308 :ライスイン:2014/12/23(火) 17:21:00
1907年12月某日 東京 夢幻会会合場所
「ジョンブル義勇艦隊の派遣か、確かに宣戦布告では無いが・・・。」
「これで例の作戦が可能になった。紅海で迎え撃った後にスエズを突破する。英国には文句は言わせんさ。」
今回の会合では英国の義勇艦隊が加わった欧州同盟艦隊との決戦と勝利後の作戦について話し合われていた。
大陸方面ではロシアは相変わらず清国を殴るのに夢中で両国ともに日本を攻める余裕はなかった。
「それと英国から豪州へ譲渡された艦船がフランス領タヒチへ向かっているそうだな。」
「ああ、スパイからの情報によると艦隊ごと(豪州海軍乗員及び教官の英海軍乗員含めて)フランスに雇われるようだ。」
再びの豪州の暴挙に頭を痛める会合参加者。
「ニューギニア方面には主力艦はいないぞ、訓練中の水雷戦隊の他は警備艦艇ぐらいだ。」
「まあ吹雪型を含む強力な戦隊だ、旧式かつ技量の低い戦艦など問題ないだろう。」
その水雷戦隊の陣容を思い出して笑みがこぼれる参加者たち。
「それと特殊輸送船団はどこまで進んでいるんだ?」
「すでにエリトリア沖で停泊中だ。彼ら用の食料は大量に用意してある。無論キムチもな。」
「ふふふ・・・黄禍論を唱えるのが好きならそれがどの様な物か味わうがいい。」
孤立大陸 第8話「同盟の悪あがき、紅海海戦
1907年12月25日、この日は紅海とニューギニア沖で2つの海戦が発生した。いずれも欧州同盟が仕掛けた悪足掻きともいえる戦闘である。
そのうちの一つのニューギニアではフランスに雇われた豪州海軍艦艇からなる
○マジェスティック級戦艦ヴィクトリアス、ジュピター 2等戦艦レナウン エドガー級防護巡洋艦エドガー、ホーク
の5隻からなる傭兵艦隊(以後フランス傭兵艦隊と呼称)と
○青葉型巡洋艦青葉、衣笠 吹雪型駆逐艦吹雪、白雪、初雪、深雪、名雪(※1)、叢雲、東雲、薄雲
の10隻からなる水雷戦隊が激突したが・・・
「なんだ傭兵艦隊の連中の動きは、まるでド素人じゃないか。」
「訓練未了のまま利益目当てに見え張って派遣したのでしょうね。」
旗艦青葉の艦橋で戦隊司令と艦長が蔑んだ目で稚拙な機動を続ける傭兵艦隊を見つつ会話する。
それもそのはず、傭兵艦隊所属の艦は英国から引き渡されてから殆ど訓練を行うことなくフランスに雇われていたからだ。
しかも水兵不足の為に商船から乗員を引き抜くことまでやっていた。
309 :ライスイン:2014/12/23(火) 17:21:31
「名雪が敵艦隊に突撃します。」
ふと見張りの声が響き、視線を向けると駆逐艦名雪が傭兵艦隊へ向けて突撃していた。
「司令、敵艦隊は動揺しています。」
30ktを超える猛スピードで突撃する名雪に驚いたのか傭兵艦隊の陣形が大きく乱れた。しかも名雪の砲撃が旗艦ヴィクトリアスの
艦橋を直撃し、艦隊司令(フランス人)、副司令・艦長以下環境要員(豪州人)を殺傷していた。
この後行われた突撃によりフランス傭兵艦隊は全艦撃沈。捕虜にした豪州水兵は海賊扱い(※2)され営倉に収容された。
~同日 紅海中部 エリトリア沖~
此方では欧州同盟が総力を挙げて結集した艦隊と英国義勇艦隊からなる大艦隊と最新鋭艦で編成された日本艦隊との決戦が行われようとしていた
欧州同盟側戦力
○戦艦
