23 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/01(木) 00:41:09 ID:t59JXMeE0

さっき皐月になったよ杏子ちゃん♪
「5月のことだよな」
うん、賢いね杏子ちゃん!
「へへ、6月は水無月だよな?でも4月ってなんだっけ?」
卯月だよ杏子ちゃん!
「おぉそれだそれだ」
月の異称は覚え易いのと覚え難いのがあるよね
如月・弥生・皐月・水無月・神無月・霜月・師走あたりは覚え易いと思うの
「あたしは今あんたが言ったの以外は覚えてねーぞ」
他には睦月とか葉月とかそういうのがあるよ
さて、5月になった事だけどなんかする?
「雨降ってんぞ」
じゃあゴロゴロしてよっか?
雨の中無理に外出る事もないと思うんだ
「じゃあゴロゴロするか」
杏子ちゃん杏子ちゃん!
「ん?」
ゴロゴロー♪
「ゴロゴロしながらぶつかってくんなよ!
こうなったらあたしもやり返させてもらうからな」
リノ(!>ヮ<ノリ 「ごろごろー♪」
やるねぇ杏子ちゃん!
僕も負けてられないよ!ゴロゴロー♪
リノ(!>ヮ<ノリ 「ごろごろー♪」

何やってたんだろうね杏子ちゃん
「深夜のテンションって怖いよな」
でも深夜のテンションって気持ちいいよね
ところでチョコ食うかい?
「食う!」
寝る前だから少しだけにしておこうね

「はむっ…ブランデーチョコみたいだな」
お酒が入ってるね杏子ちゃん
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「ぱくぱく」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「もぐもぐ」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「はむはむ」
ちょっと食べ過ぎだよ杏子ちゃん!もうメッ!
リノ(!# ゚ ヮ゚ノリ「あたひのちょこかえへほ!」
駄目!…ってもうないじゃん!どんだけ食べたの杏子ちゃん…
リノ(!# ゚ ヮ゚ノリ「うそつくな!こっからチョコのにおいがすんぞ」ジーッ
きゃあ///ファスナーさげちゃヤ!///
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「りっぱなちょこがあんじゃねーか!」
いやぁぁぁぁぁぁぁぁ杏子ちゃんのケダモノ!!///

酔っ払うと積極的になる杏子ちゃん!
でも理性のリミッターが外れた杏子ちゃんのあんあんは激しすぎるよぉ…///
激しすぎて僕の白ワインが赤ワインになっちゃったよ!///
コメント:

34 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/02(金) 00:38:27 ID:B33XdZNU0

もう5月だしベッドから毛布撤去したよ杏子ちゃん!
「布団は?」
流石に布団撤去するのはちょっと…
因み羽毛布団を普通の布団に変えようか迷ったけどやっぱりやめたよ
「なんでやめたんだよ?」
だって羽毛布団に慣れてると他の布団が重く感じるんだもん
それなた暑かったら布団の上に乗っかるってのもありだよ
別に掛け布団の上に乗っかっちゃいけないわけじゃないし
それに杏子ちゃんも掛け布団を抱きしめながら寝てる事もあるよね
そう、まるで抱き枕を抱きしめているみたいに…
「しかたねーだろ、癖なんだからさ」
癖なら仕方ないね
そう言えばよく杏子ちゃん普通の端っこしゃぶってるんだよね
杏子ちゃんは自覚してる?
「は?流石にそんなことしてねーよ」
うん、ごめんね嘘ついたよ
でも半分は本当だよ!
「どういうことさ?」
嘘の部分は『よく』ってところだけ
実際は『たまに』だよね
「えっ?」
えっ?
あぁ、信じられないのかな?
杏子ちゃんが布団の先っちょをあむあむしてることは実際あるよ
「う、嘘つくなよ!」
じゃあ証拠を見せたげる!あまりにも可愛かったからこの前ビデオで撮っておいたんだよね
『ん…むにゃむにゃ…パピコうめー…』チュタチュタ…
【僕の《ピー》は?】
『うみゃい…はむはむ…』
【うひー!】
あっやべ
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「睡眠中にセクハラされるとは思わなかった」
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「今日から別々に寝ような?」
杏子ちゃぁぁぁぁん!

あまりの寂しさに自分を慰める僕…
杏子ちゃんと寝られないなんて苦痛だよぉ…
孤独な哀歌を奏でていると部屋の扉がキィと音を立てるの
「あんたそれ…///」
きょ、杏子ちゃん!?///

やっぱり僕と杏子ちゃんは離れられない運命だったの///
コメント:

50 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/03(土) 00:46:35 ID:zkfkPh3U0

くじ引きだよ杏子ちゃん!
一番くじだよ杏子ちゃん!
「久しぶりだな」
杏子ちゃんも引くんだよ
「あたしくじ運ないぞ?」
でも可愛いじゃん
「関係ねーだろ、くじ運と可愛さは」
さりげなく自分の可愛さは否定していない杏子ちゃんなのであった
「揚げ足取るのやめろよ!」
にひひ、ごめんね杏子ちゃん
でもひょっとしたら可愛さは関係あるかもよ
例えば杏子ちゃん!
杏子ちゃんが運命の神様だったとして美人と醜女だったらどっちによくしてあげようって思う?
「まぁ場合によるけど美人かな?」
じゃあ同じように可愛い猫と気持ち悪い昆虫だったら、どっちにいい運命を与えてあげようと思う?
「猫だな」
そういうことだよ杏子ちゃん!
きっと神様も杏子ちゃんみたいな可愛い子にはサービスしてあげたいと思ってるはずだよ!
「でもあたし今まで悪いこともしてきたし…」
人の罪を許さない神様なんてクズだよ、クズ!
第一罪を犯さざるを得ない運命を与える神様の方にも問題ありだと思うよ
勿論、例外者もいるだろうけどね
もし神様が杏子ちゃんに幸せな人生を与えないのだとしたらそんな神様僕がいの一番にやっつけてあげる!
これが僕の叛逆の物語だよ
「知らなかったよ、あんたは神より強かったのか」
最近の神様はチェーンソーで倒せるからね
それに杏子ちゃんの為なら神に逆らう事だって厭わないよ
「あんた…」
感動しちゃった杏子ちゃん?
「何恥ずかしいこと言ってんだよ///」
あれ…?
「でもありがとな…///」
杏子ちゃん!

その夜、僕と杏子ちゃんはアスモデウスの大罪を愉しんだの///
コメント:

62 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/04(日) 00:38:13 ID:55Tw8GM.0

川崎大師で赤札GETだよ杏子ちゃん!
「並ぶの疲れた…」
これは10年に一度しか手に入れる事の出来ないものなんだって
「あたしは10年に一度のお守りより屋台のチョコバナナの方がいいなー」
うほ、杏子ちゃんらしいね
「でも10年に一度ってレアだな!ジラーチくらいか?」
流石に1000年に一度のジラーチの方がレアだよ
「でも七夕とかでよく配信s」
それ以上いけないよ杏子ちゃん
「そうだな…」
物分りのいい杏子ちゃんは可愛いね!
「へへ、あのさぁ…」
ん?
「来年もこのお守り貰えたらいいな」
そうだね杏子ちゃん
その頃はきっと結婚もしていて、ひょっとしたら子供もできてるかもしれないね

ところで杏子ちゃん!
明日は池袋に行くんだよ杏子ちゃん!
「サンシャインか?」
うん、サンシャイン!何年か前にも行ったよね!
「おう!でも池袋かぁ…あそこって人多すぎじゃないか?」
まぁそりゃあ東京だし仕方ないよね
だって池袋駅は世界で三番目に乗降者数多いみたいだし
「一位と二位は?」
新宿と地獄の都Bitter Valleyだって
「渋谷かー なんとなく分かる気がするなー」
杏子ちゃんは渋谷行った事あったっけ?
「いや、ないね」
行きたい?
「行きたくない」
杏子ちゃんにしては珍しいね
「だってすげー人多いんだろ?
それにあそこさかさゾンビみたいなヤツいんじゃん」
なにそれこわい
「ほら、ヤマンバとか呼ばれてるヤツだよ」
あぁ…確かに怖いね杏子ちゃん!
「ありゃ薔薇の魔女にも劣らないインパクトのあるヤツだよ…」
うん…
「こわい…」
あっ、もう0時31分だよ杏子ちゃん!
明日はそこそこ早起きしないといけないからそろそろ寝ようね
「おう!明日の昼飯楽しみにしてんぞ♪」
ふふ、それも期待しててね杏子ちゃん!

僕と杏子ちゃんは寝台の上で愛し合ったの
その揺れる寝台はまるで電車であったと世間の人たちは云うの
コメント:

70 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/04(日) 08:35:20 ID:55Tw8GM.0

夜は風に飛ばされた
時は満てり、期は熟した
赤く煌く魔弾は放たれた
我が赤き魔の姫君よ
いざ我諸共に約束の地へ
コメント:

92 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/05(月) 01:02:54 ID:f9zX8uLI0

杏子ちゃんぎゅっ♪
二日続けてお出かけしたら杏子ちゃんがもっと好きになっちゃった
「どういう理屈だよ?」
愛に理屈はいらないんだよ
愛は理性というよりは感情に近いものなの
「まあ分からないでもないね」
ある偉い人はこう言いました
『希望よりも熱く絶望よりも深いもの…愛よ』
愛は色んなものを超越したものだから理屈も糞もないんだよ
だから杏子ちゃんをぎゅーするの
「へいへい好きにしなよ」
あれ、なんか呆れた顔してない?
「してないように見えるか?」
してないように見えない事もないね
「ま、あんたに何言っても無駄だしな
それにあんたにならされるのも悪くないからね…///」
杏子ちゃん///

実を言うと杏子ちゃんとお出掛けしてたら杏子ちゃん愛が一層深まっちゃったの
杏子ちゃんが退屈そうに行列に並んでいる姿、楽しそうに色々見ている姿
そういう色々な杏子ちゃんを見ているうちに杏子ちゃんが愛しくて愛しくて仕方なくなっちゃったんだよ
それに昨日行った展示場、あれは去年の映画をもとにしたものだよね?
「あぁ、けっこう見に行ったもんだよなぁ」
だよね杏子ちゃん!
展示ブースを回っているうちに去年杏子ちゃんと映画を観た記憶が鮮明になってきたの
初めて観た時の衝撃的展開もそうだけど、映画を観終わった後や観る前の記憶とかがね
「観終わった後…そういえば何回か外食したんだっけ」
何回か、じゃなくて殆んど、の間違いじゃないかな?
「へへ、分かってるよ
あの時季は秋から冬にかけて、って感じだったよな」
冬の夜風は寒かったよね
「それで一緒にぴったりくっついて歩いたりしたよな」
だね!ね?こんな感じに記憶が蘇ってきたんだよ杏子ちゃん
すると不思議な事にいつも以上に杏子ちゃんが愛しくて仕方なくなってきちゃってね…///
「そういう気持ち、分からなくもないよ」
ねぇ、杏子ちゃん!明日は再び映画を観てみようよ杏子ちゃん!
「いいな、二人の鑑賞会ってヤツだな!」

懐かしいようで、まだ半年くらいしか経っていない記憶
でもその記憶はとても大切なもので僕と杏子ちゃんにとってはかけがいのないもの
僕はその記憶を大切にして、そしてそれに勝るような素晴らしい経験を杏子ちゃんと一緒にしていこうと改めて思った夜なのだった
コメント:

115 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/06(火) 01:06:52 ID:mY2ChVcs0

