発で実装された降臨キャラの神脅の毒蛇・ヨルムンガンドがサブとして極めて相性が良く、LS条件の割にはPTが組みやすい。
サブでの使い道はリンシアのそれに準ずるが、リンシアが多色では少ない木を埋められるのに対し、ガイノウトの属性色はありふれているのでPT編成にやや工夫が必要になる。
現在はフェス限定モンスターのフェンリルが多属性同時攻撃+お邪魔多連結で途方もない攻撃力を出すようになっているため、そのサブとして起用されることがある。

2015年2月の公式ニコ生で究極前のイラストが公開されたのだが、それから名前がついてゲーム内に実装されるまでになんと1年近い期間を要した。
イラスト判明から実装までにこれほどまでに長い間が空いたモンスターは他に例がない。

ゼローグ∞に遅れること約半年、パズドラクロスver4.0にて降臨枠で参戦。
何故かお邪魔ではなく毒を消すLSに変更されたが多色の中では最高の100倍を出せるほか(ゼウスドラゴン、ラードラゴンは80倍)、唯一アーマーにキラーが2つ付いているのが特徴。

幻龍王。
直接明記されていなかったが、5体の龍王のうちの1体である。

特殊降臨での実装は上記のヴォルスーン・リンシア・ガイノウトよりだいぶ遡る。
ゼローグ∞の実装は2015年5月末で、初の特殊降臨モンスターだった。
ダンジョンでの出現時は、進化前は先制でスキル遅延と5コンボ吸収を使い、スキルを使わずに6コンボ以上できない軟弱者を抹殺してくる。
…のだが、6コンボ以上していても、攻撃色のドロップが十分に含まれていないと「ダメージが足りない」という理由で抹殺してくる困ったお方。
のちに遅延耐性の潜在覚醒が実装されたため、自分のモンスターにつけておけば毒や固定ダメージで一発で葬れてしまうようになった。
進化前は某戦闘力53万の人のような丁寧口調で、一人称は「私」。しかし究極進化するとカタカナで話すようになる。「ツヅケルゾ」は有名。
ちなみに猛毒ドロップを作る攻撃を最初に使ったのは彼。

味方としては、すべての降臨モンスターの中でも最強クラスのステータス。闇ドロップ強化3個を含む8個の強力な覚醒スキル(これはあるフェス限の究極進化後の属性違いとほぼ同一)、スキルで闇の目覚め+ヘイスト(2体でループ可能)、LSで最大6.6倍になる攻撃力とドラゴンタイプへ若干の耐久補正。どれを取っても非の打ち所がない。
リーダーとしては闇属性の変換持ちを色々突っ込むだけで機能し、7×6盤面では特に猛威を奮う。サブとしても闇属性PTの火力底上げとして用いられることがあり、覚醒ツクヨミとの噛み合いがバッチリ。
なお、他の特殊降臨モンスターと比べて究極後のコストが少し高い。龍王の中でも別格なのかもしれない。
そして、入手に絶地獄級のダンジョンの攻略を必要とするにもかかわらず、MP龍であるラグナロク=ドラゴンの究極素材として必要となったりする。素材としての入手難易度は言わずもがな極めて高いが、「作成の手間」としては一緒に要求される光闇ゴーレムよりむしろ楽だったりする。

外伝作品のパズドラクロスにも龍王で参戦。龍の章限定で彼と会うことができる。
敵としては進化前で現れる。コンボ教室は健在だが、本家と異なり2ターン間隔での行動なので真面目に取り合う必要はない。

「龍と魔の物語」に顔を出したのは、白の章の終盤。
トアの導きによって現れたリューネと対峙し、龍王の試練を与えた。

騎龍王。
直接明記されていなかったが、5体の龍王のうちの1体である。

ノルディスの実装はゼローグ∞の翌月、2015年6月半ば。降臨ダンジョンでは即死攻撃を使うドラゴンが連続で登場し、こちらのLvが低いことも相まって実装当時は突破に苦労するPTが多かった。
ノルディス本人は敵としては防御に秀でており、オートで木と光を半減、水攻撃を吸収するスキルを使用、弱点の闇属性は先制バインドで対策と抜け目がない。また後半は特に理由もなく毎ターン2回行動し、攻撃力を2倍に上昇させた後にすぐさま殴ってくる小狡い一面も。
一人称は「私」で二人称は「貴殿」と、騎士らしいセリフ回し。その割に上記の通り正々堂々とした殴り合いに持ち込ませない様々な手段を講じており、「騎士道精神に則っていない」とネタにされることがよくある。

