324 :弥次郎:2016/09/24(土) 20:00:08
大日本企業連合が史実世界にログインしたようです 証言録8 -史実海軍編-


「うん?なんだか違うような……」

現代風にアレンジされた軍艦行進曲を聞いてのとある史実海軍士官の感想。
参考:sm20473540


「野郎生かしちゃおけねぇ!」

某少女で戦車なアニメの劇中BGMを誇らしげに演奏する日企連海軍音楽隊に対して(ry


「可愛い娘が出来てしまったなぁ」

柴勝男少佐。響のイラストを多数贈られての感想。
その後ソ連に引き渡されたと知って卒倒した模様。


「軍縮に賛成したの私が軍拡に関わるとは……いやはや」

大角人事により予備役にいた堀悌吉中将は、日企連との紀伊型戦艦についての折衝役を命じられた。
海軍としては、やたらに無茶な性能要求を出さない人物と期待されたらしい。


「はぁ……はぁ……なんでこんなに飛んでまで戦っているんだ!馬鹿じゃないのか!?」
「飛行士への負荷が大きすぎる。おまけにろくな補給がない。こんなところを飛べるかっ!」

史実ガ島をめぐる往復2000kmの航空戦をVRで体験した岩本徹三 赤松貞明らの感想。
史実同様にほぼ休みなしで飛んでもらい、その負担の大きさを体験してもらった。
烈風改二という怪物を以てしても、度重なる出撃は疲弊を生み、逆に性能を御しきれなくなって墜落事故を招き、予備パーツが輸送中に輸送艦ごと潜水艦に沈められるなどして損耗していった。


「基地を設営し、一騎当千の構えで戦えば勝てる!休みなどいらん!何故吹抜けているのだ!
 日頃の大言壮語はどうしたのだ!皇軍の恥が!」

とある馬鹿(直球)。この後、海軍陸軍の航空隊にどこかへ引っ張って行かれ、2日後に人としての原形を辛うじて保った状態で、アシハラナカツクニの外に浮かんでいるのを発見された。偶然助からなかった。偶然。


「なんだ!?敵艦が噴火してやがる!」
「敵艦が2分に対空砲火が7分かよ……!」
「残りはなんだ!」
「決まってる、落とされた機体だ!」

全盛期のアメリカ海軍(マリアナ レイテあたり)の対空砲火を再現したシミュレーターを体験する史実一航戦。
シミュレーターに躍起になって挑んだが完敗。憑き物が落ちたように新兵に優しくなったようである。

325 :弥次郎:2016/09/24(土) 20:01:01
「天城と土佐には、これを使ってくれ……頼む」
「承りました。必ず、良い戦艦としますよ」

艤装工事に参加することになった七篠技師にとある鉄を引き渡す史実側技師と造船関係者たち。
非公式に保管されていた土佐の部品や浮桟橋となっていた天城から切り取られたそれは、質が劣ることも承知で紀伊型戦艦『土佐』『天城』に使用された。


「長く飛べることが零戦の利点にして強み。しかし、それは同時に飛行士を苦しめるものとなるか……」
「性能の良すぎる戦闘機が逆に殺すか……こまったものだな」
「二郎、どうする?」
「いくらか案はあります。ただ、軍や飛行士に同意してもらう必要があります」

三菱飛行機において、軍の担当者と議論を交わす技師たちの会話。


「こんな外道をやれと言われて、ハイと言っちまった自分が情けねぇ……一家の長として失格だぁ」

野中五郎中尉。桜花の模型と、その意図を教えられて一言。


「戦闘指揮がここまで過酷とは……従来のやり方では至らぬところがある。日企連から多くを盗まねば。
 帝都を、否、帝国を焼かせてたまるものかよ」

大西瀧次郎大佐。本土爆撃を想定した戦闘指揮シミュレーターを経験しての感想。
ドゥーリットル爆撃やB-29などを想定したものだったが、対応が後手に回り、苦い思いをする羽目になった。


「日企連の魚雷と乙標的を搭載した潜水艦が200隻もあれば、アメリカ海軍を壊滅させることができるだろう。
 問題は、アメリカがおかわりをいくらでも用意し、その度毎に進化してくることだ」

