モニカ・クルシェフスキーは緊張していた
嶋田繁太郎に剣を捧げて以来、初めての誕生日を迎えるのだ
彼女は未知なる挑戦に挑もうとしていた。
失敗する可能性が高い挑戦をだ
だが、しかし、我が親愛なる主から褒めて頂く為にあえて挑むのだ
『ラウンズの戦場に、敗北は無い』
故に前準備として、様々な情報を集め、敵前情報を務めた
そして、ついに今日挑むのだ。それに
「・・・いざ、尋常に勝負!!」
モニカ・クルシェフスキーは強大な敵に挑んだのだった!!
「・・・・で、これが頑張った結果か」
「・・・面目ありません」
モニカはシクシクと泣き出すのを嶋田さんはため息をつきながら、机の上にあるものを見やる
それは・・・・
「ケーキを作ってみたら、見事に炭化したと」
「うう・・・・きちんと時間計ったのに・・・・」
モニカは泣き止まない
それを見ながら、嶋田さんはケーキを崩して食べる
「うん、美味しいよ・・・・・ガリガリするけど・・・・」
その年の誕生日はほろ苦かった
最終更新:2015年05月28日 16:19