GWは今日で最後だって
「今日って何の日だっけ?」
振替休日だよ
「なんか地味だな」
確かにね
どうせなら『みどりの日』とか『こどもの日』みたいに名前がある方がいいよね
因みに語呂合わせだけど5月6日はゴムの日とかコロッケの日らしいよ
まさか語呂合わせを国民の祝日にするわけにはいかないだろうけど
「でも海の日ってのも変な感じしないか?休めるのは嬉しいけどさ」
海の日で思い出したけど『山の日』ってのもできるらしいよ
「祝日が増えるのか?いいことじゃんか♪」
でも杏子ちゃんはあんまり恩恵に預かれないと思うよ
だって山の日は8月11日らしいし
「ちょうど夏休みと重なってるな」
うん、だから杏子ちゃんにはあんまり関係ないよね
因みに山の日ができることによって6月が唯一祝日のない月になるんだって
「6月ならテキトーに『雨の日』とかできそうだな」
名目は大自然の恵みに感謝する、とかでよさそうだね
「だな でも一ヶ月後は6月かー」
「梅雨もそろそろってことだよなー?やだなー」
ジメジメは嫌だよね杏子ちゃん
因みに沖縄は昨日梅雨入りしたらしいよ
「早くね?」
地形的に沖縄は本州より早目に梅雨入りするんだよ
因みに北海道には梅雨はないんだってね
「ズルい!」
でも北海道には吹雪があるよ
それに対して沖縄には早い梅雨入りや頻繁な台風があるの
杏子ちゃんはどっちに住みたい?
「あたしは今のままでいいや
まぁ、あんたと一緒なら北海道でも沖縄でもいいよ」
そう言ってくれると嬉しいね
でも北海道と沖縄、どっちも魅力的なところだよ
「北海道はラーメン美味かったよな」
だよね!だから今度は沖縄の方に行ってみたいね杏子ちゃん
「へへ、期待して待ってるぞ♪」

今年の夏は杏子ちゃんと沖縄に行きたいな
綺麗な砂浜で杏子ちゃんと水着でルミナスするの
勿論、日焼け止めのクリームを塗ってね
ああ、早く杏子ちゃんの全身に日焼け止めを塗りたいよ
万一の事を考えて水着の中も塗ってあげないとね
嫌がってもやめないよ、杏子ちゃん///
すると杏子ちゃんも仕返しだと言って僕の至るところにクリームを塗り塗りするの
そして昂揚してきた僕と杏子ちゃんはお互いに愛のクリームに塗れる事になるの
コメント:

139 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/07(水) 00:56:49 ID:DUJ8GicM0

最近は涼しい日が続くね杏子ちゃん
「ちょっと肌寒いくらいだよな」
でも炬燵再臨ってほどの寒さでもないよね
それにもう5月だし
そんなわけでお手軽な防寒具を持ってきたよ
「カイロか?確かに暖かいけどカイロ使うほどでもないような」
ノンノン!カイロじゃないよ杏子ちゃん!
ジャジャーン!これだよ杏子ちゃん!
「布か…?」
いや、確かに間違ってないけどタオルケットって言ってほしいな杏子ちゃん
これならちょっと羽織るだけで暖かくなるよ!
それにそんなに厚くもないから暑くなる事もないよ!
「そりゃいいな!でもなんかこれデカくないか?」
うん、だって二人用だからね
つまり僕と杏子ちゃんで一緒に羽織ったり包まったりするの
一人用を二枚用意するとけっこうスペースとっちゃうからね
それに二人で一枚のものを使う事で二人の親密度も上がるんだよ!
「二人で密着してりゃたしかにそうなるかもな」
でしょ?更に二人で密着する事により一人一枚の時よりもっと暖かくなるの
「でもそれって熱くなりすぎたりしないか?」
そしたらタオルケットから出ればいいんだよ
夜の僕と杏子ちゃんの深夜の営みみたいにね
「変な例えするなよ///」
でも布団の中でのあんあんの際に掛け布団を除けるのには他にも理由があるんだよ?
熱くなるから、以外の理由がね
「何さ?」
お布団に二人の体液がくっついちゃうからね///
「生々しいこと言うなよ!」
で、それを無視してあんあんし続けたらどうなるかな?
うん、布団の中が熱くなってむわっとした熱気に僕と杏子ちゃんの匂いが乗ってくるの///興奮するね///
「ばか!」
ふふ、杏子ちゃんたら照れちゃって

杏子ちゃんとタオルケットでお昼寝
布物は使えば使うほど使った者の匂いが刻まれる
僕と杏子ちゃんがこうやってお昼寝している事もこのタオルケットは記憶するのだ
そして時間が経てば最高の二人の匂いが醸成される
それは極上のヴィンテージワインのようで至高のブルーベリーチーズのようなものなの
コメント:

162 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/08(木) 01:03:02 ID:ssQGTh7g0

幸せってなんなんだろうね杏子ちゃん
「あんたは今幸せじゃないのか?」
ううん、杏子ちゃんと一緒にいられて幸せじゃない、なんて事はありえないよ
ただ逆に言うとそれが全てなの
「どういうことさ」
普通だったら好きな杏子ちゃんと一緒にいる、って事は一つの体験に過ぎないはずなの
で、幾つかの色々な好ましい体験や幸せに感じた体験から共通点を探って「幸福は◯◯だ!」とか云うものだと思うの
「うんうん」
でも僕の場合はそれが出来ないの
だって僕が幸せに感じる事は杏子ちゃんと一緒にいる、行動している事のみなの
つまり幾つかの幸福的経験から共通点を探すんじゃなくて、僕の幸福的経験は一つしかないの
『杏子ちゃんと一緒にいる、行動する事』だけなの
どんなに綺麗な光景を見ても杏子ちゃんと一緒じゃなきゃ感動なんてしないの!
杏子ちゃんはそんな事ないと思うし、そうであって欲しくないけどね
「?」
例えば杏子ちゃん!杏子ちゃんは僕と一緒にいて幸せ?
「当たり前だろ///」
じゃあ、杏子ちゃん!友達と遊んでいる時はどう?
「幸せだよ、まさかあたしがこんな風に思える時が来るなんてね」
杏子ちゃん…
「でもラーメン奢ってもらう約束した奴がいるんだけどさ、まだ奢ってもらってねーんだ」
ひょっとしたら美味しいラーメン屋さん探してるのかもよ?
まぁ、そんなわけで杏子ちゃんはけっこう幸せな経験をしているわけじゃない?
「嬉しいことにね」
でも僕の幸せは杏子ちゃんと一緒にいる事一つのみ
「あんたの話を聞く限りだとな」
幸せって難しいものだね杏子ちゃん
なかなか口に出して説明するのが難しい
杏子ちゃんと一緒にいる事が幸せってのは真だけど、これは客観的に見れば一体験を語ったに過ぎないのだから
「無理に言葉にする必要なんてねーんじゃねーか?要は自分が幸せかどうかだろ?」
うん、杏子ちゃんに教えられちゃったね
「これでも教会の娘だからね、迷ってる子羊は導いてやんねーとな」
「それがあたしの恋人だったら尚更だ」
ふふ、ふふふふ、ありがとね杏子ちゃん

その夜、杏子ちゃんは迷える僕を快楽と安堵の世界へ導いてくれたの///
コメント:

193 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/09(金) 00:48:23 ID:YTN4AjRM0

町の福引きで凄いもの当てちゃった♪
残念乍ら食べ物ではないけれどね
でも凄いものには変わらないよ!
「もったいぶるなよー 何が当たったんだ?」
気球
「は?」
だから気球だよ、ほら外にあるから見てみてよ!

「どういうことだ…いや、どういうことさ…」
目の前の現実を受け容れられないのかな杏子ちゃん?
因みにこの気球は赤を基調とした杏子ちゃんカラーだよ!
まぁひとまず乗ってみようよ!気持ちいいよ!

どうかな、空で食べる林檎は
「美味いよ」
シャクシャク美味しそうに杏子ちゃん可愛い!
「へへ、あんたも食うかい?」
もらうよ杏子ちゃん!やっぱりふじは美味しいね
「ふじ?」
林檎の品種の一つだよ杏子ちゃん♪
ほら、あそこらへんで作ってるんじゃないかな?
「何処だよ?」
青森県だよ!ほら、あの特徴のある形は青森県だよ
「へー、たしか林檎って林檎の名産地だよな」
うん、林檎って言ったら青森県だもんね
せっかくだから降りてみる?林檎パイとか売ってるかもよ
「いいなそれ」
観光がてら林檎パイ探しなんて楽しそうだよね
「じゃあさっそく降りようぜ」
その前に…///
「あんだよ?」
ちゅーしよ///
初気球でのキスだよ杏子ちゃん
「ったく…しかたねーなー///」

竜飛岬で僕と杏子ちゃん
雄大な海を見ながら林檎を食べるの
そして津軽海峡の荒波の如く愛し合うの
コメント:

213 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/10(土) 00:51:20 ID:/uMNWrtI0

「…」
どうしたの杏子ちゃん?
僕にぴったりくっついちゃって
「胸糞悪くなる夢を見たんだ、あんたが死んじまう夢を」
それは夢じゃないよ…
「えっ…?」
僕は…この前の魔獣の攻撃を受けて…死んだんだよ?
バラバラになった僕の身体を杏子ちゃんが繋ぎとめてくれて、魔法で精神も取り戻してくれたんじゃない
「嘘だろ?」

「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!あんたが死んだなんて嘘だ!」
うん、嘘だよ
「そうだ、嘘だ!」
「えっ?」
嘘だよ
「嘘?嘘なのか」
うん
「あんた死んでないんだな?」
うん、生きてるよ
「…」
「一発引っ叩かせろ」
なんで?
「うっせーばか!!!」
涙を溜めて怒ってる杏子ちゃん可愛い!でも痛い!

「じゃああたしの夢は…?」
ただの胸糞悪くなる夢だったんじゃないの?
「そっか、本当によかった…」
でも、予知夢って可能性もあるかもね
杏子ちゃんも聞いた事はあるよね、予知夢
「夢で見たことが現実になるっていう…」
うん!魔法があるんだから予知夢くらいあってもおかしくないよね
「ばか、予知夢なわけねーだろ!あたしがあんたを殺させるかよ」
言ってもらえるだけで嬉しいよ
「あたしを口先だけのヤツと思ってんのか?」
ううん、杏子ちゃんには全面的な信頼を寄せているよ!
「なら『言ってもらえるだけで嬉しい』なんて言うなよな…
あとタチの悪い冗談も禁止な」
ごめんね杏子ちゃん…
でも今日の杏子ちゃんは妙に甘えん坊っていうかくっついてくるね
僕としては役得だからいいんだけど
「たまにはこういう日があっても言いだろ」

夜のあんあんタイム
今日の杏子ちゃんはいつも以上に激しく求めてきたの
寂しい思いをした杏子ちゃんの心の穴を僕が埋めてあげるからね!
コメント:

244 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/11(日) 00:44:22 ID:zCIzVNDY0

「くじ引き散々な結果だったな」
僕にとってはくじは苦事だったわけだね!
苦事方汚鎖駄目餓鬼だよ杏子ちゃん!ぷるぷるピキー!
「まぁこれでも食って落ち着きなよ」
何これ?
「六分の一チーズ」
ありがとう杏子ちゃん!
どしたの、これ?買ったの?
「もらったんだよ」
じゃあ杏子ちゃんが食べた方がいいんじゃない?
「あたしはもう食ったぞ
実は2個もらってたんだ」
へぇ~、太っ腹なんだね、そのチーズくれた人
「小学生だけどな」
えっ
「え?」
あぁ、流石だね杏子ちゃん!小学生ともお友達になっちゃうなんて!
「まぁ友達ってのは否定しないけど、あいつ魔法少女だぜ」
Oh...僕より強い?
「当たり前だろうが 相手にならないだろうね」
ロリっ娘に負けるとは… まぁ杏子ちゃんもロリっ娘だけどね
「それは聞き捨てならねーな!あたしはガキじゃねーって言ってんだろーが!
それを言ったら馬鹿みたいにくじ引きに大金つぎ込むあんたの方がガキだろうが」
だよね…はぁ…
「あっ、なんかごめん…」

