785 :二二三:2014/04/07(月) 23:59:55
短いけどライスイン氏のネタとひゅうが氏の>>767のコメントから即興で思い付いたネタ

正しき劣等感と間違った優越感

無礼千万、慇懃無礼。
世界のどの国の誰が見ても失礼極まりないハリファックスノート。
当時のイギリスは何故そんな物を突きつけたのか?
未だ定かではないその理由には、的を外れたある種の優越感と共に劣等感のような物があったのではないかと推察できる。

優越感

これは言うまでもなく極東の島国の人間が世界有数の、正しくは世界最大の超大国へと変貌する程に自国を発展させていたからだ。
しかし、この時点で大きな誤りがある。

極東の島国

彼ら英国人たちの中ではそう認識しているかも知れないが、彼らがハリファックスノートを突きつけた日本という国は島国などではない。
島国どころか誰の目から見ても大陸国家である。
ユーラシア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、南極、そして日本
世界に存在する七つの大陸の一つである日本大陸丸ごとが日本という一つの国家なのだ。

その日本から見れば英国本土たるグレートブリテンこそ、世界の果てのちっぽけな島国でしかない。
しかし、彼ら英国人は「世界の果ては極東であり世界の中心はイギリスである」と豪語する。
それこそが当に島国根性ではないのだろうか。

劣等感

自分たち世界の中心に居る大英帝国が成し得ない事をいとも簡単にやってのける。
極東の島国が自分たちを差し置いて世界の頂点に駆け上がっていく。

これをただ見ている事しかできない自分たちは地面に這い蹲って彼らを太陽のように見上げているだけ。

だから彼らは思った。自分たちが登れないならいっそあの太陽を叩き落として踏みつけてやろうと。

当時の時世を読めない英国人たちは、反対する者、賛成する者、大なり小なり違いはあっても皆心の奥底に持っていたのかも知れない。

間違った優越感と、正しき劣等感を。

崩壊する西洋の島国の様子を観察していた後の歴史家たる名も無き米軍人の手記より。
 

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最終更新:2015年02月21日 16:51