238 :弥次郎@帰省中:2016/09/02(金) 18:44:59
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 証言録4 -第二次リンクス戦争編-


「もはやなりふり構わず物量で来るか」
「想定通りだ。こちらはそれを質で覆せる。国家解体戦争の焼き直しとなるだろう」

エーレンベルグ防衛線前のテルミドールとメルツェルの会話。
通常戦力とAFに依存せざるを得ない企業連は、皮肉にも国家解体戦争時の国家側と似た事情となっていた。
肝心の数も、容易く覆されていた。


「主戦場の序盤戦は6人対30万人以上の戦闘。だが、負ける気はしない」
「いかにネクストが出鱈目かよくわかりますね」

エーレンベルグ防衛線のブリーフィングにおいてとある日企連の参謀と副官の会話。


『十束、これより爆撃を開始する』
『一気に叩くぞ、遅れるなよ』

エーレンベルグ攻防の序盤戦はタケミカヅチおよびウィン・D・ファンションのV.O.B.を用いた奇襲で幕を開けた。
ミサイル武器腕とロケットで装備を固めた十束と似た装備のレイテルパラッシュは迎撃を潜り抜け、企業連部隊の防空の
要であるギガベースとミドルベースを撃破して離脱した。


『弾薬費を気にしなくていいのって、いいですね♪』
『あの二人、はしゃぎ過ぎだぜ』
『無駄口はもう終わりにしろ。油断すれば死ぬ』

第二波攻撃は元インテリオルのエイ=プール、ロイ・ザーランド、スティレットの攻撃。
十束 レイテルパラッシュに続いて、V.O.B.で時間差で突入した。
ギガベースなどを失っていた企業連部隊はまともにV.O.B.を迎撃できず、ネクストによる攻撃を受けるしかなかった。


『敵部隊はだいぶ損害を受けているみたいね。でも注意して』
『了解。このまま突っ込む』

アナトリアの傭兵とオペレーターのフィオナの会話。
前衛部隊への第三波攻撃は、単独での行動半径の広いヤタガラスを操るアナトリアの傭兵による後方からの長距離侵攻攻撃。
ギガベースが撃破されたことで企業連部隊は対空能力が大幅に減少しており、残党狩りの様相を見せた。
これらリンクスとネクストを効果的に運用した攻撃は企業連部隊の前衛をわずかな兵力で壊滅させた。
キルレシオにしておよそ1対5万、おまけに日企連戦力の脱落者0という、企業連の圧倒的な敗北となった。


「俺達がここにいる意味って……」
「楽な仕事なのはいいじゃねぇか。俺は帰って飯にするぜ」
「俺たちが出るまでもないかー」

ダン・モロおよびパッチ、ザ・グットラック、カニスの会話。
念のためにと準備を整えていたが、企業連の前衛部隊は戦闘にすらならずに壊滅したため、彼らはすぐに後方に下がった。


「AFと重爆撃部隊に撤収命令を出せ……弾の無駄になる」

日企連 エーレンベルグ防衛部隊司令官 西野(東条さんの中の人)の言葉。
序盤戦のクライマックスは重爆撃機部隊と量産型AF部隊による飽和攻撃の予定だったが、取り消された。
既にターゲットがなかった。

239 :弥次郎@帰省中:2016/09/02(金) 18:46:09
「こんな促成リンクスしかいないとは!上層部は何を考えているんだ!」
「各地で足止めされるどころか、撃破されているようです。このままでは……」

日企連に多くの戦力が寝返った企業連は、促成リンクスや訓練未了のリンクスを多く投入していったが、数も質も劣っていた。
潤沢な支援と装備の元で戦うノーマル部隊やVシリーズAC部隊に撃破されるという事態が多数発生。
個人に依存するために扱いにくい戦力のネクストの時代は、もはや終わりを迎えつつあった。


『ブリーフィングと全然違う!なんでこんなことに!』

日企連のとある施設を襲撃したインテリオルの促成リンクス。予想以上の戦力が展開して包囲された。
促成ゆえに突発的なトラブルに対する柔軟な判断力が欠如していた。
そしてインテリオルのブリーフィングを丸呑みしたので、残念ながら当然の結果に。


