639 :トゥ!ヘァ!:2016/09/12(月) 16:35:40
旧企業連における戦後の変化


旧企業連とは第二次リンクス戦争において日企連&GAの新枢軸と対立した
オーメル・サイエンス・テクノロジー、インテリオル・ユニオン、アルゼブラ、トーラス、
ローゼンタール、アルドラの六社とアスピナ機関の計七組織のことである。
戦後において敗者となった六社と一機関の七組織全てにコジマ及びAMS関連技術の研究・開発禁止措置とAC、AF関連において厳しい制限措置が取られており、
同時に今後20年間はV及びⅥシリーズの開発禁止条約も結ばれている。

また大幅に支配地域を失った彼等であったが、残った支配地域においての自然環境回復も課せられており、毎年強制的に環境回復関連技術へ一定額の投資と成果発表が義務付けられている。

またその戦力の殆どの先の戦争で失っているか、残っていても接収されているので、
現在の支配地における治安任務の多くを戦前侮っていたラインアークのバーテックスへ依頼し、傭兵(レイヴン)を派遣してもらっている。

そんな彼らは曲がりなりにも組織として残されているのは単純に現在の四大企業体制における各企業間における緩衝地帯代わりであり、流石に全ての土地の面倒を見切れないため、面倒な土地を含めた非支配地域の管理をさせるためである。
勝者側である日企連、GA、BFF、テクノクラートとしては自分たちの余力を超えてまで世界を支配したいわけでなく、目下その興味は開かれた宇宙というなの新市場にあったためである。

ここでは第二次リンク戦争において敗れた旧企業連派の戦後における変化を紹介する。


  • オーメル・サイエンス・テクノロジー
国家解体戦争時からその謀略力を駆使し、高い政治力を誇っていた企業。
また技術力に関してもレイレナード、アクアビット以外で独自のコジマ技術を開発するなど高い物を持っている。

現在は第二次リンクス戦争において敗北し、かつての栄光を失った。
影響力は払底し、リンクス戦力も消滅。多くの枷をかけられ、挙句の果てには傘下企業であったローゼンタールを復活したBFFに奪われる始末。
幾つかの自社部門もBFFとテクノクラートに奪われており、他の五社と同じく傾斜企業一直線状態である。

戦争においてリンクスもAFも壊滅しているなど最も大きな被害を受けた状態ではあるがそれぞれの本社を出奔した反日企連派GA、BFF、テクノクラートの残党を吸収しており、更に関係の深かったアスピナ機関も合流しており、他の敗退企業よりは企業体力が残っている。

中東のレヴナントシティの一つにて傀儡組織であるシリウス・エグゼクティブを設立。
幾つかのダミー業者を通し、比較的開発のしやすいV系ACを秘密裏に研究中であるが、
表立ってやれないため情報の不足や技術的束縛も多く、更に根本的な企業体力無さ も祟り、研究は思うように進んでいない。

また本社の方では同時進行で制限が緩いAF以下通常戦力以上の特殊大型兵器の開発にも熱心であり、敗退した企業の中では随一の勢力を誇っている。
シリウスを通して裏ルートでは自社製の武装の売買なども行っている。

しかし、企業体力はあるぶん、四大企業からの監視も厳しくこれ以上の大きな動きは起こせないでいる。

なおシリウスの設立には日企連やGA、謀略力の高いBFF、それらと交流のあるテクノクラートの四大企業はこの動きに気付いており、四大企業に危害を加えない限りは実質ならず者達や厄介な連中を集め、監視しやすくするための吹き溜まり拠点の一つとして放置されている。
オーメル自信もこの動きには感づいているが、新たな収入先を手放す気はなく四大企業の怒りに触れない範囲で細々と商売している。

640 :トゥ!ヘァ!:2016/09/12(月) 16:36:17
  • シリウス・エグゼクティブ
オーメルが中東のレヴナントシティの一つにおいて設立した傀儡組織。
表向きは大規模な行商組織だが、裏ではオーメルの指示で独自戦力の整備やV系ACの
研究を行っている。自衛のためという名目で独自の戦力も有している。

元はある一族経営の中規模な隊商集団だったが幾つかのダミー組織を通してオーメル資本が投資したことにより急速に拡大。
小規模の隊商組織を幾つも吸収し、成長した新興組織である。
現在のところオーメル本社へは忠実ではあるが、代表の娘たちを筆頭に幾つか怪しい動きも見られるためオーメル本社との駆け引きの激化が予想される。