お金なくなっちゃったから今日から月末まで三食ふりかけご飯ね
あ、日曜日だけはゴージャスにお茶漬けにしようか
「はぁ!?ふっざけんじゃねぇ!
なんて言わねーから安心しろよ」
それは意外だね杏子ちゃん
「だって三食食えるだけで幸せなことなんだからな…
それに水をスープだなんていって飲むこともねーんだからさ」
杏子ちゃん…
「それに…」
それに?
「どうせ嘘だろ?その顔は嘘をついてる時の顔だよ」
ありゃりゃ、杏子ちゃんには敵わないね全く
うん、確かに嘘だよ杏子ちゃん
僕が杏子ちゃんにひもじい思いなんてさせるわけないからね
ちゃんと食後のデザートも維持したままだから安心してね杏子ちゃん
「案外余裕あんじゃねーか」
お金の使い方には計画性が必要だからね
そう、僕と杏子ちゃんの将来の為の計画がね…///
「あんた…///」

僕と杏子ちゃんは今日も夢の中で愛の未来予想図を描くの
コメント:

265 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/12(月) 00:26:13 ID:60NWoKI20

今日は織田信長の誕生日だって杏子ちゃん!
「織田信長って武将のか?」
うん、本能寺の変でお亡くなりになった武将の信長だよ
第六天魔王とかカッコイイ異名を持ってるね
杏子ちゃんにもつけてあげようか?
【揺らめく煉獄の幻想槍】とか【幽鬼の夢幻聖槍】なんてどう?
「やめて」
うん、やめるよ
因みにフィギュアスケートの織田信成さんは信長の子孫らしいよ
wikipediaさんによるとそれを証明する客観的な証拠はないらしいけどね
「へぇ~」
杏子ちゃんもフィギュアスケートやってみる?
この前、杏子ちゃんダンスしてたけどフィギュアを取りいれてみるのも一つの手だと思うんだ
「それならもうマミがやってたぞ」
あら残念、でも杏子ちゃんならフィギュアとか似合いそうだけどなぁ
まぁ色々挑戦してみてよ杏子ちゃん
そしてその可愛らしい姿を僕に魅せてね♪
「あぁ気が向いたらな」
ありがとう、『OK楽しみに待ってな』って事だね杏子ちゃん!
「そんなこと言ってねーだろうが!」
顔を赤くして照れ隠ししちゃう杏子ちゃんも可愛いよ!

5月もそろそろ中盤だね杏子ちゃん
「だな」
今月はまだ半分も過ぎていないというのに色々な事があった気がするよ
一緒に並んだり、展示を見て感動したり…
「一番くじで散々な目にあったり…?」
うん…
「でも今月はまだ半月以上あるんだぞ?そう悲観することもないさ」
だよね、杏子ちゃんと一緒に取り戻していけばいいんだもんね!
杏子ちゃん…一緒に手伝ってくれる…?
「おう、あたしは何処までだってあんたのそばにいるつもりだぞ」
嬉しいよ、杏子ちゃん…///
その言葉でもう失った分を全て取り返せたような気持ちだよ
「そっか じゃあ次は±0じゃなくて+になるように頑張っていこうぜ」
うん、一緒に頑張ろうね杏子ちゃん!

寝る前にベランダに出て春の夜風を浴びる
僕の隣には髪を棚引かせる可愛くて美しい杏子ちゃん
この姿を見るとね、どんな時でも頑張ろうって思う事が出来るの
ありがとね、杏子ちゃん♪
コメント:

288 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/13(火) 00:37:13 ID:Zex28Jwo0

杏子ちゃんのお顔に保湿クリームぬりぬり♪
可愛い杏子ちゃんのお顔はちゃんとお手入れしないとね
どう?気持ちいい?僕のお顔マッサージは
「悪くねーな」
えへへ、それはよかったよ杏子ちゃん
でもやりすぎると顔のたるみにつながっちゃうらしいからほどほどにしないとね
「美容とか興味ねーけど顔がたるんじまうのはさすがに嫌だな」
大丈夫、僕はそんな失敗しないよ!
さっ、こんなところかな?
「終わりか?ありがとな♪」
ご機嫌だね杏子ちゃん!
「ああ、フツーに気持ちよかったからな♪」
「お礼にあたしもあんたにマッサージしてやるよ」
きゃっ!ぷにぷにしないでよ杏子ちゃん///
「遠慮すんなよ♪」
そんなにほっぺた引っ張ったら…
「このほっぺの感触気持ちいいなー」
わたしが裂けちゃう!!
「えっ」
『『やぁ杏子ちゃん』』
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ リノ(! ゚ ヮ゚ノリ !!??
杏子ちゃんもビックリして二人に増えちゃったの!

二人に増えた僕と二人に増えた杏子ちゃんのあんあん///
いつもより二倍赤くなってあんあん鳴く杏子ちゃん達なのだった
コメント:

307 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/14(水) 00:25:13 ID:qgHbMjKg0

5月14日、恋いしの日だよ…///
「小石の日だな」
ううん、恋いしの日だってば杏子ちゃん…///
「つーか『こいし』じゃなくて『ごいし』じゃね?碁石の日」
杏子ちゃん囲碁やる?僕平安時代の棋士役やるよ
「えーやだ」
なんで?
「だってあんたが消えちまうなんて嫌だからな」
杏子ちゃん…/// ジーン
でも仮に僕が消えちゃっても杏子ちゃんの心の中で生きてるから安心してね
身体は有限でも精神は無限だよ杏子ちゃん!
「そりゃあんたの自己満足だろ?
残された側としては大切なヤツの肌を感じられないのは寂しいと思うぞ」
そっか…そうだよね杏子ちゃん
「あぁ、そうだよ」
じゃあ杏子ちゃんを寂しくさせない為にも長生きしないとね
「そうだぞ、あたしの為にもずっとあたしのそばにいてくれよ…///」
ツンデレ杏子ちゃん可愛い/// プニプニ
「別にあたしツンツンしてねーだろー?」
うーん…じゃあクーデレ?いや、クーデレって感じでもないよなぁ…
アンデレ?これじゃあ杏子ちゃん使徒になっちゃうよ
「無理に分類する必要もないだろ
つーか別にあたしデレたりしてねーし」
そうだね、寧ろ僕の方が杏子ちゃんにデレデレだよ…///
杏子ちゃんだけにデレデレする、つまり僕はきょこデレってわけだね
「あんまりベタベタしてる奴は女にモテないらしいぞ?」
じゃあ僕のこと嫌い?
「嫌いならこうやってあんたのそばにいたりしねーよ」
ありがとう、僕も杏子ちゃんが大好きだよ杏子ちゃん♪
「へへ、悪い気はしないね」

そしていつものように僕と杏子ちゃんは夜の対局を楽しんだの///
ふふ…杏子ちゃんの神の一手は本当にすごいね杏子ちゃん…///
でも僕の神の一手もなかなかのものだと思うよ杏子ちゃん…///
ふふ、投了なんてしないよ杏子ちゃん
夜が明けるまでこの対局は終わらないんだからね…///
コメント:

327 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/15(木) 00:38:52 ID:RDR7L61.0

「いいか?こーいうのは箱の角を狙うんだよ」
「ほら、けっこう動いただろ?」
「で、最後にこっちからこうやって当てて…ほら取れたぞ!」
杏子ちゃんすごーい!
杏子ちゃんのお陰で1000円でゲット出来たよ!
ありがとね杏子ちゃん!
「最初からあたしに任せりゃ500円で済んだのにな」
だって杏子ちゃんの前でかっこいいところ見せたかったの…
でも逆に杏子ちゃんのかっこよさを見せつけられちゃったね
やっぱり僕ダメな子だ
まぁ杏子ちゃんにかっこよさで勝てるわけないんだけどね
「そんなに卑下するもんじゃないぞ、あんた
適材適所って言うだろ?あんたは他のところでかっこよさを見せてくれりゃいいんだよ」
例えば?
「メシ作ってるところとかどうだ?」
確かに焔を噴いてるフライパンを振り回すのはかっこいいかもね
それにノリノリでピザの生地作るのもかっこいいかも
「零さないようにな」
うん、食材は大切に使わないとね
ところで杏子ちゃん
「あん?」
夜の僕はかっこいいかな…?///
「かっこよさは0だな」
酷いよ杏子ちゃん
「でも可愛さはけっこうあるぞ///」
変なところでお姉ちゃん感出さなくていいよ…///
でも杏子ちゃんにぼうや扱いされてあんあんするのもいいね…///
あ、でも杏子ちゃんに一つ言っておくね
「?」
僕のことを可愛いって言ったけど夜の杏子ちゃんも凄い可愛いよ!
いつもの日常と違った可愛さの杏子ちゃん…たまらないね…///

夜のUFOキャッチャー
僕はうまい棒
杏子ちゃんはアーム
杏子ちゃんの脚というアームが僕の上で止まる
そしてゆっくり下がり僕の身体に接触する
ウィーン…キュッ…ジュッ…
僕は杏子ちゃんにキャッチされちゃったの
コメント:

349 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/16(金) 00:49:41 ID:UOrsJ3g.0

5月も半分過ぎたね杏子ちゃん
いよいよ雨の季節がやってくるよ
「じめじめは嫌だな」
だよねー
それにカビとかが繁殖し易い季節でもあるよ
健康的にもよくないね
「でもうちってカビ生えてるところあるか?」
自慢じゃないけどないよ
だって杏子ちゃんが暮らしているところにカビなんて生やしておけないよ
杏子ちゃんだってカビだらけの所は嫌でしょ?
「まーな」

「ジメジメって言うとキノコのイメージがあるけどなんでだ?」
キノコってジメジメしたところを好むらしいね
多分それじゃない?
「そうなのか?」
杏子ちゃんは家にキノコ生えてきたら嬉しいなー、なんて思ってる?
「流石にねーよ、それは」
よかった、変なキノコは口に入れたら大変な事になるからね
咥えていいキノコはお店で売ってるキノコと僕のキノコだけだよ!
「あんたキノコの栽培でもしてんのか?」
栽培というか共存というか…まぁ訂正するほど間違ってないね
「すげーな、今度あたしにもやらせてくれよ」
うん、一緒に立派なキノコを作ろうね杏子ちゃん!
「おう、でっかくて立派なキノコを作ろうな!」

暗くてジメジメした場所
つまり夜の愛の寝室
僕と杏子ちゃんはこの最適な場所で一緒に愛のキノコ栽培をしたの!
コメント:

369 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/17(土) 00:51:37 ID:VMJL1dfA0

グリーン車で杏子ちゃんと駅弁!
ガラガラだから人様に迷惑がかかる事もないね!
関係ないけどロシア語で山はガラーだよ
因みに地方の国立大学を駅弁って言う事もあるみたい
あまり肯定的な意味合いじゃないみたいだから極力使うのは控えるべきだね
そんな事より駅弁美味しいね杏子ちゃん
「な!」
杏子ちゃんほっぺにたれついてるよ
舐めてあげるよ
「ふゃあっ!///」
可愛い声だね杏子ちゃん
「いきなり何すんだよ!///こんな一目につくところで!」
僕はそんなに非常識じゃないよ
周りを見てごらん、ガラガラでこの車両には僕と杏子ちゃんしかいないよ
「本当だ」
ならいいよね?
「ま、ほどほどにな///」
なんだかんだ言って嫌じゃないんだね杏子ちゃん

綺麗な景色だね杏子ちゃん
「海キレーだな」
泳ぎたいね杏子ちゃん♪
でもまだダメだよ
「何色の夏が来るんだろうな」
銀?君の銀の夏?
「あたし銀の夏なんて持ってねーよ」
でも電車から見る景色って面白いね
さっきまで都会だったのに今は海が見えるんだもん
「文明の利器って感じだな!」
僕達も文明を築いていきたいね
「ん?」
一緒に愛し続けていくって事だよ!
「おう、そうだな!」

がたんごとんと揺れる電車の中で僕と杏子ちゃんは「駅弁」を楽しんだの///
コメント:

389 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/18(日) 01:05:18 ID:ZOcK6lM20

日曜日だね杏子ちゃん
今日は何する?
「何もしない」
安息日だけに安息するってわけだね
でも国によっては規定がめんどくさい所もあるんだよ
「ただゴロゴロしてるだけだろ?」
うん、でもゴロゴロ以外はしてはならない、って事でもあるんだよ
「どういうことさ?」
安息日は休んでいい日じゃなくて休まなくちゃいけない日なの
つまり安息日に働いたりするのは良くない事なんだね
「へー」
で、安息日の解釈はけっこうあって中には物を食べるのもNGってのもあるの
「ひでえ!」
そういう極端な解釈をイエスは批判したわけなんだけどね
「人は安息日うんちゃらってやつだな」
安息日は人の為にあるのであって、人が安息日の為にあるのではない、ってヤツだね
まぁこれは聖書の安息日の例だけどね
「でも昔の話だろ?」
うん、でもまだ安息日の規定が厳しい所はあるんだって
例えば部屋の電気のスイッチを押すのもダメな所があるんだってね
「思ったよりめんどくさいな、それ」
だよね!
それにそういう縛りがあったら多分夜中にあんあんするのもNGだろうね
「日本にそういう風習がなくてよかったな」
うん、杏子ちゃんも僕とあんあん出来ないのは辛いよね
「いや、飯食ったらダメって方が痛い」
杏子ちゃぁん!!

