作戦開始から1カ月が過ぎた
EUが立てた作戦、スカンジナヴィア侵攻作戦はそれほど進んでいなかった

まず、海軍と共同で侵攻する作戦だったのだが、数十年に一度の異常気象大寒波により
破氷船の破氷能力を超えた、流氷により海軍は行動不能になっていたのであった

この躓きは海軍だけでなく、陸地も影響を受けていた。
大寒波による悪天候により、空軍は効率的な航空支援が不可能になっていたのであった
また、例年よりも多く積った雪により、装備は著しく制限されたのだった

そして、サンクトペテルブルグの司令部の司令官が慎重を通り越して臆病者だったのである
彼は典型的な官僚主義な軍人で、前線に出る事はついぞ無かった。

更に、北欧軍がサンクトペテルブルグに侵略を狙っているという噂がどことなく流れだし
実際にロシア領内のサンクトペテルブルグへの補給路や補給基地がいくつか破壊された事から
サンクトペテルブルクへの侵攻は確実だと司令官は信じ、主力をサンクトペテルブルグ内へ留めてしまったのである

そして、地方からの増援軍にその補給路を脅かす部隊を撃破の命令を下したが、実際にネームレスが破壊活動を行っていたが
敵が疑心暗鬼に陥る程度に破壊を行った後に、全力で北欧に戻っており、数万の増援軍はいない敵を探し回る羽目となり、遊兵と化したのであった


EUが立てた、ヘルシンキ侵攻作戦も前述のように主力がサンクトペテルブルグに留めており
主戦力は新兵が多く占めていたのである。しかも、唯でさえ新兵なのに数を五千や一万というふうに小分けにして
逐次投入すると言う愚すら犯していたのである。いかに司令官が渋々と言った感じに兵力を投入していったかが分かるだろう。


その状況に、ウェルキン・ギュンターはスピオトフォズで綿密に偵察を行い、効率良く防御作戦を執った。
時には態と全力後退を行い、調子に乗って、全力で追撃してきたEU軍を包囲殲滅するという見事な戦法も披露した

また、ベテランが中心と思われる部隊には、セルベリア義勇軍にぶつけ、これまた殲滅し、大きく戦力を削ることに成功する
この時、セルベリアの蒼いヴィンセントが鬼神如くに活躍し「ヴァルキュリア」と呼ばれるようになった


戦線は悪化していくばかりなのに、司令官は自説を曲げずにサンクトペテルブルグに留まる姿を見て、強硬派は遂に切れ
司令官の権威を剥奪すると同時に、幽閉してしまう。

そして、ようやく主力部隊をスカンジナヴィアに投入することが出来たが、その間に母なる大地へ既に五万人以上が還り
新兵だらけだった北欧軍をベテラン兵に育ててしまったのである



偵察結果から、EUが本気の侵攻を行うと分かった北欧軍は、ヴィボルグへ後退し、そこで篭城の態勢を見せた
それを見たEU軍はヴィボルグへ進路を執った。


数にして五万対十五万の決戦が今始まろうとしていた・・・・・




終わり

前に投稿したのが2か月前で、色々考えてこんだけしかできんかった自分が恥ずかしい
イムカも出せんかったし・・・・

次はちゃんと出してあげないと。

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最終更新:2014年08月17日 17:28