味方としては、特殊降臨としてはいささかどっちつかず感が目立つ。
LSはドラゴンの攻撃力3倍と木光の2属性を30%軽減という特殊降臨にしては平凡なものだったのだが、2016年4月になって攻撃倍率が3.5倍に引き上げられた。
スキルは敵のHPを30%減らすもので、名前こそ違うものの効果はギガグラビティと同一。封印耐性と30%以上の割合ダメージを両立する存在は希少なため、闘技場の攻略のためにサリアトールPTなどで起用されることがたまにある。しかし現在では同じく光列2個と封印を持った上で割合ダメ量がもっと多いマシンゼウスが現れたため、劣化となってしまった。差別化点は入手難易度か。
覚醒スキルは木属性と光属性の列を2個ずつ持っているのだが、同時に活かすことは難しい。主属性が木のモンスターで高い割合ダメージスキルを持ったキャラが存在しないため、代理として彼に声がかかることがある。
パーティのスタメンにはなり辛いが、ピンポイントで登板の機会はあるモンスター、という位置付けに留まっていると言える。

特殊降臨ダンジョン出身のモンスターなのだが、同じく特殊降臨ダンジョン出身であるミルの究極素材になる模様。
ミルの契約龍はもしかしたらノルディスと何らかの関係があるのかもしれない。現時点では推測の域を出ないが。

ストーリーに顔を出したのは白の章終盤。
魔導書に導かれて現れたサリアと対峙し、龍王の試練を与える。

界と界の間にいる存在

死神グリザルの娘。
ストーリー上の世界にはティフォンや龍王たちがいる「継界」、ツバキたちや龍神がいる「転界」をはじめとする複数の世界があるのだが、死神である彼女はその世界と世界を自由に行き来することができる。
父の遣いとして次元の狭間を行動していた彼女は、狭間に迷い込み出られずにいたガディウスを発見する。
ガディウスは元の世界への案内を頼んできたが、それに対して彼女は大鎌を振り上げ戦いになる。
結局はガディウスに敗れ、ちゃんと彼を元の世界に帰してあげた。

フェス限ヒロインガチャと同時開催されるスペシャルダンジョン、「ナイトメアストリート」の最高難易度において、幻獣枠として稀に現れる。
父であるグリザルも降臨ダンジョンの幻獣枠だったので、親子で同じような待遇というわけだ。
スキルは父と同じで、光→闇の単色変換にヘイストがついたシンプルながら強力なもの。覚醒スキルは父が列よりだったのと対照的に2wayメインとなっている。
戦闘時は死神らしく尊大な口調で名乗りを上げてくるが、負けると泣いちゃう。

仮面の影人形。同時期に行動を開始したロミアとイルミナの動向を注視している。

ゲーム内ではこの2人と一緒にフェス限ヒロインガチャでデビュー。レア度は一番低い(それでも★5)が、その分入手しやすい。メモリアルガチャ形式の1回無料ガチャで出た!という人も多いかも。
彼女のステータス上の特徴はその回復ドロップ強化覚醒の多さ。なんと1人で6個も持っている。これだけあると回復力等倍のPTでも目に見えて回復力が上がっていることが実感できるはず。
スキルは右から2列目を回復に変える、防御態勢の変形版。そしてLSはどこかで見たような回復2コンボで攻撃上昇する効果に加え、ドロップ操作時間を伸ばす効果付き。初心者にも扱いやすい安心の性能だ。

彼女を作り出したのは、ソロモン72柱モチーフであるフェス限の魔公爵ダンタリオンである。
のちにダンタリオン本人もストーリーに登場。ドラゴンフォレストやら時空のはざまやら、いろいろなところに現れては話をややこしくし続ける。

妖精郷の人々

イルムの天城へ続く道の途中にある、妖精郷に住む女王。
イルムのことを愛しており、イルムに献上すべく「龍の力」を集めている。
ストーリー上では天城に乗り込まんとするガディウスが持つ龍の力を狙い、彼が契約龍に蝕まれることを期待している。
なお狙いは龍の力なので、人としてのガディウスには興味がないようだ。
その後、援軍として現れたサツキに攻められて恐怖の表情を浮かべるのだが…これなんてウス=異本?

