59 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/18(土) 00:24:23 ID:JzWLap560

赤い少女杏子ちゃん!
イタリア語にするとラガッツァ・ロッサだよ!かっこいいね♪
「『赤い少女』ってなんか異名みたいだな」
かっこいいのもいいけどシンプルなものもいいよね杏子ちゃん!
「例えば?」
疾風迅雷の異名を持ち幻覚を自在に操る高貴なる魔法少女、とか?
「うん、赤い少女でいいな
っつーか異名なんて持っててもどういう時に使うのさ」
アイドルとかになったら意外と役に立つかもね
赤い少女こと佐倉杏子ちゃん!みたいな
「アイドルねぇ…」
おや?興味があるのかな、杏子ちゃん?
「アイドルって人前でヒラヒラのスカート穿いて踊ったり歌ったりすんだろ?
あたしにはそんなこと恥ずかしくてできないね」
でも杏子ちゃん、ダンス得意でしょ?
「苦手じゃねーけど人前で踊るのは好きじゃないぞ
見世物じゃねーんだぞ、あたしは」
でもこの前なんか黒っぽい子達にゲーセンですごい見られてなかった?
「あれはゲームだからいいんだよ」
そういうものなのかなぁ…
でもアイドルになる気になったら言ってね!いつでもプロデュースしてあげるから♪
「あんたにできんのかよ?」
杏子ちゃんの為の歌なら既にいくつか用意してあるよ!
ちょっと悲しげな曲もはっちゃけた明るい曲、色々なレパートリーがあるから安心してね杏子ちゃん♪

って事で今日は杏子ちゃんのライブだよ♪
「なんだよこの恥かしいカッコーは!///」
フリフリのお洋服可愛いよ杏子ちゃん///
杏子ちゃんは露出度低いの嫌だって言うから控えめなものにしといたんだけど…
「どこが露出度低めだよ!太もも見えちまってるじゃねーか///」
うーん、じゃあもう一着のものの方がよかったかな?
あれはスカートの丈が膝くらいまでだったし
「そっちにしよーぜ!」
でもその代わりにすごい胸を強調するタイプで肩や背中の露出度は高いよ?
一応モチーフは堕天使というか悪魔なんだけどね…///
「今のままでいいや」
うん、それがいいと思うよ杏子ちゃん♪
じゃあさっそく歌ってよ杏子ちゃん!
「仕方ねーなー…///」

恥じらいながらも歌声を聴かせてくれた杏子ちゃん
残念ながら踊りはしてくれなかったけど、それだけで十分に幸せだったの
でも、杏子ちゃんをアイドルにするわけにはいかないなぁ
だってこの気持ちは僕だけのものだから
この杏子ちゃんの可愛らしい姿を見ていいのは僕だけなんだから
さっ、僕と杏子ちゃんで夜のコンサートを始めようか///

107 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/19(日) 00:18:39 ID:5TE3GGnc0

今日もセンター試験あるみたいだね杏子ちゃん
「日曜日だってのに大変だなー」
寒い中早起きしなくちゃいけないってのも大変だよね
でも、何時だか知らないけどセンター試験って廃止されるらしいね
因みにセンター試験の前身は共通一次試験って名前なんだって
こっちの方がかっこいい感じがすると思わない?
「別にあたしが受けるわけじゃないからどっちでもいいや」
でもカッコイイ名前の方がやる気でない?ティロ・プローヴァみたいな?
「ここ日本だぞ?」
あっ…忘れてたよ杏子ちゃん かたじけない///
「試験で思い出したけどあんた、昔の中国に凄い難しい試験があるって言ってたよな?」
科挙の事だね杏子ちゃん
あれで不正を行った人の中には死刑にされちゃった人もいたんだって
「うひぇ…」
でも安心して!センター試験でカンニングしても死刑はないから!
ううん、でもカンニング自体しちゃいけないことだけどね!!許される事じゃないよ!!
でも忍者として格上になりたいならそういう術も身につけないとね♪
「ほむらなら時間を止めてそういう事できそうだよな」
ほむらちゃんはそんなことしないよ…
「やけにあいつの肩を持つなー?」
あれ?嫉妬しちゃった?起こっちゃった?大紅蓮激怒憤憤丸なの?
うふふっ、あたしの前で他の女の話をするなって顔だねー///
「は!?そんなんじゃねーし!!」
「それにもしそうだとしたら、あんたもそういうことすんのやめろよ!」
そういうことって?
「だからあたしの前で他の…って言えるかー!!」
えへへ、でも安心して!僕の心にあるのは杏子ちゃんただ一人だから///

手作りのハンバーガーどうかな杏子ちゃん?
「美味いよ!」
それはよかったよ杏子ちゃん!
「へへ、当たり前だけどマクドナルドやモスバーガーやフレッシュデスバーガーよりも美味いぞ♪」
そんなに褒めても手作りポテトフライくらいしか出ないよ!はい♪
「さんきゅー♪ でも最近マクドナルド行ってないよなー」
最近は高くなっちゃったからね…
あそこでは100円のチキンなんとかとアップルパイしか買ってないなぁ…
「そうなのか?でもあんたの美味いハンバーガーが食えるんならどうでもいいけどな♪」
杏子ちゃんったら…///
ほっぺに赤いケチャップがついてるよ♪ ペロリン
「恥かしいからやめろよぉ…///」
えへへ、や~めないっ♪ ジュプ
「やめろって言ってんだろぉ///」クネクネ

その夜、僕はロッソ杏子ちゃんにサンドされて愛のハンバーガーになっちゃったの///

180 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/20(月) 00:11:01 ID:62C0iOOw0

