122 :237:2013/09/05(木) 07:06:58
ネームレスの兵舎、そこには複数人が一つの部屋に与えて、休んでいた。
その一つの部屋には一人の女性がうめき声が上がっていた


「・・・・うっ・・・・」
その女性は苦しいのか、胸をかきむしる



(清を追い払って、シベリアを守ろうね!■■■ちゃん!)
(よろしく頼むぜ!■■■!)
(・・・・フン・・・)


「・・・・うう・・・・」



(痛い!痛い!)(誰か!助けて!敵にか・・・・)
(火が・・・か・・母さん!!)
(逃げろ!■■■だけでも生き延びろ)



「・・・・うあ・・・・・」



(■■■が我が隊に入った。仲良くやれ)
(おいおい、死神様がうちの部隊に来たぜ)
(ねえねえ、一緒に飲まないか?)
(うわ、ホントかよ。今日は厄日か?)
(大丈夫だ、うちの部隊はそんなことしない)
(・・・・・・・・・・)
(ホント、とっとくたばってほしいぜ)
(安心してね!もう大丈夫)
(・・・・生きろ。お前も俺も・・・・)


■■■は様々な部隊に出会った。
普通の反応をした部隊、厄介者扱いした部隊、可笑しかった部隊、優しく迎えてくれた部隊
好きだった部隊、嫌いだった部隊、尊敬できた部隊


様々だった




だが、全て破壊された!戦争によって皆死んでしまった!!





破壊された!


破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!
破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!
破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!
破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!
破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!
破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!
破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!
破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!
破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!
破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!破壊された!








今度はここを破壊してあげる・・・・・・・・・・・・・・

123 :237:2013/09/05(木) 07:07:28


「うああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーー!!!」
リエラはベッドから跳ね上がった


「ハァ・・・・・ハァ・・・・・」
周りを見る、部屋の物が置かれており、リエラの叫び声に反応したものは幸いいなかった



「ハァ・・・・・ハァ・・・・・
また、あの夢ね。もう一生逃れようがない運命なのかしら」


リエラは火照った体を冷やす為に外に出た。



ドアを開ければ、北欧地方の冷たい風が入ってきて、火照った体には気持ちよかった

「ふぅ・・・・・」
リエラがため息を付いていると

「どうした?この時間に?」
「あ、クルト?書類仕事?お疲れ様」
クルトが話しかけてきた

「ああ、ちょうど書類が終わってこれからお休みするところだったが、リエラが出て行くのが見えてな

                      • やはり、またあの夢を見たのか?」


「・・・・・・・・・・・・・ええ。最近は見なくなったので大丈夫だと思っていたのよ」


リエラは、そういって仰ぎみる。北欧の田舎地方らしく、星空が綺麗だった

「どうしてもね。割り切ることができないのよ。仲が良かった人、あまりお話ができなかった人、面白かった人
嫌いだった人、まだ子供だった人、尊敬できた人とたくさんの人に出会ったけど、戦争で
みーんな死んじゃった。今でも残っているわ。彼らの言葉が・・・・・」


そういって目を伏せる


「クルト・・・・私ね。本当は怖いの。また、全滅しちゃうんじゃないんかって。私はこの部隊が好きなの!
私の事を気にせずに接してくれて!暖かくしてくれて!笑ってくれるの!この死神、私を!」

そういって、大声で叫ぶ

「嫌だ!!この部隊を全滅させたくない!この暖かい部隊を消したくない!
クルト!わたしをは(バン)」

外してちょうだいと言おうとしたところで、ビンタされた。
もちろん、ビンタしたのはクルトだ


「甘ったれるな、リエラ・マルセリス!俺の部隊に入ったからには最後まで脱落は許さん!
俺の部隊には死神の様なお前でも必要している!そして、皆お前を必要としている!
それに・・・・・」

そういうと、クルトは語調を優しくする

「俺を信じろ。俺は誰一人たりとも死者を出さん。部隊を全滅させん
そして、皆をお前が守ってやれ。お前の力は守るためにあるんだろ?」


リエラは信じられないと言わんばかりに目を大きく開かれる
「・・・・本当に信じていいの・・・・・?・・・死神の私を・・・・?」
「ああ」
「・・・・本当に・・・皆を守れるの・・・?・・・・私の力で・・・?」
「そうだよ。リエラ」
「本当に・・・・本当に・・・・?」
「本当だよ。だから、無理せずに泣け」
「・・・うう・・・・うわあああああああーーーー!!」


リエラはクルトに抱きつきながら、胸の中で大泣きしてしまった
クルトも拒まずに優しくあやす



それを見ていたのは夜空に輝く星達だけであった・・・・・・・

124 :237:2013/09/05(木) 07:08:28
終わり

リエラには戦争ストレスと言う癒えない傷があるのではないかと書きました。
で、こうなりました。

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最終更新:2013年09月20日 16:08