2016年の最後の降臨として登場。降臨モンスターであるが、当時としては非常に珍しくアシストに使うことが可能。
チーム内の木と光ドロップ強化覚醒の数が多いほど倍率が上がるエンハンスを持っており、編成を工夫すれば属性やタイプを問わずチーム全員に3倍以上のエンハンスをかけることが期待できる。
ただしティターニア本人はこれらの覚醒を一切持っておらず、装備品として使うことが前提になっている。

ティターニア降臨の道中には下記のフェアリーズ(5色とも裏バージョン)のほか、カーバンクルも登場。龍と魔の物語に関わっているモンスターたちだ。
ティターニア本人は999ターン7コンボ以下吸収という強力な守りを展開するが、代わりにこちらのパズル時間を2倍に増やしてくれる天邪鬼なボス。
戦いを続けていくとしまいには寝てしまい、しばらくのあいだ体力を回復し続けるようになる。

  • フェアリーたち
蝶のような姿をした妖精たちの総称。火のパロット、水のシャルル、木のリリー、光のサンリッチ、闇のカトレヤの5種類がいる。
イルムによって魔導書を与えられ、人の世において起こった事象を筆記し、記録するように命じられている。
そしてイルムはフェアリーたちの記録を用いて、「完全なる魔導書」の作成に必要な本のひとつ「人の書」を完成させた。

その手に持つ書に記されているのは、人の世において伝説・神話上で扱われている武器である。
草薙の剣、蒼聖の鎖、碧星の剛剣、如意棒、秘密の箱。これらは全て、本来は下記の英雄神が持つスキルの名である。
フェアリーたちは、これらの書物に記した武器を取り出して使用することが可能であるとされる。

実装は2014年2月〜4月と、ストーリーよりかなり先行している。
スペシャルダンジョン「華龍シリーズ」におけるレア出現モンスター枠としてデビューした彼女らは、レアガチャ限定の英雄神のスキルLvアップ素材という役割を持っていた。この英雄神の中には、ストーリーにも関わっているヤマトタケルも含まれている。
英雄神の強力なスキルは当時より現在に至るまで需要が衰えず、したがってそのスキルLvアップのためにフェアリーを追い求め、スペシャルダンジョンを何十周、何百周という単位で周回するプレイヤーが後を絶たなかったという。
そんな需要の高さもあり、最終的には5体全員が「アンケートダンジョン」の出現モンスターとして当選し、以前よりは容易に量産が可能となった。
また降臨ダンジョンにもちょくちょく顔を見せており、上記のグリモワール降臨!には火水木の3色がランダムで現れる。最近のダンジョンでは、普通のフェアリーとは異なる行動を示す「裏フェアリー」なる存在も確認されているらしい。


ソニア=グラン直属部隊

「龍契士&龍喚士」イベントの「龍喚士」側。(伝龍喚士・プラリネは例外。)
初登場は龍の章。
スキル上げ素材はドラゴンフォレストでドロップする各種「ホンドラ」。


龍なき世界を望む龍契士

「龍契士&龍喚士」イベントの「龍契士」側。
初登場は龍の章。
様々な理由により、「すべての龍を滅ぼすことを目指す」と同時に「龍と契約し、龍契士として戦う」という者たち。
スキル上げ素材はドラゴンフォレストでドロップする各種「ショドラ」。


その他

アーミルのお供として登場している。
2体ともアーミルにゾッコンらしく、戦闘中もベッタリ。
アーミルの援護として行動し(仕様としてはアーミルが1ターンに3回行動している)、先制で大ダメージ吸収と状態異常無効で守りを固め、それ以降はチマチマとしたダメージを与えてきたり、毒を1個だけ作ったり、アーミルを回復したりする。
アーミルのLSを発動させるためには、パーティにこの2体のカーバンクルを入れる必要がある。

カーバンクル自体はパズドラ初期からいたダンジョン雑魚モンスターの第一人者であり、土日ダンジョン超級などではボスにもなっている。
アーミル降臨ではアーミルのお供以外に、道中でも2体で登場(こちらは色はランダム)。やけに攻撃力が高いためナメていると瞬殺される。

イルムが作り出した魔導書の中に眠るモンスター。火のテウルギア、水のアルス=パウリナ、木のアルマデル、光のアルス=ノウァ、闇のゴエティアの5体が存在する。
イルムは魔導姫が眠る魔導書を試作して世界中にばらまき、本を所持した者の魔力を集め、本の魔力を強化する実験を行った。その結果として、「完全なる魔導書」の作成に必要な本のひとつ、「魔の書」を完成させることができた。

これら魔導姫の名は、悪魔や精霊の性質や使役方法を記した魔導書(グリモワール)の一つ「レメゲトン」を構成する5冊の書の名から取られている。
レメゲトンはまたの名を「ソロモンの小さな鍵」とも言い、彼女ら全員に鍵の意匠があるのはここから取られた設定である。