この世界と同じくらいの広さの箱庭
その中で杏子ちゃんと二人で暮らしたい
僕は箱庭のデミウルゴス
画家がキャンパスに世界を描くように、
僕も世界を創造するの

自由自在に海を創って陸を創って、
理想の住処を産み出すの
春には世界を一面の桜吹雪が覆い尽くして
夏には入道雲で空を覆い尽くして
秋には紅葉で陸の全てを覆い尽くして
冬には世界を氷と雪で覆い尽くすの
杏子ちゃんと花見を楽しみ
杏子ちゃんと大波に乗り
杏子ちゃんと柿を取り
杏子ちゃんと雪上を滑る

そこでは自然と木の実が実り
そこでは自然と作物が採れる
そこでは自然と肉や魚が身を捧げてくれて
そこでは食糧に苦しむ必要がないの

その世界には経済も政治も戦争も柵もなく
ただ平和と平穏と光と温もりで溢れているの
先の見えない不安に怯える事もなく
生きる糧を得る為に躍起になる事もなく
外敵の悪意ある干渉に身を構える事もなく
絶望に呑まれて自分の命を擲つ事もない

ずっと杏子ちゃんの手を握っていられる
ずっと杏子ちゃんの隣に寄り添っていられる
ずっと杏子ちゃんとお喋りをしていられる
ずっと杏子ちゃんの笑顔を見ていられる
ただ、それだけでいいの
杏子ちゃんに触れられて杏子ちゃんを感じられる世界
僕と杏子ちゃんを断絶する存在が全くない世界
多くは願わない
ただ、何者にも邪魔されずに、杏子ちゃんと一緒にいられる世界
そんな世界を僕は望み、そんな世界に僕は引き籠りたいの

大好きだよ、杏子ちゃん
もう君を離したくない
この温もりをずっと感じていたい
だから永遠の箱庭で添い遂げようね

228 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/21(火) 00:18:42 ID:ErW7xaio0

とある冬の寒い朝
杏子ちゃんが布団を被っている
僕は朝ごはんの支度を終えて杏子ちゃんを呼びにきたところだ
そろそろご飯だよ
しかし返事はない
でもまだ眠っているというわけではない
杏子ちゃんは布団に包まりながらこちらを覗いている
杏子ちゃんの可愛らしい瞳が布団の中からこちらを覗く
僕が近づくと杏子ちゃんは覗き込むのをやめる
更に僕は進む
僕は布団の隙間から杏子ちゃんを覗き込む
眼と眼が合う
起きないの?
「寒い」
僕は隙間に頭を挿入する
「近えよ」
お互いの吐息が肌に吹きかかる距離
起きないの?
「寒い」
じゃあ温かくすればいいんだね?
僕は更に杏子ちゃんの深いところに突っ込む
鼻と鼻がくっついた
どう?まだ起きない?
「だから寒いっつってんだろ」
そう…じゃあこうするしかないね
唇と唇が重なる
暗くて見えないが杏子ちゃんが火照っているのが分かる
きっと杏子ちゃんも僕が火照っているのに気付いているだろう
「んっ…」
さ、起きようか?
「イジワルすんなよ…」
杏子ちゃんが更に唇を押し付けてくる
熱く濡れた蛇が僕の扉をこじ開ける
杏子ちゃんの蛇が僕の蛇に巻き付いてくる
負けじと僕の蛇も杏子ちゃんの蛇に巻き付く
「んっ…んっ…」
あむっ…んあっ…
「んやっ…あんっ…」
んっ…んむっ…

杏子ちゃんはフレンチトーストよりフレンチキッスの方がお好きみたいだね

277 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/22(水) 00:08:06 ID:Vny9S8JQ0

ぷかぷか。
今日は一人で孤独にお風呂
残念ながら杏子ちゃんは先に入ってしまったようだ
食後に居眠りなんてするんじゃなかった
今頃杏子ちゃんはアイスをペロペロしているだろう
でもたまには一人でゆっくりお風呂ってのも悪くないかもしれない
ぷかぷか
それにしてもお風呂はなんでこんなに気持ちが良いのだろう
最近疲れが溜まっていた所為か眠くなってきてしまった
10分くらいなら寝ても平気だろう
ぷかぷか。
ちゃぷん。
ぶくぶく…。

僕が眼を覚ますとそこは広間
ソファの上で僕は横たわっていた
でも確かさっきまでお風呂に入っていたはずなのに…
「やっと目ぇ覚ましたか」
杏子ちゃんがペットボトルを持って近づいてきた
「ひょっとして覚えてねーのか?
あんた風呂で気絶してたんだぞ」
えっ、逆上せてたの?
「いや、そういう風には見えなかったけどな
ただ力なく項垂れてたって感じかな?
ちょっと身体ゆさぶってみて全然起きなかったから心配したが杞憂だったみたいだな」
そう…手間かけさせちゃって悪かったね杏子ちゃん
因みにどのくらい僕は眠っていたの?
「う~ん、2時間くらい風呂場で気を失ってたみたいだぞ」
「そんなことより、ほれ!風呂上がりでのど渇いたろ?ポカリ買ってきたぞ」
ありがとう杏子ちゃん
それにしてもそんなに寝てたなんて…
因みに聞くまでもないかもしれないけど…
「あんだよ?」
杏子ちゃんが僕の事をここまで運んできてくれたんだよね?
「あたし以外に誰がいるってのさ?
あんたの濡れた身体を拭いてやったのもパジャマ着せてやったのもあたしだぞ」
じゃあ…///
「へへ…///あんたが言いたいことわかるぞ…///」
うぅ…恥ずかしくて穴があったら入りたいよ…///
「へへ、あそこもちゃんとあたしが拭いてやったぞ」
言わないでよ杏子ちゃん!!///
「でもあれだな 寝てる時のあんたってけっこーちっちゃいんだな///」
うぅ…杏子ちゃんのムッツリさんめ///
「へへ、ちんちくりんに言われてもなんとも思わねーよ」