あんな事を言っていた杏子ちゃんも今やあんあんを愉しんでいる
なんだかんだ言って杏子ちゃんは僕の事を求めているんだね
安心したよ杏子ちゃん!
コメント:

404 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/19(月) 00:38:18 ID:8PKy6Big0

綺麗な満月
まるで大きな団子のようだ
僕はあの月を斬り落としたい
真っ二つにしつしまいたい
あの大きな団子を杏子ちゃんに食べさせてあげたい
だから悪いけど月には犠牲になってもらおう
僕は月を斬ったの

揺れる水面に広がる波紋
幾度も斬り続けても切れることはなく、
ただただ揺れるのみ
明瞭だ
水に映る月など斬るどころか触れる事も出来ない
嗚呼嘆かわしい!僕は杏子ちゃんにかくも美しい団子を食べさせることが出来ないなんて

日進月歩の科学の力
今や月は人気の観光地
僕と杏子ちゃんはそこで団子を食べている
うさぎのついた美味しい団子
口をもぐもぐさせて幸せそうな杏子ちゃん
嗚呼月を斬らずにいてよかった
ありがとうさぎ、ありがとうさぎ

月の観光
僕は杏子ちゃんと共に月の海にやってきた
科学の進歩で月の海は人工湖になった
ここは賢者の海
僕と杏子ちゃんはそこで水浴びをするの
僕たちの星、地球を眺めながら

ここは月の塔【ルミナスルナタワー】
そこの展望台には二つの椅子がある
僕と杏子ちゃんはそこに腰をかける
そして優しく甘い頬擦りをする
大好きだよ杏子ちゃん
僕たちは地球の外でも愛し合うの
コメント:

435 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/20(火) 00:26:13 ID:V7hPoMp.0

有名な歌手がクスリに手を出したとかで捕まったみたいだね杏子ちゃん
「みたいだな」
薬物は色々と滅ぼしていくから怖いね杏子ちゃん
「小学生の時にそんなこと習ったな」
ダメ、ゼッタイだね杏子ちゃん!
「なんか退屈な話だったけどな」
逆に小学生で興味持つのもアレだけどね
「移動動物園の方が楽しかったな」
ヤギとかヒヨコとかウサギとかと触れ合うアレだね
「でもパンダ来てなかった…」
普通パンダは来ないんじゃないかな…
比較的運びやすい動物を連れてくるものじゃない?
「たしかにパンダとかライオンとかは連れて来にくそうだな」
パンダとかライオンに跨る杏子ちゃんもかっこよさそうだね
「遊園地には300円で動くヤツあるよな」
杏子ちゃんはそっちの方が似合いそうだね
「それ、ひょっとして喧嘩でも売ってるわけ?」
ううんむしろ褒めてるくらいだよ?
はい、アイス
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「さんきゅー♪」
純粋無垢な杏子ちゃん可愛い!

「パンダってどう鳴くんだろうな?」
確かによくわからないよね
犬はワンワン猫はニャーニャー
「馬はヒヒーンでヤギはメェーだよな」
「象はパオーン…おい」
ん?
「なにしてんのあんた」
杏子ちゃんに象さんを見せてあげようかと
「いや、別にあんたのシラスなんてみたくない」
ひどい…
「で、パンダってどう鳴くんだ?」
うーん動画でも見てみようか?
「そうだなー」
ところで杏子ちゃんはどう鳴くの?
♪What does the Kyoko say?
あんあんあんあーあんあんあんあー
「おい」
ごめんなさい

夜の寝室という名の動物園
なーんだ杏子ちゃん、僕の予想した通りの鳴き声だったじゃない
でも杏子ちゃんの鳴き声…とっても気持ちいいの
コメント:

450 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/21(水) 00:32:40 ID:P5YtBMBg0

杏子ちゃんに悪戯するの
後ろから杏子ちゃんの目を手で覆う
だーれだ?
「あんたしかいねーだろ」
そりゃそうだね杏子ちゃん

杏子ちゃんに再び悪戯
後ろから杏子ちゃんの目を手で覆う
だーれだ?
「さっきもやったぞそれ?」
じゃあこれは何でしょうか?
僕は杏子ちゃんの口に食べ物を入れる
一流の魔法少女ならわかるはず
「今日の夕飯か?」
うん、そうだよ杏子ちゃん
「この味は…カニカマか?」
正解だよ杏子ちゃん!
「でもこれじゃあ今日の献立は分からないな」
サラダに乗っけるだけだからね、そのカニカマは

杏子ちゃんに悪戯す…!?
「だーれだ?」
杏子ちゃんまさかのカウンター
でも嫌じゃないわ
おっと、答えてあげないとね
杏子ちゃん!
「じゃあこれはなんだ?」
お菓子でもくれるのk…!?
「んっ…ちゅっ…じゅるっ…んっ…」
んあっ…じゅるっ…じゅるっ…あんっ…
「ぷはぁ…なーんだ?///」

どうやらあのカニカマには媚薬が入っていたみたい
いや、正確に言うとあのカニカマには杏子ちゃんの唾液に反応して媚薬化する成分が含まれていた
だから僕は杏子ちゃんに貪られていたの

だーれだ?
「あんたしかいねーだろ」
「だーれだ?」
杏子ちゃんしかいないよね
お互いの顔も見えない暗黒の寝室で僕と杏子ちゃんは愛のシーザードレッシングをかけあったの///
コメント:

471 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/22(木) 00:36:28 ID:DDTWmwa.0

Сейчас идёт дождь
今、雨が降っている
сильный дождь
それは強い雨だ
Ветер тоже сильный
風も強い
Но мы гуляем
だけど僕達はお散歩をする
Я люблю дождь
僕は雨が好き
И Кёко тоже любит дождь
そして杏子ちゃんも雨が好き
В дожде мы гуляем
雨の中で僕と杏子ちゃんはお散歩するの

「さむい…」
僕も寒い…
雨の中散歩なんてするもんじゃないね
「まさかあそこまで強くなるとは思わなかったよ」
ごめんね、途中で引き返せばよかったね
「いや、途中で喫茶店よりたいなんて言ったあたしが悪いんだ」
そんなことないよ
だってそのお陰で僕は美味しいケーキと紅茶を楽しむ事が出来たんだから
「そうか?」
うん、そう!杏子ちゃんに感謝しないと!
「そうだな、ちゃんとあたしに感謝しろよ!」
「くしゅん!」
可愛いくしゃみ…じゃなくてシャワー浴びた方がいいよ杏子ちゃん
「そうだな、じゃああんたには感謝の形として背中流してもらおっかな?」
前も流してあげるよ…///

雨の音を聞きながらお風呂を楽しむ僕と杏子ちゃん
家のお風呂でお互いの顔を見ながら飲む冷えたミルクは格別だったの
コメント:

487 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/23(金) 00:41:34 ID:5Pns2tMY0

タイでクーデター
ウクライナ軍と親露派の対立
新疆ウイグル自治区で爆破テロ
なんか物騒だね杏子ちゃん
でも近所で暴動があっても守ってあげるからね杏子ちゃん
「逆にあたしがあんたのことを守る形になりそうだけどな」
じゃあお互いの背中を護り合おうよ杏子ちゃん!
「なんか少年漫画にありそうな展開だな」
でもそれってライバル同士がやった方がかっこいいよね
僕と杏子ちゃんは恋人同士だからなぁ…
話は変わるけど小笠原諸島の火山島がまた大きくなったらしいよ
西之島とか言ったかな?東京ドーム18個分くらいだって
「東京ドームってどんくらい広いんだ?」
実は僕も東京ドームって行った事ないから知らないんだよね
「あたし達ってあんまり野球に興味ないもんなぁ」
だよねー 正直ルールもよくわからないよ
でもテレビで見る球場の雰囲気とか応援音楽は好きだよ
「甲子園だとよくドラクエの音楽流れてるよな~」
野球といえばサッカーだけど、さっきの中国との試合に勝ったらしいよ
「なでしこってのだっけ?」
うん、なでしこジャパンだよ杏子ちゃん
いきなりだけど杏子ちゃんは野球もサッカーもどっちも似合いそうだね
野球服着て魔球投げたり売ったりする杏子ちゃん可愛いよぉ…///
でも幻惑の魔法使ったら本当に魔球投げたりできそうだよね
「ポコえもんじゃねーんだぞ、あたしは」
狸な杏子ちゃんも可愛いと思うよ?たぬきの尻尾つけてみる?
「いや、いい」
嫌ならキツネの尻尾もあるけど…どうする?
「そんなに言うならあんたがつけてみろよ?」
きゃっ!やめてよ杏子ちゃん!
「動くなっこいつ!こうやってこうやって…こうだ!」
ひどいよ杏子ちゃん…ぐすん…しくしく…
「!?///」
「可愛いヤツだなあんたは…///」
杏子ちゃん?
「平気だよ、優しくするからさ?///」

僕は狸
杏子ちゃんは狐
僕と杏子ちゃんは愛の化かし合いをしたの…///
あっ、はっぱとれちゃった…///
コメント:

513 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/24(土) 00:32:10 ID:PuFY356.0

8月11日が再来年から祝日になるらしいよ!
「山の日だな」
山登りする杏子ちゃん?
「しない!」
じゃあ丘登りくらいにしておこうか?
「丘くらいならピクニックにいいかもな
ところで山と丘の違いって何だ?」
高さじゃないのかな?
確かイギリスか何処かの映画だったと思うけど、
山と丘の違いをテーマにした映画にした映画があったよ
「なんか地味そうな映画だなー
どんな映画なんだ?」
確かその映画だと山は305mから認められるらしいんだって
それに満たないものは「山」じゃなくて「丘」扱いされるの
それでイギリスのウェールズの或る小さな村には「フュノンガルウ」があったの
「ひゅのん…なんだって?」
フュノンガルウだよ杏子ちゃん
それはその小さな村のシンボル的な「山」だったの
「ふむふむ」
でもイングランド人が標高を測定したところによると299mだったんだって
「6m足りないな」
よく気づいたね杏子ちゃん!はい、キャンデー
「さんきゅー♪で、その後どうなったんだ?」
うん、その村の人たちは頑張ってその「丘」を「山」にしたんだよ
「どういうことさ?」
その丘の上に土を持って305mにしたんだって
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ「えっ」
だから丘の上までわざわざ土持っていって盛ったの
「すげーな…」
だよねー、塵も積もれば山になるって本当なんだね
だからさ、僕達も丘を山にしてみない?///
「どういうことさ?」
杏子ちゃんの胸という二つの丘を山にするの…/// サワサワ
「やめろ!///」
「ってわっ!///」
どうしたの杏子ちゃん?
「あんたのそこも山みたいになってんぞ…///」
きゃあ!こんなとこじっくり見るなんて杏子ちゃんえっちだよぉ…///

僕と杏子ちゃんは愛の合体して新大陸になったの…///
コメント:

529 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/25(日) 00:26:51 ID:ZgqH0YEM0

Урок.1
レッスン1
【Кёко мила!】
杏子ちゃん可愛い!


