EU北欧州改め、スカンジナヴィア王国は、宣戦布告初日から正規軍が国境線を越えて
北欧地域に隣接するEU地域を順次解放していく

これは、北欧の悲願でもある、カレリア地方の再統一という意味合いも大きかった

もちろん、EU軍も抵抗していくが、国境付近で大きな軍拠点がネームレスによって
3つ潰されたことによって抵抗は弱かった


EUは、ネームレスの攻撃は騙し打ちであると抗議したがスカンジナヴィア王国政府は、ネームレスは表向き存在しない部隊
攻撃受けた時間帯での正規軍は準備に追われて基地に駐屯していた事、宣戦布告から数時間経過していた事から
騙し打ちではないと、まともに相手にする事は無かった


そのネームレスは、機体を補充したり正規軍の進路上に存在するEU軍を通報したりと小規模な活動に留まっていた



        • しかし、彼らが活躍する時がまた、来たのであった



ペトロザウォーツク要塞
その要塞はサンクトペテルブルク要塞都市ほどではないが、中小軍相手には十分な要塞であり
北には、北欧に隣接する海軍基地ムルマンスクがあり、南部にはサンクトペレルブルクとつながっており
連絡線を絶つためにも是が非でも攻略しなければならなかった

その要塞に正規軍が接近していたが、要塞司令官は「この要塞は難攻不落であり10年保ってみせるわ!」と豪語したという
ネームレスが呼ばれたのはその時であった




「ネームレス部隊長、クルト・アーヴィング大尉です!只今到着しました!」
「ご苦労。私が、バルドレン・ガッセナール大佐だ。こちらは妹のオドレイ」
「よろしくて」
クルトは着任報告を行う

「さっそくだが、状況は分かるな?」
「はっ!ペトロザウォーツク要塞ですね」
「うむ、この要塞は巧みな十字砲火にシベリア戦争を教訓に取り入れた最新の防御施設がある
今、手持ちの戦力で強行に攻めれば、陥落できるが・・・犠牲が大きすぎる。無闇な犠牲は慎むべきだ。そこで・・・」
「我らの出番ですね」
「そうだ。手段は問わない。とにかく最小の犠牲で攻略できればいい。困難な任務だが、やってくれるな?」
「その為のネームレスです」
そう言うと足早に自分の部隊に戻る






        • 暇だ
これが、作戦会議中のイムカの偽らざる心境であった。
彼女が暇そうにしている視点の先ではクルトが説明していた

「・・・という訳で、これまでの偵察機が判明しているこの要塞の砲台の位置がこれだ」
「おいおい、蟻が入る隙間もない、濃い十字砲火ゾーンじゃねえかよ。隊長さんはこれに突っ込めってのか?」
「いや、人間が作り出した物には、必ず隙はある。幸いにも準備期間をくれた。俺達もスピオトフォズを
繰り出して偵察する。更に付近の住民にも聞き込み調査する。アル、頼む」
「あいよ。依頼料はお安くしとくで」
「グロリアは整備を頼む」
「お安い御用だねえ」




こうして、作戦方針が決まる中、イムカはお昼ご飯の事を考えていた



終わり
先ほどにもありましたように、スレが埋まるかと思いましたw
1スレに1ss書く目標が落ちるんじゃないかと

そして、このssは本当は戦闘シーンに入りたかったんですが、書いてる途中で消えちゃったんで
止むを得ず、短縮版を投稿しました。

次は戦闘シーンに入ります

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最終更新:2014年08月17日 17:45