その日から杏子ちゃんはちょくちょく僕を「ちんちくりん」ってからかってくるようになったの
視線を僕の身体の一部に向けて、ね…///

318 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/23(木) 00:25:21 ID:o8.U8SZ20

免許でも取ろうかな~
「免許って何の?」
ヘリコプター
「マジかよ」
じゃなくて自動車の免許だよ!
「変なフェイント入れるなよ」
えへへ…///
バイクもいいな~って思ったんだけど二人乗りは怖いからね
あれ?二人乗りって違法なんだっけ?
「さぁ?」
まぁどっちにしろ二人乗りのバイクって怖いってイメージがあるからね
それに自動車で杏子ちゃんと一緒にドライブって素敵じゃない?
海を見ながら杏子ちゃんと夜のドライブとか、
サービスエリアで杏子ちゃんと一緒にイカメシとかフランクフルト食べるの///
「どらいぶでーと、ってやつか///」
でも夜の高速道路って暴走族とかがいそうだよね…
夜のサービスエリアで杏子ちゃんがそんな輩に絡まれたら…
「ぶっとばす」
「つーかあんたの方が絡まれたらヤバイんじゃねーか?」
確かに僕の攻撃力は低いもんね
「守備力も低いだろーが」
えへへ…///
でも安心してよ杏子ちゃん!
僕は基本的に空気だから破落戸に目をつけられる事も多分ないよ!
「あんた…」
「ま、でもあんたが絡まれるようなことがあったらあたしが追い払ってやるよ」
嬉しいよ杏子ちゃん!
でもたまには杏子ちゃんに守られる僕じゃなくて杏子ちゃんを守る僕になりたいな~
「無理だろ」
ひどいよ杏子ちゃん…
僕だって本気出せば弱い使い魔くらい倒せると思うの
「絶対やらせねーからなー」
ひょっとして足手まとい?
「よくわかってんじゃん」
「でもあんたには生活面で色々と守ってもらってんじゃん、あたし」
父親は仕事、母親は家事みたいなものだね杏子ちゃん!
「いや、ぜんぜんちげーけど」
そうだ、母親父親といえば杏子ちゃん!杏子ちゃんは子供何人欲しい?
「何言わせんだバカ!///」
でもそろそろ身を固めてもいいんじゃないの?
「うぅ…///黙ってろよちんちくりん!///」
えへへ、杏子ちゃんったら恥かしがっちゃって…///

杏子ちゃんがちんちくりんと断じた僕の身体
でもそれに悦んじゃう杏子ちゃんってのも皮肉なものだよね///

355 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/24(金) 00:33:13 ID:l.1UqFns0

杏子ちゃんは可愛い
可愛い杏子ちゃんには可愛い苺がお似合いだ
僕はヘタをとった苺を杏子ちゃんの口元に近づける
するとペロンとたいらげてしまう杏子ちゃん
笑顔にもぐもぐしている姿がとても愛らしい
1個、2個、3個と苺を杏子ちゃんの口元に近づける
すると杏子ちゃんはコンデンスミルクを要求してきた
僕はお皿の上の苺に練乳をかける
可愛らしい赤い実にドロドロとした白い液体…
それはまるで夜の杏子ちゃんを彷彿とさせる
そんな事を考えてにやにやしていると杏子ちゃんが苺を催促してきた
僕はたっぷりと練乳のかかった苺を一摘まみする
そして杏子ちゃんの口元に運ぶ
満面の笑みでパクっとしてくる杏子ちゃん
指に練乳がついた所為か指まで丁寧に舐める杏子ちゃん
さぁ、次の苺に移ろうか

湯船と同じくらいの大きさの透明のボウル
そこには砂糖の含まれた牛乳と沢山の苺
そしてその中に僕と杏子ちゃん
杏子ちゃんは白スク水を着ている
僕と杏子ちゃんはお互いの身体を触りながら甘い気分になる
僕は浮いている苺を摘まみ杏子ちゃんの口に運ぶ
杏子ちゃんも浮いている苺を摘まみ僕の口へと運ぶ
お互い口元に運ばれた苺を口の中に含む
苺だけではなく指まで口に含む
甘味の染み込んだお互いの指をしゃぶる
次に杏子ちゃんは浮いている苺を一つ自分の口の中に入れる
そして顔を僕に近づけてくる
蕩けるような顔で目を瞑り、唇を突きだしてくる
僕は杏子ちゃんの要求に応じる
杏子ちゃんの舌を橋のようにして苺が僕の口へと渡ってくる
僕はその苺を噛みしめる
1回、2回、3回と噛む
そして口の中でその苺を半分に噛みきりその半分を杏子ちゃんに渡す
僕の舌を渡って杏子ちゃんの口へと落ちていく
杏子ちゃんはそれを僕と同じように噛み、そして半分にして僕に渡す
それを何回も繰り返す
苺が完全に形を失うまで繰り返す
そして最後にお互いの口の中のものを交換してごくりと呑み込む

僕も杏子ちゃんも酷く情けなく甘く蕩けた顔になっちゃったね
嗚呼、このまま身も心も溶けてしまえばいいのに

401 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/25(土) 00:28:16 ID:66sX.U9Q0