ドレッドノート(英)、カノーパス級6隻(英)、フォーミダブル級3隻(英)、ロンドン級5隻(英)、スウィフトシュア級2隻(英)、シュフラン(仏)、
レピュブリク級2隻(仏)、リベルテ(仏)、レジナ・マルゲリータ級2隻(伊)、エマヌエーレ・フィリベルト級2隻(伊)、ブラウンシュヴァイク級5隻(独)、
ドイッチュラント ハノーファー(独)、エルツヘルツォーク・カール エルツヘルツォーク・フリードリヒ(墺)、エヴェルトセン級海防戦艦3隻(蘭)
○装甲巡洋艦
ドレイク級4隻(英)、デヴォンシャー級6隻(英)、アミラル・シャルネ級4隻(仏)、ポテュオ(仏)、ゲイドン級4隻(仏)、アミラル・オーブ級5隻(仏)
ジュゼッペ・ガリバルディ級3隻(伊)、プリンツ・アーダルベルト級2隻、ローン級2隻(独)、カイザー・カール6世(墺)、ザンクト・ゲオルグ(墺)
○防護巡洋艦
アポロ級10隻(英)、アストリーア級8隻(英)、アラガント級4隻(英)、フォルバン級3隻(仏)、トルード級3隻(仏)、リノワ級3隻(仏)、
カティナ級2隻(仏)、ダサ級3隻(仏)、デカルト級2隻(仏)、ロンバルディア級7隻(伊)、ピエモンテ(伊)、ガツェレ級10隻(独)、ブレーメン級7隻(独)
パンター級2隻(墺)、ツェンタ級2隻(墺)、ホラント級6隻(蘭)
○駆逐艦 各国計40隻
合計して戦艦37隻、装甲巡洋艦33隻、防護巡洋艦73隻、駆逐艦40隻という欧州同盟+α(※3)の命運をかけた凄まじい数の大艦隊であった。
対する日本側は
310 :ライスイン:2014/12/23(火) 17:22:05
○戦艦 加賀、土佐 長門、陸奥、常陸、周防 扶桑、山城、伊勢、日向、伊予、伊賀
○巡洋戦艦 天城、赤城、愛宕、高雄 金剛、比叡、榛名、霧島、大山、剣
○装甲巡洋艦 鞍馬、伊吹、磐梯、乗鞍 筑波、生駒
○巡洋艦 古鷹、加古 夕張、雨竜 川内、神通、那珂 長良、五十鈴、名取、由良、鬼怒、阿武隈 天龍、龍田
○駆逐艦 磯風型4隻、海風型4隻、若竹型8隻
合計して戦艦12隻、巡洋戦艦10隻、装甲巡洋艦6隻、巡洋艦15隻、駆逐艦16隻と数では圧倒的に劣っていた。
しかし同盟側には無い41㎝・36㎝砲を搭載し、速度も大幅に上回っている為、質では圧倒していた。
「前方に日本艦隊発見、恐ろしく巨大です。」
同盟艦隊旗艦ドレッドノートの艦橋で見張り員の絶叫の如き報告に皆が驚愕していた。
無論それは艦隊司令官も同じであった。スパイからの報告だけでは今一信用できなかったが自分の目で見てそれは確信に変わった。
今回義勇軍としての参加であるにも関わらず、英海軍が指揮を執ったのは戦力的に最大であったからである。
「まさか紅海の中央で遭遇するとは。」
彼としては紅海を出た所で圧倒的な数を生かして日本艦隊を包囲するつもりであったが早くもその目論見が崩れた。
「日本艦隊発砲。」
「ふっ、まだ2万以上離れている・・・・なんだとっ!!」
日本艦隊の長距離からの発砲をあざ笑う司令官だったが砲撃が付近に着弾したと同時に驚きの声を上げた。
なにせ今まで体験した事のない衝撃波が艦橋を襲い、それにより少なからず負傷者が出た。
「只今の砲撃により複数の防護巡洋艦と駆逐艦が転覆しました。」
「馬鹿な・・・・。」
いきなりの被害に呆然となる司令官。しかしその間にも日本艦隊からの砲撃は続き被害が続出する。
