「ほう?ブリタニアの戦争に参加したいと?」
「はい。私の機体でなら、戦争に勝てるかと」
お父様に打ち明けた事、それは戦争に参加したいと言う事
「なぜだ?」
「ここのブリタニアは私が知るブリタニアはいません。私が参戦することでよりよいブリタニアへと戻したいのです
私が乗って来たヴィンセントならどんな相手でも負けない自信があります。必ずや日本を勝利に持ってこれるでしょう」
そう、ヴィンセントならまだ機体が古いこの時代なら勝てるだろうとサクラは思っていたのだ。
そして戦争が勝利した暁には、ブリタニアを自分の知るブリタニアへと戻したいと思っていたのだ
しかし・・・それまで目を瞑っていたお父様が目をカッと開くと
「思い上がるな!小娘!」
「ビクッ」
聞いたこともない、初めての声にサクラは硬直してしまう
「たった、1機で何ができる?戦争というのはそれほど甘いものじゃない!
むしろ、ワンマンプレーとなって、戦場に悪影響しか及ばないだろう」
「で・・・ですが・・・お父様を・・・この日本を助けたいという気持で・・・」
サクラは尚も言い募ろうとするも
「お前は、ブリタニアにいる、友を・・・祖父母を・・・母を討てるのか?」
その言葉に勢いをなくしてしまう
サクラの脳裏に浮かぶは、士官学校の同期生・先輩後輩、クルシェフスキー領民に
騎士団の家族に、ジャンおじい様に、ソフィアおばあ様
―――彼らを討つ?違う世界の彼らを?ここは自分が知るブリタニアじゃない。ためらう必要なんてない。自分はブリタニアを変える決意したじゃないか
「う・・・・うて・・・・うてません・・・・・殺せません・・・・・」
サクラはガタガタ震えて、顔を落としてしまう
それでも、お父様は私の背中を抱きしめると
「お帰りなさい・・・君のような優しいサクラまでが祖国を憎んではいけない。
例え、サクラが役立たずだと思っても必ず役に立つ所あるから、卑下しちゃいけない」
「お父様・・・・」
「大丈夫だ。私達は絶対に負けないから安心しなさい」
サクラが見上げたお父様は、いつもの優しいお父様だった
終わり
前半がグダグラですが、メインが後半でしたのでw
前半はテキトーに流してください
最終更新:2014年08月18日 18:02