1月ももうちょいだね杏子ちゃん
「案外早いもんだな」
次は2月だけど…どうする杏子ちゃん?
「2月って何かあったっけ?
他の月より短いって印象くらいしかないんだけど」
節分とかバレンタインデーとか二・二六事件とかがあるよ!
「なんか変なの混じってないか?」
二・二六事件?
でも事件とか歴史的事柄の名前に○月とか○曜日、とかついてると印象深く感じない?
「10月革命的な?」
うんうん、血の日曜日事件とかね
でもよく10月革命なんて知ってたね杏子ちゃん!偉い!
「名前しか聞いたことないけどな」
それでも偉いよ杏子ちゃん!わしゃわしゃしてあげる!
「やめろよー!」
じゃあ賢い杏子ちゃん、世界史のお勉強でもしよっか?
「やだ!あたし『せんたーしけん』なんて受ける気ないし」
そういえばこの前のセンター試験の国語、満点の人はいなかったみたいだよ
「それだけ難しかったってことなのかな?」
まぁセンターの国語は不思議な問題が多いって言われているし…
「不思議ってあんたみたいな、か?」
怒るよ杏子ちゃん!
「怒った顔も可愛いぞ」ツン
そういう杏子ちゃんだって ツン
「へへ…///」
ぬへへ…///

2月と言えば受験シーズンなんだよ杏子ちゃん
「ウカールの時季だな」モグモグ
一個ちょうだい杏子ちゃん!
「くうかい?」
あーん
「…」
あーん!
「あーん///」
あーん!///
ふへへ♪
でも受験勉強してる時に杏子ちゃんがいたら大変だろうなぁ
杏子ちゃんに応援してもらって200%の力を発揮できるか、
それとも頭が杏子ちゃんの事でいっぱいになってあぼーんしちゃうかのどっちかだよ…///
「あんたは受験すんのか?」
ううん、杏子ちゃんのもとに永久就職するよ///
クビにしないでね杏子ちゃん…///
「へへ、あたしは終身解雇制だから覚悟しろよ///」

杏子ちゃんと一緒に愛のお仕事をするの…///

454 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/26(日) 00:15:49 ID:p.gUpAyE0

2月からソチオリンピックが始まるの
別に興味はないけどせっかくだから気分だけでも味わいたいよね
だから僕と杏子ちゃんは雪上を疾走する事にしたの
でもスキーやスノボーだと普通すぎて芸がない
だから僕と杏子ちゃんはスノーモービルで銀世界を爆走するの
杏子ちゃんは僕の身体に掴まりながらホットココアを飲んでいる
どうかな杏子ちゃん、このスピード感は?
「最高だな!この疾走感は!」
Хорошо! 杏子ちゃんが喜んでくれて嬉しいよ♪
「それにこの音楽も疾走感があっていいな!」
『И вновь продолжается бой 』
ロシアの歌らしいけど歌詞とかは特に知らない
でも杏子ちゃんとの疾走感あるスノードライブの演出には一役買ってくれた
感謝しないとね!

一走りした後、僕と杏子ちゃんは隠れ家的レストランでお食事したの
杏子ちゃんはハンバーグとスープとアイスティー、
僕はステーキとスープとアイスコーヒーのセットを頼んだの
とっても美味しそうに食べる杏子ちゃん
そんな杏子ちゃんを見ながら食べるステーキは格別だった
でも「隣の芝生は赤い」心理の所為か杏子ちゃんは僕のステーキを欲しがってきたの
そして杏子ちゃんはハンバーグとステーキの一切れずつの交換を要求してきたの
僕は快諾すると杏子ちゃんは喜んでくれた
そして、あーんをし合ったのあんこちゃんとね…///
なんて言ったら杏子ちゃんに怒られちゃうね
あんこちゃんじゃなくて杏子ちゃんだもんね
「おい聞こえてんぞ」
怒っちゃった?
このステーキに免じて許してやるよ
それはよかった杏子ちゃん お詫びにもう一切れ食べる?
あーんして、杏子ちゃん
「あーん」
えへへ、あーんしてる時の杏子ちゃんったら凄く可愛いよ///
「へん言ってろ…///」

その後、再び僕と杏子ちゃんは大雪原を凄いスピードで走ったの
途中で吹雪いて寒い思いをしたけれど杏子ちゃんの温もりがあったからヘッチャラだったよ…///

508 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/27(月) 00:11:31 ID:rBcIH81E0

「スマホがぶっ壊れた」
え?ちょっと貸して
「うん」
別に見たところおかしい所はなさそうだけど…
「だろ?でも充電すると振動して五月蝿いんだ」
そう言うと杏子ちゃんはスマホを充電器につなぐの
ピコンピコン…ピコンピコンピコンピコンピコンピコン
「な?」
Oh...
「なぁ、あたしのスマホ本当にぶっ壊れちまったのか…?」
不安そうな表情で見つめてくる杏子ちゃん
「ごめんな、せっかく買ってくれたのに…」
ちょっと泣きそうになっている杏子ちゃん
ここで「うん!こりゃあぶっ壊れてるね!」なんて言ったら泣き出しちゃいそうな表情
でもきっとこれは…
「なぁ…どうなんだ?」
杏子ちゃん、ちょっとこの充電器貸してもらっていい?
「ん?おう」
僕はそこで杏子ちゃんのスマホを抜き自分のスマホをつなげるの
brrrrrrrrrrrrrrr brrrrr brrrrrrrrr brrrrrrrrr
やっぱりね
「何がやっぱりなのさ?」
杏子ちゃん、コードのここ見てみて?
「ん?ちょっとシワみたいになってるな」
でしょ?きっと断線したんだと思うよ
「断線?」
うん、だから新しいコードを買えば大丈夫だよ杏子ちゃん!
「じゃあ別にあたしのスマホは壊れてないってことか!」
うん、よかったね杏子ちゃん!
「あっ…でもコードは壊れちまったんだろ…?ごめんな」
うん、確かにその点については杏子ちゃんが悪いね
「うぅ…」
だからそんな悪い杏子ちゃんにはお仕置きをしないとね///
「あぁ、自業自得だもんな…///」

お仕置きとして、今日の夕飯のデザートは抜きにしたの!