「仕方ない、駆逐艦と防護巡洋艦は突撃して水雷戦に移行せよ。戦艦及び装甲巡洋艦は距離を詰め、複数で集中射撃だ。」
彼は命令を下した。
「海域が狭いと機動が制限されるな。まあ、撃てば当たる分獲物には困らないが。」
旗艦戦艦加賀の艦橋で遠征艦隊の司令官である上村大将は参謀たちに話しかけた。
「はい。ですがやはり敵艦が多すぎるせいか被害が免れませんでした。」
参謀の言葉通り戦闘が始まって1時間ほど経過したこの時点で日本側は前衛を務めていた戦艦伊予と伊賀が敵艦隊の集中砲撃により大破。
他に装甲巡洋艦筑波と生駒が沈んでいた。他にも魚雷戦を仕掛けた際に巡洋艦雨竜と若竹型駆逐艦3隻が沈没と結構な被害が出ていた。
勿論それらの代償に同盟軍の主力艦の半数を撃沈していたが・・・。
「敵の動きもだいぶ鈍っているな、このまま畳み掛けるぞ。」
上村司令官が指示を下そうとしたその時、前衛の方で爆発音が響いた。
「戦艦伊賀沈没しますっ。」
その言葉通り伊賀が徐々に海面下に沈んでいく。大破してもなお戦闘を続けていた伊賀であったが遂に力尽きてしまったのだ。更に
「て・・・敵艦が、生存者の浮かぶ場所に向かって砲撃を・・・。」
怒りに満ちた見張り員の報告。加賀艦橋は怒りに包まれた。
「通信参謀、全ての艦に通達。あの外道共を生かして帰すな。」
上村司令官の言葉が伝わり、日本艦隊は更なる猛攻に打って出た。
311 :ライスイン:2014/12/23(火) 17:22:38
「もはや・・・此処までか。」
燃え盛るドレッドノートの艦橋で艦隊司令官は呟いた。主力艦の半数を沈められたものの何とか巨大戦艦を1隻撃沈できた。
しかし一部の艦が漂流している生存者を砲撃したことでキレた日本側の攻撃は熾烈を極め、味方の艦は次々と沈められていった。
そして3時間がたった現在、浮いているのはこの燃え盛るドレッドノートだけであった。
「参謀以下のスタッフは駆逐艦に移乗させた、これで情報は伝わるだろう。」
この言葉の通り彼は参謀達を駆逐艦に移して逃がしていたのだ、情報を本国に伝える為に。そして彼にも最後が訪れる。
「大英帝国万歳。」
艦隊司令官がその言葉を言い終えた瞬間、無数の大口径砲弾がドレッドノートに着弾し、その船体を爆散させた。
このドレッドノートの消滅を機に海戦は終了した。双方の被害は
○同盟側
防護巡洋艦ピエモンテ(伊)、駆逐艦8隻以外すべて沈没。
○日本側
沈没:戦艦伊予(大破後、雷撃処分)、伊賀 装甲巡洋艦筑波、生駒 巡洋艦雨竜 若竹型駆逐艦8隻
大破:戦艦日向 巡洋戦艦大山 巡洋艦龍田 磯風型駆逐艦2隻
これら以外にも殆どの艦が小~中波していた。
しかし日本側の圧倒的な勝利であることに変わりはなく、この結果が伝わると欧州同盟(+英国)は文字通り驚愕と恐怖に包まれた。
何しろ英国以外は最低限の海軍力を残して出せるだけの艦を出して編成した艦隊がほぼ全滅したのだ。そして熟練の海軍将兵を少なく見積もっても
10万人以上失い物理的・人的に海軍再建が極めて困難になった瞬間でもあった。
海戦終了後、遠征艦隊は一旦エリトリアの軍港(持ってきた資材で既存設備を拡充し、移動式ドックや工作艦などを配置)まで後退。大~中波した艦を
護衛を付けて本土へ帰還させ、同時に増援と合流。補給と整備を行った。
1908年1月10日、スエズ運河を多数の特殊輸送船を伴った日本艦隊が通過した。
通過前に日本側は英国対して義勇艦隊の派遣など敵対行動を理由にしてスエズ運河の通過を通告。
