二月三日、それは節分の日でもあり恵方巻を食べる日である
色々と間違っているかもしれないが、大体の認識はそれである
それは、休日世界でも同じことであり、国民みんなが節分の豆をまき、恵方巻を食べたのである
そして、遠くブリタニアの地でも行事をやっていたのであった・・・・
『鬼はー!外!福はー!内!』
『鬼はカエレ!』
『豆をばら撒けー!!』
『ヒャッハー』
僕は通信に入る楽しそうな声を聞いていた。
この声だけ聞けば、楽しそうな豆まきをしているだろうと思われるだろう
「主任、いくら節分だからと言ってやりすぎでは?」
「そうですか?たまの息抜きにはいいじゃないですか」
「そりゃそうですが・・・・」
僕が見つめる先にあるもの
それは
腰に虎模様をつけて、頭に角を生やしたストライクイーグルが逃げて
大勢のKMFが豆(ペイント弾)を投げながら追いかけている光景だった
乗っているパイロットが僕ではないので、次々と豆が当たっていく
たちまちに色が赤く染まっていく
「楽しそうでしょ?」
「・・・・そうですね」
僕は考えるのを放棄した
こうして、演習でいつもボコボコにされたストライクイーグルをフルボッコ出来て、スッキリした軍人たちは
揃って、南南西に向けて恵方巻を食べたのであった
最終更新:2015年05月28日 16:25