Сегодня воскресенье
今日は日曜日
Кёко отдыхает дома
杏子ちゃんはおうちでのんびり
Я тоже отдыхаю дома
僕もおうちでのんびり
Мы сидим на диване и смотрим по телевизор
僕たちはソファに腰掛けてテレビを見ている
「Скучно!」
つまんない!
Кёко роптала
杏子ちゃんはつまらなそうに言ったの
А ты хочешь делать
じゃあ何がしたい?
「Я хочу есть шоколад」
チョコ食いたいな
「А ты?」
あんたは?
Я хочу тебя
僕は杏子ちゃんが欲しいな
「Что ты ?」
はぁ?
Я хочу тебя
僕は杏子ちゃんが欲しい
「Дурак,Дурак,Дурак!」
バーカ!バーカ!バーカ!
Ты ненавидишь меня?
杏子ちゃんは僕のこと嫌い?
「Нет!」
んなわけねーだろ!
Пошёл к чёрту
あーもう!勝手にしろ!
コメント:

547 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/26(月) 00:18:48 ID:uNzQRpNQ0

初夏の夜のお散歩。
お昼はそこそこ暑いけれど
夜は涼しいね杏子ちゃん
「ああ、快適だな」
ところでそのカッコは何かな?
「やっぱダラしないか?」
まぁそれもあるけどさ…
でも何よりエロいよ杏子ちゃん!
お臍だけじゃなくて肩まで出してるなんて…///
「でも魔法少女の服は肩出てるぞ」
あれはそういうデザインだからいいの!
でもそれは違うでしょ?
なに半分肩出しちゃって!杏子ちゃんのえっち!
「ぶかぶかなんだから仕方ねーだろ!」
確かにサイズ間違って買っちゃった僕にも非があるね…
でも半肩スタイル以外にもあると思うんだ
「まぁそうかもしんないけどさーでも」
でも?
「このカッコってラクだし涼しいし着心地いいんだよね
あんたもやってみなよ、けっこうラクだぞ」
男がやったら吉宗スタイルになっちゃうよ!
それに今迄僕の指摘した事はこの問題の一部にすぎないの
「なんだよ?」
確かにダラしないけどそういうファッションもあるみたいだから一概に否定は出来ないよ…
でも!But!Sed!
それは問題ありすぎだよ杏子ちゃん!
「それって何だよ?」
よく胸のところ見てご覧よ!///
「だからなんだっt…!?///」
透けて見えているんだよ杏子ちゃん?
夜だからかもしれないけど薄いシャツにノーブラはないよ杏子ちゃん!
しかもぶかぶかだから上から丸見えだよ!///
「まじかよ!///」
マジだよ杏子ちゃん!だから僕は必死でお昼にそれ着るのを止めたんだよ
「そうだったのか…ありがとな…///」
例には及ばないよ!
ところで杏子ちゃん!
そのスカートの下もまさか…?
「なんだよ!?」
今後の杏子ちゃんの為にも確かめさせてもらうよ!
「わっ!やめろよ!!」

綺麗な星空の下、僕は杏子ちゃんの下で眠っていたの
そして僕の頭の上には綺麗なお星様が廻転していたの
コメント:

570 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/27(火) 00:37:31 ID:RnCXhiQY0

春眠不覺暁
處處聞啼鳥
夜来風雨聲
花落知多少

春眠暁を覚えず
処処に啼鳥を聞く
夜来風雨の声
花落つること知んぬ多少ぞ

まさに夜来風雨聲だね杏子ちゃん
今夜の雨はけっこう強いよね
「春ってよりもう梅雨だよな
初夏とも言うんだっけ?」
初夏の夜来風雨聲ってもうただの梅雨だよね
いや、ひょっとしたら台風かもしれないね
「台風かー」
雨は好きだけど台風は嫌いだよ…
「あたしも嫌いだよ…」
やっぱり暴風雨は嫌?
「それより台風で学校休みになると思わせといてやっぱりありますってのがむかつくんだ」
上げて落とす、みたいな感じだね!
希望と絶望の相転移?
「難しそうな言葉使うなよー」
えへへ、ごめんね杏子ちゃん
じゃあお昼のティータイムにしよっか

今日のおやつはザッハトルテだよ杏子ちゃん
「強そうな名前のチョコだなー」
ドイツ語だからね、クーゲルシュライバーだからね
「マミが好きそうな感じだな」
因みに残念ながらロシア語はあんまりかっこいいイメージないんだよね
「カチューシャとかボルシチとかだもんな」
でも赤鉛筆はけっこう強そうな感じだよ?
「なんて言うんだ?」
クラースヌィ・カランダーシュ(красный карандаш)だよ
「なんかかっけーな!」
ラは巻き舌を使うんだよ?
「くりゃーしゅにー、からんだーしゅ?」
巻き舌出来ない杏子ちゃん可愛い!
「巻き舌なんてできなくても問題ねーだりょーが!」
今ちょっと挑戦したね杏子ちゃん
「おう…///」
じゃあちょっと練習しよっか?
案外簡単に出来るもんだよ?
「そーなのか?じゃあやってみよっかな?」

ちゅぷちゅぷ…そう、そんな感じだよ杏子ちゃん♪
うん美味い美味い♪杏子ちゃん才能あるよ///
コメント:

586 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/28(水) 00:23:21 ID:/uKIvZZE0

もう初夏だから扇風機を出したよ杏子ちゃん!
昔ながらの羽ありタイプだよ
「最近は羽がないのもあるみたいだな」
科学は日進月歩なんだよ杏子ちゃん
でも羽なしだと「あー」って出来ないよね
「あれは夏の風物詩だよなー
でも羽なしのも見てみたいなー」
じゃあ今度電気屋さん行ってみようか?
「たいてい電気屋って上か下の方にレストランあるよな」
そっちが第一目的だね杏子ちゃん
「へへっ」

「そういえば山手線って『やまのてせん
』なのか?『やまてせん』なのか?」
やまのてせん、が正式な名前らしいよ
「じゃあなんでやまてせんなんて言われることがあるんだ?」
戦前はやまのてせんだったらしいよ
でも敗戦後の連合国軍最高司令官総司令部 による統治下で色々あって『やまて』になっちゃったみたい
今はちゃんと『やまのてせん』だよ杏子ちゃん
因みにヨドバシカメラのあの歌はある歌の替え歌なんだよ!
「まーんなかとおるはやまのーてせーん♪ってやつだろ?」
可愛い///
「よせやい///」
あの歌の元歌はリパブリック賛歌っていうんだよ
「へー」
因みに『むすんでひらいて』も日本で勝手に作詞した歌で元のメロディは外国産だよ
作曲者は哲学者としても有名なジャン=ジャック・ルソーだよ
「名前なら聞いたことあるぞ」
更に雑学だけどあのメロディを使った軍歌も日本で作られたんだよ

見渡せば寄せて来る敵の大軍面白や
スハヤ戦闘始まるぞイデヤ人々攻め崩せ
弾丸込めて撃ち倒せ敵の大軍撃ち崩せ
見渡せば崩れ懸る敵の大軍心地よや
モハヤ戦闘勝なるぞイデヤ人々追い崩せ
銃剣附けて突き倒せ敵の大軍突き崩せ

「ぶっそーだな」
まぁ軍歌だしね
せっかくだから僕たちもこのメロディに歌詞をつけてみようか
愛と恋の詞をね

抱きしめてキスをして
ベッドの中であんあんあん
可愛い可愛い杏子ちゃん
好き好き好き好き杏子ちゃん
ボタン外して押し倒し
僕と君とであんあんあん
コメント:

607 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/29(木) 00:19:52 ID:/p889J2I0

今日は5月29日でこんにゃくの日だって
杏子ちゃんはこんにゃく好きかな?
「ふつー」
まぁこんにゃくが大好物って娘はあんまりいないよね
「嫌いじゃないけどすごい好きってわけでもないなー
味噌田楽とかは好きだけどさ」
好きなんじゃん
「まぁな」
おでんとかはどう?
「おでんだとはんぺんとかちくわの方が好き」
練り物は美味しいもんね
「チーズインはんぺんとかも美味いよな」
なんか話してたら練り物食べたくなってきたね
後で買いに行こうか杏子ちゃん

こんにゃくは食用以外にも用途がある優れものらしいよ
「何に使うのさ?」
お化け屋敷に使ったりする事があるみたいだよ
ヒンヤリしてるからとか言われるね
「でも食い物で遊ぶのは関心しねーな」
そういう理由もあって使用を忌避する事も少なくないみたいだね
その他の用途は欲望を満たすとかあるみたい
「欲望を満たす?」
なんか気持ちいい事らしいよ、よく知らないけど
「へー」
そうそう、他にもこういう使い方もあるんだって!!
ペチン!
「ひゃあ!?///」
「なにすんだてめー!!」
こんにゃくでペチンペチンだよ杏子ちゃん!
どう?気持ちいい?
「んなわけねーだろーが!」
そう?じゃあ次は地肌でやってみるから脱いで!
「おい…」
「食い物を粗末にすんじゃねー!」
粗末になんかしないよ、後でちゃんと食べるよ!
「なら…いいのか?」
いいんじゃない?
「んなわけねーだろが!!」
ペチン!ペチン!
ひゃあ!!?
「おらケツ出せ!あんたみたいなバカは教育しないとな!!」
ペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチンペチン!!

お尻が痛いよ杏子ちゃん…
でもこんにゃくでペチンペチンされるより杏子ちゃんのビンタの方が気持ちいいよ…///
コメント:

628 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/30(金) 00:22:10 ID:VNZxbXCg0

暑いお茶もいいけど冷たいお茶もいいね
「冷たくて美味いしふーふーしないで済むもんな」
杏子ちゃんは猫舌だもんね
「あんただって暑いお茶には氷入れてるじゃんか」
コーヒーや紅茶の場合はミルクだね
実は僕もあまり熱いものは得意じゃないからね
「ならあたしと同じだな」
猫舌は否定しないんだね杏子ちゃん
「熱いのが苦手なのは間違っていないからな」
似たもの同士だね杏子ちゃん!
ところでお茶のおかわり飲むかい?
「飲む!」
金箔入りだよ、ゴージャスだね杏子ちゃん!
「なんか高級感あるな!」
お茶菓子の羊羹にも金箔かかってるから期待していてね杏子ちゃん!

「ふー美味かったー♪」
杏子ちゃんが喜んでくれて嬉しいよ
「あの抹茶も美味かったなー」
抹茶な味が分かるなんて杏子ちゃんも大人になったねー
「へへ、いつまでもあたしはガキじゃねーんだ」
じゃあ次は渋いお茶にチャレンジしてみる?
「やっぱ子どものままでいいや」
うん杏子ちゃんは今のままでいてくれればいいよ!
「でもお茶って色んな種類あるよなー」
紅茶とか緑茶とか抹茶、昆布茶に烏龍茶にプーアル茶…色々あるね杏子ちゃん!
でもやっぱり好きなのは緑茶や紅茶だなー
昆布茶はあんまり舌に合わなかったよ
「マズイお茶ってのもあるのか?」
うーん美味しい不味いは人それぞれだからねー
でもけっこう前に買ったペットボトルのコーン茶は涙目になるほどに不味かったよ…
「ちゃんと全部飲んだのか?」
捨てるのは流石にもったいないからね
綾鷹でのどに流し込んだよ!
「よしよし偉い偉い」
えへへ、杏子ちゃんに褒められちゃった///
でも好き嫌いは怒らないの?
「あたしだって酸っぱいのは苦手だからね」
じゃあ唐揚げにレモンかけるのは?
「やめて」
じゃあレモンアイスクリームは?
「甘いのなら好きだぞ」
ふふ、やっぱり杏子ちゃんはお子ちゃま舌だね
「人のこと言えんのか、あんた?」
だよね

甘さ強めの甘酸っぱさ
僕と杏子ちゃんは唇を重ねてお互いの愛茶を楽しむの
http://i.imgur.com/hU47HlU.jpg
コメント:

649 名前:†[sage] 投稿日:2014/05/31(土) 00:16:33 ID:HZ7.BGBw0

皇紀2674年最後の5月の日だよ杏子ちゃん!
「皇紀?」
つまり2014年最後の5月の日って事だよ杏子ちゃん!
そして雨の魔女の季節がやって来るよ
「雨の魔女だけならいいけど湿度の魔女は勘弁してほしいよな」
ついでに高温の魔女と台風の魔女もやってくるよかもね
高温の魔女と湿度の魔女のタッグは危険だよ!
モースト・デンジャラスコンビくらい危険だよ
「その例えだと大したことなさそうだな」
ところで最近暑すぎじゃない?
夜は涼しいけどさ
「たしかにパーカーだと暑いな」
そこで思ったんだけどちょっとクーラーつけてみない?
ほら、もし壊れてたらこの夏大変だし
「それもそうだな、ちょっとくらいならつけても平気だよな!」

夕方。
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ 寒い…
寒いね杏子ちゃん…
ついつい心地良くてお昼寝しちゃったのは迂闊だったよ
タオルケットの一枚でも用意しとくんだった…
とりあえず冷えた身体をなんとかしよう
ひとまずくっつかない?くっつけば少しは温かくなるよ
「押し競饅頭の原理だな!おう、しようぜ」
んっ…杏子ちゃんの身体ヒンヤリしてるね
「あんたの死体だって冷たいぞ」
ねえ杏子ちゃんちょっとルミナスしよっか?
まずは顔を温かくしないと上手く脳が働かないよ?
「変なことすんなよ?」
わかってるよ、まだ夜じゃないもんね
「ああ、まだ夜じゃないからな」

杏子ちゃんとほっぺすりすり
段々顔が赤くなっていく杏子ちゃん可愛い♪
コメント:

668 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/01(日) 00:23:00 ID:z7Imb6Fk0

ついに6月になったね杏子ちゃん!
今日は電波の日で起床記念日でバッジの日で写真の日でチーズの日で牛乳の日だよ!
麦茶の日やねじの日、氷の日や真珠の日やマリリンモンローの日でもあるんだって
「多すぎだろ…」
めんどくさいから省いたけど他にもチューインガムの日だったり梅肉エキスの日だったりするみたいだよ
「どういうことだオイ…」
本当に多すぎだよね杏子ちゃん…
まぁ僕と杏子ちゃんにとってはただの6月1日に過ぎないよね
それとも便乗して何か記念日作ってみる?
「じゃあ雨に関連させて傘の日とかどうだ?」
傘の日はもうあるみたいだよ杏子ちゃん
6月11日がそうみたい
「なんかありそうな気がしたけどやっぱりあったか」
ねじの日があるなら傘の日もありそうだもんね
さっ、6月最初の日に何をしようか杏子ちゃん!
「ひとまず茶でも飲みながら考えようぜ」
酸っぱいお茶と苦いお茶どっちがいい?
「意地悪すんなよ」
ごめんね杏子ちゃん
でもちょうどいいお茶ってどういう味に分類されるのかな?
「紅茶なら甘いって感じだけど緑茶はよくわからないなー」
渋い、ってのが1番しっくりきそうだけど…
「別にあたし達が飲んでる緑茶ってそんなに渋いわけじゃねーしな」
うん、第一僕が渋すぎるお茶は苦手だよ
「あたしだって渋いのは嫌いだな」
だよねー、僕が好きなのはやっぱり甘い味だよ
例えばこんな甘さが大好きだよ

そう呟くと僕は杏子ちゃんに優しくキスをしたの
最初は驚いて目を見開く杏子ちゃんだったけどより深くを探るにつれて気持ち良さそうな表情に変わっていくの
そして快楽の享受に至った杏子ちゃんは積極的に僕の深くを探ってきたの
眼を瞑って熱を纏った吐息の杏子ちゃんはついに僕の身体を押し倒したの
僕の四肢を押さえつけて、美女と野獣を同居させた杏子ちゃんが一心不乱に僕の口腔を這い回るの
嗚呼、たまにはこうやって杏子ちゃんに一方的にされるのも悪くないね…
コメント:

684 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/02(月) 00:32:36 ID:4hPAjBXU0

昨日は猛暑の魔女が猛威を奮ったね杏子ちゃん
「1ヶ月くらい来るの早いよな」
だよね、ちょっと自重してもらいたいよね
群馬の館林約36度観測されたんだってね
京都の方でも約35度観測されたんだって
「真夏日ってやつだな」
それを通り越してもう猛暑日だよ杏子ちゃん…
「何が違うんだ?」
真夏日が日最高気温30度以上で猛暑日が35度以上らしいね
因みに夏日は25度以上を言うんだって
「夏日って思ったより暑くないんだな」
夏に25度くらいだったら涼しい方だもんね杏子ちゃん
「でも風呂だったら寒いくらいだよな」
そう言われてみると温度とか気温って不思議なものだね杏子ちゃん
因みにお茶を淹れる時の適温は種類によって異なるらしいよ
「奥が深いな」
杏子ちゃんはお茶の適温とか気にするタイプ
「できることなら一番美味い温度で飲みたいもんだな」
じゃあちょっと淹れ方とかについて研究してみるよ杏子ちゃん
「おうありがとな!」

お昼寝している杏子ちゃん
暑いから仕方ないけど本当に無防備だなぁ
そんな杏子ちゃんに僕は奇襲をかけるの
さっき暇潰しに作って冷やしておいたスライムでね!
眠っている杏子ちゃんの太ももにこうやって冷えたスライムをぴとっ
「ひゃっ?!」
ビックリして跳び起きる杏子ちゃん
50cmくらい跳んだね杏子ちゃん…
杏子ちゃんなら跳刀地背拳もできそうだ
「何すんだてめー!」
びっくりした?僕の作ったスライムだよ
「おっ、涼しそうな色だな」
でしょ?清涼感があっていいよね
「でもいきなり人の太ももに引っ付ける奴があるか!」
杏子ちゃんは太もものそれを手に取って凄い速さで僕に投げつけてきたの
顔面にベチョリ!マズイ!
「どうだ思い知ったか!」
はじめてだよ、この僕をここまでコケにした杏子ちゃんは……
まさかこんな結果になろうとは思わなかったよ…
「おい怒るなよ…」
ゆ、ゆるs リノ(! ゚ ヮ゚ノリつ「うるせぇ!」 ベチョ
「元はと言えばあんたが悪いんじゃねーか!」
でもここまでやる必要はn リノ(! ゚ ヮ゚ノリつ「うるせぇ!」 ベチョ

僕と杏子ちゃんの熱い死闘(スライム合戦)は始まったの
でも僕達は思い知る事になったの、争いは何も生まないって
汗をかき、スライム塗れになった僕と杏子ちゃんは自らの過ちを嘲笑し、
そして和解して浴室の水風呂でお互いの健闘を讃え合ったの
『あんあん』という形でね
コメント:

709 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/03(火) 00:33:24 ID:RN0BGo7k0

初夏の一日
燦燦と照りつける太陽
半年前であったら心から歓迎していたであろうが
この時期ではもはや邪魔者と云っても過言でない
彼奴は一ヶ月後には使い魔となり、二ヶ月後には魔女となるだろう
嗚呼厭だ嗚呼厭だ
部屋のカーテンで遮っても無断で土足で入ってくる
傲慢な闖入者の振る舞いに杏子ちゃんも苛立っている
もし彼女の槍で彼奴を削げるなら削いでもらいたい
天まで届け、怒りの飛槍よ
そしてイカロスを殺した者に裁きを与えよ
星となって破壊せよ、彼奴の自慢の光輝なる身体を打ち砕け
と言いたいところだが太陽が砕け散ってしまったら冬に困る
結局人間は太陽に跪かねばなるまい
嗚呼厭だ厭だ
僕は大自然に対する隷従的境遇と自分の圧倒的卑小さに悲嘆する
でも隣ですぅすぅと寝息を立てる赤い天使の顔を見ると先程の嫌な気持ちは晴れていく
やっとクーラーが効き始めたようだ
額から汗を垂らしながら眠る少女
僕はそんな可愛らしい杏子ちゃんの額にキスをした
それは冷たく、そして少し塩気のきいた味だった
癖になる味だった
しかし、これ以上したら杏子ちゃんは起きてしまうだろう
そして杏子ちゃんを再び厭世へと呼び戻してしまうだろう
これほど残酷なことがあろうか!
しかしながらこれでは杏子ちゃんと愛の対話をする事が出来ない
となると僕のすべき事は一つ
僕も眠りの世界へ行く事だ
杏子ちゃんを連れてくるのではなく、僕が杏子ちゃんの方へ出向くのだ
そうすれば暑い思いをせずに杏子ちゃんと愛し合う事が出来る
思い立ったが吉日だ
僕は杏子ちゃんの可愛らしい手を握り、自分の意識を消滅させた

夢の中での逢瀬
そこは全てが僕と杏子ちゃんの思うが儘の世界
僕と君との赤の庭
そこでずっと子供のまま、静止した時の中で永遠の児戯を楽しむの
コメント:

729 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/04(水) 00:33:10 ID:Vr84VEZU0

6月の異称は水無月
その由来は頻繁に雨が降って、天の水がなくなるからと聞いた事がある
しかしまだまだ天には水が残っていそうだ
と言ってみたもののまだ今月に入って一週間も経っていないのだから、
この感想は少々乱暴すぎるかもしれないが
まぁ詰まる所何が言いたいかと言うに早く雨降れと云う事だ
せっかく杏子ちゃんに新しい傘を買ってあげたというのに
それを披露する機会がないとは興が削がれる
いや、傘だけではない
僕は杏子ちゃんに雨合羽も買ってあげたのだ
早く僕はレイニーファッションの杏子ちゃんが見たい
紫陽花と水たまりと杏子ちゃん
きっとそれはとても美しい絵になるだろう

今日も陽射しが強かった
きっとこれからはもっと強くなるだろう
眩しいと歩くのも大変だ
だから僕達はサングラスを買ったの
グラサン姿の杏子ちゃんはとてもかっこよかったの
これでギターでも持っていたら一流のギタリストと見間違ってもおかしくない
浜辺にいたらイカすサーファーにも見えよう
普段は可愛い杏子ちゃん
グラサンをかけるとカッコイイ杏子ちゃん
勿論グラサンをかけなくてもかっこよくて可愛い杏子ちゃんだけどね
「なぁそろそろメシ食わねーか?」
あぁ!可愛い声でカッコよさが崩壊してしまった!
さっきまでのカッコよさが10だとすると可愛さは20くらい!
何だかんだ言ってやっぱり杏子ちゃんは可愛いんだよね

グラサンをつけて大人の雰囲気を演出しながらのあんあん!
でも結局邪魔になっていつも通りのあんあんに興じる僕と杏子ちゃんなのであった
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747 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/05(木) 00:37:50 ID:sMEVmaCs0

戯曲『復活』

悪しき陽の御稜威に僕は水を奪われ殺された
床で横たわる静かに眠る我が亡骸
涙を流し、啜り声をあげて悲嘆する僕の恋人
                                    【寝台で眠る僕 涙を流して僕の頬を撫でる杏子ちゃん】
しかし、その心は絶望の色に染まったわけではなかった
それもそのはずだ、何故なら僕は今から蘇るのだから
愛に為せぬ業はない、貴女の愛が私を呼び戻すのだ
僕の愛が貴女のもとへと僕を導くのだ(暗転)
                                     【杏子ちゃんが登場、そして涙を流す】
涙の日、その日に僕は蘇る
罪ある僕が救済の為に蘇る
灰の中から蘇る、貴女の為に蘇る
その心の奥に慈悲深きを秘めたる最愛の君よ
僕は貴女の為に、貴女の笑顔の為に蘇る
                                     【杏子ちゃんが僕の唇に触れる】
蘇る、そう、僕は蘇る
僕は貴女の愛で蘇る
かつて僕が撒いた種よ、今こそお前が花開く時なのだ
そして刈り入れの時がやってくる
君に宿った僕の新たなる命よ、目を覚ませ
                                     【杏子ちゃんが僕の上に覆いかぶさり、お腹を押さえる】
信じよ、我が心、貴女の心
何者も汝らから奪い去る事は出来ない
信じよ、我が心、貴女の心
汝らが求め合った結晶は汝らのものだ
信じよ、我が心、貴女の心
汝らが愛し合った事実は今こそ証される
生まれし者は滅び、そして滅び去りし者は蘇る
さぁ杏子ちゃん…悲しみに震えるのはもうやめよう
新しい愛に備えて準備をお願い…
                                   【杏子ちゃん、顔を赤くしつつも僕の衣類を剥ぎ取っていく】
(暗転)