「占領はしない、ただ通るだけだ。だが封鎖するなどの敵対行動を行った場合はその限りではない。」
英国に断るすべはなかった。断れば宣戦布告されアジアの植民地・・・最悪インドも奪われるかもしれないからだ。
運河を通過した日本艦隊は4つに分かれ、それぞれの目標に向かった
○オーストリア方面(主要目標 フィウメ)
戦艦加賀、土佐 巡洋艦古鷹、加古 部球磨 駆逐艦天津風、時津風 特殊輸送船(※3)×10隻
○イタリア方面(主要目標 タラント)
戦艦扶桑、山城 巡洋艦川内、神通、那珂 特駆逐艦海風、山風 殊輸送船×10隻
○フランス方面(主要目標 トゥーロン)
戦艦長門、陸奥 巡洋艦長良、五十鈴、名取 駆逐艦浦風、江風 特殊輸送船×10隻
○スペイン方面(主要目標 カタルヘナ)
巡洋戦艦金剛、比叡、榛名、霧島 巡洋艦由良、鬼怒 天龍 特殊輸送船×10隻
312 :ライスイン:2014/12/23(火) 17:23:11
~1908年1月13日早朝 タラント沖 戦艦扶桑~
「撃ち方始めっ!!」
扶桑の艦橋でタラント攻撃部隊の司令官の命令と共に砲撃が開始された。
ここまで到着するまでにイタリア海軍の残存する防護巡洋艦や駆逐艦・魚雷艇の襲撃を何度も受けたが何れも大口径砲の砲撃に驚いて碌に戦闘を行わずに
逃走していった。現在イタリア海軍はタラントやアドリア海方面に展開していた艦艇をすべてジェノヴァに退避させていた。
「港湾施設及び造船所に着弾を確認。」
「陸上より砲撃を確認、陸軍部隊の野砲です。」
「勇敢なるバカ共だな、副砲で黙らせろ。」
砲台が殆ど設置されていなかった為、順調に砲撃を続ける艦隊。まれに射程ぎりぎりまで接近した陸軍砲兵による砲撃があったが被害はまったく無かった。
「司令、港湾施設・造船所・軍需工場など射程内の目標は粗方破壊しました。」
「よろしい、特殊輸送船団を突撃させよ。」
参謀からの報告に司令官は特殊輸送船団に突撃を命じる。
命令を受けた船団が突撃を開始して次々にタラント港及び周辺に乗り上げる。そして船首が爆破され、内部から集団が次々と這い出てきた。
「さあ優秀なる半島戦士達よ、君たちの偉大さを欧州の白人達に教えてやるのだ。」
司令官の言葉の通り、輸送船の船首から出てきたのは半島北部の隔離地域や満州などで集められてきた(狩られてきた)朝鮮人達であった。
帝国政府(夢幻会)は半島から朝鮮人を一掃し、名前を変えた上で日本人を移住させ併合することを計画。その過程で邪魔になる朝鮮人を
排除する一環としてこの計画が立てられた。
「白人女性が君達を待っている。」 「美味しいものが沢山食べれる。」 などの甘い言葉に勧誘され志願したり適当な罪状を吹っかけて
懲役と引き換えに参加させたり、時には隔離地域から強引に連行するなど様々な手段を使って集めた朝鮮人が各船3000人、合計12万人。
しかも食料だけは大量に与えられていたが餓えさせるために2日前からは水しか与えられていなかった。
「脱出した輸送船乗員を回収次第撤退する。」
そして輸送船の乗員を回収した攻撃部隊は撤退を開始した。
タラント及び周辺部に上陸した3万人の半島戦士たちは市街地に雪崩れ込んだ。主な武器は刀剣類でそれに小銃や拳銃などの軽火器(すべて鹵獲品)を所持していた。