556 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/28(火) 00:18:55 ID:GuwxRlic0

どうでもいいけどもうあの映画公開してから3ヶ月経つんだね
「10月26日だから確かに3ヶ月だな」
「でもまだ上映してるのか?」
ネットで調べてみたらまだやってるみたいだよ?
でもけっこう遅い時間みたいだけどね
「へー」
最後に行ってみたいって気持ちはあるけど終電終わってたら笑えないからね
「深夜の都会とか危ない感じするもんな」
魔女の結界とかけっこう見つかり易そうだよね
「でもわざわざそこに言って魔女狩りなんてしねーぞ?」
グリーフシードが沢山あるから?
「ってのもあるけど他人の縄張り荒らすような真似はするべきじゃないからさ
あんたを連れながらいざこざに巻き込まれるってのはあんまり頭のいいことじゃないからね」
縄張り?そういえば杏子ちゃん言ってたね
「あぁ。あたしはまだストックがいっぱいあるからいいけどさ、
本来グリーフシードは魔法少女にとっては死活問題だからな」
色々と難しいもんだねぇ杏子ちゃん
「人生ってのはそんなに甘いもんじゃないのさ」
杏子ちゃんが言うと重みがあるね…
「でも辛いことばっかでもないんだよな
こうやってあんたとくっちゃべっていられるんだからな」
僕も杏子ちゃんとお喋りしたりすりすり出来る事に幸せを感じているよ!
「へへ、すりすりって何だよ?」
じゃあ実際にやってみる?
「久しぶりだな」
そういえば最後にすりすりし合ったのって3ヶ月前くらいだっけ?
いや、それ以降もすりすりし合った気もするなぁ…
「どっちでもいいじゃんか
いつしたかとか、何回したか、とかそんなのは些末な問題だろ?」
うん、大切なのは今すりすりするってことだもんね…///

僕と杏子ちゃんはほっぺをすりすりし合ったの
こうやって杏子ちゃんの体温を直接感じられるのはとっても幸せ
久しぶりにすりすりし合ったらすりすり中毒になっちゃったの
お風呂上がりの保湿クリームですらすりすりしながら塗り合ってるくらいにね…!!

605 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/29(水) 00:30:28 ID:B.abfvU20

杏子ちゃんを子供扱いすると不快そうな顔をする
でも頭を撫でられている時の顔は本当に無垢な少女
それを指摘するともっとムッとする杏子ちゃん
だけど、撫でる手を止めると残念そうな顔をする
もう一度撫でてあげると気持ちよさそうな顔をする
そんな顔を見つめると杏子ちゃんは赤くなる
赤くなった杏子ちゃんに上目遣いで見つめられるとこっちも赤くなる
それを杏子ちゃんに指摘されるともっと赤くなっちゃう
僕も負けじと杏子ちゃんが赤くなっていることを言う
えへへ、杏子ちゃんと一緒にいるとこっちまで子供になっちゃうね

そんなお子ちゃま杏子ちゃんだけど全てがお子ちゃまというわけでもないの
まだ成長途中とはいえ、女の子っぽい身体の杏子ちゃん!
実際に成長しているかどうかは棚に置いておいて、だけど
だって杏子ちゃんの胸からは成長が感じられないんだもん…
でもたまに写真を撮るといつもより大きく見えるように写っていたりする
かと思ったら逆に絶壁杏子ちゃんになってる時もあるの
ひょっとしたら杏子ちゃんが無意識に幻惑魔法を使っているのかもしれない
例えば水着姿の時は出来るだけナイスバディに見せようとしてるのかも
そう考えると杏子ちゃんも成長してるんだなぁ、って思うの
僕の事を意識してそうしているのならもう杏子ちゃんは立派な大人だよね
だけど身体はまだまだおこちゃま
そのギャップがたまらないの!

夜のあんあんタイムに杏子ちゃんを子供扱いすると、
杏子ちゃんはいつも以上に顔を赤くして激しく抗議するの
でも僕が杏子ちゃんの身体を見て、
『これのどこが大人の身体なんだい?』
って聞くと「うぅ…」って黙り込んじゃうの
だけどその後に
『でもこの杏子ちゃんの身体、大好きだよ』
って言うと「ふんっ」って言ってそっぽを向いちゃうの
でもそのお顔は愛の微熱で仄かに紅くなっているの
そして杏子ちゃんも反撃をしてくるの
「あんただってお子ちゃまじゃねーか」
ってね
だから僕は杏子ちゃんにこう言ってあげるの
『二人で大人になればいいんだよ』ってね

お互いに子供な僕と杏子ちゃん
でも一緒に生きて、一緒に愛し合って、
そして一緒に大人になろうね!

644 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/30(木) 00:11:52 ID:RZhO1PPc0

(ノロウイルスとか鳥インフルエンザとかが流行ってるらしいね杏子ちゃん
中国でもインフルエンザで何人か亡くなってるとか
「おっかないな」
杏子ちゃんも気をつけてね!
「あんたも気をつけなよ」
でもマスクとかつけるの嫌なんだよなぁ
「呼吸し辛いよな、あれ」
「ところであんたは予防接種受けたのか?」
注射は嫌だよ杏子ちゃん
そういう杏子ちゃんは予防接種受けたの?
「あんたなら知ってんだろ」
うん、受けてないよね
「おう」
こうなったら絶対にインフルエンザに罹らないようにしないとね
「でも具体的にどうするんだよ?」
出来るだけ人混みを避ける、とかかな?
そもそも家から出なければ安全な気がするよ
だからずっとお家で愛し合おうね杏子ちゃん♪
あ、でも換気はちゃんとしないとね
じゃないと風邪になっちゃうからね!