                                  【生まれたままの姿で僕に口付けをする杏子ちゃん
                                   すると永遠の眠りについていた僕が眼を覚ます】
見よ、僕達の仲を引き裂こうとした死よ!
僕はお前の繋鎖を断ち切った!
それどころか僕達はお前の恐れる光をも手に入れた!
僕達はお前を征服たのだ!
耳を済ませ、聞えるだろう新たなる希望の声が!
                                 【おぎゃあおぎゃあと元気のよい赤子の鳴き声】

僕と杏子ちゃんはその子を二人で挟むように抱きかかえ、そして涙を流して喜んだ

772 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/06(金) 00:31:33 ID:F.MCfvXg0

梅雨の門が開いたよ
酷暑の前奏曲は終わったの
これからは雨音の協奏曲の時季だよ
「梅雨入りしたんだってな」
ついに梅雨入りしちゃったね杏子ちゃん
お陰で靴もビショビショだよ
「あたしの靴もビショビショだぞ
底まで湿っちまって気持ち悪かったなぁ」
新聞紙とか詰めておくといいよ杏子ちゃん
濡れた靴はけっこう不快だよね
「靴だけじゃなくても濡れたもんってけっこう不快だろ
銭湯の濡れまくりの脱衣所とか」
意外と繊細なんだね杏子ちゃん…///
「あんたは平気なのか?」
正直脱衣所に関しては自分のお家が一番快適だと思うよ
「あぁ、あたしもこの家が一番落ち着くね」
なんかそう言われると嬉しいなぁ…///
やっぱり二人の愛の巣が一番居心地いいのは当たり前だよね♪
「変な言い方すんなよ!
でもここが一番心地いいってのは本当だよ
やっぱり寝床が安定してるってのは本当に落ち着くよ」
杏子ちゃん…
「もちろん、あんたと一緒だからってこともあるだろうけどな…///」
今日はデレが多いね杏子ちゃん…///
雨だからかな?///

雨垂れ
甘ったれ
甘ったれ杏子ちゃん!
この寝室で甘々の愛の雨垂れが降り注いだの///
コメント:

790 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/07(土) 00:05:32 ID:jqD07wr.0

思ってたより激しい雨だね杏子ちゃん
「まさか大雨洪水警報出るレベルだとは思わないよな」
なんか予想してた梅雨と違う感じだよ
もっとしとしと、蕭々と、静かな感じに降るってイメージだったんだけどな
「普通そうじゃないか?
梅雨だからって雨降る度に警報出てたらやばいだろ」
常に氾濫状態の川とか出てきそうだね
そういえば近所の川原どうなってるのかなぁ?
「やっぱり増水してんじゃねーの?」
そういえば牛乳切らしてたなぁ…
「おい」
ちょっと買い物がてら見てくるね杏子ちゃん♪
「いや危ねーっぺ」
杏子ちゃんは心配性だなぁ…///
「ちょっと待て!おいこらぁ!」 ガシッ
きゃっ♪杏子ちゃんったら大胆♪
でも本当に買い物しないと今日の夕食空気ステーキと水スープになっちゃうよ…?
「ピザとか寿司とか出前頼めばいいじゃんか」
こういう日ってたいていみんな同じこと考えるからすごい遅くなると思うよ…
「行くか…」
杏子ちゃんは待ってていいよ?靴がびちょびちょで気持ち悪くなっちゃうし…
「いや、あたしも行くよ あんたが本当に川行きそうで怖いからな」
でも杏子ちゃんもちょっとはどんな感じになってるのか気になるんじゃない?
「まぁ…」
じゃあ遠目から見ようよ、勿論川原になんて近づいたりしないでね
「それならまぁいいかもな」

サイクリングロード沈みそうだったね杏子ちゃん
「けっこう流れも速かったな」
ところで杏子ちゃん杏子ちゃん!
「何さ?」
買い物に来たわけだけどこの豪雨の中重い物を持っていくのは辛いよね?
だから今日の夕飯は外食にしようと思うんだけどどうかな?
「手抜きしたいってことか?」
うっ…
「冗談だから気にすんなよ?」
杏子ちゃんも冗談言うんだね…可愛い!
「茶化すなよ」
ごめんね杏子ちゃん
じゃあ今日は外食でいいって事だね杏子ちゃん♪
「おう、贅沢しよーぜ!」

折角だから豪勢にステーキでも、と思ったけどここに本格的なレストランはなかったの
だから小さなチェーン店のラーメンで我慢する事にしたの…
でもちょっと肌寒い中で杏子ちゃんと一緒に食べるラーメンはいつもより美味しかったの♪
コメント:

811 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/08(日) 00:33:30 ID:cJuCa5Cg0

窓を見れば灰色の空…
隣を見れば赤色の髪!
僕はこの赤い髪を嗅ぐの
くんくん…くんくん…
果実とミルクのような香り
あむっ…あむっ…じゅべっ…!
唇で綺麗な赤色を挟む
「なにしやがる!」
僕の頬に可愛い椛の手形がついたよ

外から聞こえる激しい雨音
前から聞こえる甘い声
僕はこの甘い声が大好き
脳が蕩けるような声
ちゅっ…ちゅっ…じゅるっ…!
唇で薄紅色の舌を貪る
「ひゃめろぉ…///」
僕の舌は甘いミルクを味わう

外は雨で冷えている
内は愛で暖かい
僕はこの温もりが好き
幸せを感じるこの温もり
すりすり…すりすり…むにゅっ…!
身体全体で身体を感じる
「あたってるぞ…///」
当ててるんだよ、杏子ちゃん
コメント:

825 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/09(月) 00:25:59 ID:Ffa.y4vk0

僕と杏子ちゃんはバスの一番後ろの座席に腰掛けていた
でも途中でバスジャックされちゃったの
杏子ちゃんは僕の首根っこを掴んで最後の硝子をぶち破り逃走
今更だけど魔法少女の運動能力すごい、あと首痛い
犯人はトカレフを構えて僕たちを追いかけようとしたけど諦めたみたい
多分それは杏子ちゃんの身体能力の高さに驚いたから
バスから地面に着地した杏子ちゃんは凄い脚力で飛び跳ねながらバスを離れたの
首根っこを掴まれた僕はマリオネットのようにかくかくしていたの

お外は大粒の雨が降っていたの
杏子ちゃんが地面に足をつけるたびにぬちゃっという泥水の音と汚い水飛沫が跳ねるの
「傘持ってきたかい?」
バスに置きっ放しだよ杏子ちゃん
「だよなぁ…」
あと杏子ちゃん、もう放してくれていいよ
「あ、うん」
助けてくれてありがとね杏子ちゃん
「へへ、礼は鯛焼きで頼むよ」
任せてよ杏子ちゃん!でもその前に…
「ああ、雨宿りできる場所を探さないとな」
うん、でもこんな山道に建物なんてあるのかな…?
「だよなぁ…ん?なんか聞こえるぞ」
え?雨の音しか…
「よく耳を済ませろ」
『ゴォン…ゴォン…ゴォン…』
確かに!これは学校の鐘…?
「とりあえずいってみようぜ」

「たしかに学校だな…」
うん、でもここは…
「多分廃校ってやつだよな?人の気配が全くしねー」
なんか窓硝子とか割れてるし不気味だよね杏子ちゃん…
『ドォォン!』
ひっ!
「ちっ、嵐になりそうだな…気味悪いけどここで雨宿りすっか」
それしかないよね杏子ちゃん…
「あ、そうだ、りんご食うかい?」
何処から出したの杏子ちゃん…
今の杏子ちゃんの行動が僕の不安をいくらか中和してくれた
でも、やはりこの空間を支配する空気をかき消すには至らなかった

この時僕と杏子ちゃんはこの学校に対して『不気味』という印象しか持っていなかったの
当たり前だよね、だってその時の僕と杏子ちゃんはこれから起こるグランギニョルの事なんて知る由もなかったのだから…
コメント:

840 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/10(火) 00:43:10 ID:qKTpvoPk0

嵐の中で僕と杏子ちゃんは廃校の昇降口に立っていた
余談だけどここを土間とか下駄箱とかいう事があるみたい
話を戻そう、僕と杏子ちゃんは何故こんなところにいるのか
最初は僕たちは校舎内に入る事を躊躇っており、ただ雨を防げるところにいた
何故かというに…否、言うまでもないか
誰だってこんな不気味な建物の中になんて好んで入りたがりなんてしないだろう
ではどうして僕たちは昇降口に入るに至ったか
その理由は非常に単純で、それは嵐が強くなってきたからだ
先ほどまでは斜めから吹き付ける雨であったが今では完全に横殴りの雨になっていたからだ
そんなわけで僕と杏子ちゃんはここにいるというわけだ
因みに昇降口の鍵はもとから施錠されていなかった

「やまないな」
そうだね杏子ちゃん
「今更だけどボロっちい学校だな」
廃墟になっちゃったら大抵荒れ果てるものだよ杏子ちゃん
「それにしても本当に廃校みたいだな、下駄箱に一足も上履きが置いてねー」
寧ろ上履きが置いてある方が恐いよ…
「それもそう『ボトッ』
「!?」
!?
僕と杏子ちゃんはほぼ同時にビクッと身体を震わせたの
「な、なんか音しなかったか!?」
うん、何かが落ちたような音が聞こえたよ
音の位置的に僕たちの後ろの方だと思うけど…
「おい…あれ…あんなもんあったか…?」
杏子ちゃんが指を震わせながらある一点、僕の右2mほどの床を指差す
其処には先程はなかったはずの赤く染まった上履きがあったの
杏子ちゃんには内緒だけどちょっぴり僕は漏らしちゃったの

僕と杏子ちゃんは恐る恐る赤い上履きに近寄ったの
「どうする?」
触らない方がいいと思うけど…
「えっ、もう掴んじゃったんだけど」
ポイしなさい杏子ちゃん!
僕は半ば無理矢理杏子ちゃんの手からそれを離したの
ポテッと呪いでもかけられていそうなそれは床に落ちる
「ん?中からなんか落ちたぞ」
杏子ちゃんはそう言うと床に落ちた丸められた紙切れのようなものを拾い上げたの
「なんか書いてるなー」
杏子ちゃんは不思議そうな様子で丸められたそれを開いたの
『ど×し×わ×っ××レない、×の娘ガ魔×だっ×か×か?』
それは赤い血のような色の液体で書かれていたの
僕は恐怖のあまりに失禁しちゃったの

「…」
「み、水場探すぞ、それ洗わないとな」
こんな情けない僕だけど杏子ちゃんは
ちっともヒく事なく対応してくれたの
コメント:

856 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/11(水) 00:43:47 ID:KD9MILYU0

僕が失態を晒してしまった所為で更に奥へ行かなくてはならなくなってしまった
ただでさえこんな場所おさらばしたいのに…
あ、僕の所為か
ごめんね杏子ちゃん…
「お、水飲み場あんじゃん!」
幸いな事に先ほどの昇降口からはあまり離れていなかった
ここからでも下駄箱を視認する事ができるほどの距離
「でもこれ出んのかー?」
杏子ちゃんはキュッキュッと少し不快な音をたてる蛇口を捻る
「ぎゃっ!血が出てきたぞ!?」
吃驚してピョインと飛び跳ねちゃう杏子ちゃん可愛い!
そんなオカルトな…
これは多分赤錆だよ杏子ちゃん
ほら、なんか錆び臭い感じしない?
「錆の臭いなんて嗅いだことねーけど、たしかに血にしては薄すぎかもな」
でしょ?
「ん?どうしたんだ、早く洗っちまえよ?あっち向いててやるからさ///」
えっ…これで洗うの…
「あっ、ごめん…」

