738 :わかる?のひと:2013/11/22(金) 22:10:21

ドテラ撫子さんでわかる?戦間期~日露戦争 戦争編(5)

マリアンヌさん「ロシア帝国がやられたようですわね…」
ゲルマニアさん「フフフ…奴は我ら三国干渉四天王の中では最も野蛮…」
ハプスブルクさん「黄色人種ごときに負けるとは……って、私は三国干渉に関係してなかったような気がするのですが」
ゲルマニアさん「気にするな。近所のよしみだ」
ハプスブルクさん「いえそれとこれとは関係ないと思いますけどぉ…」

しろくまくん「奉天でクマの満州軍壊滅……第二第三太平洋艦隊は洋上で殱滅………クマー…これは夢クマ……」
しろこぐまさん「くま、げんきだして、くまー(ゆさゆさ)」
しろくまくん「またストライキクマ…反政府活動も激しくなる一方クマ…軍も治安活動で手一杯…どうしたらいいクマ…」

ガンマンさん「ロシアが負けるのはいいにしても、日本が勝ちすぎてるな。これじゃ満州利権への参入が難しくなるかもな」
マリアンヌさん「そろそろ戦争を終えてもいいのではないでしょうか。ロシアが弱体化しすぎるのはドイツへの押さえとして困りますし」
ゲルマニアさん「大ドイツとしては、ロシアの治安が悪化し続けているのが気になる。まさかとは思うが革命が起きるかもしれぬ」
ハプスブルクさん「帝政の我々にとっては、急進的な革命は不倶戴天の敵ですからねぇ…」
ガンマンさん「休戦勧告と講和の仲介は俺がやる。一世一代の晴れ舞台って奴だ!」
マカロニさん(撫子ちゃんに会いたいな~)
ジョンブルさん「それで、私に会議の場を設けろと?無理臭いがねえ……」


739 :わかる?のひと:2013/11/22(金) 22:10:59

ジョンブルさん「というわけで会議を開催したわけだが」
しろくまくん「た、たかが局地戦にちょっと負けただけクマ!我が本国は全くの無傷!ここにはアメリカの顔を立てて来てやっただけクマ!(海軍は立て直しに何年かかるかわからないクマ…orz)」
ドテラ撫子さん「そうですか。わかりました。それではこれで失礼いたしますね」
マカロニさん(わ~、生撫子ちゃんだ~触っちゃおうかな~)
ネーデルさん(大声出すよ?)
マカロニさん(ちぇ~)
しろくまくん「は?な、何を言ってるクマ!?」
ドテラ撫子さん「(にこにこ)え?戦争、続けるんでしょう?まだやれるんですよね?」
しろくまくん「えっ…ややや、やれるとも!かかってこいクマ!(売り言葉に買い言葉クマー!)」
ドテラ撫子さん「じゃあ、やりましょう!(ここで引き下がったら引きこもりの夢がパーになるかもですからね!ヒャッハーですよ!)」
ジョンブルさん「(やっぱりこうなったか…)もう止められんな。はっはっは」
ガンマンさん「ちょ、ちょっと待ってくれ!講和会議のはずなのになんで戦争再開になるんだよ!?せっかくの俺の晴れ舞台はどうなるんだ!?」
ジョンブルさん「ま、諦めたまえ。利権については、私が口をきいてあげるから」
ガンマンさん「オーノー!なんですがすがしい表情になってんだよォォォ!」

しろくまくん「クマー……クマはもう勝ち目がなくなったクマー…でもここで負けるわけにはいかないクマ!せめて引き分けに持ち込むクマ!」
しろこぐまさん「くまー、ほんとうにだいじょうぶ?むりしてない?」
しろくまくん「クマ…ここであきらめたら全てを取られるクマ!クマの覚悟を見せてやるクマ!洋上からウラジオストクを狙うと見せかけて奉天を強襲するとは敵ながら天晴れクマ!だけどシベリア鉄道の結紮点、哈爾浜は何が何でもわたさんクマ!」