愛の予防接種だよ杏子ちゃん!
ほら、お口あ~んして
最初は愛の飲み薬だよ
くちゅ…ぬぱぁ…
「んっ…」
どうだった?苦かったかな?
「甘すぎだっつーの…」
「ほら、あたしからもいくぞ」
じゅるりっ…ぬちゃぁ…
んんっ…
「さて、そろそろ…」
うん、注射の時間だね…
恐くない?
「恐くないって言ったら嘘になるけど…」
けど?
「でもあんたになら…!」
「痛いのは嫌だからさっさとやってくれよ」
うん、痛いのは最初だけだから安心してね…

えへへ、僕の愛のお薬がもう切れちゃったよ杏子ちゃん…!)

679 名前:†[sage] 投稿日:2014/01/31(金) 00:22:17 ID:YmErzq7g0

Last day of january
1月の最後の日
Two lovers
二人の恋人
I and You
僕と君
I am water
僕は水
You are sun
君は太陽
So,we were Rainbows
そう、僕達は虹だった

杏子ちゃんという太陽に僕という水をあげよう
僕は慈愛の雨
君は元気の太陽
そして愛の虹の橋を架けよう
僕はそれを見たい
杏子ちゃんにそれを魅せてあげる
生命の営みを
愛の証明を
人生の讃歌を
さぁ、愛し合おう杏子ちゃん
今月最後の愛の営みだよ

僕の隣には濡れた杏子ちゃん
でもその顔は太陽のような笑みを浮かべていた
この虹のアーチを超えて進んで行こう
次の愛の花園へとね

719 名前:†[sage] 投稿日:2014/02/01(土) 00:27:53 ID:e9tCk8060

2月になったね杏子ちゃん!
因みに2月の異称は如月だよ!
なんか美しくてクールな響きだよね、如月って!
「睦月よりはかっこいいよな」
睦月ってムッツリみたいだよね
「それはどうかと思うぞ」
そう?ところで杏子ちゃんは月の異称全部言える?
言えたらラーメン奢ってあげるよ♪
「えっと睦月、如月、弥生…水無月…神無月、霜月、師走!」
「できたぞ!」
なんか色々足りないよ杏子ちゃん!
でも半分は分かるみたいだね
がんばったで賞として餃子は奢ってあげる
「ラーメンは?」
自腹でお願い
「そういうこというともう夜の相手してやんねーぞ///」
それは困るよ杏子ちゃん!杏子ちゃんは僕を殺す気なの!?
「だろ?ほら、ここはあたしの頑張りを称えてラーメン奢ってくれよ」
まったく杏子ちゃんったら痛いところを突いてくるなぁ…
うん、いいよ!今度美味しいラーメン屋さんに連れて行ってあげるよ!
「流石あんたは太っ腹だな~」ツンツン
あんっ…♪///
「へへ、ここがいいのか?ほれほれ~♪」ツンツン
もぉ杏子ちゃんったら///

如月は衣(きぬ)を更に着る月であるから「衣更着(きさらぎ)」、って云う説があるんだって
「寒いと重ね着したくなるもんな」
でも僕は如月に叛逆するよ!
寒さから身を守る為に衣類を着るなんて受けの姿勢はダメだよ!
自分から温かくなるような攻めの姿勢を取らないと!
「おっ、運動でもするのか?」
うん、杏子ちゃんと一緒にね…/// サワサワ
「なんだよ そういうことかよ…///」 プチッ
でも杏子ちゃんも嫌じゃないでしょ? スルスル
「ふん、女に恥かかせるようなこと言ってんじゃねーよ…///」 プルン!

2月は一年の中で一番寒くなる月なんだとか
でも僕と杏子ちゃんは絶望よりも深く希望よりも熱いもので対抗するの
うん、僕と杏子ちゃんの愛があれば冬の寒さなんてヘッチャラだよね!///

768 名前:†[sage] 投稿日:2014/02/02(日) 00:33:34 ID:x0IpKQgk0

そう遠くない未来、
杏子ちゃんとの新婚生活を思い浮かべるの
僕はあまり頭がよくないからきっと一流企業になんて勤められないの
そう、所謂シュヴァルツ企業に勤めているの
あぁ、ちゃんと勉強しておけばよかったなぁ、なんて思いながら
イジワルな上司や先輩に虐められているの
悪口やパワハラが恒常化している会社で僕はひたすら働き続けるの
サービス残業は当然、まるで奴隷のように働くの
上司の気分次第で殴られたり土下座させられたりするような地獄の中で…
でも僕は杏子ちゃんとの生活を守る為に耐え続けるの
それに杏子ちゃんのことを思えばこの苦痛すらも愛おしいの

非常に心苦しいことに杏子ちゃんと一緒にいられる時間も減っていくの
でも杏子ちゃんはそんな僕を支え続けてくれるの
そんな健気な杏子ちゃんを見ていると申し訳なくなって涙を流す夜も増えていくの
ううん、この涙には悪辣な環境で生き続けている苦痛の念も含まれているのかも…
杏子ちゃんは情けなく涙を流す僕を思いっきり抱きしめてくれるの
ごめんね…ごめんね…と僕は只管に謝り続けるの
「辛い時は思いっきり泣けよ」
「でも泣き終えたらちゃんと笑顔を見せてくれよな」
そう言って僕を抱きしめる杏子ちゃんの瞳からは一筋の涙が流れていたの
それを見て僕は更に虚しくなって涙を加速かせたの

