915 :ひゅうが:2013/12/13(金) 20:04:29 こんなの思いついた

――時は大航海時代。
日の沈むことのない大帝国は、ついに「黄金の国」にたどり着く…

「バカな。この城の天守閣そのものが巨大な金の保管庫替わりだと!?」

「すばらしい…戦乱の中にあってこれほどの繁栄を誇るとは。」

「この町は極東のベネツィア…いやそれ以上だ!」

歓喜にむせぶ帝国は、分かれて争う宝玉を自らのものとしようと画策する。
自らのもつあらゆる手段をもって――

「至急、教皇聖下に文書を。十字軍の発動とわれらのものとなるべき大地についてお伝えせねば!」

しかし、日の沈まぬ帝国にも敵は存在した。
彼らにとってそれは死刑宣告にも等しい。

「この国がハプスブルグの…スペインの手に落ちれば、我々はどうなる?」

「富の中に悪徳が栄える。ラス・カサスの血を吐くような告発から何を学んだというのだ!!」

「カトリックの凱歌は最後の審判まで続く血塗られた虚栄の宴となろう。欧州を大バビロンのように倒してはならない!」

「かの新たなる『新大陸』を、ジパングを奴らの手に渡してはならない。ネーデルラントは何があっても、本土を失ってでもあの地を奴らには渡すものか!!」

「イングランドにお手紙を。かの英邁なるエリザベス女王陛下なら我らの訴えに耳を傾けてくださるはずだ。」

かくて――世界は動き出す。


「ノブナガ様。わたくし、ルイス・フロイスと申します…」


大陸日本ネタSS――「ワールドウォー・ゼロ」書く気はないw

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最終更新:2014年05月31日 08:41