795 :ぽち:2012/08/19(日) 02:00:09
今日も今日とて莫大な、という言葉では足りない量の書類に挑む夢幻会メンバー
「どうでもいいけど、ちったぁ官僚育たないのか?」
「元の世界では実力や行いは無視して『官僚=悪』って認識が一般化したからなぁ」
などとコントをやっている彼らの前に現れた一人の少女。
「き・・・・・キミは・・・・・・」
「私の名は「なーがもーん!!!!!」ビクッ
「こんなくそったれな世界に舞い降りた天使の輝き!我等が希望我等が望みその名はながもん!」
「ぽんこつファン倶楽部をディスってんじゃねーぞメーン」


「ああ、失礼我々はかくかくしかじかちゅうちゅうたこかいな という存在なのです」
「今の説明でなぜか理解出来た。幾度となく発生する情報流の乱れ、その中心に存在するあなた方には
 情報統合思念体も少なからぬ興味を抱いている。
 精神のみのタイムスリップ、対有機生命体コンタクト用インターフェースが行う過去の自分に対する情報のダウンロードとも異なる   ユニーク」

「しかし!今彼女は眼鏡を眼鏡を!眼鏡をかけている!これはあの若造と接触する前という事!
 ならば彼女をSOS団ではなく我等夢幻会所属にすることも夢ではない!」
「その計画は無効。 わたしは先程60年後のわたしよりデータのダウンロードを受けた。
 わたしは彼・・・・・もといSOS団と共にある時間を大変好ましく思っている。
 それ故にわたしと彼・・・・・・もといSOS団との接触を妨害しかねない要素はすべて排除する」
「未来?ながもんは未来を知る事が出来るのか?」
「その質問には否、と答える。知る、というか未来など存在しない。
 誰かが観測し、『知る』事によって現実は形成される。未来とは記憶であり情報 それ故イマジンという異物はきわめて不安定な存在
 話がずれた
 精神のみとはいえ未来を知る、未来を観測してきたあなたたちと接触したことにより
 『彼・・・・・・もといSOS団と共にあるわたし』という情報が発生しそれをわたしが観測する事でその存在が確定した」
「・・・・・・わからん」
「しかしそういう存在が確定した、というだけでその状況に必ず世界が進むとは限らない。
 故にわたしはあなた方に協力し世界が間違いなく彼・・・・・SOS団が存在する状況へと為るべく力を貸す」
「一応聞く そしてそういう状況に世界が為ったらきみはどうするつもりだい?」
「あなた方の記憶からいくつかの情報を入手した。
 わたしはコンタクト用インターフェースでありながらコミニュケーション能力が極めて低い
 故に長時間人と共にあることを望む」
「具体的によろしく」
「『親密になる』には『幼馴染』という関係になることが最善とあなた方の記憶から判断した。
 故に彼が誕生した後彼の傍らに行く。
 誰よりも誰よりも誰よりも 彼の遺伝子提供体よりも同種遺伝子保持年小体(つまりは妹)よりも長時間彼と共にあり私の存在を彼に刷り込む事をこそ
 最優先目的と判断する
 あと朝比奈みくると涼宮ハルヒの存在情報消去申請・・・・・拒絶された 残念
 ならば胸部質量増大改造申請・・・・・・却下された
 今の気持ちは何・・・・・そう、これが情報統合思念体への殺意」
「はっはっは、殺そう キョンを殺そう」
「どうやるんだ?俺たちあいつの名前知らないぞ?」
「ああっそういえば!分かってるのは通う学校の名前、しかも『県立北高校』
 そんな名前どこにでもあるわい!」
「わたしは分かる しかし今の発言を聞いてその件に関してあなた方に協力する理由はない」
「そりゃそうだ」

「あきらめることを推奨する そして彼・・・・・・SOS団と私が共にある時代を作ることに専念するべき」

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最終更新:2012年08月20日 18:40