  • インテリオル・ユニオン
かつてはBFFを凌ぎ欧州第一の企業として君臨していたハイテク企業。
現在では第二次リンクス戦争での敗退と、傘下企業であったアルドラがBFFに走り、
本社の幾つかの部門をBFFとテクノクラートに持っていかれてため著しく衰退している。

他の敗退企業と同じく厳しい制限下に置かれているが、制限の緩いAF以下の大型兵器の開発に注力している。

オーメルに倣い近場である東欧のレヴナントシティの一つに傀儡組織であるヴェニデを設立。
かの組織を通して裏ルートでの武装やパーツの売買や、V系ACの研究を行っている。

しかし、最近代表者を変えたヴェニデが独自の行動を取ることが多くなり手綱を握り切れていない感がある。

オーメルと同じく傀儡組織設立は日企連やGAなどには筒抜けであり、厄介な連中を一か所に集め監視するための吹き溜まりとして実害のないうちは黙認されている。



  • ヴェニデ
東欧のあるレヴナントシティに存在するインテリオルの傀儡組織。
元はシティに存在していた中規模な傭兵集団だったのをインテリオルが裏から支援し、急速に巨大化した。
表向きは大規模な傭兵派遣会社であるが裏ではインテリオル・ユニオンの兵器開発に絡んでいる。
実力主義的な部分が強く、現代表も昔は傭兵として戦場にてその腕を振るっていた。
代表となった今でもその腕は衰えていない。また経営や謀についても有能な模様。
現在では現代表の一派を中心に過激な行動も多く、最近では独自の動きが目立つようになった。

641 :トゥ!ヘァ!:2016/09/12(月) 16:36:54 ・トーラス
第一次リンクス戦争後GAEとアクアビットが合併し、誕生した新興企業。
かつてはコジマ関係で高い技術力を誇りコジマの雄であったが、第二次リンクス戦争後
日企連をはじめとして新秩序勢からコジマ技術の禁止を言い渡され、急速に衰退している。
また一部の部門がBFFとテクノクラートに引き抜かれている。

現在は優勢だった根幹技術を禁止されたが、めげずにオーメルやインテリオルと同じく制限の緩い大型兵器の開発・研究に没頭している。

また東アジア圏のレヴナントシティの一つに外郭団体であるEGFを設立。
表向きは環境団体として設立しているが裏では他の企業と同様V系ACの研究をさせている。
トーラスだけが遠隔地に下部組織を起こしたのは近場のインテリオルとのゴタゴタを嫌ったため。

最近下部組織が環境団体とは名ばかりの新興宗教化してきているが馬が合うのか、インテリオルやオーメルの下部組織と違い両者の仲は良い。

インテリオルやオーメルと違いアクアビット系の裏ルートを使い秘密裏に黙認の可否を聞いており、遠回しであるが正式な黙認許可の言質を取っている。
無論四大企業にあだ名さない限りではあるが。



  • EGF
表向きは環境保護団体として設立されているが裏ではトーラス資本によりV系ACの開発や裏ルートでのパーツの売買を行っている。
元は過激な環境団体の一つであったが、裏からトーラスの支援がくるようになり急速に巨大化した。
環境団体とは名ばかりの新興宗教と化しており、自衛のための独自戦力を持つ。
シリウスやヴァニデと違い支援先の企業との関係は良好。
何か馬が合うらしい。両者とも緑色に縁深いためだろうか。

  • アルゼブラ
戦前は南アジアを中心として一大企業であったが、敗戦後は主要市場であるインドを日企連に取り上げられ、傘下企業であったテクノクラートに下剋上かまされた挙句、一部の技術者や部門ごと新生イクバール社として持っていかれてと散々な目にあっている。

所有していたAFをはじめとする戦力もその大半をテクノクラートに持っていかれ、現在では敗退企業の中でも最もバーテックスの傭兵に頼っている。
現在は纏まった兵数が存在するフランソワ・ネリス率いるコルセール傭兵団とバーテックスの仲介のもとで長期契約している。

他の三社と違いこれといった傀儡組織を外部へ持っておらず、ある意味最も落ちぶれた企業と言える。
だが皮肉なことにその姿勢が評価されたのか、それとも他の企業への当てつけなのか、
最も早く制限を緩和された。
現在では一定の制限付きではあるが正式にV系ACの研究と開発をテクノクラートの監視のもとで許可されている。
(AF開発は禁止、保有戦力制限は変わらず)

当のアルゼブラ上層部はかつて侮っていた傘下企業に監視されるという状況に複雑な心境を感じている。

642 :トゥ!ヘァ!:2016/09/12(月) 16:37:26
三者一辺に説明する。

  • アスピナ機関
戦前の非道すぎる実験と動員を避難され殆どの自社技術を禁止されるか、特許取り上げとなった。
そのため組織としての体を保てず実質的に解散。
解散後はその人員の多くが関係の深かったオーメルへと合流している。


