264 :弥次郎:2016/09/24(土) 01:10:28
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 証言録7 -史実陸軍編-


「衝号爆弾ノ使用ハ人道オヨビ人倫ニ反スルモノデアリ、被害ヲ鑑ミルニ、厳ニ此レヲ戒メ、以テ至上命令とスベシ」

安田武雄中佐。
衝号爆弾(原子爆弾)についての報告書において。


「軍が民を救うなど思い上がりも甚だしいかったな……実際に救済しているのは日企連で、我々は民に寄生する害虫だ」

辻政信大尉。
軍の運用についての研究と皇道派の御目付(という名のスパイ)という役目を押し付けられ、市井の様子を見ての感想。
2.26事件を引き起こした陸軍は市民から非難轟々であり、日企連を讃える声ばかりとなっていった。


「君の意思の強さは評価できる。窮する民を救わんとする考えは良い。ただ、君は少し純真すぎる。
 暴力で生まれるのは暴力で、それは何処までも続いてしまう。動かねばと、そう思ったなら少しは政治を眺めてほしい。
 その才能は、実に惜しいのだよ」
「……」

拘留所において鈴木貫太郎侍従長と安藤輝三大尉。
安藤は史実同様に鈴木貫太郎を襲撃したが、待ち受けていた日企連の部隊に拘束された。
その後安藤は『獄死』し、鈴木は個人的な秘書を雇うことになった。


「何だあの怪物は……!?」

野中四郎大尉。
警視庁を襲撃した際に彼を待ち受けていたのは、MTスティングバグとMTサーベラスにより構成された日企連の部隊。
当然、歩兵などでは太刀打ちできず、彼も拘束された。


「日企連の軍が如何に訓練を積んでいるかは自ずと分かった。
 だが、彼我の教育の差は名状しがたいものであるな……無邪気にはしゃぐ兵たちが羨ましい」

山田乙三中将。
陸軍士官学校校長として新たなドクトリンや兵器に合わせたマニュアルや訓練計画の策定に奔走したが、その量は膨大を通り越していた。


「203高地も落ちたのだ!何とかしろ!」

日企連陸軍との演習において、無茶苦茶な要求をする現場指揮官。
旅順など比較にならない蹂躙型野戦陣地を構築した日企連に対して史実側は歩兵突撃を強行したが、百回繰り返しても結果は変わらなかった。


「効かないのに頑張りますねー」

鴨川桜子。
Vシリーズを持ち込んで史実側と演習を行った。女の操る戦車など、と侮った史実側だったが火力の限りを尽くしたが碌なダメージを与えることが出来ずに弾切れとなった。

265 :弥次郎:2016/09/24(土) 01:12:02
「何と雄々しい曲だろうか……!」
(言えない、敗北フラグだって言えない……!)

とある新世紀なアニメから『DECISIVE BATTLE』を演奏する日企連陸軍音楽隊の様子を見ての史実の音楽隊と内心焦る日企連社員。
このアニメにおいて自衛隊の扱いはアレである。


「野郎生かしちゃおけねぇ!」

某宇宙戦艦のテーマを誇らしげに演奏する日企連陸軍音楽隊に対して、たまたま見に来ていた日企連海軍の士官。


「歩兵銃まで分解するのか……」
「当然」

史実の陸軍歩兵と日企連模型屋の会話。
ネジの一つ一つまで分解し、あるいは組み立て工場の様子を詳細に記録していった。


「合法的にぶっ壊せるのっていいなぁ」
「ほんとほんと」
「よし、次は地雷で吹っ飛ばそうぜ」

寿屋と田宮を筆頭とする模型屋とゲーム制作会社の会話。
耐久試験と称してあらゆる手段で史実側の戦車や兵器を破壊し、その破壊の瞬間の映像や壊れ方の詳細な資料を収集した。


「よくもまぁこんな骨董品で戦えるもんだな」

38式歩兵銃の生産ラインの切り替えを指導しながら、日企連指導員の感想。
明治38年に採用されたサンパチは当時の数的主力であり、開戦前に99式歩兵銃が採用されたが、残念ながら普及は遅れていた。


「とりあえず載せてみました」
「……M50かよ!」

史実側の95式軽戦車の改修班がとりあえずと開発したのはM40 106mm無反動砲モドキ2門乃至4門乗せたM50オントスのようなものであった。
車内から装填できるように改良され、旋回砲塔となり、発動機の交換、装甲の増加、攻撃力の増強により素の95式よりは使えた。
改修コストも意外と安く、形状は思いっきり変化したが、導入が真剣に検討された。


「半装軌車(ハーフトラック)か。これも研究せねばな」

2.26事件を擁護してしまい、丁度良いとばかりに厄介な陸上兵器研究の役目を押し付けられた山下奉文中将。
踏破能力の高く、輸送にも適し、兵器をポンと載せれば多目的に使えるハーフトラックに注目し研究を進めた。

266 :弥次郎:2016/09/24(土) 01:12:39
「いいか、燃料は山ほどあるし車両も日企連から手に入る。あとは動かし方を学ぶだけだ。
 全面切り替えとまでは行かんが、陸軍の半分以上は1940年までに機械化を成し遂げるぞ」

牟田口廉也大佐。
『史実』の反省を踏まえ、陸軍の機械化と展開能力向上に尽力した。


「戦車戦にすら至っていないのか……」
「やっと立ち上がったばかりの赤子に走れと言っても、土台無理な話です」

宮崎繁三郎中佐と鴨川桜子の会話。
ノモンハン事件をはじめとしたソ連の侵攻に備えて戦車と戦車の戦闘の訓練を重ねていたが、根本的に戦車への理解が足りないと評されてしまった。


「これは何の冗談だ!?」
「戦車が消し飛んだぞ!」

A-10神による航空支援の映像を見せられた史実側陸軍将校の反応。


「この標的車両は一太郎と命名しよう」
「お、いいなそれ。こっちは孝次としよう」

日企連が作成したT-34やM3 M4を模した標的車両を見ての会話。
2.26事件以来陸軍への視線は厳しくなるばかりで、3.14蜂起で地に落ちたも同然となった。
腹いせのように、処刑された皇道派の軍人の名前が標的車両につけられ、派手に破壊された。


「……この年になってまだ学ばねばならんとはな」

陸軍教育総監の渡辺錠太郎大将。
教育に関わることということで、アシハラナカツクニにおいて新たなドクトリンの研究に明け暮れた。

267 :弥次郎:2016/09/24(土) 01:13:19
以上です。wikiへの転載はご自由にどうぞ。
議論を見ていたら思いつきました。
ネタが浮かばないからこんなのばっかです。海軍編もやりたいなぁ。

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最終更新:2016年09月25日 16:33