ゲームで実装されたのはストーリー開始の少し前、2014年12月。なので上記の設定は基本的に後付けだと思われる。
火水木の3色はグリモワール降臨!にて三択ボスとして出現し、光闇はレアガチャに入れられた。
いずれもランダムドロップ生成とドロップ強化を同時に行うスキルを有する(ランダムドロップ生成を行うモンスターは彼女らが初だった)。また、リーダースキルは主属性と副属性の両方が自分と同じモンスターに高い攻撃補正を与えるというもので統一されている。
のちに火水木の三色はそれぞれ季節ガチャで強化版も出るようになった。低レア度ながらドロップ強化覚醒が非常に多く、チーム火力に大いに貢献することが期待できる。

ストーリーに絡む降臨には彼女らが出張することが多い。アーミル降臨!にテウルギア、インディゴ降臨!およびミル降臨!にパウリナ、スカーレット降臨!にアルマデルがそれぞれ出現する。
世界中にばらまかれた魔導書がストーリー関連者の住処で多く発見されているのは、偶然ではなさそうだ。魔導書の側が魔力の高い持ち主を探す、といった設定があるのかもしれない。

光と闇の2体は究極進化。ゴエティアの鍵は龍契士たちをイルムのもとへ導いた。アルス=ノウァの動向は不明。

インディゴの持っている本に彼の紋章が刻まれており、弱味を知られてしまっている。それによって下僕のように扱われている。
究極前(スカーレット降臨などに出現)は「3ターン待ってやる」と某大佐のような余裕を見せていたが、
究極したことで気が短くなったらしく、「1ターンも待ってやらねえ!」と言い放って先制でスキル封印をしてくる。
しかし少しでもダメージを与えると状態異常無効を使うため、結局1ターンは待ってくれる。優しい。
初登場が7×6盤面だった関係で降臨の中ボスとしては規格外のHPを持っているため、生半可な攻撃だと削りきれずに必殺の「爆進フレイムロード」で轢かれてしまう。
インディゴをPTに入れてベリアルに会わせてやった場合、ベリアルは身構えて防御態勢になる。逆にベリアルをPTに入れてインディゴに見せても特別な反応が来る。

ベリアル自体は、レアガチャのゴッドフェス対象シリーズである「悪魔」の火属性担当として実装された。
古風な戦車に乗った姿で描かれており、しばしば「車椅子」と呼ばれていた。
今回のストーリーに絡んでいるのは、一段階究極進化した形態。乗っている戦車は山羊型の魔物に引かせる形にパワーアップ。
2015年12月にはさらに上の超究極形態もゲット。今度は逆に戦車を捨ててしまい、腰に車輪状のアクセサリをつける形になった。
もし超究極ベリアルがダンジョン敵として出てくることがあったら、インディゴとの関係はどうなっているのだろうか?そして、果たして何ターン待ってくれるのだろうか?

サリアの育て親の夢の中に出てきた存在。
イルムに唆されたサリアを救い出すよう育て親に約束されたガディウスは、輝かしい白装束に身を包み、挙式場に潜入。
共に婚姻衣装になっている悪友が周囲の注意を惹きつけている隙に、サリアをひっつかんで突っ走る。
サリアを無事助け出すことに成功するが、育て親から「もっと丁寧に扱え!」と叱られるところで夢は終わる。

この夢の登場人物を少し掘り下げてみよう。
ガディウスの悪友とは、その全身イラストと話の中の状況とが合致することから、エキドナであるとする説が有力。
ギリシャ神話ではティフォンとエキドナの間に関係があることから着想を得たのだろう。
ついでに言うと、本家の究極前ガディウスが持っている双刀は本家究極エキドナのものとほぼ同一だったり。
悪友をもともとストーリーで絡みがあったサツキとする線もあるが、イラストではあまり周囲を引きつけている感じはしない。
次に、サリアの育て親。サリアのことを「白き魔に唆された愚かな契約者」と言い換えていること、およびガディウスを叱った時の口調から察するに、これはおそらくガイノウトである。
育て親が夢から覚めたという文があるので、育て親であることは事実だと考えられる。
最大の謎は、サリアが挙式しようとしていた相手が誰だったのか。
というのもイルム陣営、現在確認されている限りでは男性は存在しないのだ。
こればっかりは夢の中だけの存在だと考えるのが妥当か。少なくともガディウスでないことは間違いないが。