  • ローゼンタール
敗戦による諸々の制限により経営がにっちもさっちも行かず遂にBFFの傘下に下った。
現在はBFFからの支援と執り成しにより、正式にACパーツの生産を許可され、
自慢の世俗知名度も使いながら地道に経営を続けている。


  • アルドラ
同じく敗戦による制限により経営がにっちもさっちもいかなくなった企業。
こちらもBFFの傘下に下った。
現在はローゼンタールと同じくBFFからの支援と執り成しのもとで細々と経営回復を進めている。



○企業と関係のない組織

  • ビーハイヴ・ファミリー
アフリカに存在するレヴナントシティの一つを拠点とする過激な宗教組織。
第二次リンクス戦争前から存在した宗教組織だが、戦争後に流れ込んできた敗退企業から流れてきた人員を吸収し、急速に規模を拡大。シティの一つを牛耳るまでとなる。
自衛のためという名目でノーマルAC含め、まとまった戦力を有する。
掲げているお題目は「世界平和」であり、「世に平穏のあらんことを」という掛け声が聞けるが、実際は宗教と暴力を巧みに使った集金業者であり、金になりそうなことや金を払わない輩にはACまで使った脅しをかけている。

シティの一つを牛耳るほどだが四大企業からすれば路傍の石ころも同然であり直接的な実害あるまでは無視されている。

バーテックスにおいては要注意組織の一つとしてレイヴン達に通達しており、
所属しているレイヴン達からは危険な団体と避けられている。

活動範囲の被るシリウス・エグゼクティブと度々衝突している。

同じ宗教系ということでEGFと何等かの関わりがありそうだが、距離が邪魔して両者とも互いの名前を知っている程度である。


  • 機甲道
東アジアにおいて活動する傭兵集団。こちらもシティの一つに拠点を置いており、
実質根拠地として支配している。
独自の武術をAC操縦に取り入れており、独特の戦術と強さを誇る。

現在は同じアジア圏を活動範囲とするEGFと小競り合いが続いている。


  • コルセール
カラードの元リンクスであるフランソワ・ネリスが率いる傭兵集団。
北アフリカに根拠地を持ち、頭領であるネリス自身はバーテックスのレイヴンとしても登録している。
拠点は北アフリカに存在しているが四大企業に認可されている数少ないバーテックス以外の傭兵集団である。
お得意様は独自の戦力が特に低いアルゼブラ。

現在は根拠地近くで勢力を増しているビーハイヴ・ファミリーやシリウス・エグゼクティブを警戒している。


  • その他のレヴナントシティなど。
第二次リンク戦争前は各地の厄介者を集め監視するために北米、東欧、中東、アフリカ、東アジアなど世界各地で無秩序に散在していたが、現在では四大企業の支配地域に存在していた分の掃討は進んでおり、特にGAのお膝元である北米に関してはその殆どが既に殲滅されている。
現在シティが確認されている地域は東欧、中東、アフリカ、東アジアであり、これらの地域に厄介者を集め、監視しやすくするお題目のもとで実害がない限り四大企業は手を出さない方針である。
各地域には幾つもの大小様々なシティが存在しており、常々争い事が絶えない。
先の大戦で敗退した企業の中にはこれらの地域に傀儡となる組織を打ち立て、裏ルートでの商売を行っているものもいる。
しかし、その多くは我の強い傘下組織に手を焼いており、関係が険悪な企業も少なくない。

また各地の反体制派の根拠地にもなっており、四大企業の厄介者を集め監視しやすくするという目的は十二分に果たされている。
有名な反体制派はストラグル(初代AC)、イミネント・ストーム(初代AC)、インディーズ(AC2AA)など。

643 :トゥ!ヘァ!:2016/09/12(月) 16:39:19
投下終了
いつも通りwiki掲載okです。

昨日出てきた4世界にVDの三大勢力が出てきたらということから書いたネタです。

日企連などが見逃しているのは「まあ抑圧しすぎて暴発されても困るし、多少の目こぼし程度は許してやるか」
といった感じだからですね。

645 :R:2016/09/12(月) 16:49:05
おつです
ビーハイブもあるのか…

ところでヴァニデじゃなくヴェニデでは?

646 :トゥ!ヘァ!:2016/09/12(月) 16:51:54
あ、すいません。書き間違えました(汗
あとで修正しておきます

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最終更新:2016年09月13日 17:25