餓えた半島戦士たちは市街地に雪崩れ込むと商店や民家を襲って食料を強奪したり抵抗するイタリア男を殺傷し女性に愛を与えていく。
現地警察や軍部隊だけでは対応できず、犠牲は周辺都市にまで拡大。最終的にはイタリア各地から集めた10万以上の兵力を投入して制圧したがそれまでに2週間もかかり、
犠牲者は市民だけでも3万人を超え、負傷者や愛を与えられた女性も多数に上った。
似たような光景が13日から17日の間にフィウメ・トゥーロン・カタルヘナの各地で発生。しかもフィウメを狙った攻撃部隊は帰還中に他の軍港も砲撃。
造船所も破壊した為、オーストリア海軍は建造中のラデツキー級戦艦が完全に破壊されてしまった。
また各地に上陸した半島戦士たちは天然痘やコレラ等の伝染病に感染していた者も居た為に先のフレンチ・ペストと合わさって更なる被害を与えていた。
313 :ライスイン:2014/12/23(火) 17:23:45
※1:吹雪型5番艦で海軍初の女性将兵用設備を備えた実験艦でもある。苺や猫好きの副長や鯛焼きうぐぅな航海長、病弱気味でアイスが好きな軍医にその姉の機関長。
更に油揚げが好きな炊事長に夜中の校舎で剣を振り回しそうな陸戦隊大尉とその友人でお嬢様な情報部少佐など濃すぎる面子がそろっている。艦長は勿論彼。
※2:傭兵とは言っていたが制服や階級章まで全て豪州海軍のままだった。故に宣戦布告されていない為、法律上テロリストや海賊として扱い営倉に収容した。
ただし人道的措置として食料は十分に与えられた(ただし鹵獲した英国製)。
※3:排水量は1万t以上でかなり簡素かつ設備も一部省略されて設計された為、極めて短期間で建造できた。実質使い捨て専用。
おまけ
日本海軍艦艇一覧 ~1909(機銃等は省略)
○鳳翔型航空母艦:12000t、7.6㎝40口径連装高角砲×8、28.5kt 搭載機:30機(予定、艦載機開発中) 1909年12月就役予定
○最上型巡洋艦:12000t 15.5㎝60口径3連装砲×4、12.7㎝40口径連装高角砲×6、61cm3連装魚雷発射管×4、速力:34kt
01:最上(1909年5月) 02:三隅(1909年7月) 03:熊野(1909年8月) 04:鈴谷(1909年10月)
○青葉型巡洋艦(9800t 20.3㎝45口径連装砲×3、12.7㎝40口径高角砲×6、61㎝4連装魚雷発射管×2 33kt)
01:青葉 02:衣笠
○吹雪型駆逐艦(1980t 12.7㎝40口径連装高角砲×3、61cm3連装魚雷発射管×3 37kt)
01:吹雪 02:白雪 03:初雪 04:深雪 05:名雪 06:叢雲 07:東雲 08:薄雲 09:白雲 10:磯波 11浦波
○綾波型駆逐艦:1908年4月~12月に就役予定
○暁型:1909年1月~4月に就役予定
如何でしょうか?
欧州同盟(+英国)が威信をかけて編成した大艦隊は壊滅。同時に愚行に及んだ豪州もせっかく英国から供与された艦艇を全て失いました。
また本土を攻撃された挙句、黄禍論を身をもって体験する羽目になり、おまけに追加で伝染病に汚染され涙目ですね。
~予告~
艦隊は敗北し本土を攻撃された欧州同盟。デモや暴動が多発しペストなどの伝染病が広まり国家の維持も難しくなってきた。
後がなくなった彼らは貢物を用意した上で再びアメリカに頼り、講和の仲介を依頼するのだった。
次回”終戦”
最終更新:2015年01月31日 19:39