740 :わかる?のひと:2013/11/22(金) 22:11:56

哈爾浜「来る!奴らが来る!」
満州総軍「強大なるロシア帝国陸軍の諸君!偉大なる敵手の諸君!」
哈爾浜「来た!何て大軍だ!それにあれは…!」
満州総軍「旅順港で!旅順要塞で!そして奉天で!その火力で戦局を一変させてきた我が秘密兵器のことは覚えていてくれていることだろう!」
哈爾浜「列車砲…!あの悪魔の巨砲が!あ……?なんだ?目がおかしくなったのか?」

三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲
三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲

三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲
三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲

三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲
三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲

三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲
三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲

三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲
三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲

三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲
三十五式三十糎列車砲 三十五式三十糎列車砲

満州総軍「三十五式三十糎列車砲、その数、二十四門!」
哈爾浜「なん…だと…?」
満州総軍「これぞ正に『陸の聯合艦隊』である!」

『陸の聯合艦隊』…この言葉はロシア軍の士気に致命的な影響を及ぼしました。
強大なロシア海軍を文字通り壊滅に追い込み、全ての希望を微塵に打ち砕いた海の悪魔。それが、常に強大な兵力と火力で甚大な被害を強要してきた陸の悪魔とともに戦う。
それは、正に地獄の始まりでした。

(哈爾浜会戦)


742 :わかる?のひと:2013/11/22(金) 22:12:33

ドテラ撫子さん「これもひどい」
小人さん(さすがにすぐ出せる新兵器もそうないから、既存方式の拡大が有効だよ)
軍令部「決戦済んだししばらくいらんやろいわれて予備砲身ブン取られた…いやそうだけどさぁ…orz」

満州総軍「第三方面軍は沿海州方面へ向かいハバロフスク・ウラジオへ圧迫をかける。残りは西方、斉斉哈爾・海拉爾方面へ進撃する!(うーむ…バイカル湖につくまでに戦争がおわってくれればいいんだが)」

しろくまくん「(瀕死)ク…クマァ…ウ、ウラジオストクとハバロフスクが孤立したクマ…」
しろこぐまさん「くま、もうあきらめようくま?くまはくまといっしょにいれるだけでいいくま…」

チャイナさん「アイヤー……あの熊、あっというまに負けてしまったアル!口ほどにもないアル…と余裕ぶっている場合じゃないアル!日本大鬼は前の戦争とは比べものにならないくらい強大になってるアル!!どうするアル!?やっぱりあの大鬼には夷狄を相争わせる中華伝統の最強戦略も通用しないアル!!」

チョゴリアン(最強戦略といってるけどよくよく考えてみるとかなりせこいニダ。それ以前に自分は熊よりも遙かに弱いことは棚上げしてるニダ…あれを見てるとウリも将来を考えたほうがいい気がしてくるニダ…)


743 :わかる?のひと:2013/11/22(金) 22:13:19

以上です。Wiki転載OKです。
ちょっと巻き気味で。次はようやく本当の講和条約へ!

なお拙作では、シベリア鉄道は史実と大きく変わらないという設定です。
ウラジオストク~ハバロフスク間のウスリー線こそ開通済みですが、スレチェンスク~ハバロフスク間のアムール支線はまだ未開通で、シベリア鉄道本体とつながっていません。(史実開通が1916年)
このためこの時点で鉄道でチタからウラジオストクやハバロフスクに鉄道でいくには、満州を通る東清鉄道を経由しなければなりません。まあこの時代ではロシア視点では東清鉄道はシベリア鉄道の一部扱いみたいなものですが。

ですので東清鉄道の結紮点である哈爾浜が失われると、とたんにウラジオストク・ハバロフスク方面への輸送がとたんにヘボくなります。

またシベリア鉄道は多くが単線のままのため、これが極東との輸送上のボトルネックになっています。ロシアが投入した兵力はかなり無理をして史実よりは多い想定ですが、実際それも被服食料等などの輸送の無理が史実よりさらに酷いのでもりもり士気が下がります。
ロシア側から見た日本は、我に勝る兵力をそろえ、さらに我を圧倒する火力もそろえ、兵站は充実し、さらに主導権を握りつづける、というこの上なくいやらしい敵でした。

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最終更新:2014年01月25日 22:01