850 :yukikaze:2013/11/06(水) 00:39:33

アメリカ赤化ネタねえ・・・
じゃあ気分転換にやっつけで。

資本主義の第一人者であるアメリカ合衆国が赤化した理由は何故か?
マルクス主義者たちの自己顕示欲にあふれた雑音を無視するならば、その最大の要因は恐慌と敗戦によるものであった。

1929年より始まった世界恐慌は、逸早くその兆候を察知して防衛態勢に入った日本経済圏を除いて各国に大打撃を与えることになった。
特に欧州や中国大陸での過剰な投資でマネーゲームをやらかしていたアメリカ合衆国は、見かけの発展を一気に吹き飛ばすほどの大打撃を蒙ることになった。工場は閉鎖し、失業者は街にあふれ、正に暗黒の時代と言ってよかった。
同時期に、「日本大陸改造計画」と、空前の規模のインフラ整備計画による公共事業と、英国と組んでのブロック経済圏を構築することで、順調に経済成長を遂げている日本とはまさに明暗を分けることになった。

こうした事態に、大統領となったルーズベルトはいら立ちを隠せず、日本に対し市場開放を迫ると共に大陸の権益を獲得しようと露骨に動くことになった。
条約破りをすることで列強から拒否感を抱かれていた蒋介石を大々的にバックアップし、彼の北伐に呼応して全世界の批判を無視してアメリカ陸軍を派兵するなど、当時の国際体制に思いっきりケンカを売るようなことをしでかしている。

当然のことながら、日本の対米感情は硬化することになるのだが、ルーズベルトはそれすら利用し、遂には青島沖で輸送船が爆沈した事件(実際には輸送した弾薬の取り扱い不備での事故)を理由に、強引に戦争へと突き進んでいった。
後世「ルーズベルトのクレイジーウォー」と呼ばれる太平洋事変の始まりである。


853 :yukikaze:2013/11/06(水) 00:55:57

彼がこれほどまでに戦争を望んだのは、アメリカ経済が危機的状況に追い込まれていた(アメリカ経済を回復させるには、ニューディール政策は短期的であり、予算も限定的であった)のもあるが、ダニエルズプランの戦艦群に過剰に期待していたのもあった。

日本の八八艦隊(憂鬱版長門型4隻、天城型4隻(yukikaze案)紀伊型8隻(yukikaze案))に生まれたこの戦艦群は、コロラド級4隻、レキシントン級4隻、サウスダコダ級4隻、ヴァージニア級4隻(改サウスダコダ。18インチ砲8門搭載)の威容を誇っており、確かに八八艦隊を除けば、世界最強の艦隊と言っても言い過ぎではなかった。
ルーズベルトにしてみれば、この彼にとっての誇りである艦隊が、ジャップの艦隊を叩き潰しエンペラーの宮殿に星条旗を掲げるという未来は決して夢想ではなかったのである。

だが・・・現実は非情であった。
1934年5月に行われたマーシャル沖海戦において、ルーズベルト自慢の艦隊は、第二のロジェストヴェンスキー艦隊として歴史に名を残すことになった。
日本海軍の芸術的と言ってもいい縦深陣に絡みとられた艦隊は、各個撃破された挙句、最後は旧式戦艦群の洋上降伏という屈辱を味わうことになった。
ダニエルズプランの戦艦は一隻残らず海底へと送り込まれたのに対し、日本海軍は大破した艦は続出したものの、自らの領域内であった事から戦艦で撃沈された艦はなく、一番大きな被害は霧島と磐城(天城型4番艦)の大破着底でしかなかった。
誰の目から見ても日本海軍の圧勝であり、アメリカ海軍そしてルーズベルトの威信は地に落ちた。
なおも継戦を叫ぶルーズベルトであったが、それもハワイが占領され、西海岸沖に連合艦隊が我が物顔に遊弋するようになった時には、演説するたびに怒号と物が投げ込まれる始末であった。
当然議会も彼を見離し、彼は史上最初の弾劾された大統領としてホワイトハウスを叩き出された。

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最終更新:2014年01月19日 23:49