704 :フライルーの人:2013/08/10(土) 18:10:29
ユーロアレクサンダ・シュトゥッツァー

主な生産・配備国:イギリス王国・イタリア王国等
開発:ユーロブリタニア技術廠

概要:アレクサンダのユーロブリタニア改修版であるユーロ・アレクサンダの追加武装装備型。

 もともと、旧EU系国家の吸収に際して彼らの保有する兵器を接収し、恭順した国家に最装備させることで
対EU残党戦の戦力増強を図る、というプランはEUがアレクサンダを開発した頃から存在した。
しかし、実際に接収してみて判明したアレクサンダの予想以上の正面装甲の薄さは、MTF相手はともかく、
EUの装備する同じKMFであるアレクサンダtype03に対しては不安の残るものでしかなかった。
このため、ユーロ・アレクサンダでは正面装甲の増加・ブリタニア系KMFに使用される軽量装甲材の使用等の
徹底的な改修が加えられ、生存性は大きく向上したが、機動性を若干犠牲にせざるを得なかった。
このことは、多くの兵士からは問題視されなかった(というより生存性向上を喜ぶ声が圧倒的だった)が、
一部のエース級デヴァイサーからは、「装甲と機動性を両立してこその兵器だ」といった挑戦的とも言える要望が寄せられた。
そうした要望のうち、具体的な改修案も合わせて提出したガブリエル・ゾラ元フランス自治州大尉の案を原設計として
ユーロブリタニア技術廠が開発した攻防走三位一体の追加武装を装備した姿である。
 ちなみに、本機の名称は技術廠の開発者が従来のアレクサンダと区別するため、追加武装を発案者のゾラ元大尉に
敬意を表して彼のあだ名である「シュトゥッツァー(伊達男)」というコードネームで呼んだことに由来する。
また、ユーロ・アレクサンダ本体への改修はアタッチメント部分など最小限に留まるため、
部品さえ揃えば通常のユーロ・アレクサンダから現地改修することも可能となっており、第二次欧州解放戦争末期には、
配備されたユーロ・アレクサンダの3割が本仕様になっていた、とも言われる。

705 :フライルーの人:2013/08/10(土) 18:11:01
武装・運用

 通常のユーロ・アレクサンダとの一番の違いであるシュトゥッツァーは、アレクサンダ02までであればリニアアサルトライフルを
接続していたサブアームを専用アタッチメントに取り替えることで接続可能となる。
 シュトゥッツァーの構成としては、ロングシールドブースターと呼ばれる増加ブースターユニットと一体となった、
その燃料系及び外付けユグドラシルドライブ部分を保護するシールドに、トンファーやリニアアサルトライフル等の武装を
シールド両脇及び先端の三箇所のアタッチメント状況に応じて接続し、する、というものである。
EU系武装の実物を接収・研究した成果として、ブリタニア系・EU系双方の武装が、KMF用として一般的なサイズであれば、
その殆どを接続可能、という特徴があり、撃破された友軍のハドロン砲やヴァリスを装備して戦う姿や、
変わったものでは敵から奪ったと思われるウルナエッジを装備して突撃する姿も目撃されている。
基本的な運用としては、サブアーム2本で支持して機体背面からコックピット上部にかけて傾ければ
補助機動力兼対空武装兼上面/背面防御として、
腰から前面へ転回してメインアーム及びサブアーム一本ずつで支持すれば、射砲撃/突撃武装として、
それぞれ使える他、コクピットブロックでの脱出時の脱出距離増加や増加装甲・自衛武装としての使用も想定されている。
特殊な例としては、偵察からの帰路にEU軍に半包囲された小隊が、インセクトモードから低空飛行により
平地を電撃的に突破して生還、難を逃れた事例も存在する。

 なお、シュトゥッツァー開発を承認した日本・ブリタニア陣営の裏の目的としては、エナジーウイングやフロートシステムの
自軍への普及によるKMFの高機動化の流れの中で、最先端技術であるエナジーウイングやフロートシステムを
供与することなく、同盟国軍を自軍と共同行動ができる程度に機動化する装備を開発したい、というものがあった。
このため、シュトゥッツァーの成功を受け、外付けユグドラシルドライブを廃し、武装を固定式リニアアサルトライフル×2とすることで
コストを低減した廉価版「B・W・S(バックウェポンシステム)」が開発され、南ブリタニア大陸諸国・中華連邦・東南アジア諸国といった
同盟国や準同盟国へと供与されていくこととなる。

707 :フライルーの人:2013/08/10(土) 18:16:35
以上です。

やはりティターンズの旗のもとに、のライバル、ガブリエル・ゾラさんの最終搭乗機体、
リック・ディアス・シュトゥッツァーが元ネタになっております。

ゾラさんのEU時代はゲルググ・シュトゥッツァーみたく、ありあわせの部品でオルレアンやパンツァーフンメルを強化してたので、
その経験がユーロブリタニア傘下になってからも生きた感じですね。

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最終更新:2013年09月15日 17:30