264 ：ooi：2016/08/20(土) 00:44:48
第六章～神様再登場～
未成艦探しと深海棲艦鹵獲に精を出していたある日の事…。
ピカッ！！！
「うおっ！」
「久し振りだな。艦これは楽しんでおるか？」
「神様ですか。もう少し心臓に優しい登場をして下さいよ。」
「すまんの。で、どうだね？VRMMORPG版艦隊これくしょんは？」
「凄いですね。ゲームの筈なのに、まるで艦娘全員がそれぞれ心を持っているような感じでした。それに、艦娘たちが御馳走してくれた食事の味覚も分かります。」
「あぁ。それについては私がちょっと介入したからだな。勿論、他の上位9人の提督にも同様の介入をしている。人間の科学力ではプログラム内に多くの独立した完全な心を作るのは未だ出来ないからな。」
「なるほど。そう言う事でしたか。そう言えば、その事を話すだけに久し振りの登場と言う訳では無いのですよね？」
「まぁ、そうなるな。再転移するのは来年なのは憶えていると思うが、色々と持って行くものが多そうだな。」
「ええ。やはり、今後のチートの為にサンプルは多く欲しいですから。」
「ふむ。しかし、此れだけの数を1人でこの部屋に纏めるのは大変だろう。取り敢えず、此の部屋に置いている資料は私が嶋田島鎮守府に送っておこう。嶋田よ、お前が既に購入している土地とその土地に建設した倉庫を利用してダミー企業を作ったらどうだ？この土地に大型機器類を纏めておいたら、現世と切り離す時に一緒に持って行っておこう。」
「ははは…、流石神様ですね。しかし、1人だとやはり集められるものが限られてしまうので人員を確保したい所ですね…。ダミー企業を作ると言っても社員が私だけの会社が様々な機器類を持ち込むのは不自然となりますし…。」
「なら、ついでに人間大になった妖精と艦娘数人を呼び寄せておこう。艦娘の枠はお前目当てで争奪戦になるから先に連絡しておいてくれ。」
「分かりました。(若干乾いた笑み)」
「連絡しました。ついでに事務や計算に強い人材を数人集めてくれとも言っておきました。勿論神様が後で訪れる事も。」
「うむ、わかった。その有り余った金は向こうでは使えんのだから全部使っておくのだぞ。」
「まぁ、余ったら艦娘達へのお土産でも買います。」
「じゃあ頑張ってくれ。私は嶋田島でバカンスを楽しんでいるから、何か起きたら艦これにログインして連絡してくれ。」
「分かりました。(鎮守府でバカンスを楽しむ神様ねぇ…。何かシュールだな。)」
「明後日位には艦娘と妖精を転移させるからお出かけはするなよ？さぁて、バカンス、バカンス♪」
こうして神様は消えたのであった。
265 ：ooi：2016/08/20(土) 00:47:30
第七章～旅立ち前の準備～
神様が消えた2日後、事務要員として電(※1) と大淀が、機械と金銭勘定要員として明石と夕張が、そして情報収集に長けた青葉が艦娘代表としてやって来た。
また、人間大となった妖精も男性30名(※2)、女性20名の合計50名が派遣されてきた。
艦娘と妖精が到着した翌日、嶋田は2年前に購入していた500坪の土地にダミー企業と立ち上げた。
倉庫と工場(※3)は本格的な物が既に完成していたが、本社建物は建設していなかったので取り敢えずプレハブ小屋とした。
比較的小さな資料や書籍、苗木と種子は購入して倉庫に保管するか、敷地内で育てていた事から、各種製品サンプルや精密機械の購入を始める事とした。
「提督、この前購入した機械が到着致しました。」
「有難う、大淀。取り敢えず、この区画に搬入する様に指示を出してくれ。」
「了解致しました。」
「司令官、来週に○○建機の○○工場が閉鎖する事になるそうです！閉鎖に伴って中古機械の売却を行うとの情報を掴んできました！」
「青葉。この機械って今度買おうと思っていた機械じゃないかしら？明石、そうだったよね？」
「本当ですね～。後で予算を組んでおかないといけませんね。青葉、売却価格って幾らになりそう？」
「大体○○万円になりそうです！」
「ならお買い得ですね～。」
「じゃあ、明石は今度妖精さんと一緒に交渉しに行ってもらおう。青葉、取材の経験が活かされているな。有難う。」
「恐縮です！」