でも地獄のような日にも転機が訪れるの
どうせ当たらないだろうと思いながらも買った宝くじが当たったの
その額なんと130億円!
僕と杏子ちゃんは歓喜の涙を流して抱き合ったの
そして僕は唾棄すべき悪魔達の巣窟に出向いたの
そして僕を虐げていたベルゼバブに辞表を叩きつけたの
すると何処からか金の臭いを嗅ぎつけたマンモンの社員達が銃を取り出し僕を脅してきたの
そして次の瞬間無数の銃声がこの悪しきパンデモニウムに響いたの
だけど凶弾が僕の命に風穴をあける事はなかったの
悪霊達は互いに互いを撃ち合っていたの
「安心しな、死にゃしねーよ」
そう、それは杏子ちゃんの幻惑によるものだったの
「さっ、こんな汚いところさっさとおさらばしようぜ」

僕と杏子ちゃんは宝くじで当てた大金で人里離れた処に新居を構えたの
その隠れ家で僕と杏子ちゃんは生涯愛し合ったのでした

819 名前:†[sage] 投稿日:2014/02/03(月) 00:33:39 ID:M5OMGKK20

節分
季節を分けるという意味を持っているとか
一般にこの日は『福は内、鬼は外』と叫びながら豆を撒き、
年齢の数だけ豆を食べるという
因みに何故豆を使うかというと「穀物には魔除けと生命力の呪力がある」とか
語呂合わせ「魔目」を投げつけて鬼を滅する(磨滅)とか、そういう理由があるらしい
つまり魔なる者たる鬼に呪力を持つ豆を用いて物理的衝撃を与え邪気を退散し、
一年の無病息災を願うという意味合いがあるそうだ
しかし、これを我が家で行うわけにはいかない
何故なら杏子ちゃんは食べ物を粗末にする行為を嫌うからだ
だけど、せっかくの節分気分を杏子ちゃんと一緒に楽しみたい
と、なると残るは恵方巻きしかない
うん、杏子ちゃんと一緒に楽しく恵方巻きを食べよう!

節分に似た響きを持つ言葉が日本にはある
それは遠いゲッセマネの園で12番目の使徒が神の子にした行為
それは毒林檎を口にした少女の眠りを覚ます為に王子がした行為
それは愛する者に気持ちを伝える行為
そう、接吻である
僕は杏子ちゃんに豆まきの代わりに接吻をする
これは親愛と同時に魔除けの効力を持つ接吻
僕の愛が杏子ちゃんに入ってくる邪気を祓い、
杏子ちゃんの愛が僕に入ってくる邪気を滅ぼす
これは愛のなせる聖なる業なの杏子ちゃん
愛は聖なるもの
聖なるものは愛
愛するものは聖なるもので
聖なるものは愛するものなの
さぁ清くなろう杏子ちゃん
荒れ野で40日の間サタンの誘惑を受けた彼のように…とはいわないけれど
それでも清くなろうね杏子ちゃん

鬼は内、服は外!
僕は杏子ちゃんに舌をぶつけるの
鬼は内、服は外!
杏子ちゃんは僕に舌をぶつけるの
舌と舌とがぶつかり合って絡み合って
そして瑞々しい妙なる愛の調べを奏でるの

872 名前:†[sage] 投稿日:2014/02/03(月) 22:04:26 ID:BsUAE69s0

杏子ちゃん何を迷ってるの?早く来ないと後ろのあのおぞましいものに追いつかれてしまうよ
他のものが杏子ちゃんを蝕むってことは僕と杏子ちゃんの愛を妨げるってことだよね?
許せるはずないから早く逃げよう
……え?今ここで戦わないと絶対に後悔するって?
まあ、魔女か使い魔か分からないけれど……そうだね、倒しておかないとね
僕は杏子ちゃんの側にいるから杏子ちゃんの事愛せるんだ
杏子ちゃんがいなかったら僕はどうやって愛と共に生きればいいのかな
危ないし、僕じゃ足手まといだから隠れてるね
危なくなったら逃げられるようにしておくから大丈夫
頼もしくて、凛々しい杏子ちゃんの後ろ姿
久しぶりにみたなあ……この感覚は、きっと何ものにも保存し得ないものなんだろうね
記憶に深く深く刻みつけておかないと

883 名前:†[sage] 投稿日:2014/02/04(火) 00:20:34 ID:XhyS.fWs0

久しぶりにコンビニ巡りするよ杏子ちゃん!
「おう今回も飲み物か?」
言わずとも分かるなんて以心伝心だね杏子ちゃん!
「今回はコーヒーか?お茶か?」
お茶だよ杏子ちゃん!いっぱい飲んでね!
600×8=4800ml飲んでね杏子ちゃん!
「あんたも飲めよ!」
うん、一緒に飲もうね杏子ちゃん♪
この時季は温めて飲めば重宝するもんね!
「ペットボトルごとチンするのか?」
ちゃんと湯呑に移してチンするよ杏子ちゃん!
「蜜柑も用意しないとな」
でもそろそろ蜜柑の季節も終わりなんじゃないのかな?
「じゃあ今のうちにいっぱい食べておかないとな!」
でも蜜柑っていっぱい食べるとお口が痛くなるよね
だから蜜柑以外の炬燵の友も用意しておくね?
「う~ん…たとえば?」
炬燵にお茶に和菓子なんてどう?羊羹とかお饅頭とか
「おぉ、それいいな!」
じゃあコンビニ巡りの帰りに何処かで和菓子でも買っていこうか?
付き合ってもらう分、それなりのお礼はしないとね!

