992 :ハニワ一号:2014/04/11(金) 00:40:31
きたない英国ルートネタIFSS  「愚行の代価」

欧州同盟のある都市に日米露同盟が投下した化学兵器による死者が老若男女の区別なく大量にそこにあった。
そこに地上に出現した地獄のような光景を見つめる集団があった。

「ここもひどいものだ。日米露同盟軍の化学兵器の使用によりこの世の地獄と化している。」
「欧州同盟の首脳部の馬鹿どもが自分たちの身に降りかかることも考えずに毒ガス攻撃をするからこうなるんだ。」
「しかも最初の毒ガス攻撃時に日米露同盟が報復として毒ガス攻撃をやらなかったことを自分たちの都合の良い様に解釈して、追い詰められた戦況を打開するために2度目の大規模な毒ガス攻撃をやりやがった。日米露同盟が二度目はない、使用された場合は容赦なく報復すると警告されていたのに・・・。」
彼らは救援活動に投入された欧州同盟の兵士たちだった。
欧州同盟の政府や軍の上層部の不満を言い合いながら救援活動に動いていた。

日米は宣戦布告なき攻撃で毒ガス攻撃が使用されたことに対し毒ガス攻撃をもって欧州同盟に報復することはなかった。通常兵器による報復で十分だったこともあり自分たちの正義を示すために毒ガスにより報復を叫ぶ日米国民を説得して通常兵器による報復に限定することに成功していた。そして欧州同盟に対して毒ガス攻撃を再び繰り返した場合、報復として大規模な化学兵器使用を言明して釘を刺した。

そして通常兵器による苛烈な日米露同盟の報復によって追い詰められた欧州同盟は手を出してはならない禁断の兵器の使用に踏みきった。
毒ガス攻撃の大量運用による反撃だ。しかし優秀な毒ガス防護手段を開発していた日米露同盟に対して毒ガス攻撃による効果は欧州同盟首脳部が期待したような効果を上げる事はなかった。

警告されたにも関わらず2度目の毒ガス攻撃が行われたことに日米露同盟側の国民は激怒し政府も化学兵器による報復をもはやためらわなかった。
毒ガス攻撃に対する日米露同盟に対する報復は苛烈を極めることになった。
5千機以上とも一万機以上とも言われる戦略爆撃機に様々な種類の化学兵器が搭載されて欧州同盟のあらゆる都市に投下されたのだ。
そして欧州同盟に現世の地獄が誕生したのだ・・・。

日米露同盟軍は自軍が投下した化学兵器に巻き込まれないように今は進撃を停止しているがいずれ進撃を再開する事になるだろう・・・。それに対して今回の攻撃によって継戦能力を失った欧州同盟は降伏することになるだろう。

(日米露同盟の化学兵器使用による被害状況は破滅的だ。救援に来れた都市は幸福かどうかはわからないがまだましな方だ。軍への被害も大きく人手も足りない状況で化学兵器の被害にあった大量の都市がいまだに放置されたままになっているのだから・・・。)

救援隊の隊長は今回の化学兵器の被害規模の予想される被害状況と暗鬱な欧州の未来を思い浮かべて憂鬱なため息をつきなから救援活動に意識を振り向けたのだった。
 

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最終更新:2015年01月10日 20:54