「司令官さん、此の大量に買ったアニメや漫画は本当に必要なのですか？アニメや漫画の関連グッズも加えて計算したら結構な金額になっているのです。」
「一応、夢幻会のお歴々へのお土産として…ね。夢幻会のメンバーは宮様(伏見宮殿下)を含めた転生者はオタクが多いからアニメや漫画は有効な手札になるんだよ。」
「はわわ…、そうなのですか…。」
この様な会話を交えつつ嶋田は日本を中心に世界中から様々な夢幻会チートを加速させる為の卵を購入していったのである。
※1
初期艦であり秘書艦としての経験が鎮守府トップだったから。
※2
本世界では男性妖精も艦娘の艤装に乗って出撃している。
艦これの装備紹介で男性妖精が居ない理由は女性妖精の方がマスコットキャラ的にも最適だったという設定にしている。
つまり、ネームド艦載機(岩本、岩井、村田、友永、江草)の女性妖精は「人妻(幼妻)」である。
※3
倉庫と工場は2棟ずつ建設された。
工場は、購入した機械の調査や試験運用に加えて解体や組み立ての場として明石、夕張、工廠妖精が主に利用している。
ついでに、キュービクルを合法的に敷地へ搬入する為でもあった。
266 ：ooi：2016/08/20(土) 00:50:41
第八章～4億円の使い道～
第六章で書いた購入した品々はこんな感じである。
4億円を当てた時期は2012年4月12日のロト6にて。
現世から切り離される時期は2016年4月頃である。
用途
生活費+課金代(ニート費)：500万円(1日換算だと約3400円)
移動費(購入活動予算)：200万円
各種輸送費：300万円
チート関連
紙本書籍(論文及び専門書)：300万円
電子書籍(論文及び専門書)：500万円
特許資料及び使用料：2000万円
その他専門書、研究書：200万円
各種家電製品：1000万円
PC(ノート、デスクトップ、大型)：1000万円
各種PC専門ソフト：100万円
電卓(通常、関数、特殊)：100万円
タブレット端末(スマホ含む)：100万円
工作機械関連(※1)：1億円
魚群探知機、レーダー(※2)：1000万円
艦船、航空機精密模型：100万円
各種サンプル：3000万円
- 各種合金
- 炭素繊維強化プラスチック
- セラミックス
- 各種結晶体
電力関連装備：5500万円
- インバータ
- 無効電力補償装置
- 無停電電源装置
- 太陽光発電装置一式
- 風力発電装備一式
農業関連：600万円
冷害や干ばつに強い作物や樹木の種子や苗(※3)
農業機械(中古とその部品多数)
夢幻会へのプレゼント：500万円
- アニメDVD
- アニメ曲CD
- ゲーム(TV、PC、DS等多種多様)
- マンガ
- マンガ関係の雑誌
- 絵師直筆の絵(各種)
- 上記を特集した雑誌
- 各種薄い本
- フィギュア
- 他、各時代の歌曲
- ネットの架空戦記や掲示板のネタ(メモ帳やWordにコピー)
ダミー企業設立費用：1億3000万円
- 土地代と施設建設費が大半を占める
- 工場建設でキュービクルを合法的に設置 (第六章※3参照)
合計：4億円
※1
20年位前の中古機械を予備部品含めて安めに購入したのが半数を占めている。
予備部品は工廠妖精が工作機械を複製する為の解析用としても使用される。
セラミックスや炭素繊維強化プラスチック製造用の窯と3Dプリンター等については最新の機器を購入している。
此れ等も、1年後には解析を済ました工廠妖精が複製するのであった。
※2
ソナーやレーダーの参考資料として購入
※3
無論、上記に加えて収穫量が多い物も含まれている。
267 ：ooi：2016/08/20(土) 00:53:18
投稿は以上です。
まとめwikiへの転載は自由です。
次回から嶋田島はインターネット(艦これメイン)の接続を除いて現世から切り離されます。
なお、神様チートで不自然さを感じる人は居りません。
夢幻会のお歴々も嶋田さんのお土産に狂喜乱舞しそうだ。
269 ：ooi：2016/08/20(土) 00:59:38
追記
ネームド艦載機の岩本さん、岩井さん、村田さん、友永さん、江草さんの奥方が幼妻と言っても、彼等がロリコンと言う訳では無いのでご安心を。
最終更新：2016年08月20日 09:32