「へぇ~今回のおまけはトランプなのか」
実用的だね杏子ちゃん!
関係ないけどドランプとかいうキャラいたよね
「ホワイトボールだっけ?」
なんか微妙に違う気がするよ杏子ちゃん!
ところで杏子ちゃんはトランプ得意?
「まぁ人並み程度にはできると思うぞ」
じゃあ杏子ちゃん!一緒にトランプしようよ!
「じゃあスピードでもやるか?」
スピードはちょっと…
神経衰弱とか大富豪とかババ抜きとかにしようよ!
「じゃあ神経衰弱でもすっか!」

僕と杏子ちゃんは夜までトランプをして楽しんだの
たまにはこういうシンプルな夜の過ごし方もいいよね杏子ちゃん
でも夜の最後は勿論あんあんで締めくくるんだけどね…///

927 名前:†[sage] 投稿日:2014/02/05(水) 00:00:16 ID:kXqoYp0s0

雪だよ杏子ちゃん!
けっこう激しく吹きつけるよ杏子ちゃん!
「でもなんか積もりそうって感じの雪じゃないな」
だね!だけど折角だから写真撮っておこうよ!
ひょっとしたら今シーズン最後の雪かもしれないし
「じゃあさっさと寒いから家に戻ろうぜ」
うん、じゃあ顔をくっつけて…
「おい///近づきすぎだろ…///」
ほら、杏子ちゃん!撮るよ!
3・2・1・カシャッ!!
えへへ、吹き荒れる粉雪をバックにいいツーショットが撮れたね!
「けっこうよく撮れてんじゃんか」
でしょ?でもそれにしても杏子ちゃんのほっぺた冷たいね
「あんたの頬だって氷みたいに冷たいぞ」
じゃあ温めないとね…/// スリスリ
「こうやって温めるのも悪くないかもな///」スリスリ

「ひゃうっ!」
どうしたの杏子ちゃん!?
「服に雪が入った…」
雪が羨ましいよ!
「馬鹿言ってんじゃねーyひゃんっ!!」
「言ってるそばからまた入りやがった!」
えっちな風ならぬえっちな雪だね
「ほんとだよ、まったく…」

ピコーン!!
ねぇねぇ杏子ちゃん!
「何さ?」
えいっ!!
「きゃっ!///」
やりぃ!
「こんにゃろー!よくもやっ…んっ…///」
「どうしてくれんだよ…胸に挟まっちまったじゃんか…///」
えっ?でも挟まるほど…ううん、こんなことになったのも僕の所為だよね!
僕が責任をとって雪を取ってあげるからね…/// モゾモゾ
「あんっ!///変なとこ指で挟むんじゃねーよ…///」

白い粉雪が舞う世界で
僕は杏子ちゃんの白雪のような柔肌を晒したの
膨らみかけの雪見大福は
とっても甘くて冷たくて美味しかったの♪

974 名前:†[sage] 投稿日:2014/02/06(木) 00:50:37 ID:vspwnuVU0

如月の寒々しい朝
鴉の不快な声と生理現象に起こされる
隣の杏子ちゃんを起こさないように布団を抜け出す
そして部屋着のパーカーをに腕を通してトイレに向かう
スリッパを履き忘れた所為で足裏が冷たい
でもわざわざ戻るのも面倒臭かったのでそのまま向かった
木製の扉を開くと待ちわびた便器が僕を待っていた
冷たい床の温かい便器、まるで砂漠の中のオアシスのようだ
僕は用を足して「小」で水洗した
さて、もう一眠りしようかと思ったが目が覚めてしまった
僕は階段を下りて2階の洗面所に向かい手を清めた
ガスはつけていないので痛みを感じるほどに冷たい
あまりにも寒かったので追い炊きをして朝風呂でも浴びようかと思ったが、
朝にシャワーを浴びたりシャンプーを使うと禿ると聞いた事がある
みすぼらしい姿を杏子ちゃんに晒すのは嫌だし、
ハゲは罪とも言われている
僕は温かい緑茶で我慢する事にした
さて、杏子ちゃんは降りてくるのだろうか?
なんて思案していると上の方で水の音がした
これはトイレの水洗の音だ
きっと杏子ちゃんも起きたのだろう
たまたまおしっこがしたくなっただけか、
僕がお茶を飲もうとしてきる事を察したのか
それとも、隣の僕がいなくなって寂しくなってしまったのか
何れにせよ杏子ちゃんが起きてくれたのだ
せっかくの早起きを無駄にしないで済みそうだ
朝から杏子ちゃんとお茶会が出来るなんて今日はいい事がありそうだ
杏子ちゃんのにおもてなしをする為に、軽いお菓子でも用意しようかな
勿論、朝ごはんの前だからあくまで軽めのものだけど

「朝から菓子が食えるなんて早起きはなんとやらだな」
三文の得、だね杏子ちゃん
「三文ってどんくらいなんだ?」
今のお金にすると60円くらいらしいよ
「微妙な金額だな」
でも十日続ければ600円、1ヶ月続ければだいたい1800円くらいにはなるよ
「おっ、そう考えるとお得感あるな
まぁ朝からあんたとこうやってお茶出来るだけで得してるんだけどな」
そう言ってもらえると嬉しいよ、杏子ちゃん
でもおかわりはなしだよ?まだ朝ごはんの前だからね
「わーってるって ところで今日の朝飯はなんだ?」
アメリカンドッグだよ
「へへ、楽しみだな!」

こやって朝から他愛のない会話を出来る事
こんなささやかな幸せを杏子ちゃんとずっと持ち続けたいと思った朝なのだった

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最終更新:2015年05月13日 22:01