507 :237:2013/08/24(土) 12:27:22


あれから、数日が経った。

イムカは地面に仰向けに倒れていた
「ハァ・・・・ハァ・・・・」

訓練に参加していたが、相変わらずビリだったのだ。

「ハァ・・・・次は・・・・負けない!」
結構負けず嫌いなイムカであった











「ほう、これが今回来る補給機か?」
「ええ、私の友人たちが格安で譲ってくれたものばかりです」
クルトは正規軍からの出向であり、補給担当のカリサと話しあっていた

クルトが手に持っているリストに補給機が書かれていたのであった

「ストライクダガーに、105ダガーに、デュエルダガーに、バスターダガーに
グラスゴーに、サザーランドに、グロースターに、オルレアン・・・・・
北欧はいつの間に多国籍軍になった?」
「えーと・・・・各国が親切にも譲ってくれた結果です」

カリサも分かっていたのか苦笑いしていた


クルトもリストをぱらぱらめくっていくと、ある項目に止まった
「ほう?完成したばかりのユーロアレクサンダを1機回してくれるのか」
「ええ、北欧の環境に合わせて作っていますが、不具合が出てくるかもしれないので
ぜひ、実戦経験してのデータが欲しい模様です」
「なるほど、そういえば、注文していたスピオト・フォズの改良型はどうなった?」

クルトが尋ねる。カリサが胸を張って
「先日完成しました。不具合がなければ、最優先でネームレスに回すそうです」
「頼む、俺の部隊は情報が武器なんだ。1機でも多く欲しい」
「分かりました。伝えておきます」


そして、グロースターを指揮官機に改良してほしいなどの要望を伝え、2、3点話をすると別れた。





あくる日、クルトがみんなを集めて話しだす
「集まってもらったのはほかでもない。ここ1カ月訓練の様子を見せてもらった。
それぞれの能力にあった、部隊を編成する。まずは・・・・」

この後、ソードナンバー、アサルトナンバー、クラフトナンバー、リードナンバー、ガンスリンガーナンバー、マザーナンバーに分けられ
それぞれの能力に適したメンバーを発表していく

「なお、ソードナンバーのリーダーはソード01だ。そのリーダーにリエラを任せてもらいたい」
「わかった。皆よろしくね!」
リエラがそういうが、皆は不安な顔であった

「アイツで大丈夫か?」「ああ、死神なんだろ?」
「部隊が何度も全滅したとか」「俺も聞いたことある」
ヒソヒソと陰口が叩かれる

リエラの顔が曇ってしまうが、クルトが吠える

「仲間を信じられないで、戦争なんかできるか!確かにリエラの部隊は何度も全滅した!
だが、指揮官がクソだったせいだ!事実、俺が指揮をとったら一度も全滅することはなかった!
文句があるなら、選んだ俺に言え!そしてやめてしまえ!遠慮はいらん!ヤレ!」
そういって、クルトは睨む。その迫力には、誰も言えなかった。


こうして、残りも滞りなく進められ、会議が終わると、何人かがリエラに謝りに来た。

ネームレスの産声が上がるのも近かった・・・・・

508 :237:2013/08/24(土) 12:28:52
終わり

本当に北欧は多国籍軍みたいになりましたよね(苦笑

ネームレスが戦争するのも近い?

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最終更新:2013年09月15日 18:37