一方ゲーム内の新郎ガディウスはというと、季節限定ガチャの★8というものすごく珍しい存在。
ただし、ガチャから出せる気がしない人のために、期間限定でモンスター購入にも陳列されるという救済措置が取られている。
性能としては本家の究極後ガディウスの主属性と副属性を逆転させ、悪魔キラーをスキルブーストに換装したものである。陣の色は変更なし。
都合のいいことに光にはガディウス陣とぴったり噛み合う変換持ちでドラゴンタイプである大喬&小喬がいるので、是非ともチームに編入させてあげたいところ。
無論サリアとの相性もバツグンだが、入れる場合は封印耐性が足りなくならないよう気をつけよう。

ちなみに、現在6種類存在する季節ガチャに散らばっている十数体の★8超激レア枠の中で、男性キャラから選ばれた唯一の存在である。他は全て女性なので、えらく性別比が偏っているのは明らか。やはり需要と供給の問題なのだろうか…。

聖域の守護をする任務から解放され、休暇中にビーチへとやってきたミル。
龍騎神の秘蔵っ子ことナヴィと、水鉄砲で遊ぶ微笑ましい光景を見せてくれた。

共に2016年8月開催の夏休みガチャ(2回目)で追加された存在で、ミルは最高レアの★8、ナヴィはハズレ枠である★4。
ミルはMPで購入することも可能だが、その価格は驚きの50万MP。並のMP龍や季節キャラをはるかにしのぐ高額である。
ミルの性能は水属性になった以外は本家とまるっきり同じ。スキルは異なるが、変換元が「光以外」から「水以外」に変わっただけである。スキル上げはパズドラアイランドで簡単にできる。
本家が環境トップである以上はこちらも人気は極めて高く、水属性トップクラスのリーダーである。難点は水属性の回復生成役にスキブ不足のものが多いことか。

ナヴィは季節ガチャでは初となる完全新キャラで、単なる衣装違いではない。
フェス限★5であるシェリアスを擬人化したような存在であり、翼などのパーツは共通。
だがステータスはモデルとは全然違い、水列3・回復泥強3・スキブ2に加えてマルチブーストを併せ持つ優秀な覚醒と、単独で回復ドロップを落ちやすくするスキルを持っている。継承要員として扱いやすく、★4としてはかなりの実力者だ。
龍神の守護を休んでビーチに来ていたらしいのだが、この龍神とはやはりシェリアスのことなのだろうか。もしかしたらシェリアスもヤマトタケル=ドラゴンら龍神たちと共に転界の守護に当たっているのかもしれない(直接的な描写はない)。

その後2016年11月に本業に戻ったナヴィが上記のイルミナ・ロミア・メル等とともに実装されたが、この時点ではストーリーの本筋には関わらず。
本家ナヴィは水着ナヴィとは全くステータスが違い、モデルであるシェリアスと似たタイプとなっている。スキルはシェリアスと同じ5色陣+ヘイスト、LSもシェリアスと同じく3属性以上同時攻撃をトリガーとし、さらに盤面を7×6マスにする。覚醒スキルは怒涛の封印耐性4個が印象的だが、火力を上げるものは持っていない。

ストーリーダンジョンのみの登場
ストーリーダンジョン・フェス限ヒロイン編でのみ登場し、「龍と魔の物語」の本筋に一切関わらない人物を記載する。

  • メリッサ
求魂師メフィストフェレスの弟子。逃げ出した2体の使い魔を追いかけている最中に時空散歩中のロミア&イルミナと遭遇し、助けを求める。


コメント

  • 【有志削除:暴言】
  • わかりやすく面白かったです。ありがとうございました。 -- 2016-10-08 11:19:29
  • 編集が滞ってて申し訳ない。そろそろ編集を再開できそうです -- 2016-10-25 17:30:33
  • これページ名自体を「ストーリー」から「龍と魔の物語」に変えた方がいいですかね? -- 2016-10-25 17:31:10
  • すごいわかりやすい...こんなページがあるとは -- 2016-11-02 12:54:41
  • どうやら来週の月曜にタイムスリップしてしまったみたいだ -- 2016-11-05 23:34:31
  • パズドラをインストールした時に -- 2016-11-19 17:29:32
  • 最初パズドラをインストールした時の『伝説の龍を求めて出発だ』的な文章は、「ストーリィ」とは呼ばないのかな? -- 2016-11-19 17:32:27
  • ドラゴーザ島=世界の中心説 -- 2016-12-22 17:29:20
  • 最近は新キャラのイラスト下に怪文書が断片的に出現するから時系列が混沌してきてまとめにくくなってんのかな -- 2017-09-26 08:47:36
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最終更新:2020年05月02日 12:02