佐々木半九中佐。
潜水空母を絶賛する潜水艦乗り達を戒めて。


「ふぅぅはははははは!我ぁが日企連の技術力ゥワァァァァァァァアアア世界一ィィィイイイイ!!!!」
「」
「」
「」
「」

史実側に見せつけられたAFをも想定した日企連製対艦貫通弾『朱槍』。
外だけが頑丈で、内側からの爆発に弱いという特殊な合金によって構築されており、ロケットエンジンと空気を一種の液体とみなしたプラズマ・エア・スーパーキャビテーションによって最高でマッハ1以上を叩きだす。
それ自体の運動エネルギーはもちろん、内部で爆発することによって戦艦であろうとも致命的な一撃を与えることが可能。
誘導はスーパーキャビテーション魚雷と同じく非常に厳しいが、モニター艦などからの遠距離狙撃が可能となっている。
貫通するかもしれない?途中で燃焼終了し、あとは慣性で飛んでいき、着弾直前には逆噴射かけてる。
外れると当然自爆。ただ、飛んだ次の瞬間には命中しているようなものなのでよほどのことがないと回避不可能。
ネックはレールガン並の当てにくさ。AFに対してはリンクスが向かった方が速く、ダメコンがマジキチなため予想以上に効果が低かった。
しかし、史実側の艦艇にとっては何の慰めにもならなかった。

326 :弥次郎:2016/09/24(土) 20:02:07
「我ながら良い出来だ。至高の戦艦だ。大和型にはレーザーキャノンか陽電子砲だな!」

紀伊型の設計図を作成しながら夢を語る水沢技師。
しかしその大和型の案は当然ながら却下された。


「ではこの建造計画お願いします」
「ええ、任せてください。足りなくなれば、最悪、海上都市ごと補給運搬に向かいますから」
「えっ」

柿本権一郎大佐と日企連技師の会話。
間宮型および伊良湖型給糧艦や高崎型高速給油艦 大鯨型潜水母艦をはじめとした補助艦艇整備計画「カク4」の担当者となった柿本は日企連との折衝に奔走した。なお、相手は常識が通用しない企業だった模様。


「好きなところに基地を設営し、制海権を維持できる。なにしろ、海上基地を動かせるのだからな。
 アメリカには戦争になったら精々我々以上に疲弊してもらうとしようか」

山本五十六中将。対米戦の戦略見直しの会議の場において。
日企連の援助があれば、堅牢な海上要塞を巨大な空母に見立てた遊撃作戦さえも可能であった。
当然、アメリカは常に不利な配置での戦闘を強いられることになる。


「ドーモ、山本=サン。憲兵です」
「アイエエエエ!?(ry」

クイーンズソード行きの連絡船に紛れ込んだ山本=サンと憲兵=サンのアイサツ。
海軍内部で娯楽として忍殺な漫画・小説は実際人気を博していた。スゴイ!


「彼女に手を触れようと考えただけで不敬だぞ。御召艦なのだからな。
 ついでに言えば飯は量も味もよかったしな。あれは勿体ない」
「えっ」

山口多聞大佐と加来止男中佐。クイーンズソードを軽巡洋艦五十鈴で護衛しながらの会話。


「大きく作って、あれこれ試せばいい。儂の作った夕張とは逆にすれば良い」
「なるほど……」

多目的な兵装試験艦を兼ねる大型巡洋艦『秩父型』の設計図案を宇野技師に見せる平賀譲。
巡洋戦艦並の排水量ながらも、通商破壊任務やモニター艦としての側面が強く、さらに史実側の未熟で大型な電探を搭載するスペースや電力 排水量を十分すぎるほどに確保していた。


「あ、そのままで」
「」
「」
「」
「」
「」
「」

白熱した議論が交わされていたアシハラナカツクニ会議室に、唐突に史実側のあの御方が。

327 :弥次郎:2016/09/24(土) 20:02:50
以上となります。wikiへはどうぞ転載してくださいな。

殺伐としたスレに(ry

ゆっくり書き進めたつもりが一気に出来上がってしまった。楽しいですねぇ。
ツッコミはご自由にどうぞw

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2016年09月25日 16:49