結局雨の水で洗ったの…
廃校の校庭ですっぽんぽんとはなんと情けない姿だろうか
因みにチラチラとこっちを杏子ちゃんが見ていたのは気づいてたよ
まぁ仕方が無いよね、杏子ちゃんは意外とムッツリさんだからね
そんなわけで僕の失禁問題は解決したの
因みに僕の下着とズボンは使えなくなってしまったので杏子ちゃんのホットパンツをお借りしたの
杏子ちゃんが魔法少女の姿になってくれたから万事解決なの
「それ返さなくていいからな」
ううん、ちゃんと返すよ杏子ちゃん
それにしてもホットパンツってなんか食い込んでる感じがするよ…///
「新しいの買ってくれよな…」

さて、問題が解決したけどやっぱり気持ち悪いところだね、ここは
「雨も止む気配ねーな」
「もういっそ開き直って探索でもしてみるかい?」
ええっ!?危ないよ杏子ちゃん!
「そうかー?魔女と比べたら全然安全だと思うけどなー」
確かに不審者がいたとしても魔女よりマシだとは思うけど…
でもお化けとかいたら…?
「たいていそういうのは使い魔だから安心しなよ」
そう…なのかな?
「ほら、行こうぜ!あたしは黙って待つのが嫌いなんだ」

薄気味悪い沈黙の中に響く僕たちの声と足音
でも僕たちは気付いていなかったの
三つ目の足音に
ヒタヒタ…ピタピタ…ヒタヒタ…ピタピタ…
コメント:

868 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/12(木) 00:54:34 ID:3iWP5COs0

僕の手を引いて廃墟を進むその少女はとても勇敢な娘だ
日常的に命を賭した戦いに身を置いているという環境から考えれば普通の事なのかもしれないけれど
でも最近はあまり魔女とか使い魔は出てこないらしい、喜ばしい限りだ
おっと話が逸れてしまった、つまり何が言いたいかと言うと杏子ちゃんは凄いという事である
さて、意識を現実に戻すとしようか
ん…?ちょっと杏子ちゃん?何してるのかな?
「ここが音楽室かー ちょっと入ってみようぜ」
杏子ちゃんが部屋のドアに手をかける
どうか鍵がしまっていますように…
『ガラララ…』
「開いたぞー♪」
あっ、やっぱり杏子ちゃんの声可愛い…
この『嵐の中の廃校』というシチュエーションに不釣り合いなほどに可愛らしい声
でも「じゃあ入ってみっかー」という一声で再び意識を現実に呼び戻された

ドアは開けっ放しにしておいて、僕達は音楽室に入ったの
「普通の音楽室って感じだな」
部屋の中心に鎮座するグランドピアノと端に寄せられた複数のパイプ椅子
別の辺の端には寄せられたいくつかの木琴や譜面台、本棚があった
目線を上にするとシューベルトやバッハなど偉大な音楽家の肖像が掛けられてある
確かに杏子ちゃんが言っているように典型的な普通の音楽室という感じであった
でも不思議な事にベートーヴェンの肖像画だけはなかった
それにしても薄暗い学校の一室というものは不気味なものだ
「ここにいるよ ここにいるよ 帰る場所はここだよ~♪」
杏子ちゃんは呑気に木琴を叩きながら歌っていた、可愛い
折角だし僕もピアノをいじってみようかな
って杏子ちゃんの可愛い瘴気に当てられたかな…
僕はせっかくだからこの部屋にいないベートーヴェンの曲を弾いてみる事にしたの
なんか調律が狂ってる気がするけど、一応ちゃんと音は出る
よし、じゃあ僕の杏子ちゃんへの『熱情』を披露することにしようかな?
うーん…ミスタッチと調律が狂ってる所為でなかなか上手く決まらないなぁ…
なんて思っているととんでもない事がおこったの
『ガシャン!!』
!?
「なんだ!?」
さっきまで部屋の隅の方にいた杏子ちゃんが僕の隣にいたの
やっぱり杏子ちゃんは僕の姫騎士様だね…///
「大丈夫か?今の音はいったい…」
見て杏子ちゃん!開けっ放しにしておいたドアが閉まってるよ
「やっぱり誰かいるのか…?」
おっかないよぉ杏子ch「伏せろ!」
僕の言葉を遮ると同時に杏子ちゃんは僕の身体を押し倒したの
次の瞬間、『ヒュンッ』という音と共に掛けられていた音楽家の肖像が一気に落下したの
そして落下した肖像の額のガラスが大きな音と共に割れ、そして飛び散った

震える僕の手を杏子ちゃんはぎゅっと握っていてくれたの
コメント:

877 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/13(金) 01:07:14 ID:FPz5lGYU0

ヒタ…ヒタ…
割れた硝子の散乱した部屋の外から何かが歩くような音が聞こえる
外の嵐と部屋の薄暗さが不気味さを増長する
僕と杏子ちゃんはしゃがみ込みグランドピアノの影に身を隠すの
でも杏子ちゃんは気休め程度にしか、もしくはそれ以下にもならないと言う
それもそのはずだ
このグランドピアノは構造上足元は隠れない
つまり何者かがドアを開けてピアノの方に目を向けたら一発でバレてしまう
無策で愚策でもあるが、残念ながらこの方法以外に選択肢はないの
だって他に身を隠せるようなところはないのだから
そんな窮地にも関わらず謎の足音は近づいてくる
ヒタ…ヒタ…ピタッ
足音が止まった

足音が止まって3分ほどが経った
何者かはこちらに未だ音楽室に入ってはこないものの通りすぎたわけでもなさそうだ
こちらの動きを伺っているのだろうか?
ともあれこのままでは膠着状態が続くだけだ
「なぁ、このままじゃ何も進展しないのは明らかだ
だから賭けに出ようと思うんだ」
杏子ちゃんが耳打ちしてきたの
「ただけっこう荒事になっちまうだろうけど…いいか?」
僕はこくりと頷いた
このままじゃ埒が明かないからね
「そっか、じゃあちょっとあたしの身体に捕まっててくれよ」
杏子ちゃんが言い終わるとほぼ同時にドアが開かれる音がしたの!
「させるか!」
杏子ちゃんは舌打ちをしながら立ち上がりドアの方に向かってグランドピアノを蹴り飛ばした
上手い!杏子ちゃんはバリケードを作ったんだ
感心していると杏子ちゃんは槍を取り出したの
魔力を込めて槍を多棍節型に展開させ、巨大化させたの
そしてそれを杏子ちゃんは思い切り振り回す
壁の破壊される轟音と硝子が砕け散る音が僕の耳を劈き、砂埃が僕の視界を妨げる
視界が回復するとそこには嵐の吹き荒れる空と水浸しの校庭が映っていたの
あっ、そうか…音楽室は2階だったんだ
それと横殴りの雨が当たって冷たい…
「さ、逃げるぞ」
杏子ちゃんはそう言うと槍を元のサイズに戻し、片腕で僕の身体を抱えた
杏子ちゃん…?まさか…?
「おう、その通りだよ」
腋に僕を抱えた杏子ちゃんは飛翔したの
コメント:

886 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/14(土) 00:58:08 ID:Fz21/nlk0

脇に僕を抱えて嵐の中を飛翔する杏子ちゃん
そして地面に着地する杏子ちゃん
汚い水飛沫が顔にかかる
冷たいよ杏子ちゃん…
「さて、どうする?」
杏子ちゃんが脇から僕を離しながら言った
どうするって?
「もう一度この廃校に戻って雨宿りするか、こんなところからおさらばするかだよ」
もうビショビショになってもいいからおさらばしようよ杏子ちゃん!
「そうか、じゃあ走るぞ!あたしの手を離すなよ」
杏子ちゃんは僕の手をとって校舎の反対側に走り出したの

土砂降りの中を走る僕と杏子ちゃん
激しい嵐の所為で視界がはっきりとしない
方向感覚も何も分からない
そんな中を僕と杏子ちゃんは夢中で走っていたの
「くそっ!どこか雨宿りが出来るところはねーのか!?」
杏子ちゃんは苛立ったように叫ぶの
でもそんなところは辺りを見ても見つからないの
それもそのはず、だってここは町外れの山路なんだから
そもそもあんなところに廃校があった事自体が珍しいのだから
それに仮に建物があったとしても安全とは限らない
僕と杏子ちゃんは身を以て体験していた
嗚呼どうしよう、どうすればいいのか…
僕が絶望しかけていると杏子ちゃんが何か呟いたの
「なんだあの黒いの?」
杏子ちゃんは足をとめてある方向を指差したの
あれは…ひょっとして洞穴かもしれない!
「本当か!?ひとまずあそこで雨宿りだ」
僕たちは先ほど杏子ちゃんの指差した岩肌が剥き出しになった方へ走っていったの

神は僕たちを見放さなかったの!
そして僕の勘は間違っていなかった
確かに杏子ちゃんの指差した先には洞窟があったの!
広さも中々のもので雨風を凌ぐには充分だったの!
それに熊などの危険生物の住処でもなかったの!
そして……そこには頑張った僕と杏子ちゃんに対しての神様からのご褒美があったの!!
それは沢山の木の屑と温泉だったの!
木の屑は燃やせば火を灯すことができる
火は暗い洞窟を照らし、更に濡れた衣類を乾かすのにも役立つの
そして温泉!これは言うまでもなく冷え切った身体を温めてくれる大自然の恩恵なの!

一緒に温泉に入ろうと誘おうとした僕
でもそんな僕の前にいたのは生まれたままの姿の杏子ちゃんだったの
身体の一部を手で隠したりすることなく膨らみかけの果実を揺らしながらスタスタと歩き温泉の中に入る杏子ちゃん
いつの間にかに火が灯されており、そのすぐ近くに杏子ちゃんの衣類が置かれていた
「生き返る~!あんたも来いよ、すっごく気持ちいいぞ!」
僕も杏子ちゃんに誘われるまま温泉に入ったの
でも杏子ちゃんの前で脱ぐのは恥ずかしかったな…///
コメント:

893 名前:†[sage] 投稿日:2014/06/15(日) 01:08:01 ID:z.K68uXs0

嵐の中の洞窟の秘湯
僕と杏子ちゃんは冷え切った身体を温める
40度くらいかな?ちょうどいい温度だよ
それにしても嵐止まないなぁ…
ぬくぬくしながら外の光景を見つめる
はぁ…自然と溜息が出ちゃう
いつになったら止むのかな杏子ちゃん
「さぁな~?」
「つーか嵐酷くなってねーか?」
確かになんか雹とか降ってるもんね
「まぁ止むまでのんびりしてよーぜ」
「それにしてもこう気持ちいいと飲み物ほしくなるよな」
そう言うと杏子ちゃんは立ち上がったの!
杏子ちゃん!見えてるよ!///
「あっ!///」
「見た?」
上も下も…///
「そっか…///」
あれ?怒らないの?
「怒ると疲れるからな」
じゃあ僕へのご褒美としてたっぷり見ておこっかな?
「させるか!」
杏子ちゃんは勢いよく座ってしまった
水飛沫が顔に直撃するの
酷いよ杏子ちゃん…
「自業自得だぞ」
ちぇっ… でも可愛いお胸見えてるよ♪
僕は杏子ちゃんのお胸を軽くツンってしたの
「うっひゃあ!」
相変わらずいい反応だね杏子ちゃん
「あんたなぁ…!」
ごめんね杏子ちゃん…
でも僕嬉しいんだ
こうやって無事、杏子ちゃんとイチャイチャできて…
「あんた…」
「でもそれとあたしの乳つっつくのと何の関係があるんだ?」
ごめんね杏子ちゃん…
「次はないぞ」
でも杏子ちゃん…顔赤いよ…?
ね、しよっか?///
「ったく、仕方ねーな♪」

一体何回あんあんしたのだろうか?
温泉の中で、温泉の外で僕と杏子ちゃんは時間の許す限りあんあんしたの
そして多分一日くらい経って、やっと嵐は去ったの
でも僕と杏子ちゃんの雨は降り止むことはなかったの
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最終更新:2015年05月13日 21:37