「ハッハァー!あっちは派手にやってるぜメルツェェェェル!」
「」

エーレンベルグ防衛戦の序盤戦の様子を聞いてのビックボックスにいた参謀メルツェルとヴァオー。
流石にここまで一方的になるとは考えていなかったらしい。


『空で私に勝つつもり?』

ルナスカイ。エーレンベルグに差し向けられたオーメルの飛行部隊を、支援を受けながらとは言えたった一人で殲滅した。


「インテリオルってフランス系だよな。何時から英国面に染まったんだ?」
「知らんよ」

如月技研の分析班。撃墜されたイクリプスシリーズを前にしての感想。
少しでも戦力として強くしようとインテリオルの技術者にあれこれと改装されていたのだが、珍兵器と化していた。

「技術屋上がりの私に負けるって、どうなの?
 機体もチューンが甘いしさ……素人に使える物じゃないよ、これ」

リンクスの奇襲に対して迎撃に出たダイスウーメンは自身もびっくりなタイマンでの勝利をしてしまった。
確保されたネクストからは促成育成のリンクスが発見されて拘束された。


「忘れてたけど、アルゼブラのリンクス潰してきた」

UnKnownが遅れて報告書を持って来た時のセリフ。
PA-N51にてアルゼブラのイルビス・オーンスタインが教導していたリンクスチームを強襲。
1対3+バーラット部隊の戦闘になったのだが、マニューバキル1、とっつきキル1、憤死(発狂死)1に追い込んだ。

240 :弥次郎@帰省中:2016/09/02(金) 18:47:05
『最悪の遺物まで使うとは……!企業連め、正気か!?もう手加減しないぞ!』

大空流星。護送中だった輸送部隊にけしかけられたアレサを見ての発言。
暴れるだけの人形をぶつけることで精神的ダメージも狙ったようであるが、逆に彼の逆鱗に触れる結果となった。


『どうすることもできないのでしょうか……』
『終わらせてやることしかできまい……アレサに乗せられれば、助からん』
『……お許しください、名もなきリンクス。これしかできないリリウム達を恨んでも構いません』

エーレンベルグ防衛戦の中盤戦においてリリウム・ウォルコットと王小龍の会話。
機体が崩壊しながらもアレサに載せられていたリンクスは行動をやめようとせず、リリウムによってとどめを刺された。


「これが……これが……!こんなものが人の末路だというのか!」

ジョシュア・オブライエン。
撃破されたアレサから回収されたリンクスの遺体は、もはや見る事すら躊躇われる悲惨なものとなっていた。
ミンチなどというレベルのひどさではなかった。


「ネクストだけじゃない、俺達の戦いを見せてやる!」
「我らが女帝 メアリー・シェリー直伝の技を見よ!」
「虎鶫は爆ぜろぉ!」

旧BFF サイレント・アバランチ部隊の通信。
的確な狙撃支援は多くのMTやノーマルを一方的に撃破し、ネクスト部隊を支援した。


『な、コイツらノーマルなのに強い!?ギャッ!?』

促成リンクス達は小さいながらも連携で追い詰める日企連のVシリーズAC部隊に翻弄され続けた。
この促成リンクスの死因は圧死。ブーストチャージで蹴り殺されてしまった。
中の人たちはV系の廃人ミグラント達で、当然オペレーターも廃人オペレーターだった。


『まるでよちよち歩きだ』
『な、舐めるな!』
『ほうら直撃だ。そんなことではいかんぞ』

銀翁とテレズマの戦闘時の通信。
ライールベースの『タリスマン』と『月輪』の相性は控えめに見ても最悪であり、アサルトキャノンでタリスマンは消し飛んだ。


『UnKnown、いっきまーす』

UnKnowwn、アンサラー迎撃のため出撃する際のセリフ。
とっつき1つという勇ましい(?)姿だったと、整備兵は語る。

241 :弥次郎@帰省中:2016/09/02(金) 18:47:50
以上です。wiki転載はご自由に。

たぶん第二次リンクス戦争は数か月もかからないかも。
長期戦だと物量と体力差で踏みつぶされますし、かといって短期戦にしても戦力の質の差はひどいですし。
これあれですね、史実の日本と連合国の縮図ですね。

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最終更新:2016年09月04日 12:04