917 :237:2014/01/21(火) 20:12:32
大晦日にウィンダムの試作機を2機完成することができた僕達は一先ずほっと溜息をつくことができた
正月明けにテストを開始するというスケジュールに間にあったからだった。
ところが、軍部から出向した、志賀少佐がウィンダムに惚れ込んで、明日動けないか?と言い出した。
さすがに無茶だと思ったが、軍からの要請には断れず、僕達は徹夜で作業を行い、除夜の鐘を工場内で聞くことになった
そして、元旦になった朝には、お雑煮とスルメイカが配られ、元旦をかみしめた。
で、志賀少佐がさっそく、ウィンダムに乗り出し、テストを開始する
主任からは、安全が確認されていないので、基本動作だけに留めてくださいといったが
ウィンダムはスルスル動いたかと思うと、バク転などの特殊機動をやって、僕達は仰天してしまったのである
で、テストが終わって、志賀少佐が降りてきたが、彼はシレっとして
「いやあ、スマン。機体が行ける!と言っていたから、やっちまったぜ!」
その言葉に僕達は脱力する他なかった
しかし、初運転でこれだけ調子よく動けた事は、喜ばしいことであった
予想されたトラブルは予想以上に少なかったのである
―――正月が明けた
僕は、いつものように、ウィンダムの工場内でOSの設定チェックをしていると
「これが・・・日本の新量産KMF」
女性の声が聞こえた。見れば、主任と一緒に若い女性と
「趣味に走っただろ!!」
と突っ込む男性がいた
あれは、誰か?と同僚に聞けば、ナイトオブラウンズである、モニカ・クルシェフスキーにウィンダムのテストをしに来たらしい
で、男性は数年前に政権から引退した名宰相の嶋田繁太郎であった。僕は名前だけは聞いたことあったので
ここに会えるとは思わず、びっくりしてしまった
で、モニカさんがパイロットスーツに着替えて、何やら嶋田繁太郎さんとラブコメをしていたり
スザクがやってきて、モニカさんと一緒に模擬戦を行う事になったらしい
僕は、コクピット内に入って来たモニカさんに、注意点、操縦方法を伝える
モニカさんはそれを全て聞き終えると、僕に向かってありがとうございますと言ったのである
僕は会釈して、コクピットから降りる
ウィンダムは低い駆動音を出しながら、演習場に移動する
それを見ながら思う
(彼女は変わったな・・・・・演習の時には無表情でそれほど言葉を言わなかったけど
前と比べて明るくなって、多く言うようになったな)
僕はそれほど、詳しいほど知り合いではなかったが、演習の時のイメージが覆されたのを感じたのである
で、演習の様子を見せてもらったが、僕との行った演習の時よりも、モニカさんは強く・はっきりとした意志がこもっているのを実感した
例え、スザクであっても負けるだろうなと思ったが、予想通り、彼は負けてしまった
モニカさんは嶋田さんと帰って行ったが、スザクは居残って訓練をするつもりのようだ
どうやら、彼に何かしらアドバイスを受けたようで、自分の腕を磨こうと努力を積み重ねて行くようだ
こうして、今年のお正月は忙しく終わった・・・・・
918 :237:2014/01/21(火) 20:14:16
終わり
どうですか?こうして、ウィンダムが出来ていくのです
ここから先が思いつかん。だれか案はありますか?
最終更新:2014年02月22日 18:12