「あつー・・・・何も考えられねー・・・・」
「不本意だけど、あんたと同意見ね・・・・」
さんさんと太陽が照る、嶋田家の縁側に座る2人がいた
しげちーと春閣下であった

2人はボーっとしていたが、ふと、思い出したかのようにしげち―が言う

「そういや・・・・子供の頃不思議な体験したけど、あれもこのように暑い日だったな」
「へえ?どんな体験したのよ?聞かせてよ」
春閣下が興味深そうに聞く



それを聞いた、しげちーは面白可笑しく語り始めた



しげちーが子供の頃、近くの公園で遊んでいた時の事だった。
森に入ってしまったボールを追いかけたら、ボールが何処にもない
それでも探し続けるうちに、奥へ奥へと言ってみたら、森を抜け出した。

でも、その場所は見知らぬ場所だった
周りの建物は古いものばかりで、人々も昔の服みたいなのを着ていた
女性もホットパンツかミニスカしか履いていなかった。さらに女の子が空を飛んでいた

振り返ってみれば、先ほどまで自分が出た森が無くなっていた。
しげちーは、怖くなり走り出した

でも、当たり前のことではあるが、知らない場所・知らない人ばかりで安心できる場所が無かった
とうとう、こけて泣き出してしまった

その時には擦りむいた膝の痛さと不安から大声出して泣いてしまった

すると、
「大丈夫?もう痛くないよ?」
顔を上げてみれば、狐耳としっぽを付けたお姉さんがしげちーを抱き上げながら
手に光をかざしていたんだ。
すると、怪我をしていた個所が段々と治っていたんだ

しげちーがグスグスしながら、見ていたら、お姉ちゃんが頭を撫でながら
「ぼうや、どうしたんだい?私に教えてみてな?」
その言葉に、何故か安心感が出て、しげちーは森の中と森に出た事の一部始終を教えた

それを聞いた。お姉ちゃんが
「分かった。貴方の場所に連れて帰って上げるから、大丈夫よ」
そういって、近くの公園に入るとしげちーを膝枕にして子守の歌を歌ってくれたんだ
しげちーは段々と眠くなり、寝てしまった・・・・


ふと、目が覚めてみれば、自分が元いた公園で、近くには探していたボールもあった
あれは夢だったのかな?と思ったのだが、ポケットの中には知らないお守りが入っていたから
あの出来事は夢じゃないと思った・・・・




「という出来事があったんだ。大きくなってから、もう一度森の中に入ってみたけど、あの世界には行けなかったなー」
「へえー・・・・そのお守りはあるの?」
「そりゃもち・・・・・」
「?どうしたのよ?あるんでしょ?」
「・・・・・どこに行ったのか分かりません」
その瞬間、しげちーはブッ飛ばされたのであった




―――某所
そこには狐耳をした女性が書類を片付けていた。そしてふと、数年前の事を思う
散策に出かけていたら、目の前で子供が転んだ。
もちろん、怪我したのか、大泣きした。

私は助けてあげようとして、固まった。
その子供は私が数百年前に生んだ、息子にそっくりだった

私は、はやる心を押さえながら、子供の話を聞いた。
どうやら、時空の歪みに巻き込まれたようで、神隠しにあったと分かった

そのため、時空の歪みの下へと送り返した。確実に渡れるようにお守りと一緒に

私は思う。あの子は両親と一緒にいて幸せ者だと。私にもっと勇気があれば、あんなことにならなかったのかなと
でも、過ぎた時は戻せない。ならば、いまいる多くの子供達、エイラ、芳佳をもう2度と見捨てない
これが、私、九曜葛葉の決意であった・・・・





終わり

ハニワさんが大陸日本がくると聞いて、来る前にss投下しておきたかった
九曜ストパンとのクロスのも考えてみたかった。

ちょっと、強引な短編でしたかな?と思う。

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最終更新:2014年08月26日 12:59