朝食を済ませたサクラは少し散歩したいと言い、外に出て行った
案内役として一繁も付いてきた
その道中で一繁からは
「ブリタニアでの暮らしはどうですか?」
「今の季節は熱い季節ですが、体の加減は大丈夫ですか?」
などと気を使ってくれるのだが、サクラとしては自分の一繁との違いから気持ち悪いものを見たような気分であった
いつしか、無言になってしまった二人に道の角を曲がったところで、大きな声が聞こえた
「フハハハハ!!落とし穴にまんまと引っ掛かったな!!悪ガキ共が!!」
「ナナリーをもういじめないと誓えるか!?誓えないなら、もっと毛虫や蛇を投げる入れるぞ!」
「「「「「うわーん!!ごめんなさーい!!だから、出してええええ!!」」」」
サクラとしてはなんか聞き覚えのある声に呆然とし、一繁は胃を押さえていた
「・・・・すいません、サクラさん。急用ができたので、先に戻っていただけませんか?」
「・・・・ええと・・・はい、分かりました・・・」
そういって、背を向ける一繁の背中には哀愁が漂っていた・・・・
終わり
この後、しげちーは謝り倒しに回りました
最終更新:2014年08月18日 17:58